2020年春ドラマ-いいね!光源氏くん一覧

いいね!光源氏くん 8話(最終回) 感想|いとをかしなハッピーエンド

 

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まさか、ラストに泣かされるとは思いもしなかったわ〜…。

以前ハワイに飛んでしまったあの方法が鍵となっている事から、

ただ源氏物語の世界に帰って終わりという訳ではなさそうだし、

タイムスリップが失敗してまた現代に戻ってきちゃった!なんてオチも

あり得ると思いながら見ていたら…

一人で花火を見る沙織(伊藤沙莉)の隣に静かに現れるんだもの。驚いちゃった。

きっと、二人で花火を見る事を強く願い続けていたのだろう…という

光源氏千葉雄大)の強い願いが伝わる、印象的なシーンでした。

自由に場所を行き来出来る体になったのかどうかは謎ですけど(笑)

 

他にも、頭中将(桐山漣)の行方とか、最終回だけ和歌がなかったとか、

意味あり気に映っていたおばちゃん店主は結局何だったとか色々思う所はありましたが、

とにかく!! 数少ない今期のドラマで最後を迎えられただけでも、個人的には満足してます。

逆に全ての要素を描ききらない方が、続編にも繋げやすいかもしれませんしね。

 

緊急事態宣言で世の中がピリピリしている真っ只中に始まり、

今それが解除されて落ち着きを取り戻そうとしている時期に去って行った本作。

予期せぬタイミングだったとは言え、本作は今あるべくして作られたような

運命的な作品だったと思うのです。

だからその分、画面の向こうでは、仕事したり、恋したり、家事したり…の

私たちと特に変わらないようなごくごく普通の日常を過ごす沙織の事が気になりましたし。

また、不器用で何かとこじらせてるように見えて、実は自他共に誠実であり続ける

まっすぐで綺麗な心の持ち主である彼女が、光源氏と出会ってどんどん恋する乙女になっていく

繊細さを表す伊藤沙莉さんの演技が本当に上手くって、

回を増すごとに「二人には絶対に幸せであって欲しい」という想いを重ねながら見てもいました。

 

悪い人が誰も出てこないのも良かったなぁ。

千葉雄大さんはひたすら光源氏という役に合っていたし、

悪い役の印象があった桐山漣さんのイメージも変わりました。

ただの小悪魔キャラかと思いきや、意外としっかり者なんだぞ!というのが伝わる

入山杏奈さんのキーパーソン的存在感も光りました。

 

本作は結局3話と4話の感想しか書けませんでしたが、その後も楽しく見てましたよ。

いきなり光源氏が消える衝撃展開だったり…

RPGの世界を思わせるタイムスリップの設定だったり…

見終わった後にショックが残る余韻だったり…

癒し要素だけではない、良い意味で裏切られ続けられるような捻りも効かせた作品でした。

 

 

↓えっと…3話と4話の感想はこちら(笑)↓

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いいね!光源氏くん 4話 感想|オホホホホが2倍で楽しさ2倍(笑)

 

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確かに、コンビニに置いてあった漫画の表紙が

やけに二次創作物っぽいな〜とは思っていたけど…

まさか貴族同士のあんなシーンが盛り込まれるなんてねぇ。

ゆるく笑えるTHE癒しドラマとして見ていたんで、びっくりたまげました(笑)

結構仲の良い関係だったのも意外。

 

光(千葉雄大)一人だった時でも、

現代っ子らしくキビキビ動く沙織(伊藤沙莉)と

平安貴族らしいスローで自由奔放な光の対比で笑わされましたが、

頭中将(桐山漣)も加わるとなると、カオスな方向に更に面白味が増しますね。

 

光に振り回される生活に慣れてしまったのか、

新たな平安貴族を家に泊める事に何の躊躇もなかったり、

以前よりも和歌のスキルが上達したりしている沙織の様子がツボで。

前にも書いたように、伊藤沙莉さんの持ち味はサバサバっとした人柄で、

本作の沙織というキャラにはその個性が存分に活かされていると思うのですが、

今回は2人の貴族の世話をするという立場なだけに

いつも以上にツッコミにキレと勢いが増しているような気もしました。

頭中将に和歌で口説かれる時の「あ、だめだ、この流れは来るぞ」「きたーーーー」の冷めた表情、

ボソッと言った「SMAPか!」が特に堪らなかったです(笑)

 

桐山漣さんも、ヒョウ柄の似合うまったりとした色男がハマっています。

新キャラが加わった事で、様々な感情やリアクションをより繊細に伝えようとする

千葉雄大さんの巧みな演技力にも、改めて気づかされました。

 

内容だけでなく、役者それぞれに対する新たな発見を得る面白さも感じられた回でした。

次回は謎の男・カインが登場し、頭中将がホストになるとの事で、

どんどん物語がパワーアップして行きそうで楽しみです。

 

 

↓最終回の感想はこちら↓ 

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↓前回の感想はこちら↓

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いいね!光源氏くん 3話 感想|平安版ビューネくんに振り回されっぱなし

 

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裏の感想を書いていた都合で、本作のはまだ書いた事なかったのですが、

1話から面白く見ています。

 

今期始まった数少ないドラマの中では、一番何も考えずに見られて癒されますし、

「今の時期にちょうど良いドラマだなぁ」と強く思わせてくれます。

平安時代の人物が現代にタイムスリップ&ラブコメという作風は

味付け次第では大スベりしてしまいかねませんが、

まず、千葉雄大さんと伊藤沙莉さんのキャスティングがかなり成功している印象がありますね。

 

甘々な役や小悪魔系の役を長年熟してきたからなのか、

感動、戸惑い、衝撃…日常生活で生まれる感情を

まるで子供のように生き生きと演じてみせる千葉さんが良いですし。

伊藤さんも、些細な事に敏感な今時のデリケートな女性っぷりを感じさせつつも、

重々しく映り過ぎない程度に、彼女の持ち味である良い意味での"サバサバ感"を

上手い塩梅で取り入れています。

そんなお2人から生まれるやり取り、ボケツッコミの対比が何とも楽しいです。

話自体も30分放送だけあってテンポ良く進むので見やすい。

 

 

と、まぁ…ここまで軽く振り返りをして、やっとこさ今回の感想を。

 

冒頭で「何も考えずに見られる」と書いておいてなんですが、

今回に関しては結構ジェットコースターな展開になっていて驚きました(笑)

駄々こねる光源氏千葉雄大)が面白い…

でも、帰りたくても帰れない不安な気持ちがあるのよね…

やっぱり実験失敗するよね…からの…

え!この癒しドラマにベタな事故要素持ってくるの!?

まさか記憶喪失にはさせないよね!?

(そんな展開じゃなくて良かった ←安堵の気持ち)

といった感じで、コメディとシリアスの切り替わりっぷりが今まで以上に激しくて

最後まで目が離せませんでした。

 

あの当時を再現した実験は、あくまでも「誰かを呼び寄せるおまじない」だとすると、

もしかして頭中将(桐山漣)もやって来てしまうのではないかと思っていたんですが

そうでもなかったんですよね。

でも、次回予告ではしれっと現代に馴染んでいるし、

いなくなったはずの光源氏も普通に登場している。謎(笑)

今後どんな展開になって行くのかが一気に読めなくなって、

次回を見るのが更に楽しみに感じられた気がします。

 

甘いもの好きの光源氏くんが唱えた名言は「カロリーは美味」。

美味しいものは脂肪と糖で出来ているってやつですねぇ。

途中のランニングのシーンでの姿は、ぽっちゃりのつもりだったのでしょうが、

どう見ても口の中に物を含ませて喋っているようにしか見えないのも

妙に可愛らしかったですw

 

 

↓次回の感想はこちら↓

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