2023年03月一覧

忘恋剤 感想|失恋も人生の通過点…なのね。

 

 

「to forget the memories of your love」と書かれた箱の中に入っている

青いポッキーを1本食べるごとに、半年間の記憶を忘れる。

副作用として、削除対象となる記憶を鮮明に思い出す症状が現れる。

たった1本だけ入っている赤いポッキーを食べれば、記憶を全部取り戻せる。

…と、そんな設定らしいです。

 

設定が設定なので結末も読みやすいですし、

30分の単発ドラマである都合上か、一気に食べ過ぎると禁断症状が…とか、

赤いポッキーを食べた代わりに違う記憶を忘れてしまう…とか、

そういった条件を使っての捻った展開も用意されていません。

しかし、物事をストレートに描くのに徹したからこそ、響くものがあった気がします。

台詞からして、恐らく2人とも20代後半なんだろうと窺えて、

まだ中堅どころのポジションでもなく、ちょっとだけ青臭さも残っている…

その年代ならではの味わいを感じさせる内容でした。

 

葵(吉川愛)は常に慎重派で、贅沢は一気に満喫したいタイプだけれども、

景(倉悠貴)は楽観思考で、贅沢は小まめに味わいたいタイプで

考え方や価値観が真反対の2人。

唯一合致していたと言えば、慣れない土地である大阪に

居心地の悪さを感じていた"出会い"の時だけ。

恋愛の記憶(=回想)を辿るごとに、2人がどんな日々を送ってきたのかを

掘り下げていくかのような描写の仕方が、実に繊細なんですね。

 

そして終盤は…服用するにあたって、全て思い出した上で綺麗さっぱり忘れるか?

それとも、消した記憶を取り戻し、バネに変えて前に進むのか?という二択を迫られる事に。

先ほどは捻った展開はないとは書きましたが、

その選択によって2人の人間性を浮き上がらせるという

小さな仕掛けが施されている所は面白かったです。

で…最終的な結論は「人を再び傷つけないためにも、辛くて苦い記憶と共に生きていく」

別れてからだと、どうしても嫌な記憶が先行してしまいがちなんでしょうけど、

5年間も付き合っていたのなら、あの家での暮らしのように

同時に幸せな思い出もいっぱいあったはずで。

その事実すらも否定しない考えに至ったのにはホッとしました。

忘恋剤をきっかけに、全てひっくるめて"愛しい時間"だったのだと気づけた2人からは、

ほんのわずかながら、明るい未来に向かっていくんだろうな…という

兆しを感じさせられもしましたね。

 

根本のテーマは違うものの、個人的には「ブラッシュアップライフ」が放送されて

間もない内の本作で、良いタイミングだったとも思っております。

葵も景も完全に別れた訳だけれども、

過去ともしっかり向き合いつつ、こうして人生経験値を積む事で、

素敵な出会いが訪れて、少しでも悔いのない日々を送れるのかもしれない…

そんな爽やかな余韻の残る作品でした。

 

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罠の戦争 11話(最終回) 感想|竹は枯れて終わりではなかった

 

 

仲間を次々と失う享(草彅剛)の孤独が描かれた前半と、

泰生(白鳥晴都)の発していた言葉や

今でも父の教えを守っている様子を目の当たりにしたのを機に、

自身のこれまでの過ちと向き合い覚醒する姿が描かれた後半で、

ある意味2部構成になっていた最終回。

この構成が、最終回を上手く盛り上げてくれていたんじゃないでしょうか。

奥底に眠っていた良心を取り戻し、原点回帰していく…

思わず「あの頃の享が帰ってきた!」と喜びたくなるような、

高揚感溢れる内容に仕上がっていました。

 

ただ、闇堕ちするにしても、目を覚ますにしても駆け足気味で、

そうなるまでの"間"の描写が不足している所だけが、本当に勿体なかったなぁとも思います。

前回の感想と似たような事を書きますが…例えば、復讐計画の実行と並行しつつ、

本来の政治活動を通して権力で人を助ける事のやり甲斐を感じる様子に尺を割いていれば、

鶴巻(岸部一徳)の「気持ち良いだろう」という言葉の持つ

おぞましさも増したのかもしれませんし。

目を覚ます過程も、妻から聞かされた息子の言葉で急にハッとさせられる…というよりかは、

ターゲットを潰すごとに仲間を徐々に失っていき、妻にもとうとう家を出て行かれ、

このまま「上へ上へ」志向を変えずに進むべきか?

それとも後悔する前に一旦立ち止まるべきなのか?と葛藤する享の心境に

焦点を当ててみてもアリだったのかもしれません。

まぁ何にせよ、8話からの話の進め方にムラがあった…そこに尽きますね。

 

他にも、そんなに上手く行くもんなの!?という描写も

多い気はしましたが(笑)←今回で言えば、2人ともよく当選出来たね…とか

でも、善から悪、「当初の顔つきに戻りかけ」など

様々な表情を見せて下さった草彅剛さんの演技を筆頭に、

毎回挟み込まれる眞人(杉野遥亮)の植物うんちくが物語のアクセントになっていたり、

それぞれで複雑な心情を見せる登場人物の奥行きだったり、

政治の闇と、それに飲み込まれそうになる様を引き立たせるライティングだったり。

諸々のセンスの良さが、本作の持つ魅力に繋がる作品だったと思っています。

 

最後に…犬飼(本田博太郎)の久々の登場は嬉しかったですねぇ。

出番があるだけでなく、(恐らく)台本にわざわざ「わしづっ」と書かれていた辺り、

想像以上に好評で、急遽最終回も出演する事になったのかもしれませんねw

前作同様、主人公を固める人物たちにもきちんと見せ場が用意されている所も好きでした。

役者さんも含めて、毎話毎話キャラに愛着を持ちながら見ておりました!

 

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キッチン革命 第2夜 感想|数字は嘘をつかない…が再び

 

 

バトンタッチ…いや、グラデーションの利かせ方が上手い作品でしたね。

 

第1夜と第2夜で時代設定や登場人物が違うのもあり、

綾子(薬師丸ひろ子)がマホ(伊藤沙莉)と世代交代をして、

今度はマホが先人の意思を受け継いで活躍を見せる…

そんな2つで独立した話になるのかと思いきや、

第1夜で描かれていた「冷えた台所で料理を作り、風邪を拗らせて亡くなった母」

「数字は嘘をつかない」が、終盤の台所対決のカタルシスに繋がる

構成になっていたのには、そう来たか!と驚かされました。

 

この手法は"伏線回収"とも例えられそうですが、

回想を盛り込むなどして、「どう、凄いでしょ?」みたいな

今まで様々なエピソードを用意してきた事を誇示するのではなく。

あくまでも視聴者が過去をゆっくり振り返りながら、脚本に隠された仕掛けを読み解いて

気づきを得ていく程度に留めて組み込まれている所が良いんですよねぇ。

 

あとは…グラデーション関連でもう1つ面白く感じられたのは、

「男社会の中で働く女主人公」の描き分け。

例えば第1夜では、まだまだ女性の社会進出に対して否定的な意見が多い中で、

唯一受け入れてくれる相手と二人三脚で実験を重ねる形で"第一歩"が描かれ、

第2夜では、複数の男性と仕事を共にする形で"前進"が描かれました。

これだけでも十分に良かったのですが、

恋愛要素に関しても、第2夜の場合、男女一緒にいるからといって

安易に本郷(成田凌)を恋愛関係に発展させる事がなかったのが、

個人的には好感が持てたのです。(お互い配偶者がいる…という設定も斬新。)

最初は孤立していた"働く女性"が、年月を重ねるにつれて、

直向きに仕事に取り掛かる1人の社会人として、やがて男性と平等に見られるようになる。

戦前・終戦直後で女性の置かれる状況に変化をつけた描写が、

ラストの未来の話に、豊かな食卓にするアイデアは無限大なのだ…という

温かな余韻を残していたんじゃないかと思います。

 

なんとなくの感覚で見始めた本作ですが、「数字を使って現場検証」で共通項を作りながら、

よくまとまっていた作品だったのではないでしょうか。

そして、第1夜、第2夜共に、ナイスキャスティングでもありました。

男社会の中で奮闘する女性の活躍を描く物語ならば、テレ朝ドラマの傾向も踏まえて、

某失敗しない女医を演じられたあの女優さんや、

今回奥さん役としてご出演された中村アンさんを主演に起用して

スカッと寄りの作風にも出来たのかもしれませんが、

あえて葵わかなさんと伊藤沙莉さんを…だったのにも親近感を覚えて、

身近な話として見られたのかな?という気がしています。

 

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キッチン革命 第1夜 感想|葵わかなさんの主人公力!

 

 

一昨年のこの時期に放送されていた「エアガール」が

個人的には微妙だったのと(去年のは見ておらず。バタバタしてたのかな?)、

某朝ドラの影響で脚本家に負のイメージがついていたのもあり、

あまり期待せずに見始めましたが…

中々どうして、約2時間があっという間に感じられるくらいには面白かったです。

 

何と言っても、主人公が根気強く勤勉な性格として、ブレずに描かれているのが良い。

それは、男社会が色濃い明治〜大正時代ならではの「男は仕事し、女は家庭を守れ」という

風潮が強調されていなかったのが大きいんだと思います。

確かに、女性が働く事に対して良く思っていない存在はいましたし、

今だったらパワハラに通ずる言動もしていましたけど、

いざ綾子(葵わかな)が功績を残したら、

「女を使ったんじゃないか」とか屁理屈を言ってはやたら非難するって訳でもない。

同じ"プロ"として認めるものは認めるし、

綾子も2人の心ない言葉を受けて悲観的にならない…(可哀想なヒロインを演じさせない)

そんな男尊女卑を引きずらない描写が見やすかったです。

お陰で、変なストレスも溜まらず、

今ある利器は先代の努力の積み重ねがあってこそなのだ…と、

見ながらしみじみ考えさせられました。

 

あとは、まぁ強いて言うなら…厨房の観察を深谷伊東四郎)が許可してくれたり、

女将たちを分量計算に付き合わせたりといった、料理カードが出来上がるまでの流れは

もう少し尺を割いて欲しかったかな?感は覚えましたが、

それらを除けば、主人公が活躍するのも頷ける話にまとまっていたと思います。

例えば、下手したら「本来の仕事はやってるの?」とツッコまれそうな

綾子と香美(林遣都)による胚芽米の実験のくだりも、

2人とも院内で孤立していて、ある程度自由にやらせてもらえたからなんだろう…という、

人間関係を見てなんとなく察せられる"補完"的な要素が用意されていましたし。

綾子が認められて、外でどんどん活動の幅を広げるようになったのも、

小さい頃からグラスを使っての実験が好きで、数学が得意で、

才能を花園(渡部篤郎)に買われて、同じく近くで彼女の様子を見ていた

香美のサポートがあったから…もそう。

さり気ない状況描写や小さなエピソードの連続が、主人公の動きに説得力を持たせていて、

単なる「主人公上げ」の物語にしない所にも好感が持てました。

 

開発パートだけでも十分に見応えがありましたが、

後半からの夫婦の晩期のエピソードには、ググッと引き込まれましたねぇ。

林遣都さんはもう中堅どころの役者さんになられたんだなぁ…と実感。

病気でやつれた時の若干上目気味の目線に、引きつったような口の動きに、

もうすぐ亡くなってしまいそうな時の片目が開ききっていない感じに…

大病を患った演技が凄くリアルなんですよ。

葵わかなさんも、葵さんから薬師丸ひろ子さんにバトンタッチするのに違和感なし!

っていうのはもちろんなんですけど、恐らく、演技も合わせていらっしゃったんでしょうね。

正直言うと、5年以上前の「わろてんか」で老けメイクをされていた頃は、

どうしてもみずみずしさが前面に出ていて、馴染んでいない印象があったので(失礼)

声や佇まいにこんなにも貫禄が増すとは…と、驚かされました。

また、香美がゆっくり目を閉じる姿を撮らず、

あえて綾子の泣く姿→香美が既に目を瞑った姿 でカメラワークを切り替える事で、

死は待ってくれないという現実を表しているかのような演出も良かったです。

 

1本太い芯のある、どっしりと構えたような雰囲気を醸し出される

葵わかなさんが主人公にピッタリで、

その明るさと元気さが今回の内容の魅力を上げていたような気がします。

明日の第2夜の主人公は伊藤沙莉さんとの事で、これまた別ベクトルで、

ポジティブな気持ちで見られそうですね。

ダイニングキッチンが作られるまでの話…こちらも楽しみです。

 

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夕暮れに、手をつなぐ 10話(最終回) 感想|終盤は"すれ違い"頼りになってた感は否めないかも。

 

 

"エモさ"を感じさせる映像美に、その雰囲気にさらに拍車をかけるヨルシカさんの曲に、

広瀬すずさんと永瀬廉さんのキャラクターの消化力の高さに…と、

この3つに魅せられた作品でしたね。

そして、本作が描きたかったのは「日常の中の小さなときめき」なんだろうなぁ…

とも思いながら見ておりました。

 

ただ、個人的には、恋愛モノは恋愛モノでも、

キャッチーな胸キュン演出を盛り込むよりかは

緩やかで落ち着いたトーンで進む本作の作風の方が好きで、

毎回そこは好んで見ていた訳ですが…。

空豆広瀬すず)と音(永瀬廉)がそれぞれ別の場所で

目の前の物事に直向きに取り掛かる様子を重点的に描き過ぎていたのと。

それに伴い、場面転換も多かったためか、

2人がお互いを気になり出す過程に「夢を追い求める者同士」はあれど、

肝心の「いつ・どうして好きになったのか」といった心の機微は、

映像美で誤魔化しながらやんわりと済まされていたのかな?

という疑問は最後まで拭えなかった印象です。

要は、日常描写と恋愛要素の比重が極端だったんですよね。

 

しかし、最終回に関しては、どこの空港かも分からないまま走って、

なぜか空豆のいる空港に辿り着いてハグ!というベタな展開でも

やるんじゃないかと想像していたので、そこはなくて安心したなぁと。

パリの様子が一切映らなかったのは予算削減のため?とか、

3年後の実感が湧かないから髪型だけでも…とか、

その距離で声聞こえるのかしら…とか、他にもいろいろ気になる所はあるにしても、

初回の出会いを絡めながらの両想いシーンは、今までになくロマンチックで。

恋愛モノとしては、綺麗な形で終われたんじゃないかとは思ってます。

 

あの脚本家の最新作なので批判も多かったかもしれませんが、

あまり期待していなかったのもあってか、良い意味で"普通"で、

割と世界観にすんなり入り込める作品ではありました。

それだけに、要素の調整次第では、従来の火10枠ドラマに風穴を開ける

作品になれたかもしれないのに…と、勿体ない気持ちにもさせられた感じでしょうか。

 

 

ちなみに…8話が神回だと事前に言及されていた件に関しては、

すれ違い展開が2回(音が先に寝ていると勘違いし、声をかけづらくなってしまったシーン&

空豆が事務所に直接向かって、2人のあの様子見てしまったシーン)もあって、

ああ…この"もどかしさ"に力を入れたからなんだろうなぁ…

っていうのが透けて見えてしまって、特に神回とは思わず(汗)←捻くれた人ですみません^^;

いや、8話だけじゃなくて、それ以降は本当にすれ違いで話を持たせる流れが続きましたかね。

LINEのメッセージ送信取り消しを使っての演出は、中々新鮮ではありましたけど、

何度も何度もやられるとね…当初の空豆の元気な性格はどこ行ったんだ!と

ツッコんでしまう自分もいたんですよねぇ(苦笑)

 

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罠の戦争 10話 感想|幹事長に図星を突かれる鷲津(泣)

 

 

「同じだろ?君だって。気持ち良いだろ?力を使って誰かを助けるの。」

「誰かのために善をなす。でもそのためには、もっと力が必要になる。

いくつかの善を重ねるうちに、いつしか悪になる。」

「君も、すっかり囚われているんじゃないのかな?」

長い間、誰よりも権力を利用してきた者だからこその説得力ってやつですよね…。

享(草彅剛)の現在のありさまを的確に言語化し、彼に図星を突かせるこのシーンは、

鶴巻(岸部一徳)にとっては、享の企みがかすり傷程度にしかならないのを

表しているようでゾクゾクさせられました。

 

しかし、それと同時に、今までで不足している部分を、

この簡潔な台詞で全て補おうとしている感じも否めなかったかな?という気もしています。

前回の感想にも書いた通り、闇堕ちするまでの過程を全く描いていないとも言い切れないので、

いろいろ思い返して、そこに繋がる要素を探しては好意的に解釈はしていたのですが…

今回の別人っぷりを見ると、やっぱり変化が早かったな…とは思えてしまうんですね。

 

というのも、享が議員として仕事をしていて、

真正面から悩みに向き合うが故に壁にぶち当たったり、

その苦しみを乗り越えてやり甲斐を感じたりする描写はほとんどなかったんです。

だから、「上へ上へ」の思考になるのが唐突過ぎると言いますか。

それに、元はと言えば、息子を突き落とした犯人を明らかにするために

政界入りを決意して議員になっているので、当然「どうやって復讐するか」を考えてばかり。

本来の職務である議員活動を疎かにしてきた新人が

たった半年で副大臣のポストを要求してくるのも、ちょっと疑問でした。

 

元々は"復讐劇"がベースの物語だったのが、

途中から政界でのパワーゲームを盛り込んだ事が、

ここ最近の展開のグラつきを生んだ原因でしょうね。

せめて、鶴巻の言っていた言葉を映像化してじっくり見せて行っていれば、

享の急な変わりようも腑に落ちたのかもしれません。

 

そんな感じで、引っかかる所は多々見受けられたものの、

ここまで見てきた以上は、結末がどうなるかは気になりますねぇ。

享が落ちぶれたとなると…ハッピーエンドというよりかは

"原点回帰"エンドを望みたいです。

享が失脚してから数年が経ち、今度は可南子(井川遥)が議員になって、

同じく議員として返り咲いた鴨井(片平なぎさ)と一緒に女性のための活動を…

そして享は秘書として2人を静かに支えていく…とか?

こんな結末もアリなんじゃないかと思っております。

 

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ブラッシュアップライフ 10話(最終回) 感想|何でもないような事が幸せだった232年の人生

 

 

いやぁ、良かったですなぁ……。

中村(神保悟志)のフライトキャンセルを始め、

物事が麻美(安藤サクラ)と真里(水川あさみ)の思惑通りにあまりにも進み過ぎていたため、

どこかで不幸が訪れたりしないかと、ラストまで内心ヒヤヒヤしながら見ていましたけど、

幸せな形で終わって安心しました。

ハッピーエンドはハッピーエンドでも、見終わった後に多幸感が残る最終回でした。

 

入念に対策を重ねてパイロットという立派な職業にまで上り詰められたのなら、

働き続ければ収入は多くもらえて、豊かな生活を続けられそうなものを、

そういった"花形の人生"を手放し、地元で親友と過ごす事を選んだ所も潔かったです。

最初は「オオアリクイになるのを防ぐために徳を積む」のが目的で

やり直しの人生を歩んできて、周回を重ねるごとに

"徳"に縛られ過ぎてしまっている様子もずっと見てきただけに。

最後のやり直し人生を通して、麻美は、何が自分にとって一番の"徳"であり"幸せ"なのかに

やっと気づく事が出来たんだな…と、感慨深い気持ちにもさせられました。

 

そして、4人は約束通り、老人ホームで他愛もない話をしながら人生を全うし、

転生後は、初回の冒頭でもちらっと出てきたハトの姿で仲良く過ごす。

一見ファンタジーなラストではありますが、

いろんな意味で、この時期に放送する意義を

感じさせた作品でもあったんじゃないかなぁと。

例えば…3月と言えば、新生活や新学期を控えていて、

日常が変化する事にワクワクする人もいれば、

充実した日々を過ごせるかと不安に感じる人もいて。

複雑な心境を抱えて生きる人々に対して、

「何を大切にするかで、人生はこんなにも未知なる可能性を秘めているのかもよ?」と

元気づける応援メッセージになっている…っていうのもそうですし。

それに、放送当時は3/12なのも踏まえれば、

人々にとって決して忘れられない日となった3/11の翌日で、

地元に戻れば家族が今でも健康に生きている事、

歳をとっても友達と定期的に会えている事の"普通の日常"の尊さをしみじみと感じては、

日々をもう少し大事に、丁寧に生きてみようと改めて考えさせられる

きっかけにもなったんじゃないかという気がするのです。

日曜日の夜に、この日で、この時期で本作を放送…もう奇跡みたいなものですよね。

 

最終回の主題歌は「Hello, Again 〜昔からある場所〜」なのも、

ああ、4人は青春が詰まったこの場所に帰ってきたんだな…と実感させられるようでした。

1人とぼとぼ帰る時に流れる17時のチャイムに、

もうやり直せないと分かった途端、

覚悟を決める麻美の心を和らげるかのような「笑えれば」と、

1つ1つの場面に余韻を残す選曲もそうですが。

今回で言う「バタフライマッサン」「4チラ」「カツカツポテト」など

話が弾んだ時に出やすいパワーワードを織り交ぜては

テンポの良さを生み出したりなんかして、最後まで細部も抜かりなかったです。

 

最終回の日は、用事があって録画視聴だったものの、

日10枠のドラマをリアタイしたのは、個人的にはかなり久しぶりでした。

約2年前の「極主夫道」以来かな…?(感想執筆もその作品が最後。おぉ…)

時間が遅くてあまり集中して見られないというのと、

基本的にその枠とは相性が合わないのもあって

録画で後回しにする事が多かったんですけど、

本作はどうしても次がどうなるのか気になってしまう、

そんな吸引力のある作品でもあったと思っています。

そして、本作を見て、日10枠はやっぱり、

サスペンスよりも気軽に楽しめる作品の方が当たりが多い説

(今までだと「今日から俺は!!」「親バカ青春白書」「極主夫道」「新・信長公記」)が

より一層強くなりましたね。

 

次作も同じような系統な気はするんですけど、

枠が新設されて、ただでさえドラマが増えてきているのでねぇ…(苦笑)

来期はその新枠が日曜日の本命ではあるので、

とりあえず、日9枠も含めて、最大3話くらいまでチェックするつもりではいますw

 

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Get Ready! 10話(最終回) 感想|綺麗に終わらせたな…という印象。

 

 

青葉の母・広江の再登場の件。

その中の人である菊池亜希子さんは調べてみた所、現在40歳なので、

年齢を踏まえて考えると、13年前は青葉(志水心音)が7歳だったから

遅くとも20歳で産んだ設定になる…?

で、今も赤ちゃんがいるんだから、若年出産も高齢出産のどちらも経験してるのは

中々タフだなぁ…と思いながら見ておりましたが、それはもう置いといて(笑)

 

最終回はまぁ…何と言うか、綺麗に終わりましたね。

いや、広げた風呂敷を畳むのに躍起になっていたという表現が近いんでしょうか。

出番を急に増やして、いつの間にか仮面ドクターズの"最大の敵"のように

描かれている高城(沢村一樹)も、

冒頭で書いた主人公の過去話も、8話で明かされた事実な訳で…

紹介してから回収するまでのスパンがあまりにも短過ぎて、

高城と広江の改心の早さには、正直、ついて行けませんでした。

 

全体の構成が勿体ないドラマは、今期でいくつかありましたけれども、

本作はその中でも極めて「もっとこうだったら…」と言いたくなってしまう

ドラマだったと思います。

最終回だから、今更でも言わせていただくと。

そもそも論として…滑稽な笑いを取り入れるのが特徴の堤監督演出はもちろん、

光る仮面を被った黒い集団で、名称は「仮面ドクターズ」といういかにも漫画的な要素と、

「お前に生きる価値はあるか?」という真面目で哲学的な問いかけの食い合わせの悪さを

強く感じさせたんですね。

 

そういった声が多かったからなのか、5話以降は演出面で徐々に改善が見られて、

噂話ばかりする若い医者たちや、コケるのと大声がお約束だった警視庁、

"表の顔"絡みで描かれていたケーキ屋の常連客・水面(當間あみ)、

そして占い師といった、"ガヤ"的な人物の出番は削られていって。

それ自体は見やすさに繋がって良かったんですけど…

やはり、最初の段階で情報を整理整頓し切れていなかったのが響いていた気がします。

作風においても、後半になってから主要人物の過去エピソードを詰め込んで

軌道修正を図ろうとしたために、

波佐間(妻夫木聡)が当初こだわっていた「生きる価値」の基準が何なのかが霞んでしまい。

結果的に、犯罪や不正行為をした"訳あり"な人物に、

果たして「生きる価値」はあるのかどうか?を

仮面ドクターズが見定めて救う前半(1〜3話)と、

仮面ドクターズのメンバーそれぞれの過去を重ねながら、

患者とそのパートナーの未来を後押しするかのようなヒューマンドラマ寄りの話が

多かった後半(4話〜(特に過去が深掘りされるようになった5話〜))で

別作品に映ってしまった所も残念でした。

 

当時青葉を救えなかったトラウマもあって手が震えていたのが、

広江との再会を機に止まり、患者・結衣(小田愛結)を前に

その手を確認し微笑みながら言う「Get Ready」のシーンは、

最後まで見てきて一番印象に残るシーンで。

「スーパードクター」と「傷を抱えた1人の人間」の両方の顔を持つ

波佐間の再起を描く物語として捉えれば、そんな良い部分もあっただけに。

最初から「生きる価値」とかいう理屈は抜きにして、

純粋に、違法な医療行為をする仮面ドクターズを良く思っていない

警察や病院に追われながらも、

手術不可と診断され、行き場を失くした患者を救い上げる…

という設定を軸に置いた話にした方が、最終章への違和感も薄まったのかもしれません。

 

メイン監督は堤幸彦さんだから、最終回はさすがに堤監督に戻るのか?と思いきや、

5話の担当で最後になっていた辺り…

恐らく、本作も映画化される可能性は高そうですね。

映画化といえば…鈴木亮平さんは、よくあのチョイ役を引き受けられたなぁ…と。

個人的には、「TOKYO MER」の宣伝も兼ねているのか?

なんて目で見てしまっていました(笑)

 

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忍者に結婚は難しい 11話(最終回) 感想|エンディング映像に最後まで助けられる

 

 

今期の最終回は、何かと回想を盛り込んでは、

視聴者にも今までの出来事を懐かしんでもらう内容になっている作品が多いですね。

本作も、回想は比較的少なめだったものの、そのうちの1つ。

ただねぇ…出だしが失敗していたのが響いていて(泣)

ピリピリした夫婦生活の描写を最初の方で結構長い事見せられて、それが強烈だったからか、

手紙で「私たちの結婚が上手くいかなかったのは、敵同士の忍者だからじゃなくて、

"普通の結婚"にこだわろうとしてお互いをちゃんと見てなかったからかも」と書かれていても、

いや…あのすれ違いの大半は悟郎(鈴木伸之)のだらしなさのせいだから…

としか思えなかったのが残念でしたねぇ。

エンディングの方では「上手くいっていた頃」は一応描かれていたにしても、

本編が終わった後でサラッと…では、スピンオフの域を抜け出せていないので。

やっぱり、幸せを噛み締めるかのような笑顔を見せる蛍(菜々緒)と悟郎の様子を

初回で少しでも描かれていたら、手紙を読み上げるシーンも

夫婦の幸せをより願いたい気持ちにさせられたんじゃないでしょうか。

 

肝心のアクションシーンも、最終回だから、甲賀一族の面々も駆けつけて全面戦争か!?

なんて期待している部分もありましたが、そうはならず、ちょっと消化不良感。

竜兵(古田新太)は登場しましたけど…

恐らく、大御所ならではの熟練した俊敏さを魅せたかったのであろう

あの城水(市村正親)の所まで乗り込む動きも、

風を彷彿とさせるCGを加えてデフォルメ化していたら、彼の凄みが際立ったのかも…とか。

アクションシーンを長尺にして、そのタイミングで挿入歌が流れ始めたら

ブーストがかかって盛り上がったのかも…とか、見ながらいろいろ想像してしまいましたね。

 

忍者たちの迂闊な行動を中心に、ツッコミながら気軽に楽しめたには楽しめましたが、

本作のうたう「忍者×夫婦ラブコメディードラマ」としては

終始弾け切れていなくて(一番コメディしていたのは6話の夫婦バトル回くらい?)、

ある意味、お利口さんな印象が残る作品だった気がします。

結婚や組織内の格差、男女平等と、社会的な問題をさり気なく取り入れるのは良いとしても、

その分、演出でメリハリをつけて欲しかったです。

 

まぁ、エンディング映像に関しては最後まで上質な作りで、

そこが本作の唯一の救いでもあったのかなぁと。

最終回では"補足"的な立ち位置なのを活かして、空白の2年間だったり、再会だったり、

蛍目線で描かれた物語になっていたのが良かったです。

あと…そう来たか!と思ったのは、"今週の山田"の二段重ね。

そのもう片方は…「ファーストペンギン!」と、脚本家も含めて「恋です!」繋がりで

ニヤニヤしちゃいました(笑)

 

結局、本編からはみ出した小ネタ(?)が好きだったんですよね、私…w

 

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リバーサルオーケストラ 10話(最終回) 感想|後日談もなく終わった最終回

 

 

見終えてからの第一声は、お、おう…といった感じ。

王道の作りではあるから、演奏も大成功して

ハッピーエンドで終わるんだろうなぁとは読めていましたし、実際そうはなったんですけど。

う〜ん…何と言うか、玉響で目指してきた目標(=物語の着地点)が

本来のテーマだった「ポンコツオーケストラの立て直し」というよりかは、

こけら落としで勝利を収める事」に挿げ替わっているような気がして、

何だか駆け足で終わってしまった感の残る最終回でしたね。

 

元々玉響の存続がかかっている対決だったので、

今後も大好きな仲間たちと音楽をやれると分かって、凄く嬉しくなったはず。

個人的には、◯年後に飛ばす形で、後日談も少し見たかったなぁ…と思ってしまいました。

本番が終わって、各々が家族や恋人と会うシーンで

クレジットが流れ始めるのも「えっもう!?」なんて驚きましたけど。

まさか…初音(門脇麦)と朝陽(田中圭)が帰り道で手を繋ぐシーンで終わりだなんて

思いもしないじゃないですか(笑)

例えば、1年後に飛んで、初音が身支度でバタバタしている姿が描かれて、

家を出た後に映った玄関前には

こけら落としの時に撮った記念写真が額縁入りで飾られていた…

そんなラストの方が、今も同じ場所で同じ仲間と充実した日々を送っている事が察せられて

良かったんじゃないかという気がします。

 

まぁ、駆け足っぽくなってしまった原因は分かっていて、

話の腰を折る蛇足なエピソードが8話以降多かったからなんですよね。

特に、これって盛り込む必要があったのかな?と思ったのは、

朝陽の高階フィルとの交換条件にまつわる話。

藍子(原日出子)が終盤で

「ご本人が言い出してご本人が撤回した。ただそれだけの事です。」と言っていたように、

彼女はそもそも、玉響に恨みを長年抱いているキャラとして描かれていなかったですし。

対戦相手である三島の父・光太郎(加藤雅也)にしても、

玉響に対して敵対心を持っているというよりかは、ただ単に自分の信念を貫いている音楽家

唯一の悪役である本宮(津田健次郎)は、小悪党の立ち位置にしか過ぎません。

なので、舞台に立たせて下さいと頼み込めば

すんなり了承してくれる訳で(本当にそうなりましたしね…)、

結果的に、朝陽の独り相撲だった…ともとれるこのエピソードで

時間を割く意味がよく分かりませんでした。

オーケストラの部分だけでは話が単調になるだろうから、どうせなら盛り上がりやすい話を…

って事で入れたんでしょうけど、

入れた以上は、藍子の過去を掘り下げるなどして、説得力のあるものにして欲しかったです。

 

しかし、ここまで勿体ない点を書いてきましたが、良かった点もありました。

まずは、「私たちは、オーケストラです。」で、条件に縛られて舞台に立つ事を拒む朝陽を

必死に呼び止める初音のシーン。

3話では、トラウマを思い出して逃げてしまいたい気持ちに駆られているのを見て、

「僕たちは、オーケストラです。」と朝陽に声をかけてもらい、勇気づけられていた彼女が、

今では後ろに頼もしい仲間を引き連れて、同じような言葉を…っていう所に、

主人公の成長と連続ドラマならではの集大成を感じさせて、

自然と胸が熱くさせられるシーンになっていました。

 

あとはやっぱり…約7分にもわたる演奏かな。

メインテーマにもなっている曲を演奏し始めたのをきっかけに、

今までのエピソードを順々に振り返りながらも、

曲調に合わせて、団員が"覚悟"を思わせる強い表情を見せたり、

表情が和らいで徐々に笑顔になったりする一連の流れは、

まさしく本番前に朝陽が言っていた「今日(事故に遭って)死ぬかもしれません」

「悔いのないステージにしましょう」が具現化されているようで、

瞬きを忘れるほどの緊張感を漂わせていました。

 

したがって、王道の良さをきちっと踏襲されている所もあれば、

時に登場人物の多さが短所にも繋がっていて、

もっとそこのバランスがとれていれば秀作になったかもしれない…という

むず痒さが残る作品だったかなぁ…と思います。

でも、「むず痒さ」と書いたのも、

応援したくなるような登場人物の描写の積み重ねが上手いのと、

役者さんとの相性が抜群だったからで、

そうでなければ、本作に抱く印象は大きく違っていたかもしれません。

 

後日談も見たかった…という気持ちに変わりはありませんが、

現在進行形で終わったって事は、続きの話が書ける可能性が高いって事にもなりますよね。

この枠のドラマは、何年か後にSPドラマとして帰ってくるパターンも多いので、

本作の"その後"もSPで見てみたいです。

その際は、対決じゃなくて、高階フィルとのコラボ演奏なんていう展開もアリかも…?

と思っております。

 

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