2023年冬ドラマ-警視庁アウトサイダー一覧

警視庁アウトサイダー 9話(最終回) 感想|最後まで渋滞した作りだったねぇ。

 

 

予告で強調していた「衝撃のラスト」。

私の今まで見てきたドラマの経験上だと、キャッチコピー負けして終わるイメージが強いので、

本作もきっとそうなんだろうなぁ…まっ、駆け足気味だったり雑だったりしなければ…

くらいの気持ちで最終回を見ていたんですが、

衝撃までは行かなくとも、意外に感じる内容ではありましたね。

 

今までの事件の結末がストレートに片付いていた分、

チカ(水崎綾女)殺害事件の犯人でもう一捻り加えてくるとは。

殺害する様子がカットされていたのは、前回でも少し「ん?」とは思っていたので、

空白の時間での真実を、最終回のために意図的に隠していたのだと分かって納得出来ました。

 

最終回の内容に関して書きたかった事と言えば、そんな所でしょうか。(えっ…w)

ざっくり総括するなら…

10年間の苦しみを徐々に吐き出して行くかのような濱田岳さんの涙の演技や、

3人の仲間感が伝わる洒落の効いたラストシーンを見ていて、余計に思ったんですが。

コミカルなのかシリアスなのか、そういった"コンセプト"が最初から定まっていたら、

3人の関係性やキャラクターにも愛着がより湧いたのではないかなぁという気がしています。

 

そもそも、演出家が小ネタを得意としている演出家だけに、まぁ癖が強いんですね。

癖が強いだけなら、"木村ひさしワールド"に染まる役者さんの演技に

新鮮味を感じながら楽しもう…で終わるんですけど。

ただ、従来のテレ朝刑事ドラマらしい縦軸エピソードも同じくらいのウエイトで、

しかも小ネタと交互に盛り込んでいるので、

作風がケンカして、その見づらさがかえって登場人物の魅力を薄めてしまっているんです。

 

西島秀俊さん、濱田岳さん、上白石萌歌さんという

「この3人なら絶対面白いでしょ!」な役者さんを揃えた作品だっただけに、

個人的にはやっぱり、3人がわちゃわちゃした1話完結型のエピソードを

もっと充実させて欲しかったですかね。(あ…出来れば3話の塩梅でw)

失礼なのは重々承知で言いますが、

内容の節々から、作り手同士での話し合いが足りていない感が滲み出てきちゃってて(汗)

素材を活かしきれていなかったな…という印象が一番に残りそうです。

 

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警視庁アウトサイダー 8話 感想|最終回、本当に「衝撃のラスト」になるのかどうか?

 

 

ホワイトボードでのおさらい、ありがたい!!!

まぁ、現在までに起こった出来事の経緯を、回想を通してじっくりと…って訳ではなく、

あくまでも事件の関係者にそれぞれサラッと触れる程度のものだったのですが、

個人的には、ないより全然マシです。

そして、まだ本題に入る前の、放送してから3分も経っていないうちに

このシーンを取り入れてくれたのもデカい。

お陰で、ようやく縦軸の話に興味を持てるようになりましたし、

その後の内容も比較的頭に入って来やすかったです。

 

登場人物が多過ぎるのが縦軸において一番の欠点ではあったのですが、

終盤での梶間(神尾佑)逮捕されるまでの全貌の見せ方も

難解さを緩和させていた気がします。

今まで知り得て来た情報(=エピソード)を点と点で結んで、

「あ、こことここがこう繋がってたんだ」と視聴者に納得させる演出…。

真犯人に辿り着くという重要回で、小ネタで流れを変に遮る事もなかった上に。

小ネタも確かに取り入れられていたものの、序盤の方にまとめて、

それも、縦軸のシリアスな雰囲気との温度差を感じさせないように

やや控えめの味付けになっていて。

今回の演出家は、3話と4話を担当された向井澄さんとの事で、

どこを削ぎ落として、どこで魅せるか?の取捨選択が最も上手かった印象の3話に

近しい内容に仕上がっていたのも良かったです。

 

正直…元警察官・現議員で、どちらも描きようによっては"巨悪"が絡んで

盛り上がりそうな設定の小山内(斎藤工)も登場させておいて、

折り返し地点の前から事件を複雑に見せていた割には、

結局、殺害動機は単なる痴情のもつれ!?感は否めませんが(笑)

ただ…何度も書いているように、1話完結型で動いていた話の時から

事件の真相に捻りはなかったので、そんなもんかな?とも思います。

小山内の妻・響子(青山倫子)の自殺も、

(殺害する様子は描かれなくても)犯人があの人だったというのも、

そのままストレートに行くんでしょうね。

 

もうほとんど進展した所で、最終回は「衝撃のラスト」…

本当に衝撃なんでしょうかね?

「想像してたのとは違う結末だった」と架川(西島秀俊)が話していた通り、

良い意味で裏切ってくれると良いんですけども。

 

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警視庁アウトサイダー 8話 感想|最終回、本当に「衝撃のラスト」になるのかどうか?

 

 

ホワイトボードでのおさらい、ありがたい!!!

まぁ、現在までに起こった出来事の経緯を、回想を通してじっくりと…って訳ではなく、

あくまでも事件の関係者にそれぞれサラッと触れる程度のものだったのですが、

個人的には、ないより全然マシです。

そして、まだ本題に入る前の、放送してから3分も経っていないうちに

このシーンを取り入れてくれたのもデカい。

お陰で、ようやく縦軸の話に興味を持てるようになりましたし、

その後の内容も比較的頭に入って来やすかったです。

 

また、登場人物が多過ぎるのが縦軸において一番の欠点ではあったのですが、

終盤での梶間(神尾佑)逮捕されるまでの全貌の見せ方も

難解さを緩和させていた気がします。

今まで知り得て来た情報(=エピソード)を点と点で結んで、

「あ、こことここがこう繋がってたんだ」と視聴者に納得させる演出…。

真犯人に辿り着くという重要回で、小ネタで流れを変に遮る事もなかった上に。

小ネタも確かに取り入れられていたものの、序盤の方にまとめて、

それも、縦軸のシリアスな雰囲気との温度差を感じさせないように

やや控えめの味付けになっていて。

今回の演出家は、3話と4話を担当された向井澄さんとの事で、

どこを削ぎ落として、どこで魅せるか?の取捨選択が最も上手かった印象の3話に

近しい内容に仕上がっていたのも良かったです。

 

正直…元警察官・現議員で、どちらも描きようによっては"巨悪"が絡んで

盛り上がりそうな設定の小山内(斎藤工)も登場させておいて、

折り返し地点の前から事件を複雑に見せていた割には、

結局、殺害動機は単なる痴情のもつれ!?感は否めませんが(笑)

ただ…何度も書いているように、1話完結型で動いていた話の時から

事件の真相に捻りはなかったので、そんなもんかな?とも思います。

小山内の妻・響子(青山倫子)の自殺も、

(殺害する様子は描かれなくても)犯人があの人だったというのも、

そのままストレートに行くんでしょうね。

 

もうほとんど進展した所で、最終回は「衝撃のラスト」…

本当に衝撃なんでしょうかね?

「想像してたのとは違う結末だった」と架川(西島秀俊)が話していた通り、

良い意味で裏切ってくれると良いんですけども。

 

 

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警視庁アウトサイダー 7話 感想|登場人物が多過ぎて訳ワカメ

 

 

今回の演出担当は木村ひさしさん。

カメラワークの切り替えの早さだったり、「えっ?」ネタの繰り返しだったり、

相変わらず"らしい"な…とは思うけれども、

縦軸がメインになっているだけあってか、

話の流れを遮るような癖の強い演出は少し控えめになっていた印象。

まぁそれよりホッとしたのは、面白いかどうかは別として、

1話完結型エピソードと縦軸で行ったり来たりで宙ぶらりん状態だったのが、

今回でようやく1つに絞ってくれた…って所でしょうか。

 

ただ…ぶっちゃけ言うと、縦軸の話はあまり興味が持てていないんですよねぇ。

元々は個性的な3人の掛け合いで事件を解決していくという設定に重きを置いていたのが、

縦軸が前面に出てきてからは、テレビ朝日の従来の刑事ドラマっぽさが増して、

コメディとシリアスで本来相容れない2つの要素が混ざり合っているのに

違和感を覚えてしまっているっていうのもありますが。

一番の原因は単純に、登場人物が多過ぎる事にあると考えています。

 

船津(金児憲史)は…調べてみたら、4話にも出ていたそうで。

もうすっかり忘れております(苦笑)

おまけに、顔をすぐに覚えられない私からしたら、

警察関係か暴力団関係かもはっきり紹介されずに、椛島、当麻、船津と

名前と出番だけ次々と出されても、

(過去の事件に絡んでいるからなのか)みんな同じ顔に見えてしまって区別がつきません。

 

初回で、架川(西島秀俊)が事件を整理する時に

〇〇を組長に、姐さんに、若頭に…と、登場人物を「ヤクザ」に例えて

ホワイトボードに書き込むシーンがありましたが、

個人的には、それを今やるべきなんじゃないかとすら思います。

当時は「なんでそこでヤクザ!?」と笑いながら見ていましたけど、

今になって振り返ってみたら、突飛なくだりだから記憶にも残りやすいし、

架川の極道だと勘違いされる見た目や言動が最も活かされていますし。

何より"階級"になっているから、それぞれの力関係が一発で掴めて、良いとこ尽くし。

とりあえず、最終章を本格的に進める前に、一旦「今までのあらすじ」代わりに…

回想や図解も含めて、ちゃんと整理する機会を設けて欲しいです。

 

一応、感想を書く都合上、ちょこちょこと話の内容はメモしていますが…

相関図が複雑なので、もはや何となくで見てしまっております。

恐らくあと2話でしょうから、完走はするつもりですけども…。

 

 

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警視庁アウトサイダー 6話 感想|せめてどっちかに絞らない?

 

 

基本的には、どのドラマも脚本家や監督の名前を毎回必ずチェックするって訳でもなく、

内容を見て何か思い立つ事があったら…くらいのスタンスでいるんですけども、

本作に関しては、スタッフクレジットに注目するのがもはや習慣になっておりますw

今回の監督は、本作初担当の日髙貴士さんでした。

 

カメラワークの切り替え演出を見ると、やっぱり、本作の世界観を作り上げている

メイン監督の木村ひさしさん"らしさ"を踏襲していく意味では

一番取り入れやすいのかも?という印象はありますが、

アニメ部分が癖が強めなだけで(笑)

後は比較的(あくまでも"本作の中では")ガチャガチャした作りには

なっていなかったのかなぁと思います。

ただ…今回の内容を一言で表すとしたら「見づらかった」のは確かです。

今回は主に演出が…というより、脚本の構成の方に原因がある気がしました。

 

私が「見づらかった」と感じたのはただ1つ。

前回の感想でもさらっと書きましたが、

縦軸は、動機が「父親の冤罪を晴らす」でいたってシンプルに設定されているはずなのに、

なぜそこに1話完結型のエピソードを加えて

複雑に入り組んだ構成に見せようとするのでしょうか。

2つのエピソードを同時に描いていけば、それだけ登場人物が増えて覚えられない上に、

どの人がどこに関わってるんだっけ?なんてややこしく思えてしまいますし。

一方、架川(西島秀俊)はバーに聞き込みに行ってて、

一方、光輔(濱田岳)と直央(上白石萌歌)はコミケに行って情報を入手していた…

といった行ったり来たりな展開をされたら、目移りして

どちらかの事件に集中しづらくてしょうがないんです。

 

まぁ、最後まで見てみれば部分的には繋がってましたけど…

親族がたまたま今回の事件に関係してたってだけで、

他の人に置き換えても全然成立出来そうな話でしたよね。

何かしらの"共通点"を持たせれば無関係には見えないでしょ!という強引さも

どことなく引っかかってしまいました。

 

正直、前回でも内容が頭に入ってこなかったので、

さすがに今回もだと…と思って後で見返しましたが、

それでようやく少し理解出来るって感じでしたね。

次回から最終章突入との事なので、そろそろ黒幕も暴かないとで

本格的に縦軸の話に移行するとは思いますが、

うーん…本当に、縦軸に触れるなら触れるで、そこに絞って欲しい限りです。

 

 

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警視庁アウトサイダー 5話 感想|ま〜たぶり返しちゃったよ…。

 

 

あぁあぁ…2話分お休みでようやく自分の担当回が回ってきて、

早く演出したくてしょうがなかった!!っていうウズウズした気持ちが

画面全体に出ちゃってるんですよ…。

本題にちょいちょい挟み込んでくるプロレスネタに、

カメラワークの切り替えの頻度の高さ。もうややこしいったらないです。

お陰で、開始数分で事件を理解する気が失せました(滝汗)

 

小ネタは小ネタでも、今回はやけに"中の人ネタ"が多かったと思うんですけど、

そもそも私からしたら、プロレスの選手だのムエタイの選手だの、

ドリアンだので盛り上げられてもさっぱり分からないんですね。

だから…まぁこれは主観でしかないんですが、小ネタそのものに興味が持てません(苦笑)

個人的には、限られたターゲット層に受ける笑いに力を注ぐよりも、

コメディ要素を水木(上白石萌歌)が一番に担ってしまった方が"癒し"も生まれるし、

事件パートに特に捻りがないだけに、「役者さんの振り切った演技を堪能するドラマ」として

多くの視聴者も割り切って楽しめるはずなんですが…。

癖の強い小ネタもコミカル演技も、どっちも欲張る作りになっているから、

何を一番の見所にすれば良いのか分からず、"渋滞"しているように感じるのかもしれません。

 

とりあえず…1話完結の話に、中途半端に前回の縦軸の続きを絡めたら

難解さが増すだけなので、そこだけは止めていただきたいです。

っていうか、今回の事件パートって必要だったんでしょうかね?

前回でせっかく縦軸の話で進めてきたんだから、

シリアスになり過ぎない程度に、そのままの勢いで展開していったら

盛り上がったと思うんですけども…。

何だか、肩透かしを食らった気分です。

 

 

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警視庁アウトサイダー 5話 感想|ま〜たぶり返しちゃったよ…。

 

 

あぁあぁ…2話分お休みでようやく自分の担当回が回ってきて、

早く演出したくてしょうがなかった!!っていうウズウズした気持ちが

画面全体に出ちゃってるんですよ…。

本題にちょいちょい挟み込んでくるプロレスネタに、

カメラワークの切り替えの頻度の高さ。もうややこしいったらないです。

お陰で、開始数分で事件を理解する気が失せました(滝汗)

 

小ネタは小ネタでも、今回はやけに"中の人ネタ"が多かったと思うんですけど、

そもそも私からしたら、プロレスの選手だのムエタイの選手だの、

ドリアンだので盛り上げられてもさっぱり分からないんですね。

だから…まぁこれは主観でしかないんですが、小ネタそのものに興味が持てません(苦笑)

個人的には、限られたターゲット層に受ける笑いに力を注ぐよりも、

コメディ要素を水木(上白石萌歌)が一番に担ってしまった方が、"癒し"も生まれるし、

事件パートがベタなだけに、「役者さんの振り切った演技を堪能するドラマ」として

多く視聴者も割り切って楽しめるはずなんですが…。

癖の強い小ネタもコミカル演技も、どっちも欲張る作りになっているから、

何を一番の見所にすれば良いのか分からず、"渋滞"しているように感じるのかもしれません。

 

とりあえず…1話完結の話に、中途半端に前回の縦軸の続きを絡めたら

難解さが増すだけなので、そこだけは止めていただきたいです。

っていうか、今回の事件パートって必要だったんでしょうかね?

前回でせっかく縦軸の話で進めてきたんだから、

シリアスになり過ぎない程度に、そのままの勢いで展開していったら

盛り上がったと思うんですけども…。

何だか、肩透かしを食らった気分です。

 

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警視庁アウトサイダー 4話 感想|急にテレ朝王道刑事ドラマっぽくなるじゃん。

 

 

一気に縦軸を進めてきたなぁ…という印象。

テレビ朝日のこの枠は通常、全9話、たまに全8話なケースが多いですが、

まだ折り返し地点でもないのに、1話完結型のスタイルを取りやめて

縦軸をメインとした連続型にもう移行したって事は、

もしかしたら7話で終わる可能性もあるんでしょうか?

っていうのは置いといて…。

 

今回の事件は、架川(西島秀俊)がマル暴時代からお世話になっていたらしい

黒石(井上肇)の死の真相を探す内容になっていたので、

初めて縦軸を盛り込む必要性は見えたのですが。

1つ引っかかるのは、架川と光輔(濱田岳)のどちらにも

異なった縦軸が存在している…って所なんですよね。

 

いや、光輔が独自で調査している父の冤罪事件にも、マル暴の人物が関わっていた事で

共通点を作ってきたので、無関係とまでは行かないんです。

でも、何年以来の模倣犯でもなければ、

"何か"を通じて2人の被害者が交友関係をとっていた訳でもないのに、

あたかも架川と光輔が「同じ事件を追っている」ように描かれている。

そこが、話に難解さを生み出してしまっているんだと思います。

光輔の方にも動きがあったように度々見せておきながら、

実際、事件の手がかりを得て犯人特定までに至ったのは架川の方"だけ"ですからね。

 

公式サイトには「それぞれが背負っていた過去の真実が明らかになり」と記載されていたので、

原作由来の設定だとしても、それを強調しての今回の内容になったのかもしれませんが。

最初から光輔の縦軸に限定した方が、興味を持ちやすかった気がしております。

 

っていうか…これはただの偏見ですが、

あそこまでハードボイルドな雰囲気を強めてしまうとなると、

「相棒」や「刑事7人」みたいな、テレビ朝日の王道の刑事ドラマと

代わり映えしなくなるのではないでしょうかね…(汗)

個人的には、前回の小ネタの匙加減が一番本作"らしく"て

ちょうど良いのかな?と思ってます。

何度も書いているように、正直、事件パート自体は、

粗っぽさや捻りのなさが目立っていて特に面白味を感じていないので。

だからこそ、クスッと笑える程度の小ネタを取り入れて、

「ちょっと新感覚な刑事ドラマ」として徹底して欲しい…と願ってしまうのです。

 

 

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警視庁アウトサイダー 3話 感想|監督の交代が功を奏す

 

 

今回の監督は木村ひさしさんではなく、本作初担当の向井澄さん。

感想を書くために後で調べましたが、わざわざそんな事しなくても良いくらいには、

序盤の時点で分かりやすかったですね(笑)

 

序盤こそ、警視庁のゆるキャラを絡めたネタや、

カメラワークの切り替えの早さなどで癖は出してきたものの、

癖が強いと感じたのはそこだけで、後は控えめに演出されています。

ただ、冷静に考えてみれば…小ネタの頻度自体は今までと変わっていません。

じゃあ、なぜ控えめだと感じたのか?

それは…「面白いでしょ?」を押し付けている

半ば暴走気味な小ネタが極端に減った代わりに、

あくまでも視聴者が気づいて密かにクスッと出来る程度に留まっているか、

事件を追っていく上でヒントになるように描かれた小ネタが増えた事で、

物語の流れを遮っている印象が薄まり、

最終的に、見やすさに繋がったからだと思っています。

 

まぁ…内容が面白いかどうかは別で、例えば今回の事件の真相なんかは、

殺害動機が曖昧に済まされていたり、直央(上白石萌歌)が警察だと分かっていながら

家にも誘うの…それって墓穴を掘っているようなものでは?と疑問を覚えたりで

細部が雑だったのには変わりないんですが(笑)

ただ、個人的には、小ネタのクドさが原因で、何の事件を追っているのかが分かりづらい事が

本作において一番の問題だと思っていたので。

そこが解消されたのは、大きな進歩にはなったのではないか?という気がします。

 

最初からこのくらいのバランスだったら、

「ちょっと変わった刑事モノ」として万人受けしたかもしれないんですけどねぇ。

縦軸が度々盛り込まれるのもあってか、今までの内容だと

とてもじゃないけど主軸がぼやけていましたから(汗)

本当に、勿体ないです…。

次回から再び、メイン監督である木村ひさしさんに戻る可能性は高いですが、

どうか今回の演出を踏襲していって欲しい限りです。

 

で、縦軸に関しては…光輔(濱田岳)の正体を早々に明かしてきた辺り、

よくある2,3話程度ではなく、割と長い話数使って描くつもりなんでしょうかね?

正直言うと、せっかくの3人の組み合わせですから、

事件に挑む1話完結型の話をもっと見たいという気持ちの方が強いんですが…

キャストをかなり揃えているので、致し方ない部分もあるのかなぁと思ってます。

 

 

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警視庁アウトサイダー 2話 感想|笑いをとるか切なさをとるか、どっちかにして!

 

 

前回よりも、光輔(濱田岳)に関する縦軸は若干減った…

いや、むしろ、細切れにして分散させていた代わりに、

今度は小ネタでさらに充満した内容に…といった所でしょうか。

 

正直、話にメリハリをつけるための、花を添える程度の小ネタではなく、

もはや小ネタのための内容になっている感が否めません。

特に前半部分なんかは、10秒間に一度のペースと言っても良いくらい盛り込んでいて、

その分肝心の事件パートの進展はおざなりになっていたもんですから…

なんのドラマを見ているのかが分かりにくければ、

内容が頭に入ってこなくてしょうがないんです。

 

手がけられている作品のジャンルが仮にコメディであれば、好き嫌いはあれど、

振り切った演出でも「笑い」や「楽しさ」に変わって終わりだと思うんですね。

当然ですが、コメディは視聴者を楽しませるのが一番の目的ですから。

でも、本作の場合は刑事モノ。

しかも、3人が難事件に挑んでいく…というのがメイン。

描いている事は、何か手掛かりを掴んで…

自分たちの感覚がぶっ壊れているのを自覚していない犯人の闇に触れて…

被害者を刑事が思いやる切ないシーンもあって…で

作り自体は王道の刑事ドラマになっているのに、

そこに話には無関係な"おふざけ"演出が入るから、

結果、チグハグに見えてしまうんだと思います。

 

まぁ、あーだこーだ言ってますけど、要は「やり過ぎ」なんですよね。

コメディに全振りしたいのであれば、事件の内容も

都市伝説とかオカルトとか、もう少し空想的なものにして、

人情要素も、恐ろしさや痛々しさを覗かせる犯罪者側の描写も取り入れない。

逆に、そっちを活かして、被害者側に感情移入させる話にしたいのであれば、

小ネタは控えめにする。

笑いをとるか、切なさをとるか、どっちかに寄せて欲しいです。

このままだと、"木村ひさしさんらしさ"は感じられても、

"本作らしさ"はどこにあるのか(どこに軸を置きたいのか)、

中途半端で終わってしまう気がします。

 

撮影を邪魔したり、常に後ろ歩きしたりする西島秀俊さんがチャーミングだから

放っておけなくなるんですけどね…

西島さんでなければ、もう今回の時点でリタイアしてますよ…(滝汗)

 

 

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