2022年秋ドラマ-祈りのカルテ一覧

祈りのカルテ〜研修医の謎解き診察記録〜 2話 感想|裁判沙汰にならない?

 

 

えええ〜!!ふ、腑に落ちない…。

「患者のプライバシーに踏み込むな」と言っておきながら

一番踏み込んでいるのは冴木(椎名桔平)な気がするんですけど…(汗)

娘と孫が知らないままなのにもモヤモヤしますけど、

退院した後に早くに亡くなって、それで解剖する事になって、

いざ解剖してみたら診断と違う症状だった場合は

訴えられて裁判沙汰にもなりそうなんですよねぇ。

下手したら、医師免許も剥奪されてしまう訳で。

もし本当に患者の意向に沿ったとしたなら、その覚悟はあるんか?と

思えてしまったのでした。

 

まぁでも…オチが微妙だった所を除けば、

前回よりも形になってきたと言えるんでしょうかね。

コードブルー(緊急招集)のような医療あるあるエピソードや、

研修医である自身の未熟さを表すベタな描写がなくなった分、

少しだけ"謎解きミステリー"には見えました。

研修医同士によるコメディパートも、今後上手く行けば

物語に緩急をつける役割にもなるかもしれませんし、

よくよく考えてみれば、みんな仕事はきっちりやっているので

そんなに不快感もありません。

あと気になるのは…一回だけなら良いものの、

特に案件と関係がないため、何度も挿入する意味を感じられない

みどり(池田エライザ)周りの患者エピソードくらいかなぁと。

研修医の成長は諏訪野(玉森裕太)の様子を描くだけでも

十分成立する気がするので、

彼女のエピソードは"みどり回"として集中的にまとめた方が

より見やすくなると思ってます。

 

指導医の描かれ方については、

今回では研修医と明確に差別化されていて、そこも安心でした。

前回の感じだと、放任主義に見えたのが原因で、

主人公が何でもワンオペでやっている違和感が増してしまっていたんですよねぇ…。

会議や面談といった大事な場面には一緒にいて、適度なタイミングで助言してくれる

上司の存在がいる事がはっきり描かれていれば、

諏訪野の前に出る行為も、彼のサポートあってこそなんだろう…というのが伝わってきます。

次回以降もそのくらいの匙加減で行って欲しいですね。

 

そうそう…広瀬(原田泰造)のあの台詞には笑かされました。

脚本家が脚本家なだけに、"偶然"じゃないというね(笑)

 

 

10/23追記:

3話も見ました。

(一部本筋に絡められていたとは言え)私が指摘していたみどりパートだけでなく、

主人公の家庭パートや女医同士のお喋り、安定の研修医パートと

再びガチャガチャした内容になっているのを見て、もう感想は良いかなぁと。

 

父が誰か?を探すミステリー部分は斬新でしたが、子宮頸がんは主人公の憶測から始まって、

肛門科(?)の専門医にも相談せずに

手術してまるっと解決!というのもちょっと…でした。

先が読みやすいか、モヤモヤするかで、腑に落ちない結末が続きますね。

 

他に溜まっているドラマの感想もありますので、断捨離させていただきました。

とりあえず、今後は視聴のみでいこうかと思います。

 

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


祈りのカルテ〜研修医の謎解き診察記録〜 1話 感想|避難訓練みたいなコードブルー

 

 

開始して3分経ってから、ぞわぞわした感覚に。

うーん…あの青みがかった質感のある映像と、

ぴよ〜〜ん…ぽよよ〜ん…な間抜けな劇伴が

噛み合わないと感じてしまうのは私だけでしょうか…(汗)

そして、研修医が主体の作品だから仕方ない部分もあるとは言え、

間を挟まずに研修医同士でのコミカルなやり取りが繰り広げられる。

さらに言ってしまえば、「何も出来ない自分がムカつく」といった

自分の非力さを痛感するみどり(池田エライザ)の台詞を入れるくらいなら、

その前の緊急招集のシーンで、周りに追いつけなくなる医者の様子を

面白おかしく描いたのにもちょっと疑問でしたね。

 

最後まで見てみれば、あの映像にした理由も、

本作がどこを目指して行きたいのかも分からなくはないんですが。

それにしても…「カルテから謎を見抜く」という本筋から脱線しているネタが多過ぎて、

構成が全体的にガタガタになっているのが気になります。

コメディパートはもちろん、緊急招集のエピソードなんて

今回の案件に何の関連性もないから、話の腰を折っているようにしか思えませんし、

研修医ならではの"新人お仕事奮闘記"らしさも、

主人公が手がかりを掴んで考察している描写過程を薄めてしまっているんじゃないかなぁと。

とりあえずは…研修医同士のやり取りは控えめにして、

「コメディタッチなのかハートフルなのかどっちつかず」

「急に推理スペック発動し出した」唐突感を和らげていって欲しい…というのが、

初回を見て強く感じた事でしょうか。

 

肝心の推理にしても、手がかりを辿って行かなくとも予想のつきやすいもので、

設定の都合上「やっぱり」といった所か、

2年間毎月同じ症状で入院して毎回同じ日に退院しているのに、

誰も彼女の本音に気づかなかったの…?というツッコミどころもありましたね。

 

まぁでも、これまた懸念点の1つだった"ドジっ子主人公"に関しては、

本作の場合は、うるさくもなく、資料をドタドタ落とすでもなく、

基本的に冷静な性格として描かれていたのにはホッとしました。

諏訪野(玉森裕太)のキャラが唯一の救いになっていたと思います。

 

いろいろ粗はあるものの、描こうとしている事は、

脚本家・根本ノンジさんが以前描かれていた「監察医 朝顔」のような

温かみのある作風を彷彿とさせて悪くないので…これももう少し様子見ですかねぇ。

 

あと…最後に余談を。

また話が前後するようですみませんが、あの緊急招集=コードブルー のくだりは

たまたまお見かけした某医療従事者の方の呟きによると、

実際の医療現場でもあんな感じで大人数が集まるみたいです。

どんな状況でも関係なく、出来るだけ集まれ…の合図との事。

避難訓練かと錯覚しちゃいましたが(苦笑)あり得なくはないんですねぇ。

だからと言って、途中で盛り込む意味はある?という考えは変わりませんけども。

 

↓次回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ