2019年秋ドラマ-4分間のマリーゴールド一覧

4分間のマリーゴールド 1話 感想|恋愛ドラマですか?お仕事ドラマですか?

 

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うーん…ざっくり書くならば

「何となく」見終えてしまった、という感じの初回でした。

 

主人公が救急救命士である事。死の運命が見える能力を持っている事。

義姉との禁断の恋。ひとつ屋根の下で仲睦まじく過ごす家族…

要素が盛り沢山だったので少し嫌な予感はしていましたが、まさにそれが的中。

結局、本作は救命士を扱ったお仕事ドラマなの?恋愛ドラマなの?

それともホームドラマにしたいの?とごちゃついた印象で終わってしまいました。

 

救急救命士の選択自体は斬新なので、

運命を変えられない葛藤を抱えるみこと(福士蒼汰)のお仕事ドラマでも

良かったんではないかと思いますが、目の前の命に精一杯向き合う事から生まれる

緊迫感が劇中から全然伝わりませんし。(心臓マッサージもゆるかったし…)

「血の繋がらない家族」の設定もお仕事パートを多めにし、

こちらを合間合間に挿入する形で描いたためか、

人物のやり取りや日常があまりにも綺麗過ぎて感情移入が出来ません。

見所が分からない、全体的にリアリティがない…だから「「何となく」見終えてしまった」

と書いたのです。

 

そして、義姉が亡くなる未来が見えてしまう展開になるのは

予告の時点で周知されていたはずですから、それを最後に持ってきて

視聴者に衝撃をもたらそうとするのが見え見えな構成だったのも、

テンポが悪いと感じられた原因なのかもしれません。

話が動いたのは約5分前。それ以前は人物紹介・状況紹介。

何のための15分延長?という気がしてなりませんでした。

 

覇気がない主人公、薄暗い映像、ひっきりなしに流れる儚げな劇伴、

平井堅さんの主題歌と、泣かせる気満々の作りで揃えたのは分かりますが、

(性格自体は好かないものの)途中で出てきた高い声の女子高校生の出番がないと

物語にメリハリがつかないのはどうなんでしょうか…。

なんか、終始どんよりしていて、重たい気持ちにさせられてしまいますね。

 

来週はNHKの方をリアタイする事にしました。

こちらは録画視聴して、次回で継続するかどうか決めようと思います…。

 

 

10/20追記:

 

2話を見ました。

うーん…どうも綺麗過ぎて、設定に引っかかって、物語に入り込めないのです。

 

みこと、医者になれば良かったんでない?

「この人を救いたく」て救命救急士になったんだろうけど、

どうして医者じゃなくてそっちの道を選んだのかが分からない。

かつていた家族の背景(金銭的状況がどうだったか、とか)が見えてこないから、

余計に疑問に思ってしまうのかもしれないなぁ…。

医者の方が倍率は大きいのでしょうが、

少なくとも今よりは能力は受け入れてくれそうですし。

 

あとはもう…これはファンには申し訳ないけれど、

福士蒼汰くんの台詞回しとキョロキョロ目線が気になってしょうがない。

何で感動出来ないんだろう、何で応援したい気持ちにさせられないんだろうという

理由をずっと探しながら見てましたが、

台詞の発し方がずっと単調で抑揚がないから、ただの綺麗事にしか思えないのかも。

まぁ、本作だけでなくとも「どの役やっても似てるな」とは

前から察していましたが…(滝汗)

出番の多い藍くんに存在感を食われちゃいましたね。

あんまり役者に関してのネガティブな事は言いたくないんですけど、こればかりはね。

 

視える能力は藍はすんなり受け入れちゃうのも、

今回の和江さんの病気は特定出来るけど

沙羅のは分からないから人間ドッグに行かせる点も、

なんか全体的に都合が良いように作られてるって感じ。

「食べなきゃ生きていけない」も、もうお腹いっぱい…

(それに至るまでの内容が見応えあれば良いのですが、本作はこの台詞入れれば

泣かせられるだろう感満載で。)

 

沙羅に余命を告げる件も、上司に能力を話さない件も

どうせ終盤まで進まないんでしょうね。だから展開はノロノロ

1話にも書きましたが、救命救急士を扱った事自体は珍しいのですから

これはお仕事ドラマとして見たかったです。

というか、映画にした方が引き締まったのでは?

 

以上の理由から、金10枠はNHKに絞ります。

私には合いませんでした。さようなら…