2021年08月一覧

ナイト・ドクター(Night Doctor) 9話 感想|やっぱり深澤は医者に向いてないよ。

 

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冒頭の、心美(原菜乃華)を緊急手術するナイトドクターの面々に対してお礼をする

深澤(岸優太)のシーンだけでも違和感があったんですけど…

うーん、患者の保護者じゃないでしょう?

仮に深澤が研修医か、あるいは親が亡くなってから

献身的に妹を育ててきた兄という設定だったら

今回のドナーに対する知識のなさも分かるんですけど、4年目の医者なんですよね??

そのくらいのキャリアならば、心美のような患者と関わった経験とか、

ドナーが後ろ向きの理由だけではない事は学んでいるはずなのに…

一体どうしたら「心美が死ぬのを待っている奴らがいると思うとゾッとする」

という思考回路になるのか理解出来ませんでした。

私が桜庭(北村匠海)だったら一生許さない案件です。

 

今回触れられたテーマが「価値観」という事は、

恐らく同じ医者でも、自分の"大切にしているモノ"を失うと知ったら

冷静でいられなくなる人だっている…という多様性を問う話にしたくて

彼のエピソードを作ったのでしょうが、

それにしたって問題提起の仕方が強引過ぎました。

あなただったらドナーについてどう考える?みたいな、

ナイトドクターそれぞれの意見を聞き出すのかと思いきや…

なんか…特定の名前を出しているだけで、

結局、やっている内容はいつもと変わり映えなかったですね。

まぁそもそも、屋上でバーベキューとか、

団結力の高さ()を見せつけるシーンだとか、揉め事とか、

視聴者を引きつけやすい要素を継ぎ接ぎにしている作品に

1つの物事を掘り下げる事を期待しちゃダメなのか。

 

せめて、今回の深澤の役を、医学に無知で頑固な父親にやらせて、

もちろん心美のポジションも違う子に演じてもらって。

女の子がドナーに登録する事に酷く反対する父親の姿を見て、

深澤自身も「当時は自分もそうだったなぁ…」と思い返し

説得を試みるようにキャラを設定した方が、本作が度々うたう"成長"とやらも

具現化出来たんじゃないかという気がしました。

 

深澤があの面々の中では一番幼稚なんですよね…。

最初の頃はデイドクターの嘉島(梶原善)もしつこい印象が強かったんですが、

今となっては、彼のような人がいるから、見下されるのも仕方ないのかも…とすら

思えてきています(汗)

 

 

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TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 9話 感想|妹は迂闊な人ではないはず!

 

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音羽賀来賢人)が嵌められるのは想定内でしたけど…

涼香(佐藤栞里)のあまりにも素直な性格にはびっくりたまげちゃいましたよ。

…え?なんで?って気持ちが強い。

冷静に考えたら、音羽がクビになるのになぜ

喜多見(鈴木亮平)の"空白の1年間"という、違う人で、しかもピンポイントな部分を

話さなきゃならんのだ…とは思わないのかしら(笑)

音羽が好きで助けたかったとしても、

久我山鶴見辰吾)側がどんな事情を抱えているか知らないとしても、

「彼はお兄さんやMERを守るために自分の夢や人生を捨てようとした」の流れで

私が涼香だったら「音羽先生が何をしたんですか?」くらいは聞きたくなるけどねぇ。

兄を信頼してきて、秘密を守り通してきた彼女があっさり口を開くとは到底思えません。

 

そこで…ピンと来たんですよ。

涼香が過去を話し始めるシーンが(サイレントでも)映らないまま

次の 街中にニュースが流れるシーンに切り替わったのは、

他の誰かがリークしたからなんじゃないかと。

つまり、彼女はエボラ熱とは違う嘘をついた。

あの続きは、次回の冒頭か中盤で放送される…はず。

じゃあリークした犯人は?となると、

椿(城田優)の場合、喜多見は自分にとって自由に動ける状態にしてくれた"恩人"だから

窮地に陥らせるほどの恨みを持っているとは考えづらいですし…

何となく公安なのかなぁ?と思っています。

 

白金大臣(渡辺真起子)に対する「なんで?」は、

書いたらまた同じような文章になってしまいそうなのでカット。

しかしさ…陰謀論・政治色が強くなる所は前作の最大の欠点でもあったけれども、

作品の魅力を本当に壊しますよねぇ。

公安も出てきた事によって、本来描くべきジャンルを他のジャンルが侵食していくような

違和感が徐々に強まっています。

久我山がデレてくれたって良いんですけど、最後まであの憎たらしいキャラは貫くのかな。

次作も設定的に"悪党"が絡んできそうな匂いがプンプン漂っていて…

日曜劇場テイストの勧善懲悪モノに食傷気味なんですよね、最近…(汗)

 

 

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推しの王子様 7話 感想|ある意味似た者同士な2人

 

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「あなたの人生は私が作るものじゃない。あなた自身が作るものだから」

航(渡邊圭祐)がせっかく勇気振り絞って告白してくれたのに…

それ、言っちゃうかぁ…(泣)

 

確かに、彼は"空から降ってきた王子様"でもなければ、

画面の中の推しが現実世界に投影された人物でもない。

あくまでも、自分なりの人生を送る未来ある若者。

限られた生活の中で苦しんできた経験をした彼女だからこそ、

もっと外の世界へ飛び立ってもらいたいという親心が芽生えたんでしょうけどね。

でも、同時にこうも思うんですよ…

相手の気持ちを汲み取らないまま自分の考えを押しつける所は

選択肢の中から1つ選んで思い通りのストーリーを作り上げる

乙女ゲームと一緒なんじゃないかって。

 

周りに認めてくれる人がいなかったから、自分自身にも得意なイラストにも自信が持てない航と、

ゲームとの出会いで"推し"が生まれ、"推し"の存在に支えられる生活を送ってきた分

生身の人間とどう接したら良いのか自信が持てなくなってしまった泉美はある意味似た者同士。

「言葉の裏側にある本音を知る」の次は

「相手の人生への踏み込み方を知る」の段階に突入しているのはお互い一緒であって、

やっぱり、誰かが一方的に育成するのではなく、育てつつ育てられつつの物語なんですよね。

ただのすれ違いでも、他とは違った焦ったさがこの作品にはあります。

 

強いて言うなら…度々差し込まれていてずっと気になっていた

航の母が家を出て行ったシーンに行き着くまでの経緯を、

今の航から語られる状況説明台詞だけじゃなくて

回想で深掘りして行って欲しかったかなぁ…?という感じは否めませんが。

どんな絵を出しても褒めていてくれた母の心情、それで得た学生時代の航の幸せ、

父の倒産で一瞬にして打ち砕かれた悲劇…

母と息子の関係性の変化が掴み取れる描写が施されていたら、

イラストコンテストで自分の想いをキャラクターに投影するシーンも

もう少し感情移入出来るものになっていた気がします。

 

まぁでも、職場内の空気も良ければ、

お仕事パートもちゃんと描かれているので見やすいですね。

次回予告は…何年後とかに飛ぶのかしら?

 

 

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緊急取調室(2021) 5・6話 感想|鈴木浩介さんは来期もお忙しいもんねぇ…

 

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5話の感想を書きそびれてしまったので、6話と一緒にざっくり書いちゃいます。

 

5話「容疑者はロボット」

 

このサブタイトル、5話の内容を物語っている感じがして良いですよねぇ。

ファイル名を見た時に思わず唸っちゃいましたわ。

 

事件の真相としては、万里(黒川智花)に突き飛ばされ頭を強打した和代(夏樹陽子)が、

まだ息があったうちに棚近くのコードを引っ張り、とどめを刺すかのように

その勢いで落ちてきたロボットが頭に当たって死亡した…というもの。

一部始終を見て24時間放置していた村松小池徹平)は保護責任者遺棄容疑で逮捕。

 

という事で、和代に関わった者はみんな犯罪者だったのですが…

ロボットの落下は事故とも言える訳で、

万里が実際に彼女を殺害した犯人なのかどうかは分かりづらい。 

一応未遂だから、罪はそれなりに重くなるんでしょうけど、

序盤の方で言っていた頭部の2箇所のうち

どちらが直接的な死をもたらしたのかは言及されていなかったような気がして、

断定出来る証拠がないまま「みんな怪しい」という

何となくの印象で見終えた内容だったと思います。

ちょっとこれは法廷モノで続きを見たい案件だなぁ…。

 

しかし、みんながそれぞれ、良くも悪くも自分の気持ちにまっすぐで、

相手の言葉や言動を受け入れず

"思い込みで""一方的に"動いていた人間であった事は伝わってきました。

「容疑者はロボット」はそこにかかっていて、

(加筆されない限り)決められたプログラムでしか動けないというロボットの特性を

登場人物に置き換えている作りになっているのが面白かったです。

要は捉え方次第なんですよね。

「お母さん、一生言わないから。」の発言も、当時のおもちゃを持った息子の写真を飾るのも…

"束縛"のフィルターで見てしまえば、

母はいつでも弱みを握っていつ暴くかを目論んでいるようにも捉えられるし、

かと言って"思いやり"のフィルターで見てしまえば、

母はいつでも大切な我が子を守っているとも捉えられる。

ちらちら映し出された回想だけじゃ、母が心から息子を愛していたかどうかは

はっきりと分からないですし。

「あなたなら、どう見る?」そんな余韻が残りましたね…。

 

それにしても、小池徹平さんはいつしか悪役なのがお馴染みになってきましたよねぇ。

そして、あの人と結婚したらやばい…ネジぶっ飛んでる…と思える

黒川智花さんの演技の上手さ(笑)

中ボス(?)じゃなくて、メインとして1話まるまるあの演技を堪能したかったかしら。

 

 

6話「怪物の逃走」

 

素人でも怪しいと分かる「どこにいても必ず見つけるよ」を聞き逃すか…?とか、

監物(鈴木浩介)ってこんなに暴走するキャラだったっけ…?とか

いろんな違和感を覚えながら見ていましたけど、

なるほど…彼の境遇を描くためのものだったんですね。

 

警棒で窓を割って侵入するくだりが公安らしかったですし、

話の展開的にも「ボイス」っぽい…いや、それよりも緊迫感のある内容。

でも、まさかキントリチームよりも先にモツナベコンビが解消するとは思わなかったなぁ。

来期の「ドクターX」と撮影スケジュールが被るからなのかなぁ。

モツさんの異動によって、前作でも何やかんや匂わせては終わった"解散"も、

本作は本当にやるんだろうし、本気でシリーズを完結しようとしているのだという

現実味が湧いてきてしまいました。

まぁ、よくよく考えたらどの方々も第一線で活躍されている役者さんで、

高齢化もしてきていますから…うーん、でもやっぱり寂しいものがありますね。

 

事件内容に関しては…本来のイメージの駿河太郎さんが戻ってきたって感じですね(笑)

頼もしさに涙を流していた某交番ドラマの翌日に

子供を誘拐しようとする悪役としてキャスティングされるという鬼畜っぷりw

しかし、動機自体は…息子との思い出や、可愛がっていた過去が描かれなかったためか、

出世の道が閉ざされた事で息子への執着に走る気持ちがよく分からず。

愛人もいるのに。過去には暴力も振るっていたのに。

子供ファーストだったとしても、脅迫したらその後がどうなるかも想像出来るだろうに。

それでも犯行に及んだのはなぜなのか。私がどこか見落としてるのかな?

 

そして、すっかり忘れていた善春(工藤阿須加)と1,2話のハイジャックの件も

次回は進展があるようで、物語が大きく動きそうですね。

ところで…黒幕らしい大谷亮平さんが小物にしか見えないのは気のせいでしょうか。

 

 

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ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 6話 感想|制服という鎧をまとった警察官たち

 

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振り幅エッグいなぁ…………。

いや、次回予告の時点で「2人の関係に亀裂が走る」とはうたっていたから、

川合(永野芽郁)と藤(戸田恵梨香)のコンビが最強だという風潮、

思いっきり笑えるメンタルヘルス教育の後に

大きな反動がのしかかって来るだろうとは覚悟していたんですが、

想像以上に衝撃的でしたね…あのシーンは。

 

取り扱っている事件に刑事ドラマみたいな派手さはないけれど、

私達が実際に生活していく中で起こりうるものばかりで、

それも視聴者目線に立って寄り添う描き方になっているから

自然と自分事のように見てしまう魅力があるんですよね。本作のお仕事パートって。

チャイルドシートを付けなかったらどうなるのか」

今回は特に、それが教訓として頭に痛く焼きつき、

疑似体験出来た作りに仕上がっていたと思います。

川合が女性に怒りをぶつけたくなる気持ちも分かるし…

私でも「何も知らないで!」って同じ態度をとっていたかもしれない。

でも、当事者を増やさないために生活の安全を守るのが警察官の仕事。

トラウマになるほどの事故現場を何度も見てきては

任務を果たしてきた警察官には、頭が下がります…。

そして、原作では既に話題になっていた今回の話を

実写化を通してストレートに届けてくださった本作のチームにも、頭が下がります……。

 

指導する立場として強くあろうとする藤が、初めて泣く姿を見せたのも印象的でした。

外で仕事する時に着ている紺色のベストは、あのシーンでは着ておらず。

「制服を着ている時は警察の面構えでいろ」は自分にかけるおまじないでもあったし、

ベストは自分を奮い立たせるための鎧にもなっていたんですね。

鎧をまとっていると言えば、制服を呪った宮原(駿河太郎)や、

怒りを露わにした伊賀崎(ムロツヨシ)もそう。

川合のひよっこな部分を"警察官だって一人の人間"という視点でずっと描いてきたからこそ、

上司達も、理不尽な想い、やるせない気持ち…消化しきれない経験を積み重ねてきて、

たまに嘆いては「警察官だから」と気を引き締める形で

弱音や本音を押し殺し続けてきたんだろうという心情が垣間見えた内容でもありました。

 

そういう意味では、私達はプリキュアではないとは言っていたけれど、

制服をまとって気合を入れる点においては、

変身してコスチュームをまとったら力や素早さが倍以上になる所と

重なるものがあるんじゃないかなぁと思っています。

あとは…「誰だってプリキュアになれる」もそうなのかな。

自分で正しい知識と教養を学んでいけば、町を、大切な人を、自分の命を守る人になれる。

子供は前半のパートはしんどいだろうから、後半パートを特に見てもらって、

保護者は1話まるごと見る事をお勧めして…教材にしても良いんじゃないですかね?

 

そして、同期の桜(徳永えり)の件。←書いてみたかっただけ。分かる方は分かる…w

てっきり亡くなったとばかり思っていました。ごめんなさい(汗)

でも、藤からしたら、車椅子でリハビリしている姿を見ているのも

同じくらい辛い出来事なんですよね…きっと。

 

 

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彼女はキレイだった 7話 感想|樋口を抱きしめてあげたい人続出の回

 

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樋口(赤楚衛二)………やっと"漢"を見せたのに、樋口………………(泣)

主題歌が彼のいる場面でまた流れる辺り、もう彼のためにある曲みたいなもんでしょう。

曲調と心情のシンクロっぷりが半端ないのよ…。

 

今期のフジドラマ、木10のミッチーもそうですけど、人間が出来過ぎているんですよねぇ。

だから、頑張っているのが報われない姿を見るのが辛い。

でも、最後のシーンで、樋口に足りないものが何か、

宗介(中島健人)と決定的に違うものが何かがハッキリ分かってしまった感じかな…。

好きな人ファーストな性格が邪魔しているのか、

普段から大胆な行動が出来ない所が欠点なんだと思います。

 

あの時は体を壊してまで探しに行ったんだから、別に隠す必要もなければ、

なんなら「記事見て心配になって行ってみたんだけど大丈夫だったの?どっか怪我してない?」

くらい言って愛(小芝風花)の気を引かせる事だって出来ただろうし、

愛が宗介を探しに走ってしまうのだって、物語の設定上仕方ないにしても…

走る手を引っ張って勢いでキスする事も出来たはずで。

そもそも、ジャクソンという呼び方に本気度が伝わってこなかったですもんね。

急に下の名前で呼び捨てしたら、ドキッとさせられたのに…。

視聴者は彼が1人で抱え込んでは何もなかったかのように振舞おうとする姿を見てきただけに、

二度とチャンスはないと確定したラストはもう…絶望以外の何物でもないです(泣)

 

一方で、宗介はかなり自分を優先しているのが分かりやすい(苦笑)

凄いよね。梨沙(佐久間由衣)が愛じゃないと知った途端、

なぜそんな事をしたのかの理由も聞かずゴミのように捨てるという。

手紙も書いてきたのに人の話を聞かない。梨沙も元々カミングアウトしようとはしていた。

「話がある」って言われたのにスルーしたのはそっちじゃん!

って心の中でツッコみましたよw

 

ここ最近ツンデレ描写が増えてきて、せっかく(良いように)当初の嫌な印象を

忘れかけていたのに、また回想を流すもんだから、

やっぱり彼とは長く続かなくね…?と思ってしまって。

椅子の高さを調節する時の顔の近さだったり、

飼い犬と言わんばかりにバッグのヒモを引っ張ったり、

半ば強制的に自宅に連れ込んだりするのは"好きだから"やっている行為だけど、

それは愛も彼への想いは同じだから成立しているのであって、

人によってはモラハラに見えてしまうかもしれませんし。

大体…振り方に優しさの欠片もない人ですよ?

仮に付き合って同棲したとして、愛に興味がなくなったら

バッサリ捨てそうな気がしてなりません(汗)

 

という訳で、うーん…2人の両想いは応援しづらいかなぁ…?

「16年前の思い出」という共通点がないまま出会っていたら

好きになる可能性は限りなく低かったとも考えられますしね。

 

ところで、「気がつくと君の事ばっかり考えてる」

「そばにいたいんだ」「君が好きだ」の胸キュン台詞三連発…

あのシーンだけ"長谷部宗介"じゃなくて、"セクゾ中島健人"に見えたのは私だけ?(笑)

大サビ前に言ってそうな感じ。 

 

 

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ナイト・ドクター(Night Doctor) 8話 感想|昼医者も悪い人ばかりではない事が判明

 

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まぁ…最後の解決方法が腑に落ちたものだっただけに、

今回の話はマトモに仕上がっていたのかしら…。面白いかどうかは別として。

 

 

ただでさえデイドクターから罵声を浴びせられる

"ナイトドクター下げ"の描写がされまくっているのに、

今回では、後輩の脳外科医がサクッと執刀出来て

自分は何も出来ない無力さを痛感した成瀬(田中圭)の様子が早々に盛り込まれたり、

深澤(岸優太)の話を聞いたりしている限りでは、

「救急の仕事に就いていると専門的な勉強が出来ない」「最新技術のための腕も磨けない」

だから、ナイトドクターは"救急のプロ"ではなく"踏み台"でしかない…とも考えられる

負のエピソードが続いていて、

医療ドラマなのに、そこに配属されている医者達に誇りが感じられず

情けない印象が残ってしまうのではないかと途中まで見てきて不安だったんですが。

成瀬は成瀬で、専門医が手術しやすいように夜通し患者を管理する形で

ナイトドクターとしての使命を果たし、

彼をきっかけに、部下達も二足のわらじを履く働き方を

決意する流れに落ち着いたのはホッとさせられました。

 

しかしねぇ…八雲先生(小野武彦)が

「朝まで患者の命をつなぐ医師。ナイトドクターですから」

なんてかっこいい事言ってましたけど、今までの回を見ているとピンと来なくて。

なぜ今更「デイドクターとの連携」を…?

ついでに言ってしまえば、なぜ今更「チーム内での役割分担」の提示を…?という、

勿体ない気持ちが強いです。

実際、成瀬がいてもいなくても成立するような描写ばっかりでしたし、

"朝まで責任を持って働く"という見せ方をしたいんだったら、

昼の時間にスイカ割りしたり、キャンプしたり、合コンに行ったり、屋上でダベったりと

遊び呆けている場面の方に尺を多く割いている事が大問題。

今回のやり取りを早い段階で描いていれば、本作に対する見方も変わったかもしれません。

 

神対応!!とも思える後輩の脳外科医もナイトドクターの良さを認めてくれた事ですし、

せめて、もう他部署からのディスりはやめて欲しいんですけどね。

 

そして、中の人が多忙だからなのか分かりませんが、

個人的に一番存在感の薄かった桜庭(北村匠海)は…

胸を抑えるシーンがあった辺り、次回は本格的に出番がある感じでしょうかね?

 

 

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TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 8話 感想|ついに明かされた"空白の1年間"

 

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ついに明かされた、喜多見(鈴木亮平)の"空白の1年間"。

まぁ、1話からずっと加害者も助けてきた彼だから、大体予想出来たし、

"らしい"なぁ…とも思っています。

しかし、テロリストの存在を隠した点においては立派な犯罪で。

それが原因でツバキ(城田優)は逃走したのであって、とても褒められた行為とは言えない。

「どんな命でも助ける」これは喜多見にとって強みでもあり、弱みでもあるんですね。

赤塚(石田ゆり子)のサポートによって1年で出所したとの事で…

テロリストの犯罪行為の加担・隠避罪でよくそんな短期間に落ち着いたな…と思う以前に、

医師免許が剥奪されなかったのが不思議なんですけど、もう良いや(笑)

 

そして、音羽賀来賢人)のツンデレによりデング熱って事で解決した件。

誰が見ても嘘なのがバレバレなのは、最終回のメインの話になるであろう

「TOKYO MERを潰す→全員クビ」の伏線のつもりですかね?

あの回答で政府が納得するとは思えず。

途中までどんなに反抗しようが、

やっぱり喜多見の事が(仲間として)好きなんでしょっていうのは

今までの回を見ていれば分かるので…

もしも解雇通告される時が来たら、彼と一緒に辞める覚悟が出来ているんでしょう。

 

赤塚の病気については、最終回に合わせてもう少し引っ張ると予想していた分、

人がいる前で倒れる展開を持ってきたのは意外でした。

まぁ、「死者ゼロ」を貫く作品だから、ここは特に重要視していません。

喜多見も直接手でコードに触れて、長く気絶していた割には、後遺症はなさそうですし。

なんてったって、みんな無事な世界。治癒力の強い人々が集まった世界ですから(笑)

 

でも、本作の中で1つ弊害になりつつあるのは…公安の存在で。

なぜか病院内に医者がまともにおらず、ただでさえ人手の足りない現場なのに、

土砂災害に巻き込まれたらMERの面々に迷惑をかける事を何にも考えてない行為なんですよねぇ。

喜多見の弱みを握るためなら体も張るらしい。

そして、電気が不足している中で盗撮をするという悪趣味具合。

どうせなら、仲良く車掃除している所を撮ってくれ!と思ったのでしたw

 

 

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推しの王子様 6話 感想|外の世界に触れる泉美と航…の巻

 

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言うなれば、家だけでなく、

時には外の世界に足を踏み入れる大切さも知る…といった内容でした。

"賭け"がきっかけで仲違いした泉美(比嘉愛未)と航(渡邊圭祐)。

素直に受け取り過ぎる航は有栖川(瀬戸利樹)から"好き"の尊さを、

光井(ディーン・フジオカ)から言葉の裏側に隠されている想いが何かを考える事を学び、

素直になれない泉美は光井から、直接謝罪の気持ちを言葉にして伝える事が

最も適したコミュニケーションツールだというのに改めて気づかされる。

 

本作が単なる育成物語ではないとは初回の時点で感じていたけれど、

なるほど…航と泉美がそれぞれ、外の世界にいる人々との交流を通して

いろんな考えを吸収していく話も描かれるんですね。

そして、アドバイスした方も、相手に話す事で自分の気持ちを整理する機会を得る。

コンセプトとしては理にかなっているし、

今回の描写が誰かに片想いし続ける者の心情を掘り下げる役割も果たしていて、

結果的に、矢印が向かい合わない四角(五角)関係の持つ面白味が増す

作りになっていた気がします。

 

あと、前回の感想で、有栖川の当初の言動について

「あのパワハラ描写はなくても良かったのに」といった感想を書きましたけど、ちょっと撤回。

当時はクライアントへの提出やらで仕事が忙しかったのに、

その中に言葉遣いもマナーもなっていない新人の教育も加わるとなると

イライラしてしまうのも仕方ないと思えたのはもちろん…

今となっては、あの衝突があったお陰で、

お互い 会社の事とか、悩みとか、推しがいる事の有り難みとか、

腹を割って話せる関係性になれたのにも頷けるものがありました。

「好きな人がこの世にいるってだけで、自分の居場所が見つかった気になるんだ」

歴オタの有栖川が言うから刺さる言葉。すっかり優しくなったなぁ。

 

光井も当て馬の中でも聖人のようで、

泉美への好意よりも目の前の困っている彼女を助ける事を優先する綺麗な心の持ち主ですし。

杏奈(白石聖)も、中の人のこれまでの出演作品のイメージが強いのもあるけれど(笑)

航が自宅まで届けてくれて、弱っている時に励ましてくれたら

勢いでキスしてしまう小悪魔系女子として描かれた可能性だってあるだろうに、

あくまでも"仕事熱心なキャラ"にとどまっているのが、斬新で良いですね。

 

最初の頃は「何だこの人」と思う人もいて、

何となくどの登場人物にも魅力が感じられないまま見ていましたが、

今ではみんな人間性が成長してきているのが伝わるので…

回を重ねるごとにどんどん見やすくなっている事に驚いています。

 

 

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ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 5話 感想|チンピラ大奥が抱える秘密

 

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2週間の特別編を経ての再開。待ってました!

コメディの部分も、真面目に"お仕事"を描く部分も、

いろんな見所が詰まっていた特別編を放送してきただけに、

新作はそれらがカットされずじっくり見られるという事で

どれだけ面白さに拍車がかかっているか期待してしまうもんですが…

いや〜、楽しかったですな。

こんなに笑える作品だったっけ?ってくらい序盤から惹きつけられました。

ロボコップ藤」「情報源が補導少女しかない」「ときめきファイア バーン」

「飛んだ放火魔」「チンピラ大奥」パワーワードが過ぎる(笑)

あと台詞以外で追加するなら、初恋相手の武田(小関裕太)が今度の講習会の担当だと聞いて

はしゃいだり、お願いお願いおねがぁ〜いしたりする川合(永野芽郁)と藤(戸田恵梨香)が

一瞬年齢差や上下関係を忘れるほど乙女になっていたのが可笑しかったです。

戸田恵梨香さんって、あんな声出るんだなぁ…w

 

そんな感じで、今回は放送開始40分まではコメディが強めで、

以降は三宅夫婦の介護問題に触れる…といった緩急ある作りに。

しかし、「警察官だって恋をする普通の人間」を描き、一見ぶっ飛んでいたコメディパートでも、

合コン中でも消防車のサイレンが聞こえたらすぐに仕事モードに切り替えられたり、

三宅夫婦に出会ってからは目の前の案件に打ち込んだり、

デート中にある妄想がきっかけで武田の話が入ってこないほど気になって仕方なかったりと、

様々な形で、どんな時でも根底にあるのは"警察官としての使命感"というのが描かれてきたので、

終盤の正反対な展開に繋げるのにも無理がありません。

 

そして、川合の新たな学び。

今までも警察界の現実を思い知らされては自分なりに吸収してきた彼女だけれども、

今回はそれらとはちょっとベクトルが違って、

理想の恋愛を語っている姿が頭に焼き付いていただけに、切ない余韻が残りましたね…。

「公務が入ったら、好きな人に背中を向けて走らなきゃいけない仕事だって

藤さんから学んだから」

これ、一人前の警察官を目指す覚悟がある人じゃなきゃ言えませんって(泣)

仮に気づいていたとしても、プライドが邪魔するかもしれない。

すぐへこたれて、もうやめたいって言い張っていた最初の頃が嘘みたいで。

川合も藤たちの下で、着実にタフな人へと成長していっているんだというのを

実感させられた回でもありました。

 

一方で、かつてはチンピラ大奥の仲間だった元同期については、まだ詳細には触れられず。

あの写真を見てからの…コンビに亀裂が走るとうたっていた次回が気になりますね。

自分が可愛がられていたんじゃなくて、かつての同期に似ていたから

その代わりとして可愛がられていたんだという思い込みに走ってしまうのか?

ついでに…これは前々から思っていましたが、

川合のモノローグが過去形なのも関係ありそうな気がしてならないです。

 

 

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