2020年夏ドラマ-恐怖新聞一覧

恐怖新聞 7話(最終回) 感想|ツッコミ甲斐のあるドラマでした(笑)

 

f:id:rincoro_ht:20200830023431p:plain

 

ちょっと待って…アンケートの形で契約者を引き継がせた作戦は優秀だけど、

普通、街中で不特定多数に配る用紙に名前って記入しなくないか?

性別と年代に丸を付けるだけじゃないのか??と疑問に思ってしまいました。

あ…そこ、気にしたら負け?こうしないと話が進まないってね。

はい、分かりました(笑)

 

終盤は詩弦(白石聖)が亡くなってしまう展開を存分に描いて、

最後の最後で「ん?詩弦が今度は配達人になってる?」という意味深なラストを

チラ見せして終わるのかと考えていたので、

まさか"配達人サイド"で世代が代わってからの話もガッツリやるとは思わず、

鬼形(坂口涼太郎)が登場してくるまでは冗長感があるような気がしなかったでもないですが。

まぁ、彼のシーンがいろんな意味で面白かったので良いかなぁ〜…とw

 

ガクガク踊り凄いな!急にスケキヨみたいなマスク剥がし来たよ!

で…某テロップのあまりのタイミングの良さに、不謹慎ながらもトドメを刺されるという。

あ〜これは確かに衝撃の○○秒だったわ。

私、お化け屋敷でもホラー映画でもなんでも、

怖いものを見ても恐ろしいと感じるより笑ってしまうタイプなので、

最後の方はもう楽しくて仕方なかったです(笑)

 

なぜ誰も関わりのない「S」が地獄に落ちた件が

5ちゃんねるで知れ渡っているのかは謎でしたけど。

っていうか、掲示板がネットの主流になっている描かれ方ってちょっと古い…

そんな事言ったら恐怖新聞だって、スマホタブレットを通しての

効率の良い読ませ方があるじゃんね…と思いもしましたが、

原作が元々昔のものなのでご愛敬って所ですかね。

今更ですが、80年代感漂う、デジタルをまだ駆使しきれていないようなOP映像も

作り込みの高さが感じられて好きでした。

 

ツッコミ甲斐があって、全体的に飽きのこない作品でしたよ。

あとは、私の所に恐怖新聞が来ない事を願います(笑)

 

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓今までの感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net


恐怖新聞 6話 感想|まぁ、自業自得としか言えないよね。

 

f:id:rincoro_ht:20200830023431p:plain

 

やっぱり期待を裏切らなかった黒木瞳さん!!!(笑)

ただの優しい母親で終わるはずがないですよ。

凶器で人を殺そうとする図は「犬神家の一族」でもありましたねぇ。

恐怖新聞の印刷関係者という訳ではなかったけれども、

3話の虐待回で詩弦(白石聖)よりもやけに熱心に調査しているなぁ…と思っていた

ちょっとした"違和感"はここに繋がっていたのですね。

そんで、「ちょっと待って、もう少しで殺せるから!」

「そうだそうだ、今度誰殺す?」があまりにも軽過ぎて笑っちゃいましたw

 

恐怖新聞を新たに契約した人は母でしたか。

てっきり血痕を見つけた時に「ああ」と冷静な反応をした

勇介(佐藤大樹)だと思っていましたが、そこは違ったみたいで。

ていうか…今回も安定してクズだったなぁ。

中の人の株が本当に下がらないか心配になるほど(笑)

「俺の人生どうしてくれんだ!」って…桃香(片山友希)もそうでしたけど、

2人共自分から巻き込まれに行ってこうなったんだからね?そこ、忘れてません??

前々回で「君を守り抜いてみせる」とか言った(時代劇回除いて)次の週には

もう暴力振るってるんだから信用ならないでしょ。

しかも女性2人。しかも、殴ってから自分の行為を自覚して謝るというDV気質。

大体、桃香の件ならまだ警察や病院に連絡出来そうなものを、

遺体をバラバラにして山に捨てようっていう発想が人格のヤバさを表してますよね。

なんかもう…自業自得としか言えませんよ。

桃香が殺される運命に遭うのも、勇介が警察沙汰になるのも(苦笑)

 

一方で、恐怖新聞の虜になっている篠崎(駿河太郎)。

情報を手に入れたいがために、桃香のハニトラにも乗っかっちゃうのかなぁと思っていたら…

刑事らしくちゃんと捜査している姿もあったし、

一応人としての倫理観も備わっていたから、そこは意外だったかな。

おお、そう来たのね!という面白さはありました。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓ 

kimama-freedays.ddns.net

 


恐怖新聞 5話 感想|分かるようで分からない前前前世物語

 

f:id:rincoro_ht:20200830023431p:plain

 

本編の8割は前前前世の物語だった5話。

始まった瞬間、私はチャンネルを間違えたのかと戸惑いましたよ(滝汗)

前回の内容とあまりにも繋がらないので、

いきなり世界が変わってもどう捉えて良いのか…という感じですし。

まぁ、何となく恐怖新聞が生まれた所以の話だとは察しはしましたけど…

例えば、回復した詩弦(白石聖)、あるいは恐怖新聞の事を知りたくて仕方ない

篠崎(駿河太郎)がルーツを知るために廃れた村にやって来て、

唯一生きているとされる村長から話を聞く形で今回の物語を挿入するなど、

導入部分を作っておいた方がもうちょっと馴染めたんじゃないでしょうかね。

 

で、その肝心の内容にしても、

昔の人物を白石さんと黒木さんが演じていたらどうしても同じ人を重ねてしまう訳で、

詩弦の前世がヤエで、母(黒木瞳)の前世がシズとなっていたのが

私の頭をさらにパニック状態にさせました(笑)

ん?ヤエは母の本来の姿じゃないの?詩弦がシズの恨みを背負っているの?

父の「お前が生まれなければ」は件(くだん)の事を指していたのは理解出来たものの、

真相をなぜキャストを逆にしてお届けしたのか、真面目によう分からんかったです。

そして、桃香(片山友希)だけ登場して来なかったのも謎。

勇介(佐藤大樹)が大切にしている妹役として出てくるのを薄ら期待していたのにw

 

そもそも、まるで詩弦が持つべくして持った能力であるかのように

描かれていましたけど、じゃあ彼女が受取人になる前に恐怖新聞を受け取っていた

男の人はどうなるの?とも思ってしまい、物語の入り方も含めて、

結果的にルーツがよく分かるようで分からない話…で終わってしまいました。

どこかで聞き漏らしていた部分があったのかしら。

理解力が乏しい人ですいません(苦笑)

 

後半戦突入であんなにガラッとテイストを変えてくる辺り、

残り2話はもっと混沌とした展開になりそうな気しかしませんねぇ。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓ 

kimama-freedays.ddns.net

 


恐怖新聞 4話 感想|黒木瞳さんが良い母親で終わるはずがない。

 

f:id:rincoro_ht:20200830023431p:plain

 

物語がまどろっこしくなっている代わりに、色々とツッコミどころが。

 

バイトの配達先でカレーをぶっかけてしまったお詫びという名目で

お客さんに名前をわら半紙に書かせるのですが、なぜか住所も書くよう促す。

えっと…どうやってここまで来たんですかね(笑)

しかも、アパートとなると住所も長くなる訳で、途中でインクが切れちゃってますし…

電話番号を書かせる方が一般的だと思うんですけど、

なんでそっちにしなかったのかがよく分からず。

お客もお客で家にいるんだから、謝れ!って文句言ってる暇があるんだったら

すぐさま洗ってみれば良いのに。

 

恐怖新聞の事で神経質になっている割には、恋愛関係にはかなり鈍感な

詩弦(白石聖)の描写も不思議なんですよね。

大学の広場で桃香(片山友希)が勇介(佐藤大樹)がイチャついてるのに、

さらには腕を抱きしめてるのに、悪い方向に考えたり疑ったりせんのか!

カフェで浮気現場を見てから気づくなんて遅っ!ってツッコまずにはいられません。

 

篠崎(駿河太郎)は何やら、詩弦の自宅に侵入してまで恐怖新聞を手に入れたいらしいし、

勇介は一度ベッドで寝た罪悪感もなく、他の女性と浮気したと思ったら

息を吐くように歌詞みたいな綺麗事を並べて詫びるし、

だいたい、桃香においては犯罪まがいの行為でしょ。

本作の登場人物、真面目にヤバい人しかいない。

もれなくこの3人には恐怖新聞の購読権を差し上げたいです。

 

唯一"良い人ポジション"の母親がまだ信じきれなくて、

黒木瞳さんだからなぁ…と穿った目で見てしまいます(笑)

だって、2話の時と温度差激しいよ?あの頃の精神状態どこ行ったの?って話ですよ。

最終章になって、実は恐怖新聞を扱う闇の印刷工場で働いていました…

という設定が来ても全然受け入れられる自信があります。

 

それにしても、回を重ねるごとに

坂口涼太郎さんと幽霊役の親和性がどんどん高くなって行ってますね。

白塗りしているんじゃないかと思えるくらいの肌の綺麗さが効いてます。

おかっぱ頭で眉毛が隠れているから、余計に怖く映りますし。

あちらの弁護士の世界でも…最近は幽霊にしか見えませんw

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

 


恐怖新聞 3話 感想|良い事言うたび信頼度を失う彼氏くん。

 

f:id:rincoro_ht:20200830023431p:plain

 

「詩弦があたしの人生めちゃくちゃにしたんだ!!」

えっちょっと待って…大袈裟過ぎません?(笑)

それは職も家庭もお金も何もかも失った人が言う言葉だぞ、桃香(片山友希)よ…

なんてツッコんでしまいました。

彼氏を失ったくらいでしょ。大学生活は別に留年危機でもないんだし、再起なんて全然可能でしょ。

大体、協力するよ!って参加してきたのは自分の方なんだから、

他人のせいにするのも変な話ですよねぇ。

 

さて、今回も、そんなほんの好奇心と良心的な気持ちで手伝い

また返り血を浴びる人が増えるのか…と思われた母・歌子(黒木瞳)。

しかし、無事に運命は変えられた…んですよね?

まだハッピーエンドではないだろうと疑っている自分がいます。

中盤までは前回と同じで「事件は別の場所で起こっていた!」という早とちりする

流れになっていたので、このパターンが続いて行くのかなぁとも思いましたし、

分かっているのに守ってあげられなかったと嘆く日々が重なって、やがて鬱になり自殺…?

なんて展開も考えていましたが、

全7話構成だからなのか、早めの段階で結末を捻ってきた所は良かったです。

というか、声をかけられてるのに、俯いて親の後ろに隠れたままの子供は

絶対何かしら"理由"があるからなぁ…もっと早く気付いて!とも言いたくなりましたけど、

助かりはしましたのでね。終わり良ければすべて良しってやつです。

 

今回は演出方面でも"捻り"があって、何かが近づいてくるカメラワークだったり、

劇伴と場面のミスマッチ具合だったり、不安をハッキリと煽るような見せ方ではなく、

ともを(坂口涼太郎)の正体が判明するラストシーンで

「そんな人と一緒に喋っていたのか…」という、視聴後に静かな恐怖を襲わせて

余韻を持たせる事を狙った見せ方にシフトチェンジしていた印象。

(幽霊なのは当たっていたけど、まさか新聞配達人とは思わず。)

あ!でも、幼少期のカウンセラーと男の子を虐待していた母親の見た目は怖かったなぁ。

「妖怪シェアハウス」の妖怪達よりも妖怪らしかった(笑)

下手したらなまはげになっちゃいそう。

 

で、回を増すたびカッコイイ発言に説得力がなくなる勇介(佐藤大樹)…

「抱えきれない苦しみがあるなら、俺も一緒に背負うからな」

あんた、違う女性と寝てたやないか!白目むいてたやないか!!

最後のコーナーを作るあたり、スタッフも彼をどんどんダメ男にして

視聴者にツッコませる気満々なんですよねw

いつの間にか恋人になったかと思ったら、今度はいつの間にか浮気に手を出す。

詩弦(白石聖)のどこに惚れたのかも分からないから、

恐怖新聞で怖い思いをしている所にたまたま出てきて支えてくれていた、

要は吊り橋効果で付き合ったようにしか見えず。

 

詩弦の母親も母親で、前回まで精神的に病んでいるほどだったのに

急に改心しているし…この作品にまともな登場人物はいないのかも(爆)

 

 

↓次回の感想はこちら↓ 

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

 


恐怖新聞 2話 感想|爪痕残す南無阿弥陀仏ガール

 

f:id:rincoro_ht:20200830023431p:plain

 

黒木瞳さんにホラーの印象はなかったけれど、おお…凄く馴染んでる。

かじっている遺骨が一瞬お菓子に見えてしまって(というか、遺骨を初めて見た…)、

それもあって余計にゾッとさせられました。

 

でも、どうしてそんなに落ち着いてられるんだ!!と震えた声で

詩弦(白石聖)を怒鳴るのも無理ないんですよね。

いくら未来が見えていたとしても、あんなに冷静でいられるのが不思議で堪らない。

親の死に様を目の前で見てしまったパニックと、父の娘に対する想いを知ってしまったパニックで

頭がいっぱいいっぱいになって、動揺を隠せないと思うんですけど…

いや、もうおかしくなり過ぎてあの様子になったんでしょうか?

血だらけの服になっても今回の事件を分析している辺り、

もう精神がやられてしまっているのかも。

 

元愛人・諸積の件は、桃香(片山友希)もそうですけど、

単に勇介(佐藤大樹)を翻弄して現場から遠ざけるための

「神様のいたずら」的なポジションだと思っていたので、

まさかこっちがサイコパス凶悪犯になるとはーーー!!という驚きはありました。

南無阿弥陀仏と書かれた包丁ケースに、やけにフォームの良い走り方に、

最後の血ブシューーーーーーに………もう色々とインパクト残し過ぎて、

この子誰だ!?と思って調べてみたら、どうやらグラビアをやられているらしく。

日比野友香さん、まだ役者としての出演経験が少ない状態だったとしたら

各方面にかなり爪痕を残したんじゃなかろうか(笑)

個人的には、同じ枠の「リカ」のターミネーターリカと同じくらい恐怖を感じたわ。

あ…どっちもクセありありの走り方だったのが共通点かw

 

シャワーを浴びる詩弦に徐々に近づいていく演出だとか、

ともを(坂口涼太郎)の足元の方へ下りていくカメラワークだとか、

気持ち悪さしか残らないクライマックスと劇伴の間の"ズレ"だとか、

視聴者の不安を煽っていく作りは、やはり「引き込む」点からしたら

上手いなぁと思います。

 

ところで、もう一つ気になったのは、刑事の聞き込み調査が終わった後の、

怖い経験をしたあまりに桃香が勇介の腰回りをぎゅっと掴むシーンなんですが…

まさか今後三角関係になって行くんじゃなかろうか?なんて展開が脳裏をよぎりました。

詩弦は刑事に「俺と手を組まないか?」って言われているし…

もし本当に組むのだとしたら、それはそれで、事件を未然に防いで解決する

別ジャンルのドラマになってしまいそう(笑)

 

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


恐怖新聞 1話 感想|恐怖新聞より男性陣の方がホラーw

 

f:id:rincoro_ht:20200830023431p:plain

 

「絶対正義」で、柔らかい佇まいでありつつも、

黒目の大きさで人をぐいっと惹きつける演技が印象に残っている白石聖さんが主演だという事、

また、今の時期&時間帯に相応しいホラー作品であった事から、初回を視聴してみました。

白石さんは土曜深夜帯の出演作だと、

どちらかと言うと怖がらせる役のイメージが強かったので、

怖がる役はどうだろう?なんて思っていましたが、意外と世界観に馴染んでいましたねぇ。

範子(律子)の時とは随分別人みたいだ。

 

「貞子」や「事故物件」など数多くのホラー映画の監督をされている

中田秀夫さん率いるスタッフだけあって、残酷な画作りはとことん容赦ない感じ。

特に、序盤で女子高生が屋上から落ちて、返り血だらけの詩弦(白石聖)の驚いた表情が

長く映し出されているカットには、じわじわと寒気が襲ってきましたわ…。

しかし、話が進んで行くたびに、死人の話しながらケチャップを勢い良くかける

デリカシーのなさ過ぎる友達だとか(一応彼氏はいるんだ…ふーん…なんてw)、

会って間もない割には「ハグ」「呼び捨て」「キス」の三拍子でグイグイ攻めに行く

肉食系キャラ(?)の勇介(佐藤大樹)だとか、

しれっと自分の部屋に異性を寝泊まらせる関係性の急発展っぷりだとか、

設定に数々のツッコミどころが見えてくるように(笑)

最後の父のシーンも確かに怖いと言えば怖かったんですけど、

心臓を突き刺す鉄棒がポーンと弧を描いて飛んできた所がなんかカオスで…w

っていうか…あんなデカいのが抜かれた状態で搬送されたのも、

まだあの時には意識があった父の生命力の強さも、中々凄い話ですよね。

 

実は娘を呪いまくっていたという強烈な設定のぶち込み具合と、

作品に合わな過ぎるほわほわした主題歌のチョイスで、

「お…これぞ『オトナの土ドラ』枠だな」と感じさせられる初回でもありました。

ホラーだけど、ツッコめる。

多分細かい部分は気にしないスタンスでいた方が楽しめるのかもしれません。

暫くは白石さん目当てで見ていこうと思っています。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net