2021年秋ドラマ-日本沈没一覧

日本沈没−希望のひと− 9話(最終回) 感想|脚本沈没って言った方がぴったりね…。

 

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2時間3分、長いを通り越してイライラしたわ〜…。

心の中でいちいちツッコんでいないと見ていられなかったかもしれません(苦笑)

本来は普通に1時間ずつ分離させて全10話でお届けする予定だったんでしょうけどね。

間に選挙が入ったために、急遽今回の形をとる事にしたんでしょう。

 

まぁでも、あの展開ならば、仮に分離させていたとしても

「この要素って必要だったか?」と思う気持ちは変わらなかったと思います。

だってねぇ…放送開始45分くらいから、感染症ネタをぶち込んでくるんですよ?

すいません。口が悪くなりますけど。

このタイミングで、正気か???

と目を疑いましたよ(滝汗)

で、結果的に、最終回で新たな要素を追加したお陰で、

スロースリップがまるで空気を読んでいるみたいに見えてしまったという(爆)

現実世界を考えたら、数ヶ月で治療薬・治療法が見つかって収束出来たのも

予定調和も良い所ですし、

コロナをモチーフにした割には、密での集団会議の姿勢は変わらない上に

マスクもしないという設定の緩さ加減。

日本沈没の話はどこへ?なんか、"日本の危機"を描くはずだったのが

"日本の復興"がテーマの話にすり替わってない?って疑問も出てきて。

感染症が流行りだしてから収束するまでの約35分間、いらないとしか言えませんでしたね。

ちなみに、本編の1/3が通話シーンだったのも、無駄of無駄…な引き延ばしですね。

 

あまりにも内容が酷いもんで、今回の感想のタイトルで「脚本沈没」なんて

例えてしまいましたが(苦笑)

最終回だけとは言わず、初期設定の時点で不要な要素が多過ぎる印象のある作品でした。

全体を踏まえて、盛り込まなくても成立したと確実に言えるのはこの4点。

・天海(小栗旬)家の離婚問題

・天海と椎名(杏)の中途半端な恋愛匂わせ描写

・裏切り者探し

・前回終盤からの爆破テロ

特に色濃く描かれていて、余計だったのは上2つ。

 

まずは離婚問題。

天海も役人の前に"1人の人間"だから、家庭を持っていても不思議ではないですが…

果たして、妻には既に再婚を約束した相手がいて

離婚寸前状態であるという設定は必要だったのでしょうか?

大切な人が心配だから今すぐにでも助けに行きたい…

でも日本国民の安全を守る立場にいるからその任務を果たさなければならない…

こんな感じで、役人だからこその葛藤や生き様をストレートに描くだけで

良かった気がしてなりません。

そして、椎名との2人きりでの絡みが妙に多かったのも、

そうではないとは分かっていつつもダブル不倫しているように見えて、

主人公が何を発言してもイマイチ説得力が伝わりづらくなってしまったのが

「危機的状態の中で懸命に動く人々を描く作品」としては致命傷だったとも思います。

 

あとは、描写不足な点を挙げるとするならば…チームの描写でしょうね。

主人公が単独で動いているシーンも多過ぎたために、他の仲間たちが"傍観者"に映って

「日本未来推進会議」の存在意義がなくなってしまった。

日本沈没ともなれば、移住問題とか、対策方法とか、いろんな考えがある訳で、

考えをお互いに共有したり衝突したりして初めて作品の深みが増してくるかもしれないのに…

ここ最近よく見かけるダブル主演、あるいは3人以上の群像劇仕立てにした方が

この手の作品にはぴったりだったんじゃないしょうか。

 

なんだかなぁ。

ラストで急に平和思考の日本人に警鐘を鳴らすような説教を入れて

それなりに見せてくるのもなんだかなぁ…って感じで(苦笑)

本当に、なんで最初っから"普通"に描かなかったのか…というモヤモヤが残る作品でしたね。

ここまで見てきましたけど、最近割と多い頻度で震度強めの地震が起きている

現実世界の方がよっぽど怖かったです。

っていうか、最終回であったような地割れシーンを初回から何度も見せていれば、

沈没の日が近づいてくるという緊迫感が少しでも出せたのでは?

 

近未来の設定ですし、初回での天海の様子を見て

現実世界と照らし合わせながら考えさせられる作品になりそう…という

期待を膨らませていたのに…正直言って、この仕上がりにはガッカリです。

 

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日本沈没−希望のひと− 8話 感想|移民問題になっても緊迫感が迷子…

 

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ふーん…仲間割れしたり、一部の人間を説得し続けたり…の次は

ガッツリ企業買収の話なんですね。

国民全体の危機感の描写よりも、

最後まで「日本の経済はどうなるのか?」がメインの物語を紡いできた本作。

放送開始から約40分間、なぜか中国"だけ"にこだわり、計画を練り、

中国政府と"しか"交渉していない印象の強いエピソードが続いたお陰で、

まるで今回が 新規事業が成功するまでの過程を描く

池井戸作品のように見えてしまいました(苦笑)

特に中国の要人が日本人の移民を受け入れるシーンなんかは…

下町ロケット」で敵対関係にいた帝国重工の社長が佃製作所に足を運んで、

ものづくりのこだわりの深さに共感して考えを改める流れを思い出してしまうくらいには

既視感がありましたなw

 

しかしまぁ、沈没間近になっても、どうしてこんなに緊迫感がないんでしょうねぇ。

一応デモ団体とか、空港での混雑具合とか、居酒屋で荒れ出す大人とか、

日本沈没報道を受けての国民の様子も描いてはいるんですけど…

あくまでも"脇役"程度にしかあしらわれていないのが原因なのかなと。

どことな〜くリアリティがないんですよ。ずっと。

日本人、こんなに大人しい人たちばかりか?

と疑問に思えてくるんです。

だって…現実の世界に置き換えてみたら、コロナが流行り始めた頃は

マスクがないだの、トイレットペーパーが不足するというデマが拡散されて

売り切れ続出するだの、食料品や生活必需品の買いだめが起きるだの、

1つ1つの情報に踊らされる人々の方が圧倒的に多かったはず。

何か世界を揺るがす事態が発生すれば、まずは自己保身に走るというのが

当時で証明された…とも言える。

 

なのに本作は、コロナ以上に恐ろしい沈没が差し迫っている状態なのに、

空港ではお客さん殺到で対応困難どころか「中でお喋り」程度の緩い描写で終わりだし、

スーパーやドラッグストアなど"日常生活圏"である場所の異変に関しては

ほとんど触れていない。もちろん、SNSやネット記事の動きも。

こんな中途半端さで「次回はとうとう最終回です!」って言われても…

沈没詐欺では?最終回でまとまるのか?と思われても仕方ないですよね。

 

そして、恐らく重要だったであろう移民問題

解決方法…優しい世界…ファンタジーかて(汗)

日本に対する印象は様々で、日本をリスペクトしている国もあれば

むしろ嫌悪感を抱いている国もいるのに、

どこの国の人々もニコニコしながら

「ここで待ってるよ」「一緒に乗り越えよう」のメッセージ映像…

実際はそんな綺麗事じゃ済まされないでしょ。

日本沈没による我が国への移住の打診を受けて、それぞれがとるべき選択だとか、

もっと言うなら、日本という最大のアイデンティティを失う事に対して

国民はどう考えているのか。

(主人公周り以外で)家族内、恋人同士で果たして意見は一致していると言えるのか?とか。

ここらへんの"リアルな心境"を丁寧に描いてこそ、世界の"混沌"を表現出来ると思うんですが…

そこを端折ってしまった辺り、作り手の技量の限界を感じられずにはいられません。

 

しかし次回、どうするんでしょうねぇ…。

総理を庇う形で罪を償おうとしている世良(國村隼)に

天海(小栗旬)が「私たちにはまだまだやるべき事があるでしょう!」と

熱く訴えかけるシーンがあるだろうとは予想してますw

 

本当に次回で完結出来るのか。

完結出来たとしても強引に終わらせそうですが。

 

 

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日本沈没−希望のひと− 7話 感想|アメリカに中国が激おこぷんぷん丸

 

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残り20分程度でやっと話が盛り上がってきたよ…良かった………。

いや、完全に安堵も出来ないのか。

最終回はなんと2時間3分拡大SPだそうで、

そこでまた余計な要素を追加してはダラダラ進めそうな気がしなくもないですね(苦笑)

シンプルに長いなぁ…。2時間以上拡大するのは確か「陸王」の初回以来だったっけ。

 

今回も、途中までまぁ〜同じ展開の繰り返しで。

裏切り者や黒幕は誰かを探り、説得して、二転三転していくうちに憎めないキャラになり…を

敵の数や立ち位置などを変えては、ずっとここまで引き延ばしてきた印象があります。

引き延ばしするにしても…もうちょっと"意味のある"引き延ばしにして欲しい。

日本未来推進会議のメンバーは天海(小栗旬)と常盤(松山ケンイチ)の

2人しかいないのか?ってくらい、第2波に向けての対策で動く"全体"が見えてこないですし、

そもそも、今回の2つのエピソードは同時進行でも行けたはずなんですよね。

 

里城を説得するにしても、交渉結果報告中で言われていた

「中国の事情を知り尽くしている」という設定の活かし方次第では

必要性の高いくだりになったと思います。

例を具体的に書くなら…前回に引き続き移民問題を考えるにあたって議論を重ね、

アメリカと中国に交渉してみる事を思いついた天海が、

里城なら中国の事情に精通しているから交渉に有利だという有力情報を得て、

国民の命が1人でも多く救える可能性を広げられるんだったら

まずは里城の説得から始めないと…という流れにでも出来ていたら、

前半の冗長感は薄まったのかもしれません。

 

まぁでも、「私だったら…」を書いた所でもう後の祭りなので。

次回以降で大きく進展しそうな予感はさせたので、

残り2話に期待するしかありませんね。

 

っていうか…本作、Netflix配信作品なんですよね?

名前の挙がった国の方々はどんな気持ちで見ているのか。

国名隠さないとそのうち炎上しそうで、心配になりますな(苦笑)

 

 

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日本沈没−希望のひと− 6話 感想|移住の話を聞きたいのに里城が邪魔をする

 

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本作をリアタイしていると眠気が襲ってきてねぇ…(汗)

内容はぼんやりと掴めているとは言え、

その状態だと感想は書きづらくなりそうだったので後で倍速で見返しましたが…

まぁ、つまりは、余計な設定のお陰で、進みが相変わらず遅いって事なんですよね。

 

公私の入り乱れ構成が目立ち、物語に引き込まれづらかった前回。

強引に復興させ、強引に天海(小栗旬)を元の居場所に戻したのが吉と出たのか、

今回は約40分過ぎまでは、本作の舞台はあくまでも"環境省"である事、

そして"環境省・天海"が日本沈没に向けてどう考え、どんな対策をとるのか?といった動きを

メインで描いていたので見やすくはなったんですけど。

やっぱり、この枠の伝統を守りたいのか、

必ず悪役を作って盛り上げておかないと気が済まないんでしょうねぇ。

関東沈没編では天海以外の官僚が敵だった代わりに

今度は里城(石橋蓮司)という新たな対立軸を出してきたので、

私の予感していた「二番煎じになる説」は少し的中した…という印象で見終えました。

 

いや、現実世界を考えれば、対策は下の者に任せて「絶対〇〇はない!」と

現実逃避している上司もいるだろうし、

"1人の人間"として見たら日本沈没を認めたくない気持ちも分かるんですが、

職場内での仲間割れのくだりが色濃い作りは関東沈没編でも変わりなかったため、

正直、もうそれは良いから!さっさと話進めて!!と思えてしまうのです。

加えて、真面目に訴えているのに信用してもらえない

田所(香川照之)の描かれ方が一緒なのも、飽きが来る原因なのかもしれません。

ラストにしても、田所がいないと成り立たない!みたいに描かれてましたけど、

えっと…彼以外に沈没を研究する専門家はいないのかい?っていう(苦笑)

日本中探せばごまんといるでしょうに。

 

移住についての議論で、国を失い路頭を彷徨いざるを得なくなる国民の心情だとか、

未だ戦争が続く国がある中で、占領される事もなく平和の神に守られ続ける日本だとか、

国の事情は様々なのに一方的に移住を受け入れ要請するのも迷惑な話だよね…とか

ふと考えさせられる機会があっただけに。

その話をもっと聞きたいのに里城の思惑が邪魔…そんな歯痒ささえ感じます。

 

で、もう1つの嫌な予感は…天海と椎名(杏)の自宅でのくだり、なんなんですかね(汗)

やっぱり恋愛の匂わせ描写もやってしまうのかなぁ。

キッチンを使ったり、ラーメンで天海をもてなしたり…

え?ここって椎名の自宅だっけ?同棲??って一瞬錯覚しちゃいましたよw

そしてお泊まり&合鍵という急展開。

ただでさえ話が進まないのに…いる?恋愛要素(苦笑)

 

 

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日本沈没−希望のひと− 5話 感想|沈没してもなぜか緊迫感なし…

 

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ここまでは関東沈没編だったらしい。

日曜劇場お得意の二部構成になっていたんですね…。

関東の沿岸部を侵食し始めて、いよいよ物語が動くか!?と思いきや、

トンネル崩落事故エピソードを差し込む形で

沈没を 天海(小栗旬)と椎名(杏)を元の職場に戻すまでの

"繋ぎ"として使ってきたのには驚きました。

吊り橋効果で2人が恋愛関係に発展する…?という匂わせをやらなかったのはまだ良かったものの、

今回の構成を考えたら、わざわざ拡大する必要はなかったんじゃないでしょうか。

 

肝心の沈没の詳細に関しても、震災がどれくらい長引いたのか、

重傷者・死亡者は何人いたのか、どの範囲まで被害が及んだのか。

そして、当時の地震の規模を考えたら、その後もしばらくは余震が続くはずで。

そういった内容が特に描かれないまま"気づけば"復興していたので、

大きな被害に遭っている割には緊迫感を覚えないんです。

全体的にふわふわしていて、掴みどころのない感じ。

天海の包帯も…ファッションだと捉えられても仕方ないですよね?

椎名も含めて亀裂に直接巻き込まれて、一番大怪我を負っているであろうに、

なぜ普段通り動けているのかが疑問。

立ち上がった途端頭がズキッと痛むとか、出血箇所が見られるとか、

些細な描き込みがあるだけでも、被害の程度が伝わってきて大分印象が変わるんですけど…

あれではただ汚れているようにしか見えませんよ(汗)

 

う〜ん…あとは、本作の物語にイマイチ入り込めないのって、

沈没するまでの過程をダラダラ描いているのも勿論なんですが、

今回の後半のエピソードを見ていると、

天海にまつわる設定が多過ぎる事が一番の原因なのではないかという気がしてきました。

本来、「日本未来推進会議」というご立派な名前の組織が舞台なのであれば、

事前に関東以外に拠点を移したり、国民を守るために対策を練ったり…

そんな真摯な人々が描かれるはずなのに。

合間合間か、あるいは重点的に"家族""離婚""孤立"といった個人の事情を盛り込むから、

結局、官僚たちの危機感の描写も緩くなってしまうし、

公私が入り乱れる構成で集中しづらくなってしまうんだと思います。

 

で…次回からは日本沈没編ですと。

まさか、田所(香川照之)の「第2波は来ない」宣言はフラグにはなりませんよね?

第2波の兆候を大々的に発表して「この前来ないって言ってただろ!」で揉めて…

前編みたいに、また天海だけは信用して他は認めてくれない…っていう

二番煎じの展開にならないと良いんですが…心配です。

 

 

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日本沈没−希望のひと− 4話 感想|仲間割れしても危機感なくても沈没開始!

 

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予告での沈没シーンがいつ来るのかと…もう……それだけを待ってましたよ。

不謹慎ですみませんが。

だって……話が50分くらいまで全然進展しないんだもの!!!

今回も登場人物同士での駆け引き。仲間割れ。犯人探し。

やっている事が今までと特に変わらな過ぎて、

途中までうとうとしながら見てしまいましたとさ(滝汗)

 

いやね、全く変わっていないとは言わないですよ。

首都圏から地方に移動しようと高速道路が渋滞しているシーンとか、

避難を呼びかけるシーンとか、それなりに国民の動きも描写はしていたんです。

ただ、主人公が登場する頻度や、官僚内での揉め事に尺を割き過ぎているために、

いよいよ関東が沈没してしまうかもしれない…どうしよう…という

国民の危機感や緊張感が具体的に伝わって来ない。それだけなんです。

 

「国民は不安に怯えています」の台詞にしても、

せめて、天海(小栗旬)の家族が登場する時に

娘が怖がって泣いている様子を付け足しても良かったんじゃないかなぁと思いました。

下手したら、上京する我が子を見送る…みたいな感じに映りましたからね(苦笑)

あのバスでのシーン。

 

ツッコミドラマのつもりで見た方がまだ楽しめるのかもしれないけれども、

夢物語には出来ない話だし、全体的にシリアスな世界観なのでねぇ。

ひび割れ型の地震だとしても…現代のビルがそんなに軒並み崩れていく事ってあるの?

と思える耐震構造の描写だったり、

さっきまで見送っていた大勢の人はどこに行ったの?だったり、

記者でSNS時代の事を考えたら、

走りながらでも現状を撮影した方が今時でしょうよ…だったり…

回を重ねる事に諸々の粗っぽさが悪目立ちしてきてますね。

初回は天海の心情描写に説得力を感じたんですけど…

改変するなら時代考証はきちんとやっていただきたいです…(汗)

 

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日本沈没−希望のひと− 3話 感想|関東沈没でどこまで引っ張る?

 

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難しい…。正直言ってしまうと、両極端の感想で揺れ動いています(笑)

"ドラマ"として見たら、3話になっても

「孤立する主人公」「相手にしてくれない政府」の構図は変わらないままだし、

どうする?→やめろ→こうしようよ→やめろ で堂々巡りの展開が続いているから

早く話を動かしてくれ!ってイライラしてしまうんですけど。

一方で"現実世界の近未来の話"として見たら、全然聞く耳持たなかった結果

後手後手の対策になるずさんな政府の様子(と時間の進みの遅さ)が

リアルだなぁ…とも思えてしまうんです。

コロナが流行り始めた時も、天海(小栗旬)みたいに早めの対応を検討するよう

訴える人もいたんでしょうけど、

多数決によってその意見は埋もれてしまったのかも…というのが何となく伝わってくるだけにね。

 

ただ、天海は基本的に「関東沈没から国民を守らなければ!」の一点張り。

官僚の言葉としては正義感が溢れているように聞こえるかもしれませんが…

結果的に、関東地方の数千万の国民の命と国の経済を秤にかける思考に走っているのが、

イマイチ言動に賛同しかねる原因ではあるんですよねぇ。

彼は関東在住の人だから、関東沈没に危機感を持ってしまうのかもしれない。

でも、他の地域の人からしたら"余所"になっちゃうでしょ?

国全体に大きな影響を与える自体である事を公表していかなければならない立場なのに、

関東沈没を恐れて動いているように"しか"見えないから、

そういう意味ではイライラ…の方が若干勝っているんだと思います(苦笑)

 

あと、「やっぱり昔の作品なんだなぁ…」と違和感を覚えたのは、

リークの情報源が新聞だという事。

本作って、ネットの描写があんまりないですよね。

スマホとか、ボイスレコーダーとか、デジタル機器を利用するシーンはありますが、

肝心の場面であるリークが…ネットニュースじゃなくてなんで新聞…?って疑問でしたもん。

週刊誌ならまだ分かる。

でも新聞って、号外でもない限り、購読している家庭って少ない気がするんですけどねぇ。

 

ところで…予告のあの映像は"次回"の内容なんですかね。

そしたら凄い急展開だ。いや、夢オチか?

もし現実だったとしたら、走っても無理だべ…あれじゃあ(泣)

 

 

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日本沈没−希望のひと− 2話 感想|結局"日曜劇場テイスト"に逆戻りかな…

 

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うーん、やっぱり"そう"なっちゃうのかなぁ…という一抹の不安が過ぎった今回。

私は初回を見て、視聴者を選びそうな現実味のある物語でメッセージを訴えかける

本作の度胸の大きさに可能性を感じていたんですけど…

今回はやたら会議シーンや騙し合い展開が多くて、

ここ最近の日曜劇場のテイストに戻ってしまったような感覚を受けました。

ぐぬぬ」までは行かないまでも、悔しがる顔芸のアップも入れちゃうんだなぁ。

 

主人公が身の潔白を証明するために正義を貫いて悪事を暴くなんて、

下町ロケット」の裁判でも「半沢直樹」でも見ちゃってますしね。

内容自体も、自然の脅威よりも、政治の闇や離婚話、愛人説など

本筋とは関係ないエピソードを盛り込んでは話を引き延ばしている辺り、

原作は連ドラよりも3話分のSPドラマ&映画向きなのかな?という気がしています。

「今後の展開」…どんだけ先の話を見せたんだろうか。

2話になってもまだ関東が危険に"なりそう"止まりで変化はなかったので、

それだったら別の地域に逃げられる余裕はあるじゃないかと思ってしまいますし、

驚異のスピード(=ジェットコースターのような展開)で関東の崩壊が進み、

医療体制も上手くいかなくなって

いよいよパニック状況に陥った国民や官僚達がどう乗り越えていくのか…という話だと

予想していたんですけど、描く所は違うんでしょうかね?

 

他にも、1割だって結構危ないのに、

あの登場人物の多さで誰も危機感持って動いている人がいなかったり、

スロースリップの件に気づいているのにとぼけたフリしてたよね?と追及されている最中で

2人っきりで話す事が通用出来る環境だったり、

改ざんを計画したのは「田所が邪魔だったから」という半ば子供じみた理由だったりと

ツッコミどころも満載。

まぁでも…沈む予定の関東の地図がだんだん赤で侵食されていくシーンは

つい自分の居住地を探してしまう楽しさはあったので良いか(笑)←楽しむなw

 

 

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日本沈没−希望のひと− 1話 感想|笑ってはいけない香川照之?

 

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だよね…そういう結末で終わるよね…といった内容でした。

本作の場合、どんな話かがはっきり分かるタイトルになっているっていうのもあるけど、

この手のドラマは初回で何を山場とするのかが予め読めてしまうので…

1時間程度まで主人公の「いや、そんな事ある訳がない」で引っ張るのは流石にテンポが悪くて、

時々時間を確認してしまいましたよ(汗)

25分拡大でなければまだ許容範囲だったかもしれません。

うーん、そこは初回だからと言い聞かせるべきなのか?

まぁ、ストーリーは次回以降に期待!って所ですね。

 

しかし、ここ最近は顔芸やら、過剰に描かれる悪党やら、

池井戸風味の作品が頻繁に放送されて食傷気味だったこの枠。

本作も確かに日曜劇場あるあるの大人数会議シーンや会食シーンは取り入れられていたものの、

これまでとは差別化されて、良い意味で"ごく普通"の仕上がりに

収まっていたのには安心出来ました。

世の中、勤務中に大声出したり、キレたりする人ばっかりじゃないですし(笑)

 

テンポが悪いとは書いたけれど、

田所(香川照之)の考えに最初は否定的だった天海(小栗旬)が

彼の説が正しいと認めざるを得ない状況に遭遇してから

徐々に現実を受け入れるようになるまでの葛藤や変化も丁寧に描かれていたし。

世良(國村隼)の役柄が過去出演作の「今ここにある危機と〜」を彷彿とさせたのもあってか、

事態を甘く見て権力を使って隠蔽を図った結果

対策が後手後手になってしまった政府のずさんさを表すくだりは、

皮肉を交えながら現状を映し出す作風を得意とするNHKドラマのような趣が。

テレビではなくネット配信で視聴者の信頼を得る…という世情の反映の仕方も

きちんと時代の流れを把握した上で脚本を書いている感じがしたので、

もしかしたら、久しぶりに"枠のカラー"が邪魔しない、

純粋に1つの作品として楽しめる作品になるのかもしれません。

 

ただ…登場人物が全体的に落ち着いているだけに、

田所(香川照之)のキャラがちょっと浮いている気がしなくもないんですが、

あれで通すんでしょうかねぇ?(笑)

日曜劇場の香川照之さんは癖強な役じゃないといけない契約でも結ばれているのかしら。

お経を唱えているみたいな喋り方がとにかく気になって気になってw

でも、後半にかけてこっちが半沢直樹主人公に見えて、

正義を貫こうとすると集団から理不尽に責められる立場になっていたのは新鮮でした(笑)

あと、浮いていると言えば、アナウンサー顔負けのホラン千秋さんのナレーションも。

演技指導が入っているんでしょうけど、どちらかと言うと報道番組向けの声質なので、

度々差し込まれるとドラマと乖離しちゃって世界観にのめり込みづらいような?

これが最初の方だけなら、過去を回想するために

あえて報道番組寄りのナレーションにしたという意図とも取れますが…どうなんでしょ。

 

とにかく、つい先日も地震が起こっただけに、ますます現実味を帯びる設定で

視聴者を選びそうな作品を放送した日曜劇場には

「これまでとは違うぞ!」という意気込みは感じさせました。

最後まで日和らず、この約2年間で信用を失いかけている政府や報道に

物申す作品になるよう願っています。

 

 

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