2021年秋ドラマ-アバランチ一覧

アバランチ 10話(最終回) 感想|皆の心にアバランチがいるかもしれない…で完結。

 

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監督が監督だけに、映画でも作れそうな匂わせシーン満載だったけれども…

それと同時に、「何かを信じ続ける事が、世間を動かすきっかけになるかもしれない」という

本作らしい着地点に落ち着いた最終回でもありましたね。

 

本作の登場人物の場合、「〇〇なら大丈夫だと信じたい」

「些細な日常が続く事を信じたい」「国民の声を信じたい」などと、

今まで培ってきた関係性や自身の意思、誰かを信じる(尊重する)事で

目の前の試練を一歩ずつ乗り越えてきたし。

私たち視聴者の場合、「桐島が実は良い人だと信じたい」

「記者が動いてくれると信じたい」「総理が助けてくれると信じたい」などと

アバランチに接近する人々の動向をポジティブに捉えては、

最終的にそれが実現された事に喜びと爽快感を見出してきた。

 

もちろん、打本(田中要次)が退場してしまったように

信じる事で"必ず"全ての物事が良い方向に転がるとは限らないし、

生配信を見るSNSユーザーのくだりも含めたら…

巨悪である大山(渡部篤郎)を制裁して勧善懲悪エンドでも、全員無事に生き残ってハッピーエンドでもない

中間の終わり方になったのは、本作にとって相応しかったんじゃないかと思います。

 

ただ、「信じる」をメッセージとして残すんだったら、

これまでのSNSユーザーの描写が安直過ぎたのではないかな〜と感じたのも事実。

情報を鵜呑みにしない立場に記者はいたけれども、

一般人の方で異論を唱える呟きを見かけなかったのは…。

少なからず、膨大なツイートの中に紛れさせて、1つの呟きに複数のユーザーが反応して

盛り上がっているカットがあるだけでも十分だったんですけどね。

個人的に前半の制裁パートがイマイチしっくり来なかったのはそこにあって、

羽生(綾野剛)が指名手配犯になったら誹謗中傷の嵐になるわ、

逆に正義のヒーローになったら感謝するわ、崇拝に近い呟きを残すわで、

果たして国民の声をそんなに極端に偏らせる必要はあったのか?は気になりました。

 

あと、信じる関連で言えば…藤田(駿河太郎)が大山側に就く意図もよく分からなかったかなぁ。

3年前の偽装テロが、当時大山(渡部篤郎)の指示の上で

実行されたものだったのにはガックリ(これは主に藤田に対して)。

前回の感想でも書いた通り、大山の内情を探るためにスパイとして接近しているのかと思ったら

そんな訳でもなさそうだったし、ラストも何をしているのか不明瞭で終わったし…

感情の赴くままに動く羽生と対比するために登場させたにしても、

彼を上手く扱えないまま、中途半端に終わってしまった感は否めません。

 

そういう事で、"本作らしさ"を考えたら上手くまとまった印象はあるものの、

スッキリはしなかった…というのが

最終回を見終えた率直な感想ですかね(笑)

 

相変わらず過去のエピソードを ほぼそのまま流しているのを繋ぎ合わせたみたいな

某特別編で1時間割くくらいだったら、←また言うでないw

本作を2時間にしてもうちょっと"その後"を見せて欲しかったな〜という気持ちは変わらず。

でも、大山の静かなぐぬぬ顔を堪能したり、

制限付きのアクションシーンでドキドキさせられたりで、

最終回まで緊張感を保ちながら見られたのは良かったです。

あのOP映像が見られないのも寂しくなりますなぁ…。

 

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アバランチ 9話 感想|大山の出番がなくても"そこにいる"恐怖

 

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凄いなぁ。あえて意図してやったのか、

ご本人のスケジュールの都合なのかは分からないけど、

回想以外で大山(渡部篤郎)の出番が一切ないとは!(笑)

それでもなぜか、"そこ"に存在しているかのように感じてしまうのは…

連続ドラマならではの積み重ね方が上手かった証拠ですね。

そして、前回の角砂糖のくだりで恐ろしさに拍車をかけたのも大きい。

アバランチの人数や目的を見抜くなど

彼が切れ者である事は早い段階から示していただけに、

メンバーそれぞれの動向を監視して、待って待って待ち続けて…

最後の最後で奥の手を出して完全に潰すつもりなんじゃないかと

ドキドキしながら終始見守った1時間でした。

 

いや〜でも…大山が反撃して衝撃のラストになると本気で思い込んでいただけに、

次回までお預けになってしまったのは、

考えをまんまと見透かされているようで本当に悔しいなぁ(笑)

ちなみに、羽生(綾野剛)は生きているでしょうね。

藤田(駿河太郎)が死んだと見せかけてアバランチを騙したように、

最終回では羽生が死んだと見せかけて大山を騙す…

今回は逆襲するまでの準備回だったのもあって、

"逆雪崩"じゃないけど、羽生の出番をギリギリまで遅らせる形で

一気に叩きのめす展開だったら良いなぁと思ってます。

 

予想通り、記者が味方にはついてくれそう。

(警察署管理のパソコンで情報をやりとりしているのはちと心配だけど…w)

残りの内容的には、総理(利重剛)が今後大きく活躍する事はないのかも。

 

あと気になる点は…藤田が極東リサーチに入った目的が何か?くらいですかね。

彼が大山の味方であるのならば、仮に大山がアバランチの面々を野放しにしているつもりでも

1人で動く羽生や西城(福士蒼汰)の動向を監視するよう事前に指示しているはずで、

そういった行為は全く見られなかった。指示を無視した?

私が考えるに…彼もあくまでもアバランチ側の人間で、

大山の不正を暴くために極東リサーチに潜入したんじゃないかと。

だから、一発で仕留められるはずの銃撃をわざと外したのも、

本当に殺す気はなかったからだと踏んでおります。

 

しかし…きっちり片付けてくれるのかなぁ。

この手の作りでかつ関テレ制作である「CRISIS」「DIVER」の最終回が

モヤっとしたまま終わっただけに、そこら辺は少し心配です。

1時間分使って特別編やってる場合じゃないし、

こっちの方が2時間拡大版にすべきだったんでは??とすら思えてきますな(笑)

映画も明らかにこっちの方が向いてる。

羽生が運転している1カットだけでも、まるで映画を見ているかのような高級感…

 

何度でも言いますが、エピソード0を境に面白さが尻上がりして

楽しませてくれた本作だからこそ、

叩いても埃が出ないくらいスッキリとした最終回になりますように!

 

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アバランチ 8話 感想|みんな待望の桐島の暗躍、一瞬でバレランチ。

 

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冒頭からネタバレかましますが…

まさか本当に打本(田中要次)が退場する展開になるとは!!(泣)

いやぁね、4話の感想で、消されるとしたらこの人かも?とは

何となく予想してたんですよ。

唯一違うとしたら、誰かというよりみんなを庇ったって所ですけど、

「エモい」もちゃんと使ってきたし、

"初めて出来た仲間だから"という彼のキャラも活かしてきた辺り、

視聴者の心の揺さぶり方を知ってるなぁ…と悔しくなりつつも

かなり衝撃を受けてしまいました。

 

ちなみに、藤田(駿河太郎)が生きていたのも想定内ではある。

死亡が確認された時の姿ははっきり映さなかったですからね。

ただ、爆破事件で死亡扱いになっていた点で考えれば…

次回予告で遺影にはされているものの、

打本の無事もワンチャンあり得るんでは??と思える自分もいて。

でも逆に、藤田と同じようにギリギリで助けられて、

敵側に戦力として取り込まれる線も考えられるのかも。

 

藤田の復活。(すぐ目付けられちゃったけど)桐島(山中崇)の寝返り。

で…次回では、記者やマスコット的存在の総理が

アバランチを救うキーパーソンになる。 ←勝手に断定しておく

 

ここまではある意味予想通り、つまり視聴者の要望に応える流れが続く。

サプライズ性は正直言ったらなしに近い。

しかし、それでも引き込まれるように楽しめているのは、

やっぱり元々の"素材の良さ"が大きいんだろうなぁと思います。

エピソード0が終わってから徐々に…

そして今回で遂にその良さを、いろいろとアレンジを加えては最大限に発揮する展開方法も上手い。

 

例えば、大山(渡部篤郎)の魅せ方。

初回からどの役者さんも適材適所の役を演じられている印象があったけれども、

特に渡部篤郎さんは「黒幕と言ったら篤郎さん」という代名詞がつきそうなほど

ぴったりでしたもんねぇ。

大山のしっとりと語りかける姿に

ふつふつと湧いてくる不穏な雰囲気を想像させる劇伴を重ねてみたり、

アバランチを例えるのに小さくて軽い角砂糖を使う事で、置いた時のコロンとした音も相まって

「俺の手にかかれば君たちを潰すのも容易い」といった黒幕ならではの恐ろしさを演出してみたり…

「黒幕と言ったら…」とは書いたものの、

本作が一番、渡部篤郎さんをどう魅せるかを"知っていた"気がします。

 

他に挙げるとしたら、無音でどん底に落としてからの新たな曲調の劇伴を挿入するバランスだとか、

目が笑ってない…で、「仲間になりませんか」→「はぁ?」って声が今にも聞こえそうな

綾野剛さんの表情だけの演技とか。

普段は存分に見せてくれるアクションシーンを

今回では山守(木村佳乃)と大山の心理戦を引き立てるためにあえてバックにした事で

いつもとは違う感じを醸し出したりだとか…。

役者にしても、劇伴にしても、演出にしても、それぞれが粒揃いでも

脚本との相性・組み合わせ方次第では共倒れになってしまう作品も多い中、

「整理整頓すればしっかり盛り上がる」というのを改めて証明してくれたような内容でした。

 

それにしても、あと2話…どうなるんでしょう。

最初の頃は生配信で成敗!なんていう1話完結型の時代劇テイストで通すのかと

ちょっと残念に思っていた分、

ここまで尻上がりに面白くなるとは思いもしませんでしたよ…。

ドラマの可能性は本当に未知ですね。

唯一の"予想の裏切り"が良い方向に化けてくるのを指していて良かったです。

 

 

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アバランチ 7話 感想|記者か桐島か…どちらが先に味方につくか?

 

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エピソード0を境に、徐々にエンジンがかかってきてますなぁ。

まるでオセロのような展開。

序盤は大山(渡部篤郎)側がアバランチの動きを様子見するために

小さく小さく駒を打っていって、

羽生(綾野剛)がそれを「互角に戦えている」と思い込んでいるのを良い事に、

中盤からはたった一手で全ての駒をひっくり返してしまう...みたいな

緊迫感の漂う内容で、ついつい見入ってしまいました。

 

でもって、ただのシリアス強めのサスペンスって訳でもなくて、

所々にツッコミ甲斐のある要素も含まれていて、別の角度でも楽しめる作りは

関テレ制作ドラマでは結構新鮮なのかもしれません。

↑迂闊だったら迂闊なままで引き込まれる事がない印象があるので

それで一役買っていたのが総理(利重剛)の存在だなぁ。

2組に振り回される THE・おぼっちゃま気質な彼が、

頭脳戦による疲れを癒す"おやつ"的なアクセントになっていて、実に良い塩梅で。

1話内の登場だけではあまりにも惜しいくらい素直で可愛いキャラだったんで、

本編とは完全に切り離して、総理の1日をスピンオフで見てみたいと思えるほどには

楽しませてくれました(笑)

 

最初は個人的に好みではなかった生配信での制裁も、今となっては意味があったのかなぁと。

暴力で傷つけず、あえて晒し上げる形で悪を暴いていくスタイルが共感を呼び、

支持してくれていたはずの視聴者が、

印象操作されたニュースをきっかけに手のひら返しするようになり、

1つ1つの呟きが「アバランチ=人殺し集団」という負のイメージを作り上げていく。

ネット世界ならではの恐ろしさ…ってやつですよね。

 

しかし、報道を鵜呑みにしない人がいる事も事実。

Twitterで自論を唱えたらバズったとか、全然あり得ますもんね。

それに一番近い存在が記者でしょう。

アバランチの動きを追跡する立場である彼がどう理解して、

どんなアクションを示してくれるのか…

雪崩抑制は、彼の動きにかかっている感じがあります。

 

仲間になりそう…と言えば、やっぱり桐島(山中崇)も。

大山の企みを把握し切れなかったくらいですし、味方側につくのも時間の問題ですね。

 

前々から恐れていた「仲間の退場」の件は、今の所はまだ犠牲者が出ていないにしても、

拉致されたり分かれたりとバラバラになりつつあるのでちょっと心配。

最後まで全員揃った上で大山に勝つラストが見たいです。

 

 

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アバランチ 6話 感想|戸倉も西城父もそのうち消されそう…

 

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「そもそも俺たちは隠れてる訳じゃない」

おお…堂々としていてかっこいいのは勿論なんだけど、

日々の行動にちゃんと意図があった事に安心しましたわ。

素顔で会いに行ってるくらいだし。

アバランチの活動を最近知ったらしい男にマスクスグワカルヨって言われてたくらいだしw

あれで隠しているつもりだったんなら、いやザル過ぎるでしょ!って

猛烈にツッコまざるを得ない所でした。いや〜良かった(笑)

 

第一部と第二部で主題歌が切り替わるという仕掛けも、ドラマでは斬新。

2クール以上あるアニメだとよく見かけるこの手法…

前後編で区切るだけ、下手したら「章立てする必要ある?」と疑問に思うドラマを

ごまんと見てきただけに。

"お約束"だった生配信での制裁シーンも排除して、

羽生(綾野剛)の心情を映しているかのようなエモーショナルな熱さを秘めた主題歌を携えて

作品の雰囲気をガラッと変えてきた本作に、

「第二部は今までとは違う」という意気込みを感じさせて、

これからの展開により興味が湧きました。

 

最終回まで見てみない事には分からないけれども、

エピソード0を分岐点に、第一部は勧善懲悪、第二部は大山(渡部篤郎)への逆襲編と

きっちり分けた構成は、もしかしたら本作においては成功したんじゃないですかね。

今回のような内容を初回から描いていたら、話を引き延ばし過ぎて飽きが来るだろうし。

逆に第一部の勧善懲悪=1部完結型エピソードばっかり続いていたら、

ワンパターン過ぎて、さすがの出演者目当てのファンも飽きが来るだろうし。

どこでバランスをとるかが肝なんですが…本作は両方の良いとこ取りは出来たと思ってます。

 

今回の内容は全国指名手配犯から2週間前の話という事で、

最終回に向けて過去に関する真相をいろいろと詰め込んだ仕上がりになっていたので、

全国指名手配犯になるまでの過程がまだ分からない!繋がっていない!

と言ってしまえばそれまでなんですが。

前回のラストで明かされたのを基準にすれば、今回は2週間前、次回は1週間前って事で、

羽生が大山によって罪を着せられ指名手配される…という所は次回で描かれるのかもしれません。

 

それにしても、戸倉(手塚とおる)と西城の父・尚也(飯田基祐)は…

大山に使われるだけ使われて、最終的にはコマとして捨てられるんでしょうね。

そんな気配がプンプンしてます。

逆にあかり(北香耶)は生き残っていて欲しい。どうかあの通話が最後の会話にならないで…

出番は少なくとも、羽生の偶像="支え""正義"として確実に爪痕を残す北香耶さん、

大きな役に抜擢されたらブレイクするだろうなぁ。

 

 

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アバランチ 5話 感想|アバランチ流の生みの親は社長令嬢

 

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折り返し地点になる5話にエピソード0を持っていく王道感。

展開が早いドラマが多かっただけに、逆に新鮮に映りました。

(もちろん、どっちが見せ方としては正しいとか比較している訳ではなく、

話に引き込まれればそれで良いよね…という考え。)

 

放送時間をまるまる使って過去を掘り下げ、次回以降は再び本格始動…といった構成は、

個人的には一昔前を彷彿とさせます。

ほら…連続ドラマの放送決定にあたって、パイロット版とか単発ドラマとかの形で

連続ドラマより少し前のエピソードが描かれる事ってあったじゃないですか。

それに近い感覚があったんですよねぇ。

で、本作の場合は、現在進行形の話をあえて中断したのが逆に、

第二部に向けての良い引き締めになったとも思えました。

通常だと「初回に持ってきた方が感情移入しやすかったのでは?」と言いたくなるんですけど、

ここまで見ていて、1話完結型をどう見せて行くかで試行錯誤している印象があったので…。

生配信のくだりはちょっとマンネリ化な気もしましたし、

5話でワンクッションを置いたのは最適なタイミングだったのかもしれません。

 

そして、アバランチの結成秘話に繋がる内容だったからか、

映像も画作りもいつも以上に凝っているのが伝わってきましたねぇ。

モノが当たる時とそうでない時の音のメリハリは前々から注目してましたけど…

車が衝突事故を起こしたシーンの音がね…ぶつかるだろうとは分かっていても、

ガラスが粉々になるのも含めてあまりにも大きいもんだから、

思わずビクっとするくらいにはのめり込んで見てしまいましたよ(笑)

CGじゃなくて本物の車を使っている辺り、今回のためにお金を賭けた感が凄い。

あと、綾野剛さんと北香耶さんのW喫煙シーンの、いろんな意味での画の強さね。

綾野剛さんに やさぐれた表情でタバコを吸いながらも

重い過去を抱えている工員役を演じさせたらピカイチだし、

北香耶さんには未だに「バイプレイヤーズ」のジャスミンのイメージが残っているから、

真逆の治安悪めのキャラがとっても魅力的。

で…イメージも年齢も離れている2人がタバコを吸っている所を

同じ画面で収めているっていうのが中々強烈だったんですよね。

北香耶さんは歳が近めだから余計にね...そんな若さでめっちゃ吸うじゃん!!...ってw

 

生配信に関しては、同僚だったあかり(北香耶)が生みの親と言っても

過言ではありませんでした。

ちゃっかり録っていた彼女は賢い。

親子共々無事に生きていて良かったけれども、

理不尽な目に遭った社長(森下能幸)・娘の想いを背負って

"アバランチの羽生"として活躍していく決意を決めたんでしょうね。

それだけに…よく分からない仮面で生配信して制裁!スタイルをダサいと思ってしまって

申し訳なさも出てきたり。←でも仮面はやっぱりダサい(笑)

っていうか、顔出しでフルボッコにしてましたけど、

3年経ってから、本人かあるいは部下たちが逆襲を仕掛けてきそうで心配です。

 

突然の羽生(綾野剛)の指名手配犯ラストで、物語が大きく動く事を予告した第二部ですが...

そのうち桐島(山中崇)が寝返る展開があるんじゃないかとは踏んでおります。

今回の内容を見ていると、割と良い人っぽかったですしねぇ。

 

 

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アバランチ 4話 感想|アバランチのグッズがある事にジワるw

 

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蘭子(国生さゆり)の件は、割とあっさりランチでしたね。

それだけ大山(渡部篤郎)と桐島(山中崇)が手強い存在って事なんでしょう…。

そして、今度のターゲットは医者兼格闘家の神崎(中丸新将)に。

格闘技経験者というトンデモ設定を付け加えてきたから、

てっきりアクションシーンを映えさせるためにそうしたんだと思っていたんですけど、

煽りに乗っかってやられっぱなしで終わりだったのにはちょっとズッコケちゃいましたw

 

生配信での制裁パートは、まぁ…時代劇でいう"お馴染みの展開"みたいなもんなので。

取り立てて書く事はナシ。

どっちかと言うと、アバランチと大山の水面下での

せめぎ合いパートの方を興味深く見ております。

 

今回の件でリナ(高橋メアリージュン)がバレてしまったのはもちろん、

羽生(綾野剛)が顔出ししていたり、

既に盗聴器や隠しカメラが仕込まれているかもしれない部屋で活動記録を残したり、

アバランチの黒幕(?)と電話したりしている行為は、果たして織り込み済みなのか?

これらがただの迂闊で終わってしまったら

今までの火9枠の作品と同じ既視感が漂って新鮮味はないので…

せめて、正体がバレるのは想定内で動いているという賢い部分は残して欲しい所です。

 

今はまだ大きな被害は受けていないものの、

大山が笑っているんだか泣いているんだか分からないあの気持ち悪い表情を浮かべたって事は…

そろそろ仲間の誰かが消される展開が出てきてもおかしくないんじゃないかなぁとも。

そういう意味では、個人的には打本(田中要次)が危ない予感がしています。

この手のドラマって、技術を駆使するタイプよりも

精神的支柱になっているタイプの方が危機に遭うイメージがあるのもそうなんですけど。

共同作業者もいなくて、上司にも裏切られて…という孤独な過去と、

任務完了後に羽生と牧原(千葉雄大)の3人で「エモい」って笑い合っている

現在のシーンを見る限りは、

仲間がいる事の大切さを噛み締めている打本だからこそ、

若いメンバーの誰かを庇って自分が犠牲になる展開がありそうな気がしてならないんですよねぇ。

 

今回までは時代劇の形式にある程度沿った話が続いていましたが、

次回は「アバランチの結成秘話」が明かされるという事で、

"雪崩"の意味合いでも、物語が大きく動いて行くんじゃないかと期待しております。

真の黒幕感満載の品川徹さん(役名不詳)の活躍も楽しみ。

 

ところで…アバランチのあのキーホルダー…グッズ化されているんですね。

高校生がスクールバッグに付けている図、後からじわじわきましたよ(笑)

 

 

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アバランチ 3話 感想|メアリージュンさんの演技、やっぱり良いわ…

 

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そうか。次回に続くのか。…でも、なぜか不満はない。

いつもの生配信やアクションシーンがなかったのが

前後編である事を物語っていると思うんですが、特に間延び感は覚えなかったし、

むしろ生配信に関してはない方が

人の命を弄ぶ罪の重さと残酷さを感じられたような気がしています(苦笑)

何と言うかなぁ…変なマスク被って"悪のヒーロー"気取りでいると、

厨二病っぽいイメージが勝ってしまうんでしょうかねぇ。せっかくの山場なんですけどね。

 

しかし、それ以上に、今回のメインはリナ(高橋メアリージュン)、

担当の脚本家は初めての女性2人(武井彩さん・掛須夏美さん)という事で、

自然と女性の気持ちに寄り添う仕上がりになったのが

見応えに繋がった一番の理由だったのかもしれません。

両者の組み合わせの親和性は高く。

強く生きているように見えるけど実は繊細…という女性の心境を映し出すために

あえて多くを語らせない人物描写が、

メアリージュンさんの目で感情を訴えかける演技と

絶妙な化学反応を起こしていた印象がありました。

 

親友がかつて勤めていた場所に潜入すると知った時の、目に闇が宿った感じ…

それから過去を思い出しては怯えているように映り…

店主(役名不詳・内田慈)といよいよ対面する時には、

笑顔を貼り付けながらも復讐心や憎悪が湧き出て…と、

台詞はなくとも、演技そのものが台詞になっているのが伝わってくる、

いろんな顔を見せるメアリージュンさんを堪能したとも言えるでしょう。

 

元々役者のイメージはなかったんですけど、

彼女が主体の話は、毎回何かしらのインパクトが残るんですよね。

好きな役者さんの1人ですし、リナ役が彼女で良かったとさえ思います。

改めてそう実感出来た1時間でした。

 

一方で、大山(渡部篤郎)の動きは、もう正体を掴むのも時間の問題…って所まで来ていて

結構飛ばしまくっているのが意外です。

全部で何話あるのか知りませんが、そんなに進めちゃって終盤持つ?と若干不安になるほど。

今回のラストでアバランチのマークが傾いているのも気になったんですけど…

回を重ねるごとに徐々に傾いていって

最終回になったら反転するのかどうかにも、今後注目しながら見ていきたいですね。

 

 

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アバランチ 2話 感想|正義感が強い人ほど証拠を見せがち。

 

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やっぱり最終手段は生配信で行くんですね。

ドラマ全体で見たら面白い事には面白いんですが…

でも、せっかくアクションが出来る人たちが集まって、

それを映すシーンを見所としているのがカメラワークや音の強弱から伝わってくるだけに、

最後は本人からの暴露や、生配信による世間の反応に頼りきる

"静"での解決になってしまっている所が、

イマイチ個を活かしきれていなくて勿体ない感じがしてしまうんですよねぇ。

もっと辱めを受ける形のお仕置きをしても良いのかもしれない。

 

あと…個人的に、生配信での解決方法になんで胡散臭さを覚えるんだろうと考えた結果…

多分「生配信を見る野次馬」の描写にあるんじゃないかなぁと。

知ってる芸能人なら半ば面白感覚で見るんでしょうけど、

特に興味もない政治家が公開中継されている映像って…若者がそんなに食いつくと思います?

食いつくとしてもTwitterやニコ動を愛用しているネット中毒者くらいで、

友達や恋人でリア充満喫中の人は「ふーん」だけで素通りしそうな気がするんですよね。

 

ただ、動画を"世間の動向"を示すツールとして扱っていて、

今後もそうするつもりだとは思うので。

それだったら、アバランチの正体を特定する&考察するYouTuberとか、

アバランチになりすます集団が出て来たりして、

彼らを困惑させる、いわゆる"味変"的な話が描かれる事を期待しております。

 

内容で触れたい所と言えば…正義感強い人ほど、

証拠を本人の前で見せて後で消されがちですよね(笑)

私あなたの敵です!って公表しているようなもん。

しれっと動けば良いのに…そこはどのドラマを見ても毎回疑問ですw

ノートパソコンが起動していて、かつUSBメモリが刺さっているのに

「誰か情報を抜き取ろうとしてるな?」と疑わず、

ノーパソだけ破壊して帰ろうとする和くんパパ 小森(信太昌之)も迂闊。

あれ、そう言えば…アバランチの面々はボイスチェンジャーを使わなくて大丈夫なのか?とも。

そこが伏線になったりして?

 

次回はリナ(高橋メアリージュン)メインの話。

私的な感情や復讐心を抱えた者が集まって出来た集団なんでしょうね。

姉の復讐を果たせたからなのか、とどめを刺せたからなのか…は詳しく分かりませんが、

1つ案件を成し遂げた後の牧原(千葉雄大)の泣き笑いの表情には見入りました。

基本的に強そうなリナも"弱さ"を見せると思うと、楽しみです。

 

 

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アバランチ 1話 感想|"俺たちのやり方"は生配信!

 

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体調が悪いので、初回ですが簡単感想で^^;

 

予告映像での映像美には惹かれる部分がありました。

でも、放送当日まで事前情報を意図的に隠すやり方…どっちに転ぶかなぁ…と

期待と不安半々の状態で見てみましたが…

うーん、「お前に明日は来ない@JOKER」系でも「必殺仕事人」系でもなく

「FINAL CUT」形式で行くんですね。

最近この手のドラマだと生配信で独白を公開されがちで真新しさはないし、

「雪崩」もその程度の意味だったのだと思うとちょっと拍子抜け。

最後は警察に任せている時点で雪崩ではないよなぁ。

ネットが盛んな今の時代、生配信されていないか警戒する人の方が多いだろうに…そこも疑問。

 

正義の制裁と言ってしまうのは別に良いけど、

羽生(綾野剛)にはあのキャラのまま無惨に人を殺しまくって欲しいし、

牧原(千葉雄大)にはあのキュートな声でゲラゲラ笑いながら人を殺しまくって欲しい。

もうグロテスクな制裁は、コンプライアンスに怯えて作られないものなんでしょうか。

どこの役者さんもイメージにぴったりな配役がされている上に、

影がありつつもシャブをやっているんじゃないかと思える軽さの

境界線が曖昧な綾野剛さんの演技が印象に残っただけに、

せめて、妙なマスクを被って標的を取り囲んで終わりではなく、

最後の制裁シーンはもっと各々のキャラを立てて欲しい欲が出てしまいました。

 

しかし、初回で全貌は明かされていないので、まだまだ判断はしづらいかなぁ…って感じですかね。

アバランチの目的=縦軸に説得力があって、興味の持てる内容だったら、

作品に対する印象は変わるのかもしれません。

(壁に写真を貼るくだりもベタなので…ただの復讐モノにならないと良いな)

 

OP映像は映画というより洋画の趣。

重たい映像にしっとりとした劇伴の組み合わせも素敵!

期待していたアクションシーンも、蹴る、叩く時の音の鈍さが強調されていて

メリハリが効いていて好きです。

 

視聴者を選びそうな「関テレ制作ドラマらしさ」に原点回帰したような満足感はあったので、

とりあえずは、演技と演出面で楽しめそうな気はしていますが…どうかな?

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

 

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