2020年春ドラマ一覧

SUITS/スーツ2 15話(最終回) 感想|東京ラブストーリーの"その後"ですか?

 

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30分拡大ならまだ分かるんだけどさぁ…通常放送ですよ?

残り20分まで合併を「する」「しない」、

甲斐(織田裕二)がファームを「辞める」「辞めない」、

大輔(中島裕翔)が聖沢(新木優子)に真実を「話す」「話さない」

これらの優柔不断な話を延々と続けるもんだから飽きちゃいましたよ(汗)

前半部分でCMを流す頻度が多いのも…余計に集中力が削がれた感じがしました。

 

前回であんなに上杉(吉田鋼太郎)をラスボスに仕立てた割には、

伊東四朗さんとまとめてアッサリ解決させたのも腑に落ちず。

なんというか、結局、出演者のファン向けに、大輔&聖沢の関係と

甲斐&幸村(鈴木保奈美)の関係を描きたかったんだろうなぁ…としか思えない構成でした。

後者で二人っきりのシーンで、甲斐にトレンチコートを着させて、

幸村に「これからも私を守って」という台詞を言わせる。

これ、明らかに「東京ラブストーリー」を意識してましたよね?(笑)

で、大輔の方も、うじうじ引っ張り続けるんだったら前回で済ませて来いよってなもんで…

不倫はするし、ビンタされたと思ったらハグするし…意味が分からん。

彼は前作でも確かにダメな男っぷりは見せていましたが、

あそこまで「共感しづらい男」だと思った記憶はありません。

 

今思えば、放送再開してからは内輪揉めの話が多かったような気がします。

いや、一応1話完結型の話もやってはいたのですが、

"縦軸"を引っ張り続けるもんだから、内輪揉め「ばっかり」だったという印象しかなくて。

前作とは違って、続編では「上杉の襲来」という見所が追加されたので、

縦軸の展開は元々予定されていた脚本である事も考えられますけど…。

勝手な憶測で書くとするならば、ここも"変更"せざるを得なかったのではないのかと。

事務所という1つの現場に限定づけて撮影し続ける事で、

外との行き来によるコロナ感染拡大のリスク削減を図った。

そうしたら、中で展開される尺が増えてしまった。

じゃあ本来の流れをあれこれ追加しつつ伸ばすしかなかった…とか?

 

どちらにせよ、コロナ禍で一番被害を受けたのは本作である事は確かですね。

いろんなキャラクターにブレがあったし。

マカオに行くと言っておきながらすぐに帰ってきたし←

この状態で、来週は特別編!なんて発表されたらどうしようかとも思ったけれど、

きっぱり最終回で終われたのは良かったですよ。

 

もし第3シーズンやるとしたら…多分、もう見ないかな(苦笑)

あんまり役者さんのネガティブな所は言いたくないんですけど、

主演を見るたび、いつも苦虫を噛み潰したような表情に、

上半分だけ口を開かずに話す演技が多いのが苦手になっちゃってねぇ。

15話という話数の多さも相まって、引き込まれずに終わってしまった感じですね。

 

 

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SUITS/スーツ2 14話 感想|やっと上杉の本性が見えてきた。

 

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私の中でやっと、ほんの少しだけ盛り上がってきたって所でしょうか…。

そりゃあ最終回前後編なので、1つの物事を集中的に描く=ラスボスに立ち向かう

展開になるのは当たり前っちゃ当たり前なんですけど、

本筋に全く関係のない恋愛要素がなくなるだけで

こんなにも弁護士同士の対峙に面白みが出てくるのか…と思わされました。

ただ、上杉(吉田鋼太郎)の不当解雇とフォルサム食品の案件が

ごちゃ混ぜに描かれているので、話の進行が分かりづらい部分はあるんですけどね。

 

上杉の最後の高笑いも、最っ高に憎たらしくて良かったですよ。

あのシーンだけでやっと彼の本性が見えてきた気がしました。

何度も言うようですみませんけど、大輔(中島裕翔)の不倫云々がなければ…

「あ、そういえば加入してたんだっけ」程度の出番しかもらえていない

藤嶋(上白石萌音)に尺を取らなければ…

もっと「ファームを脅かす上杉の襲来」が1話分だけじゃなくて

段階的に表現出来たかもしれないのになぁと思わずにはいられませんでした。

 

今まで色々不満はあったけれど、次回で最終回後編。

私としては、尾形(松本若菜)に上杉を全力でビンタしてもらいたいです。

あのペチペチ程度のビンタじゃスカッとせん。

日本だったら思いっきり一発食らわすイメージなんですが…

すぐさま2回目をやる所はあちらのスタイルなんでしょうかね。

 

 

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SUITS/スーツ2 13話 感想|今更上杉に帰って来られても…

 

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前半、うとうとしちゃったんで(汗)今回は簡単感想で。

 

まぁ、とりあえず気になった所だけ書くとすれば…

蟹江(小手伸也)と藤嶋(上白石萌音)が張り合うくだりっているんですかね。

本編と何か関係してましたっけ?見落としてたらすみませんけど。

ああいう脱線した話を所々で挟みこもうとするから

集中出来なくなる部分もあるんですよねぇ。

 

上杉(吉田鋼太郎)の扱い方もなぁ…せめて前シーズンのラストで

ちらっと登場させていたら、続編を匂わせる効果をもたらすのは勿論、

まだまだ甲斐(織田裕二)の周りには敵がいる…?という

緊迫感を持たせる事が出来ていただろうに…と思いました。

ぶっちゃけ、新シーズンになってからいきなり出て来られて

危機的存在として恐れられていても、こっちはピンと来ないと言いますか。

 

前回まで傲慢な態度をとっていた印象の蟹江は、今回では急に不憫キャラになってますし、

そう言えば、玉井(中村アン)が不祥事を起こしたのが発覚してから

再び戻ってきたのに対して問い詰める人もいない。

大輔(中島裕翔)は「俺はまだ自分の部屋を持ってないのになんで…」とか言ってましたけど、

あなたはそもそも無資格の弁護士じゃん!そりゃあ…当たり前やろって話ですし。

キャラクターに一貫性がないから、見た後しばらくして忘れるほど

インパクトが薄くなってしまうのかも。

前シーズンでもこんなに酷くなかった気がしますよ。

ブレブレな作りはやっぱりコロナ禍が原因なんでしょうかねぇ…←また言ってる

 

で、次回は最終回前編ですと。

夕方の再放送枠でたまにやる、1時間しかとれないから

2時間SPを前後で分けてみました〜…みたいな構成ですね。

それ、最終回じゃないですから!(笑)

 

 

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レンタルなんもしない人 12話(最終回) 感想|1人分の存在がいて気づけたこと

 

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最終回はレンタルさん(増田貴久)の家庭のあれこれをメインに…ではなく、

あくまでもいつもの1話完結型の依頼人エピソードから物語が始まる所が良かったなぁ。

かと言って前者の件を駆け足展開で終わらせず、

森田(松本若菜)との関わりでピンと来るものがあったり、

前回で心救われた神林(葉山奨之)から新ビジネスの提案があったり、

そして1話で登場した大宮(志田未来)のその後の話が聞けたり…

本作がずっと問いかけてきたであろう「1人分の存在が人に何をもたらすのか?」に対する

答えのような作りにもなっていたと思いました。

 

OP映像と共に流れるナレーションを最後に持ってきたのも良い。

悩みやお願い事をただそばで聞いていて、SNSで報告する事によってまた新たな出会いがあって、

家に帰ったら奥さんに今日の出来事を話して盛り上がって、

今度は恩返しにと、レンタルさんの力になろうとする人も生まれる。

本作の世界にいる人々はそうやって支えながら、時に助け合いながら

これからも日常を過ごして行くのだろうなぁと感じられる、余韻のあるラストでした。

 

1話完結パートの方も、レンタルさんと共通点が多くて、

なぜ彼にハンチング帽を被って欲しいと思ったのかも分かる気がしましたね。

顔立ちもあっさり目で、のほほんとしたオーラが漂っている所も似ていましたし。

 

10話磯村勇斗さん回はヘビーな内容だったものの、

全編通して 見た後はふわっと心が軽くなるエピソードばかりで、

年代や価値観は違えど「えっそれは…」と驚くような事はなく

一人一人に自分の内面を重ねながら見続けられた作品でした。

様々な人生や人間模様を覗き見る。

ドラマチックな展開はないながらも、それをじっくりと描写するタイプの作品が

やっぱり自分には刺さるんだなぁ…と改めて気付かされた、素敵な出会いにもなりました。

 

増田貴久さんに役者のイメージはなかったから、

初めて演技を拝見した「ボイス」の「アニキ!」呼びが激しい役の印象で

ずーっと止まっていたんですけど(笑)

だから、こんなに朴訥とした役もハマるのだと新鮮味を覚えましたね。

(ちなみに、唐沢寿明さんがゲストの件、「今度はまっすーの主演作に俺が出る」と

当時約束されていたらしく。本当に実現させちゃった!

増田さんも唐沢さんに可愛がられる後輩的存在になるのかしら…♪)

多くを語らないキャラクターというのもありますが、間の取り方がとにかく上手くて。

その演技が「見ていて不思議と心が温まる」という本作の魅力を

倍増させていたんじゃないかとも思います。

映画出演も…良いですね。極力劇伴を流さず、台詞も盛り込まず、

ただ劇中で流れゆく"時間"だけを味わってくれ!

というような作品で(勿論違ったテーマでも良いですが)

また増田さんの演技が見てみたいです。

 

 

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レンタルなんもしない人 11話 感想|生きていれば試練はつきもの…

 

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「アンチ活動してる人に自分を貸し出したら、面白い事になりそうだなって」

「炎がない所に熱気は生まれませんから」

ああ、やっぱりレンタルさん(増田貴久)の考える事は凄いな。

初回の頃から、彼から発せられる1つ1つの言葉の独特さに惹かれていた訳ですが、

彼がどんな想いで毎日を過ごしているのか…そんな人間性

今回のエピソードで少し感じ取れたような気がします。

 

今更ですけど、思えばレンタルさんが依頼人と関わっていく上で

笑った姿って一度も見た事がないんですよね。

神林(葉山奨之)の時もそう。

「トラブルが起きた時、笑顔で対応されていました」「とても、楽しそうでした」

本来だったら、相手の知らない一面を知れて嬉しくなって、ちょっと自慢したくなるはずなのに

いつも無表情で淡々としている。

それとは反対に、喋り出したら止まらなくなるほど感情を剥き出しにする神林。

そこで、「炎がない所に熱気は生まれませんから」と言った真意を考えてみる。

 

レンタルさんは相手の生き方を決して否定したりはしないけれど、

かと言って自分の生き方にも強く胸を張ってはいないんだと思います。

「これが良い」じゃなくて、あくまでも「これが合っているのかも」と

思って選んだだけで。

自分には出来ない生き方。自分には持っていない良い所。

1つの物事に熱くなって、笑ったり怒鳴ったり表情をコロコロ変えて…

そんな人間臭さが羨ましい、全く違う人と触れ合ってみたいと

感じる部分もあったのかもしれませんよね。

 

神林も、今回の事が貴重な経験になっただろうなぁ…。

SNSで匿名を使ってディスるのは簡単。

でも、本人に向かって、しかも一応有名人の前で

ありのままに怒りをぶつけるなんて滅多に出来ない。

今までよりも"感情"を前面に押し出してきた作りになっていましたけど、

そうした事で、レンタルさんのボソッと呟いた率直な言葉が妙に刺さりましたし、

見終わった後には清々しささえ残りました。

「夢はなんもしない事」評価されない人生。何者にもならない人生。

そんな人生もアリかもしれない…

結果的に、お互いにとって得る物があったみたいで良かったです。

 

沙紀(比嘉愛未)のパートは、どちらの気持ちにも共感してしまうだけに辛いですねぇ。

なんもしない人の裏では、なんかしている人がいる。確かに真理なんですよ。

でも、奥さんの絵を額縁に入れて飾っている辺り、

頑張りを認めて応援してくれているはずなのに…うーん…想いは届かない…(泣)

生きていれば、お金のしがらみからは抜け出せないんですよね。残念ながら…

 

 

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SUITS/スーツ2 12話 感想|内輪揉め話、もう飽きた(笑)

 

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原作が元々長編シリーズなので、本作もある程度早い段階で続編が決まっていて

15話やるのも考えてプロットを立てていたんでしょうけど、

それにしても「残って"しまった"話数を消化している」感が否めませんね。

 

もうーーーーとっくにトップ争いは終わっているし、

上杉(吉田鋼太郎)も退場したっていうのに、

いつまで事務所内のゴタゴタに尺を取るのかと…ぶっちゃけ本当にどうでも良い…

お陰で、粗品さん出演エピソードが霞んで仕方がない(汗)

有耶無耶にするんだったら最初から取り上げない。

描くんだったら、最終章始動のタイミングで藤嶋(上白石萌音)が登場してきたように、

甲斐(織田裕二)vs藤嶋のガチンコ弁護士対決で

痛快劇にこだわった話に仕立ててみれば良いのにさ。

 

前回と同じ内容を流して、残り300〜時間とカウントダウン形式で大袈裟にしておけば

視聴者を引っ張れるだろう感満載の次回予告の作りも、蛇足の極みだと思うんですよ。

で、中でも一番蛇足だったのは大輔(中島裕翔)の不倫のくだり。

旦那さんが出てきたのは良い。殴られるのも当然の報い。

でも、え…殴って終わりっすか?ってなもんで。

あれだけの剣幕なら、所属事務所に報告して訴えそうな気がするもんですけど、

こんなあっけらかんと終わらせるんなら、ますます不倫したという設定を

付け加える必要はなかったですよねぇ。

 

シニアパートナーに相応しいと言われるほどの説得力は

蟹江(小手伸也)にはないし…むしろ部下にパワハラしまくってましたけど…。

ただ、無言で荷物を運んで事務所に戻ろうとする甲斐の後を

ひょこひょこ着いていく姿は可愛らしかったですw

二人とも仲直りして事務所も平和に…ちゃんちゃん♪で良いでしょ。もう。

早く1話完結パートに戻しましょう。

 

 

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浦安鉄筋家族 12話(最終回) 感想|EDもプロレスラーも…怒涛の伏線回収祭り!

 

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はぁ…やられましたわ。

話の流れに関係なく晴郎(本多力)がビンタされる、

おもちゃ感満載のミニチュア劇、役者さんが普通に笑ってしまったシーンをカットしない…

全て「なんでもアリなコメディ」という作風が

今までの数々の違和感をスルーさせてたんですよね。

 

7話のエラーコインのネタが大鉄(佐藤二朗)の謎を明かすためにあったのも妙に納得。

さらには6話で「旅行に連れて行ってやるからな」と発言していたのには震えました。

ED映像まで全部伏線。怒涛の伏線回収祭り。

良い意味でバカバカしくて笑えるドラマだと思っていただけに、

まさかこんなにも練られた脚本になっていたとは…という意外性もプラスされて、

最終的には満足度が高い状態で見終える事となった作品でした。

ああ、録画を消さなきゃ良かったなぁ(笑)

 

元々想定していた構成だったにしても、

過去に収録した映像と新録映像を組み合わせて放送した点では

今の状況に相応しい制作方法として理にかなっていたと思いますし、

逆に撮影中止&家の取り壊しというハプニングがあったお陰で

「半年はなげぇ…」なんてメタな台詞も追加され、面白味も増しました。

今考えれば、放送再開されてからの話の方が微妙に感じる作品も多い中、

本作に関しては「普通に3ヶ月放送されてたらどうなっていたんだろうなぁ」と

ネガティブな方向に考えることは一切なかった。

むしろ、半年間放送した方が出来が良かったかもしれない。

Twitter佐藤二朗さんが「忘れ得ぬ作品となった」と呟かれていたのも頷けますし、

逆境をネタにしてまで、予定通りの話数で届けてくれてありがとうと言いたいです。

 

宇宙船とぶつかってサンタモニカへタクシーが飛んでしまうといったチープな展開と、

大沢木家の行動の裏にはいつも「家族が大好き」「我が家が大好き」という想いが

込められていた"ほっこり話"の、本来だったら噛み合わない2つの特徴を融合させて、

見終わった後には不思議と余韻を残していたのも本作の魅力の1つ。

原作ファンにはどう映ったかは分かりませんが、

漫画ではフィクションとして描かれる芸能人が実際に本人役としてゲスト出演されたりと、

実写化だからこその良さも活かせた作品だったのではないかと思います。

 

実は本作の感想は初回だけで終えるつもりでしたし、微妙…?とも思っていたのですが、

気づけば世界観やキャラクターに愛着が湧くほど好きになっていってました。

「続くかも」じゃなくて、是非「続いて欲しい」です!

 

 

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浦安鉄筋家族 11話 感想|5ヶ月前にタイムスリップ!

 

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何というか…カオスでんなぁ(笑)

突然の鉄筋警察もそうですけど、数台のパトカーが出動するのを

芋づる式で表現するなんて、カオスの極みだと思いますよ。

最終回に向けて色々と盛り込むのも、チープ感だだ漏れの演出も、

深夜だから許されるってやつですね。

 

さて、順子(水野美紀)の勘違いにより、

なぜか海外旅行へ連れていく事になっていた大鉄(佐藤二朗)。

あまりにも良い方向へ進むので、もしかして、ドッペルゲンガー=もう一人の大鉄の方

なのではないか?とも思っていましたけど、なるほど…タイムスリップと来ましたか。

しかも、1クールきっちりの3ヶ月前でも、よくある○年前でもなく、

5ヶ月前という微妙さ(笑)らしいと言えば、らしい。

1話の時のべーやんで大鉄が禁煙席を選んで、

麻岡(松井玲奈)や吸い仲間達が驚いているくだりが

違和感ない流れになっていたのには「おぉ〜!」と感心してしまいました。

 

大鉄ってよく結婚出来たよな〜と思いながら見ていた自分にも、

たった1つだけ似ている部分が。

流石にTVの角度を変えたりはしませんが、

ベッドで寝転がりながらドラマを見ている時に

ノートパソコンを頭の向きに合わせて置く事があるので、

そこだけは個人的にあるある過ぎてツボでしたw

 

春巻(大東駿介)は…宇宙に住み続けるオチになりそうな気がしますな(笑)

 

 

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レンタルなんもしない人 10話 感想|真逆の道を進んだ者たちの行く末

 

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滝口(磯村勇斗)の部屋に入った途端、外の世界とは分断されているような、

彼がその閉じられた空間で余生を過ごすかのような異質感を覚えたんですよねぇ。

レンタルさん(増田貴久)の服装も相まって余計に"白"が強調された部屋、

雨戸が閉めてある窓の上から大量の光が漏れているさま、

そして、左下部分にずっと映されている仏壇と、中に飾られている不揃いの2つの位牌…

彼にいったいどんな過去があったのか?と引き込まれもしましたし、

回想を通して片方の位牌が母のものだと分かった時、

あぁ…決して裕福な家庭ではなかったのだと、当時置かれていた環境を

スッと理解する事も出来ました。

 

本作の数々のエピソードの中では珍しく、見ているだけで心が抉られるお話でした。

滝口の背景がおばあちゃんとの生活を通して描かれたという前提があったために、

殺意が芽生えてしまうのも、友達だったはずの相手を殺してしまった時の悔しさにも

共感せずにはいられなくて。

この子が罪に問われるのであれば虐めていた方は何なのだと、

世の中の不公平さに憤りさえ湧いてきました。

 

「ある事をきっかけに友達が全くいなくなった」と言っていた滝口。

回想で"あいつ"が憎いという一心で行動に移した時、

自分の足音や、周りの人達の慌てふためく声がかき消されていった演出、

遺族に漫画を投げ飛ばされた際の怒号が聞こえなかったシーンからして、

彼は罪を犯して以来、本当に誰とも関わりを持たずに

自分一人で全てを背負いながら生きる日々を過ごしてきたのだろうと思います。

だから、レンタルさんに過去の事を打ち明け、少しでも"人と人との繋がりの貴重さ"を

知る事が出来た彼の遠くで子供達のはしゃぎ声が聞こえてきた時は、

「外の世界にいても良いんだよ」と慰めてくれているようにも感じられて

嬉しくなってしまったなぁ。

 

なんもしなくても、さり気なく社会の役に立っているレンタルさん。

誰しもが、毎日会えていたものが、明日には突然いなくなってしまう事は

十分にあり得る世界だから、悩みを話して一歩前進した滝口にとっては

人生において重要な"分岐点"の一つになったかもしれません。

誰と出会うか、出会わないか…ってやつですね。

 

一方で、「線を踏み外した者」を共通項とすると、

滝口とは真逆の方向へ進んでしまった神林(葉山奨之)。

アンチに目覚めるまでの神林の気持ちには同情出来たけれど、

さすがに今回のストーカーはやり過ぎ。

そう思う人がいっぱい出て来ると、「なんで!」って反発したくなる訳で、ますます悪循環。

アンチになる瞬間を垣間見た8話の瀬戸(松尾諭)の時のように、

レンタルさんでなくても もっと早い段階で誰かに打ち明けられる人に出会えていたら、

今立っている道も違っていたのではないかと思いますけど、

残念ながら、プライドが高い人には通用しづらい話なんですよねぇ…。

 

そんな神林が、次回ではレンタルさんに依頼する事に。

そして、いよいよ生計問題に差し掛かる森山夫婦…。

クライマックスに相応しいお話となりそうです。

 

 

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SUITS/スーツ2 11話 感想|SUITS、あと4話もやるってよ

 

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大輔(中島裕翔)のキャラ変が激しい。

一線超えた一週間後には「こういうのは良くない」って言って関係を切ってしまう。

なんだそりゃ。軽い気持ちで遊んで捨てたみたいじゃないですか。

中の人はアイドルなのに、あそこまでクズ男にしちゃって良いんでしょうか(苦笑)

そもそも本筋であるはずの弁護士依頼パートが霞んでしまうほど

彼の恋愛パートの比重が大きい気がするから、

そんなに描くべき内容か?と思っていたんですが、

すぐに断ち切ろうとするのだったら本当に蛇足な要素でしたよね。

おまけに、不倫した次の話で仕事ぶりを見せられても…

誠意ある人には映らなくて、ねぇ…。

 

今回の交通事故の依頼については、彼を混乱させた一番の原因は

署名してからドラッグの話をした佐竹(伊藤健太郎)にあると思うさ。

でも、大輔の行動もどうなんだろうと考えさせられてしまいますよ。

両親も同じ経験をしているからつい私情が入ってしまうのは理解出来ますが、

罪を犯して平気なはずがない佐竹の元に勝手にやって来ては

「傷を負いながら精一杯真面目に生きてくれ!」なんて捨て台詞を吐くのは

弁護士()としていかがなもんでしょう。

どんどん追い詰めて自殺でもしてしまったらどうする?

そこまで、責任とれますか?って話。

以前までは何とも感じなかったのに、ここ最近は大輔の暴走が酷くて

嫌なキャラクターになってしまいそうですよ(泣)

 

で、本作、全部で15話なんですってね。長いなぁ……。

そして次回予告の作りが相変わらず仰々しい件。

放送再開してからずっと"豪華さ"を気取って見栄えだけ良くしているから、

いざ本編を見ると肩透かし感が目立つんですよね。

普通にやれば良いのに。

 

 

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