2021年夏ドラマ-彼女はキレイだった一覧

彼女はキレイだった 10話(最終回) 感想|一部どころか一瞬生放送だったw

 

f:id:rincoro_ht:20210706221844p:plain

 

書きたい事がいっぱい…

えーと…どこからツッコめば良いのやら…

 

まず、玉ねぎに指輪を通すサプライズはダサい!(笑)

ドレッシングのCMも含めて、ここまで玉ねぎを推してくるか…と笑ってしまいましたわ。

もうオニオンリングじゃないですか。

いくら汁が染みていないツルツルな皮であろうが、新鮮な玉ねぎのつもりであろうが、

生の玉ねぎが嫌いな私からしたら、あの皮に触れただけでエキスが染み込んで

匂いが付いているんじゃないかって気になっちゃうので…

私が愛(小芝風花)だったら、出来るならば交換してもらいたいですw

あと可笑しかった所と言えば…感性がおかしくなっているのかなぁ…

あのディープキスのシーンでキュンキュンどころか笑いが堪え切れなかったんですよねぇ…。

だって、家に引き戻した次のカットではもう食いついているんですよ!?

いや待て待て。急過ぎる。そこは一回勢いで抱きしめて

ゆっくりキスしてからだな…と動揺してしまったのでした。

 

最終回、そんな感じでいろいろツッコミながら見ていましたけど、

複数のエピソードを詰め込んだ構成になっていたためか、

全10話で予定通りのはずなのに打ち切りにでもなった?感は否めませんでしたね。

楠瀬(赤楚衛二)の件にしても…施設育ちや孤独だった過去に触れられていたのを考えると、

広げようによってはもう少し面白く出来た気がするんですが。

最終回前にパッと出てきて、10分もしないうちに廃刊を撤回させて去っていくんじゃあ、

樋口に別の顔を持たせた意味って結局何だったのかと思えてしまって。

正体についてもっと驚きたかったですし、せめて、「あ〜!だからあの時そうしてたのか…」と

当時の行為を振り返れるような"余白"が欲しかったです。

 

ちなみに、生放送は"一部"じゃなくて"一瞬"。

あるシーンを確認しにTVerで見返しましたが、

TVerバージョンには収録されていないのでご注意を(?)

まぁ、天気が味方して、2人の関係性を象徴する傘を差せる雨模様だったのが

本作らしくて良かったのかな?とは思いましたけど…

それにしても、カットしても何ら支障がないほど一瞬でしたね。

文章で説明すれば、2人がどこだか分からない場所の屋上から夜景を見ただけ。

一文で終わる(笑)

愛は虹にでもなったのかと思える5年後を挟むよりかは、

2人が再会してから始まる物語なのだから、あそこを「2年後の再会」シーンにして

夜景をバックにキス…というベタでロマンチックなラストで締めた方が

余韻は残っただろうし、生放送の醍醐味が感じられたのかもしれませんねぇ。

 

…火9枠最後の作品として良い形で幕を閉じられたとは言えませんが、

どんなに理不尽な目に遭ってもへこたれない芯の強い女性を演じた小芝風花さんと、

視聴者の心の拠り所となった樋口@赤楚衛二さんのお陰で

何とか楽しめたような作品だったんじゃないでしょうか。

納豆をかき混ぜる時は思い出します!!(泣)

ただ、初期設定は本当に大事ですよ…

その設定で登場人物を好きになれるか、あるいは性格が変化するまでの積み重ね方次第で

面白さは大きく変わる事に改めて気付かされたので。

"佐藤愛"以外の人には不快な態度をとっていた時の記憶はなくなり、

なぜか途中から「宗介はずっと優しい"あの頃"のままだった」で

印象が挿げ替えられていたのがどうも解せなくてですね…

ダサい服もモジャモジャ頭も大好きだと言ってくれていた樋口じゃなくて

なぜ宗介しか見えていなかったのか、

その点に対するモヤモヤはずっと残り続けると思います(汗)

 

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓今までの感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


彼女はキレイだった 9話 感想|イチャコラしてる内に樋口の裏の顔が明かされる

 

f:id:rincoro_ht:20210706221844p:plain

 

過労だったんですね。まぁ…そっちの展開で良かったわ…

何の予兆もなく不治の病展開になったら困惑していたかもしれないんでね。

しかし!それ以上に怖かったのは、以前の自分の性格を覚えていない所!!!

横断歩道で倒れた時にマジで頭打って記憶が飛んだんじゃないかと

思うくらいの変わりようったらありゃしない(笑)

鳥のフンがついてもにやにや…転んでもにやにや…オフィス内でもにやにや…

「恋したのかな?」って社員に言われてましたけど、私にとってはホラーでしかなかったです。

初期設定があんなに酷くなければ、

今回の描写も「分かりやすくて可愛い♪」レベルで留まったのかなぁ…

いや、隙あらばキスする所に束縛心の強さが現れ出ているから、

やっぱり魅力的には映らないのかも…?

 

内容自体は、最終回に向けて

まだ残っていた「縦軸=モストの廃刊」をお掃除したって感じ。

なので、物語の進行はまったり。

にしても、宗介(中島健人)がモストに対してあそこまで思い入れがあったのが意外で…

あの回想を挿入するんだったら、"佐藤愛"に一途になる気持ちや、

樋口(赤楚衛二)を巻き込んでの三角関係を描く事だけに専念せず、

副編集長と社員達との関係性とか、雑誌への愛とか、社内におけるそれぞれの社員の役割とか…

せっかくの連続ドラマなんだから、もう少しいろんな登場人物を巻き込みながら

メインとなる舞台も肉付けして行って欲しかった気はします。

最終回前になって「ここで働くみんなとモストを制作してきた時間が宝物だった…」演出を

いきなりやられても…人が変わり過ぎているもんだからあんまり心に響かなかったんですよね(汗)

 

そして、樋口は物語を大きく動かす人物として1人で働かされ過ぎな件。

小説家・楠瀬凛の正体は…いや、実は副編集長の顔も持っているのか?と予想していましたけど、

半分当たって、半分違ってました。

宮城(本多力)が副社長に就任するパターンは全く読んでいなかったー!(笑)

で、どんな方向に進むんですかね、最終回…?

正体を明かしたのは、愛とは"最高の友達"であるとけじめをつけるためなんですかね。

 

どんな方向?と言えば、もう1つ気になったのは

愛(小芝風花)が「才能なんて〜」と言った時の夏川先生(日高のり子)の表情。

まだ続きがあるとしか思えなくて。

モストが本格的に廃刊になって、○年後に夏川先生の指導の元

絵本作家に転身するのもあり得るのかも?

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


彼女はキレイだった 8話 感想|宗介は記憶喪失にでもなったの?

 

f:id:rincoro_ht:20210706221844p:plain

 

ツッコミつつ何やかんやで好意的に見ていたんですけど…

今回の宗介(中島健人)の別人っぷりや、お仕事パートの雑な描かれ方には

さすがに冷め切ってしまいましたなぁ…。

 

後者から先に書いてしまうと、

会社に出勤し続けている社員たちには…てっきり、副編集長が助けを求めた時に

実はあれから私達も反省していて資料や企画書を集めていました!みたいなサプライズで

"デレ"の対応をしてくれるんじゃないかと期待を寄せていただけに、

ただサボっていただけだったのは残念でしたし。

人生をかけるほどの雑誌好きであれば、彼が黙っていたのは確かに許せなくても、

廃刊という現実を受け入れられなくて隠していたとは考えつかなかったのかと

疑問でしかありませんでした。

結果的に「みんな大人気なかった」という単純な解決方法で終わった理由としては、

廃刊という危機的状況を描く中で

合間合間に三角(四角)関係を混ぜ込んだ構成になっていた事が、

愛(小芝風花)が今何に対して悩んでいるのかが分かりづらい複雑さを生んで、

そっち方面での話を尺の都合で膨らませられない所から来てしまったんだと思います…。

 

で!宗介は前回までとは最早違う人な件。

タブレットに集中し過ぎて周りを俯瞰的に見られていないからなのか?

愛が自分を避けている事に対する解釈が的外れだったんですけど(笑)

「君の友達」っていう、まるで"自分の知らない人"風の言い方をしていた辺り、

あの場を去って放置した梨沙の事は頭から抜け落ちているようですし、

ついでに言えば、同姓同名である愛の名前が気に入らないと言っていた過去も忘れているみたい。

「俺だけ苦しんでた」はい?あんなにいろんな人にパワハラしてたのに??

羽田空港の回や外国人デザイナーの回を見せてやりたいわ!とも思ってしまいましたわ(苦笑)

つまりは…「彼女はキレイだった」というタイトルからして、

"可愛くてキレイだった当時の佐藤愛"に理想を重ねているだけで、

"佐藤愛"と名乗っていて、その人がキレイな人であれば誰でも良いって事なんですよ。

梨沙からのメッセージの「ずっと好きでした」に

申し訳ない感情を浮かべる事なく微笑んでいたのがそれを物語ってましたしね。

 

最後の急病の件については…

うーんと、最終回でバッドエンドになりがちな"韓ドラあるある"設定ですか?←個人的印象

急激なダイエットで体に負担がかかったのかなぁ…(苦笑)

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

 

 

 


彼女はキレイだった 7話 感想|樋口を抱きしめてあげたい人続出の回

 

f:id:rincoro_ht:20210706221844p:plain

 

樋口(赤楚衛二)………やっと"漢"を見せたのに、樋口………………(泣)

主題歌が彼のいる場面でまた流れる辺り、もう彼のためにある曲みたいなもんでしょう。

曲調と心情のシンクロっぷりが半端ないのよ…。

 

今期のフジドラマ、木10のミッチーもそうですけど、人間が出来過ぎているんですよねぇ。

だから、頑張っているのが報われない姿を見るのが辛い。

でも、最後のシーンで、樋口に足りないものが何か、

宗介(中島健人)と決定的に違うものが何かがハッキリ分かってしまった感じかな…。

好きな人ファーストな性格が邪魔しているのか、

普段から大胆な行動が出来ない所が欠点なんだと思います。

 

あの時は体を壊してまで探しに行ったんだから、別に隠す必要もなければ、

なんなら「記事見て心配になって行ってみたんだけど大丈夫だったの?どっか怪我してない?」

くらい言って愛(小芝風花)の気を引かせる事だって出来ただろうし、

愛が宗介を探しに走ってしまうのだって、物語の設定上仕方ないにしても…

走る手を引っ張って勢いでキスする事も出来たはずで。

そもそも、ジャクソンという呼び方に本気度が伝わってこなかったですもんね。

急に下の名前で呼び捨てしたら、ドキッとさせられたのに…。

視聴者は彼が1人で抱え込んでは何もなかったかのように振舞おうとする姿を見てきただけに、

二度とチャンスはないと確定したラストはもう…絶望以外の何物でもないです(泣)

 

一方で、宗介はかなり自分を優先しているのが分かりやすい(苦笑)

凄いよね。梨沙(佐久間由衣)が愛じゃないと知った途端、

なぜそんな事をしたのかの理由も聞かずゴミのように捨てるという。

手紙も書いてきたのに人の話を聞かない。梨沙も元々カミングアウトしようとはしていた。

「話がある」って言われたのにスルーしたのはそっちじゃん!

って心の中でツッコみましたよw

 

ここ最近ツンデレ描写が増えてきて、せっかく(良いように)当初の嫌な印象を

忘れかけていたのに、また回想を流すもんだから、

やっぱり彼とは長く続かなくね…?と思ってしまって。

椅子の高さを調節する時の顔の近さだったり、

飼い犬と言わんばかりにバッグのヒモを引っ張ったり、

半ば強制的に自宅に連れ込んだりするのは"好きだから"やっている行為だけど、

それは愛も彼への想いは同じだから成立しているのであって、

人によってはモラハラに見えてしまうかもしれませんし。

大体…振り方に優しさの欠片もない人ですよ?

仮に付き合って同棲したとして、愛に興味がなくなったら

バッサリ捨てそうな気がしてなりません(汗)

 

という訳で、うーん…2人の両想いは応援しづらいかなぁ…?

「16年前の思い出」という共通点がないまま出会っていたら

好きになる可能性は限りなく低かったとも考えられますしね。

 

ところで、「気がつくと君の事ばっかり考えてる」

「そばにいたいんだ」「君が好きだ」の胸キュン台詞三連発…

あのシーンだけ"長谷部宗介"じゃなくて、"セクゾ中島健人"に見えたのは私だけ?(笑)

大サビ前に言ってそうな感じ。 

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

 


彼女はキレイだった 6話 感想|梨沙の好感度が宗介を下回った瞬間

 

f:id:rincoro_ht:20210706221844p:plain

 

 

いや〜〜やりおったなぁ…。っていうか、まだ引っ張るんですね(苦笑)

梨沙(佐久間由衣)が宗介(中島健人)の気を引く"あの"シーンで

私の彼女に対する疑念が確信に変わりましたよ。

愛(小芝風花)との仲を壊したくないから打ち明ける!という決意を見せて

期待を寄せていた3話から数週間、

中々言わないな…こりゃ隠し通して近づく方向に変えたな…?とは思っていましたけど、

彼への想いを諦めきれなくて出た行動が

愛が大切にとっておいているパズルのピースを見せるというのには結構衝撃的で。

"あの頃"を象徴する確固たる証拠があれば

今までの辻褄の合わなさを解消出来ると考えたんでしょうねぇ。

個人的には、最後の待ち伏せシーンよりも、親友の思い入れのある品を奪った点で

梨沙への好感度はダダ下がりになったのでしたw ←あ、中の人は好きです

 

しかし、「ラブストーリー」としては今回が一番磨きがかかっていた気がしています。

ロマンチック演出重視なのか、

梨沙と別れた時には昼で、走って現場に着いた時には夜という時間の早さだったりとか、

(途中タクシーを利用して探し回った事にしておく…)

タクシーが宗介の住むマンションに着くのとほぼ同タイミングで着いていて

距離間がイマイチ分かりづらかったりだとか(これもタクシーを利用した事にしておく…w)

いろいろ雑にあしらわれている部分はあったんですが、

何と言っても、主題歌がかかるタイミングが良かった。

しっとりとした曲調が、間に合わなかった樋口(赤楚衛二)のやるせなさや、

宗介と梨沙が会っているのを見てしまった愛の動揺といった感情を増幅させる上で効果的でした。

 

そして、王道設定である、好きな人を巡っての三角関係についても、

愛は当時の初恋相手が見た目も性格も変わってしまい

"あの頃の愛"に中々気づいてくれない「昔と今とでは違う」現実に苦しんでいたのに対して、

梨沙は昔じゃなくて"今の自分"を見て欲しいのに「昔も今も同じでしょ」と言われた現実に

苦しむという対比がされる事で、

宗介が選ぶのは果たして今の姿"も"受け入れている愛か?

それとも今の姿"だけ"を見せたい梨沙か?という

三角関係だからこその面白さを引き立たせる作りに仕上がっていたと思います。

 

宗介も徐々に喜びの感情が豊かになってきた辺り、

やっぱり序盤のパワハラ描写はいらなかったよな…という想いは未だに残りますが、

今回の内容を見るからに、最終回に向けて今後も上手く盛り上げてくれる事でしょう。

ほんの少し、期待しております。

 

ところで、最後に余談ですが…

宗介と2人でカフェにいる時の佐久間さんの服装。

顔立ちもスタイルも異次元に近いほど端麗な彼女に

あの黒いワンピースはちょっと似合っていなかったんじゃないですかね?

いつもみたいな派手めな色遣いの方が

"お姉さん"感?バービー人形っぽさ?も増して映えるのに。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


彼女はキレイだった 5話 感想|彼女はキレイになった!←そりゃそうだ

 

f:id:rincoro_ht:20210706221844p:plain

 

水を買いに行かせるのが愛(小芝風花)じゃない時点でおかしいと思いましたよ。 

羽田空港以来の理不尽極まりないエピソード、キタコレ…ですな。

クビとか、後は謹慎処分だとか、主人公をハプニングに遭わせる形で劇的な展開を呼ぶくだりは

ドラマにおいてインパクトを残しやすいし、盛り上げ所も作りやすいんでしょうけど。

本人の落ち度が少ないのに、全ての責任を取らされるパターンって

本当に好きじゃないんですよねぇ。

元はと言えば水が違うだけでブチ切れたデザイナーが悪いし、

車を斜めに停めた事を事態が収束してから言う里中(髙橋優斗)も悪いし、

そもそも、そんなに高価なドレスだったら、新人社員じゃなくて

警備員に任せるべきであって、管理の仕事を甘く見ていた宗介(中島健人)も悪い。

まっ、最後には一応頭を下げてくれただけマシでしたけど…

羽田空港の件と、向こう側が何も反省していない事についてはまだ根に持つかもしれません(笑)

 

で、これは前々から書いていますが、なぜ樋口(赤楚衛二)が報われないポジションなのか

不思議でたまらなくって。

梨沙(佐久間由衣)に宗介と会っている事を愛に話すべきだと伝えたのも、

愛の頑張りを尊重し続けたのも、宗介に愛を復帰させるよう促したのも

全部彼のお陰だと考えると…周りに影響を与える意味合いでは

一番主人公らしい活躍をしていると思うんですよ(笑)

なのに一向に振り向いてくれない悲しさ。

「手短に言うと、俺、彼女の事好きなんで」この宣戦布告も文字通り手短なのがかっこいいし。

イケメンだし。人のために動ける積極性もあるし。

2週間前からの「実は私…」のくだりを邪魔してきたのだけはあんまり好まなかったものの、

もう宗介じゃなくて、樋口で良いやん…という気持ちは変わりないです。

 

そしてもう1つ印象に残った事と言えば…

ここに来て、まさか愛がストパーをかけてくるとはねぇ。

パーマ頭も見慣れてきたし、

何なら、最初の頃より落ち着いて来たんじゃないか←多分気のせい とさえ思っていたから、

このタイミングでイメチェンするとは予想していませんでした。

だったら入社してきた時点でストパーかければ良かったのに!ともツッコミたくなるんですが、

きっと、彼女の意志の変化がそうさせたんでしょう。

仕事にも、宗介への想いにも本気で向き合いたい…

愛の輝き溢れる表情は、そういった決意の固さによるものなのが伝わってきて、

単にストレートヘアーになっただけじゃないと思わせる小芝風花さんの演技はやっぱり凄かった。

でも、女性の私が惚れかけたように、

宗介も見た目が変わったら惚れて、態度を変えるようになったら…

それはそれで結局、分かりやすい美人が好きなだけなんだなぁっていう

モヤモヤは残りますな(苦笑)

まぁ、第一印象が重要視されている世の中ですから、そこは仕方ないっちゃ仕方ないのかしらね。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


彼女はキレイだった 4話 感想|実は私…の続きは2週間後

 

f:id:rincoro_ht:20210706221844p:plain

 

愛(小芝風花)と一緒にいる時間を作りたいがために

手間をいくらでもかけられそうな納豆を混ぜて

食事しようとする樋口(赤楚衛二)…発想が可愛いなぁ。

オフィスで納豆&剥きっぱなしの玉ねぎを雑貨代わりにとなると、

臭いが充満しないかかなり心配なんですけど。

まぁそこは、フィクションだから無臭の世界だったって事にしておけば良いですかね(笑)

 

正直、愛と宗介(中島健人)の恋の行方を見守るより、

こんな感じで、樋口を応援するスタンスで見ちゃっているんですよねぇ。

納豆ももちろんですが、スマートに薬を渡すだけかと思いきや笑い所まで押さえて、

でも全ての関係図を把握してしまった時は空気が一変するくらいの表情をして、

2人の仕事が泊まりだと知ったら今度は思いっきり悔しがって…って

1時間の中でいろんな感情をコロコロ見せてくれるから面白いんですよ。

もう赤楚くんが主演の方が楽しめたんじゃないかという気すらします。

 

宗介も前回からポンコツ具合が滲み出て、2人の距離が縮まってはいるものの…

そうなればなるほど、

じゃあ職場で偉そうにしてたのは何だったんだ?

なんて引っ掛かりを覚えてしまって。

愛を幼少期の初恋相手と重ねているから、愛"だけ"にはデレるようにはなったけれど、

社員に対する態度は相変わらず感じ悪いままですし。

最初のロケハンの雰囲気も、タブレットをガン見、「ああ」「んん」の適当返事。

車を事故らせたのは自分なのに反省の気持ちもなし。

特別な想いが絡んでいない状態="素"の部分が現れるだけで、

根本的には変わってないんだとガッカリさせられるので…

せめて、優しくてどこか放っておけない愛との出会いを通して

人との接し方を改める過程もさり気なく描かれたら

1話2話の印象は最悪でもまだ取り返しはつくと思うんですが、

彼の性格面には踏み込まないつもりなのかなぁ。

 

で、「実は私…」で2週間も引っ張り続けるんですね。

2週間も引っ張っておいて、あの人気のない静かな場所で突然トラブルが起きて、

結局言えなかった!っていうアバンで片付けたら怒るでしかし(笑)←もちろん冗談

そろそろ正体はバラしてくれないと、話が停滞気味になってしまうので…お願いしますよ。

っていうか、幼少期の愛との思い出は鮮明に思い出せるのに、

目の前に本人がいて、仕事で一緒にいる時間が長くても

「もしかして…?」って勘づかない宗介…鈍感過ぎません?

傘を持っているのも見ていたのに。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


彼女はキレイだった 3話 感想|「まだ見られる」くらいのレベルに

 

f:id:rincoro_ht:20210706221844p:plain

 

3話にして急に優しくなり始めた宗介(中島健人)。

不快だの、イライラするだの、視聴者の彼に対する評判があまりにも悪かったから

テコ入れでもしたのか?ってくらいのキャラ変っぷりですね(笑)

 

廃刊の話を愛(小芝風花)が盗み聞きしていて、

隠れているのに驚いた時のリアクションに子供の頃の宗介の面影を感じさせたり、

救急車のトラウマは母親の死が関わっていて、それを今でも引きずっている事が発覚したり…

人はこうやって弱点を見せて、初めて魅力的に映るとは言いますが…

彼の場合は、前回の羽田空港の件を筆頭に、酷い部分ばかり描かれてきたからなぁ。

極端な描写が本当に勿体なかった。

それに、好意を寄せる相手と気に入らない相手で態度を変える人だと

分かってしまっている以上、この先両想いの方向に向かっても応援出来ませんしね(苦笑)

たまたま自分の好きだった愛と重なったから優しくしただけで、

また社内で出会った頃の彼女と同じポンコツな人と接したら

恫喝するんでしょ?とも思ってしまうため、彼に対するイメージはそう簡単には変わりません。

まぁでも…本作は宗介のパワハラ気質な所が嫌で、視聴継続するかリタイアするか

今回で見定めるつもりだったので、今までよりも「見やすい」「何とか見られそう」くらいの

レベルに昇格したのは良かったです。

 

そして、本作を視聴する延命措置をもう少しとろうと決めた理由は、

四角関係になる梨沙(佐久間由衣)と樋口(赤楚衛二)の人柄が見えてきたから…

っていうのもあります。

成りすまして親友の初恋相手に会ったら、禁断の恋に踏み出してしまうという

想定内のルートを脱出し、一番傷つくのは愛だからと自ら引き下がった姿には

どうやら2人の間に本物の友情がありそうで意表を突かれましたし、

樋口を演じる赤楚さんはもう…明るく気立ての良い笑顔の奥底に

チクリとする傷が同居しているような表情が印象的で、

演技をまだまだ見てみたい気持ちにさせられました。

「チェリまほ」もそうでしたけど…やっぱり繊細な役が合う方なんだなぁ。

 

前回では仕事メインでほぼ無視されていた幼少期の設定も、

数々の「物を落とす」くだりを 後のパズルのピースの伏線回収として繋げたり、

宗介を雨の中錯乱させるなどして、ガッツリ活かしてきた感じ。

本作にとって重要であろう正体バラシの件を、

酔っぱらった勢いの電話で…という淡々とした見せ方で終わらせなかったのは安心しましたし。

特に、愛がジャケットで守るシーンは、宗介が彼女を見る顔の角度まで一緒で、

離れたくても離れられない"運命"を感じさせる点で

ロマンチックに演出されていたと思います。

 

さっきも書いたように、宗介を好きになる事は多分ないけれども、

今回くらいのバランスが続けば、子供の頃にいじめられたのを引きずっていて

人とのコミュニケーションの取り方が下手になっている…と脳内補完しておけば

いけそうな気はしてきました。

なので、次回以降も"イライラ"控えめでお願いしたいですw

 

 

↓次回の感想はこちら↓ 

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

 


彼女はキレイだった 2話 感想|宗介がサイコパス過ぎて普通に怖い。

 

f:id:rincoro_ht:20210706221844p:plain

 

原作があるのに…

ファッション雑誌業界が舞台の話、宗介(中島健人)が副編集長…という設定が

ただの"お飾り"に見えてきてしまって仕方ないんですよねぇ。

人気雑誌の廃刊の危機が迫っているにもかかわらず、なぜか他人事な編集長。

本来は社内の歳の近い先輩が教育係につくはずが、結果的に親友である梨沙(佐久間由衣)に

付き合ってもらっちゃっている(その割には髪型のオシャレには触れない謎)。

そこらへんはフィクションだからと超好意的に解釈すれば良いけれども、

準主人公である宗介を副編集長にした以上は、仕事が出来る部分もサラッと描いてもらわないと、

「なぜ若い彼が??」という疑問だけが残って、話に入り込みづらくなってしまいます。

 

基本的に傍若無人な性格でも、報連相はきちんと行うとか、

自分の失敗を認める度量があるとか、

部下のスキル向上のために提案をしてみる部下想いの一面があるとか、

一緒に仕事をしていくうちに「意外と良い人なのかも」と思える方向に傾いたら

魅力的に感じるのでしょうが…その"良い人"らしさを振りまいているのは恋愛方面だけ。

「好きな人の前では優しくする二面性」「四角関係」をメインに描きたいんだったら、

同僚の設定でも、他の業界に置き換えても何ら支障はないでしょうし…

そもそも、初回で説明があった容姿の変化のくだりについては

今回はほぼなかった事になっているのも考えると、

向こうの国の原作を借りる必要はなかったのでは?とすら思います。

要は、恋愛パートを立てるために、本作独特の設定も、仕事パートも

中途半端に扱ってしまっているという感じですね。

 

いくら所々でポンコツな部分を見せて

「普段は毒舌ドS男でも意外と可愛いとこあるじゃん!」って思わせようとしても、

嫌っている愛(小芝風花)には理不尽な目に遭わせ、

愛だと思い込んでいる梨沙には親身に付き添ってあげるという

人によって露骨に態度を変える様子を見ると、普通に怖くてなぁ…。

どうせ後半になるにつれて宗介が心を入れ替え、

最終回では愛とくっつくオチにはなるんでしょうけど、

彼女に夢中な時はデレデレでも、気に入らない所が目立ち始めると

分かりやすく冷たい態度をとる未来が想像出来るので

素直に受け入れられそうにないです(汗)

 

何話か引っ張るであろうカミングアウトのくだりをもうしてしまうのだけは意外でしたが、

彼女が愛だったと知ってからどう動くか…ですね。

もしこれで梨沙の時みたいに急に胸キュン行為とかし出したら、

正直、サイコパス以外の何者でもないので(苦笑)

ゾッとした気持ち悪さを感じたら、速攻リタイアします。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

 


彼女はキレイだった 1話 感想|まず髪の毛縛る所から始めよう?

 

f:id:rincoro_ht:20210706221844p:plain

 

うーん…前々からこの手のドラマを見ると思うんですけど、

なんで容姿にコンプレックスを抱えている「冴えない系女子」を

かわいいorキレイ系の女優さんに演じさせてしまうんでしょうね。

顔が整っている時点でまず現実味が持てなくて、話に引き込まれないんですよ。

主人公の"劣等感"を強調するために、親友役に脚の長くてモデル体型な佐久間由衣さんを

キャスティングしたって事なんでしょうが…それにしても無理がある。

 

諸々の設定に関しても、チリチリ頭が嫌なのに頑なにヘアゴムで縛ろうとしないとか、

面接時に口紅塗ってあげるほど親身に接してくれてる親友がなぜか髪の毛には触れないとか、

顔を見たら「可愛らしい顔してんのにもったいないよお姉ちゃん」って言いそうなものを

極端にハズレ扱いするクズ客とか、

父の遺伝子が出てきて急に髪の毛がチリチリになったとか、ツッコミどころが満載過ぎて。

その上、特に真新しい要素もないのにもかかわらず、

再会までの流れに尺をたっぷり使った所に冗長感を覚えていたので、

せめて新しい職場で出会ってからが面白くなれば…と僅かに期待してみたんですが、

"ドラマ"で描かれるファッション業界らしく、ハラスメントな描写が盛りだくさんなのにも

うんざりしてしまいました。

 

宗介(中島健人)は「毒舌」「ドS」キャラとの事ですが、

あれはただ感じ悪いだけなんですよね。

副編集長まで出世した人が、新人がポンコツで好きな人と同じ名前なのが嫌だから

「総務部」呼びって…なんか子供じみてませんでしょうか。

首にぶら下げている社員証をグイッと持ち上げるのは最早パワハラですし。

編集部のみんなもみんなで、ファッションの知識もまともに教えてやらない、

撮影現場での手順も仕事のコツもまるで彼女が既に知っていて当たり前みたいに接して、

元々はテキパキとこなせる方なのに「出来ない子」風に主人公が描かれるのは胸が痛い…。

「ボス恋」もそうでしたが、ファッション業界って新人を見下す人ばっかりで、

常にマウント取り続けてギスギスした環境なんですかねぇ。

 

そして、視聴前に予感していた「火10っぽさ」も見事に的中…。

関テレ制作だからか、全体的な世界観や演出は火10枠よりは落ち着いているものの、

無駄にドギマギさせる壁ドン演出とか、気になる人と2人っきりのエレベーターが停止とか、

胸キュンさせる要素があまりにもベタで、そういうシーンが来るたびに私の心は冷めますね…(汗)

 

トンデモ設定でも、思いっきりボケに全振りするか、

コメディテイストにするかの二択だったらまだ受け入れられたんでしょうけど、

次回以降もこんな感じだと視聴は厳しいかもしれません。

こちらも全然期待していませんが、

来週から始まる「プロミス・シンデレラ」と合わせて判断してみます。

 

…あれだけ酷い扱いを受けるくらいだったら、チリチリ頭はそのままにして、

帰宅してから職場で嫌がらせしてきた人達に毒舌吐きまくったり、

妄想の世界でキックをかましたりする痛快スカッとコメディとして見たかったかなぁ。

せっかくの小芝風花さんなのになぁ…。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net