2023年夏ドラマ-転職の魔王様一覧

転職の魔王様 10話 感想|今回に関しては千晴が不憫(汗)

 

 

千晴(小芝風花)の独り立ちと、来栖(成田凌)が希望を持てたきっかけとなった

数年前の出会いが描かれた回。

数年前の彼女は「もしかしたら、自分の仕事が誰かの役に立つかもしれない。

誰かを幸せに出来るかもしれない。そう考えるだけで頑張ろうって思える。」と言っていて、

彼女がいかに頼もしい存在になったかを示す上で、

ああ、この人にとっては元々、転職エージェントが天職みたいなものだったんだろうな…

というのが知れたのは良かったのですが…

今回のメインエピソードはそんな千晴の青臭さを応援したくなるよりかは、

矢吹夫婦にモヤモヤする気持ちの方が強くて、微妙に感じてしまいましたね。

 

健一(高橋光臣)は妻の江美里(大西礼芳)には内緒で転職活動をして、

しかも、面接予定の企業が決まった所でカミングアウトするし。

江美里は江美里で「察して」という態度をとっていて、

まぁ…自分に相談せず勝手に物事を進めていた所に腹が立っていたんでしょうけど、

理由をはっきり言わないまま、一方的に不機嫌になっているんです。

つまり、お互い話し合いが足りていなかった訳で、

そうなるともう"夫婦の問題"になってくるのに、

転職エージェントが家族に隠された事情まで深読みして、仲介もしないといけないのかと…

ただただ、何も落ち度はないのに自分の力不足だと謝罪して、

余分な仕事までやらされる千晴が不憫でしょうがなかったです。

 

で、夫婦にモヤモヤ…とは描きましたけど、

どちらかと言うと、江美里の方が面倒臭い人物ではありましたかね。

それも冒頭の食卓シーンでは、〇〇のお宅は毎年2回は家族旅行に行ってて〜とか、

〇〇の所は私立受験するらしくて、今から塾に通わせてて〜とか

娘の友達の家族の話題ばかりしていて、

「子供たちにはなるべくいろんな経験させてあげたいなって思うけど、お金がね…」

という発言もあって。

その話を聞いていたら、周りと比べて娘たちを十分に育てられていない所に

焦りを感じているんだろうな…

お金に苦しんでいるんだろうな(だから旦那にはもっと頑張って稼いで欲しいのかも)…

って考える方が自然だと思うのです。

なのに、実際の悩みは「育児の苦労を知ってもらいたかったし、

もう少し手伝ってもらって、再び働きにも出たかった」。

いや…だとしたらあの言い回しはややこしいわ!とツッコミたくもなりますよね(笑)

言わなきゃ伝わらない事を、第三者の千晴が分かるはずがない…

だからこそ、今回の内容は腑に落ちないのでした。

 

一方で来栖の方は、大阪に転勤しない事が判明したと思ったら、

今度は元同僚からアフリカ企業への転職の話が。

最終回のために用意しました!感があってちょっと唐突ですし、

また似たようなシチュエーションを作るんですねぇ。

それなら、今回はわざわざ転勤を匂わせなくとも、

純粋に、大阪支社の方で準備要請が入って、

しばらく千晴の元を離れる事になった…でも成立した気がするんですけどね。

 

まぁでも、次回予告を見る限りは、転職希望者となった来栖と

一対一で面談する千晴の様子が描かれるみたいなので。

集大成らしく、彼女の成長を存分に見られるのは楽しみです。

 

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転職の魔王様 9話 感想|人を動かすのは、いつだって人。

 

 

まさか、求職者以外の人に「あなたの人生、このままで良いんですか」と

言う回が来るとは思わなんだ…(笑)

まぁ、それは置いといて。

前回で天間(白洲迅)がシェパードに仲間入りして、

他の社員たちやキッチンカーの店員とは違った角度で

千晴(小芝風花)に助言を与えるキャラクターとして描かれた事で

本作の雰囲気に変化が生まれ始めたのに、もう最終章(という名の残り2話)ですし、

ここにきて洋子(石田ゆり子)メイン回なので、

やはり不思議な構成だな…という印象は変わりないんですが。

でも、お話自体は今回も、希望を感じさせるものになっていた気がします。

 

「人の気持ちを動かすのは、やっぱり人」

いじめが原因で引きこもりになってしまった生徒に対して、

どんな形でも良いから、人と繋がる事を諦めないで欲しい…と

君雄(金子ノブアキ)が伝えた事が、数年の時を経て、

その人にとって自身の将来を見つめ直す原動力に変わったように。

シェパードの面々も、藤川(野村康太)を誘い、

職務の範疇を超えたイベントを開催した事が、君雄の社会復帰へのきっかけへと繋がった。

心からその人を想った言葉や、その人のために移した行動は、きっと本人に届く…

個人的にこの手の話に弱いっていうのもありますが、

人との関わりの偉大さを改めて思い知らされる内容でした。

 

正直、ただでさえ膨大な資料の中から求職者に見合った求人を探すので精一杯なのに、

たった1人のために、集客をしたり、チラシを作成したり、イラストを描いたり…って

あそこまで時間を割いてくれる転職エージェントなんて、

早々いないのが現実ではあるんですが。

でも、本作を前から見ていて思うのは…理想と現実の匙加減が上手いんですよね。

 

本作が取り扱っているテーマは「転職」で、

転職エージェントが活躍するフィクション作品だから、

心に傷を抱えた求職者を理解しつつ、背中を押す姿がじっくり描かれて、

最後は必ず「こうなったら良いよね」みたいな前向きな結末にはなるんですけど、

求職者が転職してからの"その後"には触れない作りなのが

ドラマ臭さを感じさせないと言いますか。

何と言うかな…あくまでも彼らの仕事と責任は、求職者が無事に転職先に入社して

数ヶ月くらいまでであって、それ以降上手くいくかどうかは求職者次第だから。

再生のチャンスは与えたから、あとは自分で頑張っていくんだぞ…って

相手を鼓舞しているようにも映って、好感が持てるのです。

 

今回の社会復帰の件だってそうで、

10年以上も引きこもりをしていたのならば、求人を探すよりも前に

"普通の生活"が出来るだけの体力をつける事がまず必要になってくる訳で。

そして、それが出来るようになったら、次は転職活動を…と順調に進めるはずもなく、

また働けるんだろうか、受け入れてもらえるんだろうかと不安になってはまた気分が沈んだり、

何かしらボランティアをして頑張ろうと思えてきたり…

その繰り返しで徐々に修復されていくんですよね。

道のりはまだまだ長い。

無事にやり直せると良いな…と純粋に願いたくなる話で終わって、安心しました。

 

ラストはまさか、来栖(成田凌)に転勤の話が舞い込んでくるとは。

最終回前あるあるネタなんですけど、まだ2話分残っているんですよね。

来栖の性格だと、大阪では中々馴染めなさそう…なんて思ってしまいます(笑)

あと、最後にもう1つ余談で…

子供に慕われたり、レバニラ炒めで女性を誘ったりする

爽やかでピュアな金子ノブアキさんって、結構レアでしたよねぇ。

 

 

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転職の魔王様 8話 感想|天間さん、疑ってごめん!

 

 

天使vs悪魔の対決回でした。後者は正式には、魔王なんですけどね。

一癖二癖ある求職者に振り回されながら解決策を見出していく

いつもの流れとは大きく違う内容になっていましたが、

これはこれで、来栖(成田凌)の魔王様っぷりや、

いかにアドバイザーとして優秀なのかがより際立っていて面白かったです。

 

こういった、仕事観も手法も真逆の人物を2人用意し

比較しながら見せる描写は、本作含めたお仕事ドラマで、

特に「先輩と新人」の関係性なんかではよく見かけます。

なぜこの描写が定番化しているのかと言えば、

やっぱり、主人公の人となりを明確にするには手っ取り早いし、

視聴者にも分かりやすいからなんだと思います。

今回の場合だったら…求職者から相談されて、

相手のどこを見ているのか?どんな求人を提案するのか?

といった違いの描き分けが中心の話になっていて、至ってシンプルなんですよね。

 

よくよく考えてみれば、シェパードには個性豊かな社員が揃っているんですから、

もっとこの構成を早々に取り入れてみたら、掴みとしては抜群だったのかもしれませんね。

序盤の方は、来栖がなぜ魔王様と呼ばれているのかが

ぼんやりしている印象も多少受けましたし…。

いや、天間(白洲迅)を早めに登場させてもアリだったのかも?

 

天間に関しては、天使の「天」なんだろうけど

「間」は悪魔の意味合いも含まれているんじゃないか…とか、

魔王様と定評のある来栖が実際は神様であるように、

良い人風に見せておいて、実は会社の利益とイメージ重視で

求職者の将来はまともに考えていないんじゃないか…とか、

そんな感じでいろいろ勘繰りながら見ていましたが。

蓋を開いてみれば、確固たる信念は持っていれど、不器用さがまだ残る

真面目なアドバイザーだった事が明らかになりました。

何かしら裏のある役をよく演じられている白洲迅さんだけに、ここはちょっと意外で…(笑)

シェパードに仲間入りする展開も意外だったんですけど、

残り3話しか彼の成長過程を見られないと思うと、勿体なさもありますねぇ。

 

そして…求職者のオチ自体は、負のイメージがついていた職場に復帰するというもので

前回と同じではあるんですが、今回は納得出来ましたね。

天間があえて残留を進めたのも、実質フリーター状態だった石岡(飯島寛騎)への

鼓舞も込められているからなんでしょう。

3話の笹川(渡邊圭祐)のエピソードとも重なりますが…

本来の自分に向き合う行為を放置し、ハードルを上げ過ぎてしまうと、

周囲からの評価にギャップを感じて精神を病んでしまいがち。

2週間で辞めて来栖の勧めた会社に転職した所で、

自分自身を見つめられていない以上は長続きしないでしょうし、

それならいっその事謙虚になって、結果を出すために努力を重ねて

キャリアを積んでいった方が彼のためになる…天間の判断、私はそう受け取りました。

 

テンポは良く、恋愛仄めかし描写もなく、

主人公と彼を補う千晴(小芝風花)のキャラクターも引き立っていて、

今までの中で最もよくまとまった回だったと思います。

次回は引きこもり求職者を扱ったお話…ここも避けては通れない問題ではありますね。

 

 

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転職の魔王様 7話 感想|会社は星の数ほどあるよ。

 

 

昨日に引き続きのう〜ん案件。今回はやけにファンタジーな解決方法でしたねぇ…。

 

実を言うと私も、以前勤めていた会社で

晶穂(黒川智花)に近しい経験をしていたんですよね。

私の場合は…社員は全員で7人、うち私と同じ職業の人は4人で、

しかもその1人が産休に入ったために、3人で仕事を回さなくちゃならなかったんですけど、

その人から引き継いだ仕事が結構時間のかかるもので

2〜4時間の残業もしょっちゅうで。

まぁそれは当時の効率の悪さも関係しているんでしょうけど…

ただでさえみんな、こなすのに精一杯なのにもかかわらず、

新しい事業に挑戦しようという社長の発言で慣れない仕事も追加してくるから

1人あたりの業務量が一気に増えて、

ストレスで耳の調子が悪くなる時期もあったんです。

 

だから、先輩のせいではないのは分かっていて、

でもしんどい気持ちも強まっていって…と葛藤し続ける晶穂の心境も、

日下部(村川絵梨)に酷い言葉を投げかけるのも、痛いほど理解出来て。

彼女に共感しながら見ていただけに…

今回の決断には、それで良いの?と思えてしまいましたね。

 

日下部に謝罪し仲直りした件自体は良かったんですよ。

前の職場の人々とはもう会わなくなって、

苦い思い出は一生苦い思い出として残る方が圧倒的に多いですから。

ただ、好きな仕事だったとしても、

同じ職場に再就職する展開は、ちょっとないかなぁ…というのが私の考えなんです。

 

だって、まだ対策委員会が作られてからの"実績"もない状態ですし、

どの面下げて戻ってきた?なんて陰口も言われそうで怖い。

おまけに個人的には、何も分からない新人を雇うよりも

仕事や会社の事がある程度分かっている経験者を雇った方が、

そりゃ手間がいろいろ省けて融通が効きやすいだろうなぁ…

なんせ、晶穂が辞めて、社員たちが訴えかけてようやく動き出す会社だからなぁ…と

捻くれた目で見てしまう部分もあり…(汗)

そんな訳で、会社は星の数ほどあるんだから、わざわざそこにこだわらなくても…って

気持ちが強く残る回となりました。

 

一方で、天間(白洲迅)のパートに関しては、よく分かりませんね。

次回予告を見ると恋愛方向に走りそうな感じなんですが、

来栖(成田凌)のツンデレな一面に、

視聴者が千晴(小芝風花)と一緒に萌えるシーンを用意するだけで

十分足りている気がするんですけどねぇ。

今回はモヤっとしたものの、本筋はいつも興味深く見ているだけに、

あまりそっちを広げた話にならないよう願うばかりです…。

 

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転職の魔王様 6話 感想|自分が自分でいられる働き方は転職以外にも

 

 

※昨晩から腹痛を起こし、今もその状態が少し続いているので

簡単感想とさせていただきますm(_ _)m

 

ほ〜〜〜…独立かぁ。

個人的には、部下への指導にもやり甲斐を感じてそうな様子からして、

アドバイザーが向いているのでは?と思いながら見ていたんですけど、

独立の道を選んだのはちょっと意外でしたね。

 

ただ…八王子(宮野真守)の場合、会社を立ち上げるに当たってのビジョンを

明確に持っていた訳ではなく、元々「ノルマの達成」しか念頭に置いていない

職場の方針に嫌気が差していたのがきっかけではあったので。

そう考えると、やっぱりアドバイザーの方が彼らしく働けるんじゃないかという気はしますねぇ。

独立しても、営業兼社長で自由にはやれるだろうけど…

1人1人時間をかけて育てる指導を続けていると、経営難に追い込まれそうですし、

トラウマだったノルマ問題に再び苦しむ事になる可能性は高いですし。

例えば、若者育成を中心としたフリーの販売アドバイザーなら、

会社を転々とするため管理職や企業方針も関係なければ、

(本人は収入を重視していないにしても)実績や評価に応じて給料も上がって

一石二鳥かも?なんて思ったりしたのでした。

まぁでも…「転職王子」の肩書きを持っていた彼が、

出世を避けて転職を繰り返す以外の"理想の働き方"が出来る方法を知れたのなら

それはそれで良いのかな。

 

宮野真守さんは朝ドラの時もそうでしたが、

少しのご登場でもインパクトを残す役者さん…というイメージがあります。

今回の八王子という役は、ピエロっぽいキャラクターが魅力的でした。

癖の強い表情で陽気に振る舞いつつも、その裏にはそう振る舞う事でしか

繊細な自分を誤魔化せない不器用さも垣間見えて、

それが職場での「楽しく仕事するだけじゃやっていけない」を体現していたと言いますか。

また、八王子の考えはある意味、ドラマの主人公で時々設定されるほど最近多い

若者世代の「安定した職業に就きたい」願望と通ずるものがあって、

確かに、上に立つ者が全員、管理職に望んでいるとは限らないよなぁ…と

考えさせられましたね。

 

メインのエピソードが進んでいる間に、同業者疑惑の天間(白洲迅)と

落合(石田ゆり子)が訪問していた五十嵐家といった新たな"謎"も投入。

本作の、求職者に現実の残酷さを提示し、厳しい言葉をぶつけながらも、

最後は必ず優しさや希望を与えてくれる作風が好きで見ているんですが…

謎が強調されると、正直、本作の目指すゴールは何なのかと戸惑う自分もいるんですよねぇ。

前回で来栖(成田凌)と千晴(小芝風花)が

本当の意味での"コンビ"になった事を見せたんだから、

もう訳ありな過去はカットして2人の動きを徹底的に描いた方が、

公式サイトでうたっている「第2章」感も出そうな気がするんですけども。

っていうか…天間に個人情報を喋り過ぎじゃ?(笑)

 

 

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転職の魔王様 5話 感想|千晴が2人の心のしこりを取り除く

 

 

戸松(葉山奨之)が何に対しても投げやりな人になってしまったきっかけを知って、

ああ…妙に心がザワついたのはそういう事か〜…と思いましたよ。

と言うのも、前の職場の労働環境が改善された旨の報告を受ける序盤のシーンが、

下に電車が通る橋で撮られていたからで。

自らの働きかけが実を結んだにもかかわらず、浮かばれない表情をしていたのと言い、

あの場所と言い、下手したら…と良からぬ方向に考えてしまっていたんですよね。

 

来栖(成田凌)の過去に関わる人物だけあって、逆恨みでは?

来栖は何も悪くないのに何でそんなに逆ギレするの??

と感じる視聴者も割といたかもしれませんが、

個人的には戸松に同情しながら見ておりました。

「あんたさえあそこにいなければ、真奈美は…」の後に迷いが生じて、

誰もいない棺の前で問いかけていたのが"答え"だった気がします。

逆恨みだって事にも、誰も悪くない事にも既に気づいていた。

結局、大切な人を守れなかった自分に腹が立っていた訳で…

あの時の後悔を払拭するために内部告発をしてみても、失った人は二度と帰ってこないし、

やり場のない気持ちをどこにぶつけたら良いのか分からなくなった結果、

他人に罪をなすりつける形で、物事の本質から目を背け続けて

今のような性格になったんじゃないかと察せられました。

 

目を背け続けていたのは来栖も同じで、

2人が向き合うよう背中を押す役割を千晴(小芝風花)が担っていた所には

連続ドラマならではの醍醐味が味わえましたね。

以前の感想でもさらっと触れましたが、息抜きパートとして描かれている

千晴と社員たち、キッチンカーの店員2人との会話が

何気に物語を動かす鍵になっているんです。

例えば、犬飼(藤原大祐)に「良い顔してますね」と言われたくだり。

そう言われた後に食べた杏仁豆腐で久しぶりに味覚を感じた千晴の様子は、

まさしく、自分自身と向き合ったお陰で

人生が少しずつ変わり始めた喜びを体現しているかのようで、

それから、私が良いと思うキャリアアドバイザーを今からやると宣言したのも、

戸松の自宅に押し掛けたのも、納得の行く流れになっていたと思います。

 

主人公の過去については、初期設定を固めて、現在での話をある程度進めた後に

まるまる1話分使って描く事でメリハリが生まれて、

視聴者に「いつもとは違う」という緊迫感を与えるものだと捉えているので、

やっぱり、3話分で小出しにしていくと話がダレ気味になるかな…感は否めませんが。

まぁでも…味覚障害になるまで心を擦り減らして働いていた初回の千晴のエピソードや、

3話での自分を偽り続けていた笹川のエピソードに加えて、

片足が不自由になり大きな挫折を味わったと語る来栖のエピソードも

今までで描かれたからこそ、

彼の「人は合わない仕事をしていると、肉体的にも精神的にも殺されるんです」

という言葉には重みを感じさせました。

そう考えると、台詞を魅せる意味では、適切な積み重ね方をしていたのかもしれません。

 

で、今回をもって来栖の過去は終わりかな?と思ったんですけど…

まだ何かあるんですね(苦笑)

原作もこんなに謎がてんこ盛りなんでしょうか。

恋愛要素も絡むようですし、2人の直向きな仕事ぶりを描くだけで

十分"ドラマ"になる気がするんですけどねぇ。

 

 

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転職の魔王様 4話 感想|その転職は本当に望んでいる事なのか否か

 

 

今回は何だか、番外編みたいなお話でしたね。

転職よりかは、来栖の元カノ・莉子(岡崎紗絵)と彼氏・周介(曽田陵介)の

パートナー間にある意識のズレや、

来栖(成田凌)と莉子がお互い相手に向き合い、過去の関係性にケジメをつける姿が

メインで描かれていたっていうのもそうですし。

珍しく、転職せずに解決しましたからねぇ。

 

"誰かの人生"を覗き見る話としては悪くないんでしょうけど…。

個人的には正直、前回が心揺さぶられる内容で、

グサっと刺さるものの、言葉や求職者の心情を

自分の将来と重ねながら考えさせられる本作の作りに面白味を見出していただけに、

今回はちょっと物足りない感じは否めませんでした。

 

ただ、"誰かの人生"とは書きましたが、

恋人や家族など守るべき存在がいてもそうでなくても、

自分(たち)の今後を冷静に考えた際に、

莉子のように「プライドだけじゃ生活できない」「こっちを取るならこっちを諦める」と

何かを妥協して、新たなキャリアを積もうとした経験は

多くの人が心当たりあるんじゃないかなぁとは思います。

夢は高く持っていても、中々叶いそうにないから

結局はお金が安定して稼げそうな職に落ち着いたり。良い環境に恵まれなかったり。

「"好き"を仕事に出来る」もそうですが…思い描いた人生を送れるって、一握りなんですよね。

だから莉子に、周介が漫画ではなく配達のアルバイトでしか稼げていない現実を見て、

私が彼を支えるために、もっと収入の高い所に転職しなければ…という

使命感が芽生えるのも共感は出来ました。

 

莉子の登場に伴い、事故に遭う前の来栖の過去もガッツリ描かれて、

これで全て明かされたかな?と思ったんですが、

まだ加害者の葬式に参列した件が残っていたんですね。すっかり忘れておりました。

次回は加害者親族(?)の男性が登場となると、3話連続で過去に迫る話になる訳で…

せっかちな私としては、ここら辺はそろそろ潔く完結させて、

次の段階へとステップアップして欲しいなぁとは思ってしまいますね。

 

まぁでも、「恨んでいる」発言と言い、彼にまつわる謎が多いのは確かなので、

1話でまとまり切らなかったって所なんでしょうか。

とりあえず、"もう1つの過去"回はいつもの作風に戻るよう願いつつ、

じっくり見させていただきます…。

 

 

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転職の魔王様 3話 感想|仮面をつけて働く社会人

 

 

「とりあえず3年」…働いていると耳にする事が多い言葉ですよねぇ。

初めて聞いたのは、私が新人社員研修に参加した頃で、

「自分で一通りの仕事を行えて、仕事の面白さが分かるようになってくる時期」

という意味合いで語られていて印象に残っていたのですが、

その言葉を信じて地道に仕事を続ける社会人は決して少なくないはずで。

身近なテーマを取り扱った内容なだけに、本作ではどう噛み砕いて描かれるのか

注目しながら見ていましたが…今回は一段と良く仕上がった回でした。

 

来栖(成田凌)の過去が3話で描かれ始めたのは意外でしたが、

それが良かったのかもしれませんね。

彼もかつては笹川(渡邊圭祐)と同じく、

仮面をつけて働いていた事で自分の心を殺した人だった。

彼の過去に触れ、2人に共通点を持たせたお陰で、エピソード自体に奥行きが増し、

視聴者も思わず自分事として考えたくなるような話になっていましたし。

来栖の"毒舌"にも、人生の酸いも甘いも噛み分けた重みを感じさせて、

「なぜ彼は毒を吐き続けるのか?」「なぜ彼は"魔王様"と呼ばれているのか?」に

説得力を持たせていたと思います。

 

そして、来栖と笹川が"辛い経験を味わった者同士"ならば、

千晴(小芝風花)にとって笹川は、自分には出来なかった「とりあえず3年」を成し遂げた、

ある意味"尊敬の人"と言えるでしょう。

今回は他にも、来栖と千晴それぞれ

笹川との一対一での対話シーンが用意されていましたが、この見せ方が面白かったです。

会話の内容から、エージェントとしての仕事観や

物事に対する考え方の違いが浮き彫りになっていて、

そんな真反対の2人が1人の求職者に解決策を見出す所により興味が湧きました。

 

本編の息抜き的な社内パートも、ちょうど良い塩梅でしたね。

メインで描かれている「仮面をつけて働く社会人」に対して、

ここのパートで描かれているのは「加工で自分を盛る」で

"偽り"で関連性を持たせているので、蛇足感を覚えないんです。

むしろ、事件の手がかりを掴むみたいにハッとさせられるようなセリフもあって、

何気に重要なパートとして見ておりました。

 

結末も納得出来るものに。

スキル云々は抜きにして、嫌味も言わず、相手の良さを認めてくれているデザイン部に

異動してみてもアリなんじゃないかな?とは思いましたが、

違う舞台で活躍している同期たちに刺激を受け、少し焦りが出始めたのは確かですし。

3年もあの上司の元で働いていたからこそ、今度はちゃんと尊敬の出来る上司の元で

一から働き直して、自分に自信をつけて行きたい…という笹川の意思を考えれば、

やはり転職した方が彼のためなのかもしれませんね。

 

作り笑顔から素直な表情へとゆっくり変わっていく

渡邊圭祐さんの人間味ある演技も相まって、晴れやかな気持ちで見終える回となりました。

ゲストという形ではありましたが、本作での役が一番良かったです。

役者として、一皮むけたような気がします。

 

 

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転職の魔王様 2話 感想|彼女にとっての「やりたい仕事」は何だったのか?

 

 

やっぱり、目を逸らしたくなるほどのシビアな現実と、

たまにはこんな風に夢を見たって良いよね…という希望が

ちょうど良いバランスで描かれた作品だと思います。

「転職の魔王様」が通称になっているくらいなので、

視聴前は、転職する未来もそう遠くない私からしたら

見るのがキツく感じるのかもな〜…と不安ではあったんですが、

最後は必ずスカッと出来て、心晴れやかになるオチを用意してくれているお陰で

安心して見られると言いますか。

それは、来栖(成田凌)が

「人をよく見ている」からこそあえて辛辣な言葉を投げかけるのであり、

実は"思いやり"も奥底で持ち合わせている人物なのだというのを

初回で提示してみせたのも大きいのかもしれません。

 

初期設定の紹介をある程度済ませてからの今回は、

そんな彼と、彼とは真逆で優し過ぎる千晴(小芝風花)が

教育係と見習いとしてタッグを組み本格始動…といった所でしょうか。

前回に続き、来栖の描写は悪くありませんでした。

でも…第三者に転職先を提案する"通常回"となったからなのか、

生意気ながら「もっとこうなったら…」と思う部分がぼちぼち出てきたのも事実。

これから、言語化出来る範囲で1つずつ書いていこうと思います。

 

まず1つ目は、先ほど「人をよく見ている」と書きましたが、

来栖が魔王様と呼ばれながらも、なぜ内定者からの評判が高いのか?について

もう少し説得力のある内容になっていると、

より魅力的に映るんじゃないかな〜という気がしました。

例えば、彼は宇佐美(早見あかり)への評価で、

派遣で2年ずつ職場を転々としては環境に順応してきた事、

後輩の中田(大関れいか)が仕事で辛い時には励ましてくれていた事、

そして、克行(味方良介)が今の仕事を出来ているのも、

彼が1人ぼっちになっているのを他の会話に引き入れてくれた宇佐美のお陰だという事を

克行に伝えるシーンがありましたよね。

個人的にはそれらが…極端に言えば、後出しジャンケンに感じてしまったのです。

だって、展開されている話は基本"現在"がベースになっていて、

「派遣として働いていた10年間」についてはほとんど触れられていなかったから。

一応、彼女の事情や才能を知る場面はありましたが…

1人で彼女の働きぶりを遠くから観察するとか、後輩に普段の様子を聞いてみるとか、

履歴書や職務経歴書から分析してみるとか、

とにかく、秘密裏の行動がチラッとでも盛り込まれていれば、

克行に正論をぶつけるのにも重みが増したのかもしれません。

 

2つ目は、1つ目に関連する事ですが…全体的にやや間延び気味な印象を受けました。

これは、来栖の意外性を見せてギャップを持たせたいからなのか、

(中田も参加していたものの)ケーキバイキング店での合コン、

千晴とエージェント会社の社員たちとのランチ、

杖で阻止して犬飼(藤原大祐)に頼み事をするくだりと、

本題とはあまり関係のないサブエピソードが所々で挿入されたのが原因なんだと思います。

今回はまだ許容範囲でしたが、今後次第では蛇足に感じてしまいそうです。

だからその分、1つ目で書いた"主人公の描写"に尺を割いて欲しい気持ちにさせられましたね。

 

で、3つ目は…結末です。

まぁ、エージェントの仕事柄、求職者が考えもしなかった事を提案して

視野を広げてもらうというやり方は、私も実際経験してはいるのでリアルだとは思います。

ただ、流れを見ていると…

「(何が正解かは)自分の意思で決めてください」と来栖に言われて考えた結果、

宇佐美は「やりたいと思える仕事が出来る会社に就きたい」という

結論に辿り着いたのに、自分がどんな仕事をしたいのか、どんな事に興味があるのかを

自己分析する間もなく、来栖から通販会社の企画職を提案されたのが

どうしても気になるんですよね。

それ、結局、克行の言葉で正社員になると決めたように、

また相手の言葉で自分の将来を決めちゃってない?って。

間違ってはいないんですけどねぇ…何と言うかな…

来栖がノートの中を勝手に読んで企画職を提案するんじゃなくて、

宇佐美がふとした時にノートを見つけて、読み進めていったら「これだ!」ってピンとくる…

みたいな動機であの決断が描かれていたら、納得出来たんじゃないかという気がしました。

 

初回の感想は諸事情あって短く済ませましたが、今回はまぁまぁ長くなりましたね。

改めて、人間の欠けている部分を修復していくんだというのは

掴める話にはなっているんですけど、ちょこっとだけ惜しい感じです。

でも、説教でも人情の押し付けでもない"優しさ"が見え隠れする作りは好みではあるので、

まだまだ好意的に視聴していこうと思います。

 

 

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転職の魔王様 1話 感想|この主人公は割と良いかも?

 

 

※外出先にいるので、初回ではありますが簡単感想とさせていただきます…m(_ _)m

 

なるほど、その人に合った転職先を見つけるまでの物語というよりかは、

人間を修復していく物語なのかもなぁ…というのが読み取れた初回でした。

説教する訳でもなく、お涙頂戴を誘う訳でもない。

とりあえず、主人公が比較的真っ当な人物だと分かって、ホッとしましたね。

 

現実を突きつけるような発言を容赦なくしたり、千晴(小芝風花)の前の職場に行かせる形で

わざわざ彼女の心を抉る行為に出たりするくらいにはドライな性格ではあるものの、

困っている人を目の前にしたら最後まできちっと面倒は見るし、

その人のためなら、退職するきっかけとなった相手に正論をぶつける事だって出来る。

 

一見人が良さそうだけど、実際は部下を道具にしか思っていない

千晴の元上司・竹原(堀部圭亮)の存在が効いていて。

彼と対比させるように描く事で、来栖(成田凌)の人柄を浮き彫りにしていく手法は、

初回でお馴染みの初期設定の紹介としては中々秀逸だったと思います。

 

千晴の件は、心療内科も紹介してあげて…とは思わなくもないけれど。

でも、まるで、昔の自分から変わろうとしている彼女を

鼓舞してくれているようにも捉えられる

主題歌の「♪ここにいる 私はここにいる」という歌詞と。

その歌詞が流れるまでに、心機一転バイトとしてしばらく働く事になった社内を見回して…

千晴のアップに切り替えて…という演出を施したのを見聞きしていたら、

これから伸び伸びと社会のいろんな事を吸収して、成長していく姿が見られるんじゃないかな?とも

期待してしまいたくなるのでした。

 

来栖と千晴が3年前に出会っていたらしい事実はもちろん、

初回で来栖なりの"やり方"を提示した所で、

これから2人で、様々な悩みを抱えた求職者を

どんなゴールへと導くのか?など、気になる部分はたくさんあります。

本格始動するであろう次回以降が楽しみです。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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