2022年秋ドラマ-親愛なる僕へ殺意をこめて一覧

親愛なる僕へ殺意をこめて 9話(最終回) 感想|綺麗にまとまったけど納得は行く。

 

 

なるほど…な最終回。

よく取り上げられていた"裏表"に因んで例えるなら、

表のテーマは「真相探し」である一方で、裏のテーマは「痛み」だった訳ですね。

 

京花(門脇麦)は幼少期に、虐待や差別で得た痛みを

受け止めてくれるような存在をずっと探し求めていたし、

エイジ(山田涼介)も同じく、「殺人鬼LLの息子」というレッテルを貼られ続けて出来た傷を

誰かに癒してもらいたかった。

亀一(遠藤憲一)は自分がこの世界に存在する意味を見出すために

"痛み"を知ろうとする行為を止める事はなかったし、

乙(夏子)も家族に必要とされたくて、人に危害を加えていた。

で…ナミ(川栄李奈)は親友の死で、エイジに出会うまでは心に深い傷を負っていた。

こんな感じで、登場人物全てに当てはまります。

そう考えると…唯一「肉体的な痛み」である

序盤のサイ(尾上松也)の拷問シーンも、必ずしも無駄ではなかったって事ですね。

(衝撃の真相続きで、視聴者がサイの存在を忘れていないかどうか心配ですw)

 

凄い綺麗にまとめたなぁとは思うし、

後半は答え合わせ展開とそれに伴う台詞量が多くて、やや難解な内容にはなっていたし。

正直、前回で真犯人が明かされてしまったために

今回の内容が蛇足気味だった気がしなくもなくて、

ミステリーの作りとしては完璧だったとまでは言い切れないんですが。

でも…個人的には、あの結末で終わるのも納得は行きましたね。

何より、この手の作品で扱われがちな「二重人格」の設定を、

客寄せパンダ的な"道具"として片付けない所が、

本作を好意的に見られた大きな理由だったのかもしれません。

二重人格になるまでに至った残酷な背景や、

エイジの二重人格をきっかけに周りが孤独を抱えていく過程、

また、エイジと同じく心が壊れそうな日々を送っていた事など…

設定を通して、それぞれにスポットライトを当て、

さらに役者さんの演技で立体的に魅せる形で

視聴者を引き込ませる作風に徹していたのが良かったです。

 

山田涼介さんの演技力の高さも光りましたね。

前にも書きましたが、おどおどした表情を筆頭に

コミカルな演技がお得意なイメージを勝手に抱いていたのが、

本作ですっかり払拭されました。

片目に思いっきりハイライトを入れて強い意志を見せたり、

逆に真っ黒な瞳で睨みつけて、絶望感と怨恨を増幅させたり…

目の中に取り込む光の調整で、今主人公がどう感じているのかを訴えかけてくる所が

素晴らしい役者さんだなぁと思います。

若干上からになってしまいますが、山田涼介さんの演技だけでも

見る価値のある作品だったのではないでしょうか。

 

 

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親愛なる僕へ殺意をこめて 8話 感想|父さんが犯人でした!←それはそう

 

 

かなりの急展開。

恐らくほとんどの視聴者が予想されていると踏んで、ネタバレしちゃいますけど…

登場人物が少ない以上、犯人が亀一(遠藤憲一)だという事実は揺らがないでしょうから、

残り2話で、犯人が彼だと想定し、有利な証拠を見つけるまでの過程を

どう描いていくのかは最も気になる部分ではあったんですよね。

 

しかし、今回の内容を見ると…放送前から全9話である事が決まっていたにもかかわらず、

正直、間をちょっと端折り過ぎだったかな?感は否めません。

「なぜ亀一が犯人だと決めつけたのか?」については、京花の姉・白菱凜(工藤美桜)が

当時スナックで働いていた様子を撮った写真を店主が見せてくれたから、

そこに記載されていた日付が決め手となったのだろうとは解釈出来るのですが。

肝心の「いつから亀一を疑っていたのか?」については、

視聴者の考察が先行しているだけで、

B一(山田涼介)視点では特に描かれていなかったのです。

 

北海道旅行の家族写真には、以前確かに触れてはいたけれども…

B一自身があの写真を見て何か違和感を覚え始めたり、

頭のどこかでずっと引っかかったりしている素振りもない

(そういう演出にしていなかった)のが、

「いつの間に!?」という戸惑いに繋がったのかなぁと。

手の怪我も、"確認"の意味合いで、

亀一に会う時にアップにする頻度を増やしても良かったのかもしれません。

 

個人的には、どうせだったら今回は、もういっその事最終回に回して

90分スペシャルで見たかったな〜という気持ちですね。

無駄な引き延ばしをせずに、新情報を躊躇せず投下していく

本作のスタイルには好印象を抱いていて、

今回の畳み掛け方にしても、今まで「?」と思っていたいくつものピースが

次々とハマっていく所に快感を得られていただけに、

"真相探し"の過程ももっと上手く絡められていたら…と勿体なく思えてしまいました。

まぁでも、真犯人が他にいるそうなので、

やむを得ず最終回前1時間に収めた…という事なんでしょうね。

 

最近「強面なのに良い人」ではなく

「強面で悪い人」の役を演じる事も増えてきた遠藤憲一さん。

キリッと鋭い目で睨んでくる山田涼介さんと、

B一を憐れむかのような目で見てくる遠藤憲一さんの対比は絵になりましたねぇ。

サイコパスな一面は…手にナイフが刺さっても痛みを感じないよりかは、

冷蔵庫からお茶を取り出すという、日常的な動作をその後も平然とやってのけるのが

何気に一番怖いです(笑)

 

ここまで楽しんできたのは間違いないので、

あとは、どんな衝撃の展開が訪れるのか?を待つのみですね。

 

 

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親愛なる僕へ殺意をこめて 7話 感想|はた迷惑過ぎる真相だった…w

 

 

すげぇ〜〜………………………そう来ますかぁ…………。

ああ、あまりの展開に「すげぇ」って言ってしまった(笑)

なんと言っても、みんなの銃を向ける回数の多さですよね。

ここ、日本!今、令和!洋画の世界じゃないんだから!

ファッション感覚で銃を扱う様子に、ツッコミどころか笑いさえ込み上げてきましたよw

 

真相自体は「自分勝手」と「はた迷惑」もうこの二言に尽きますね。

お前らは大きな勘違いをしていると釘を刺しておきながら、

桃井(桜井ユキ)から語られた真相は…なんかまぁ…個人的な恋愛事情から始まって。

明かされれば明かされるだけ、桃井と猿渡(高嶋政宏)の行為が

エイジ(山田涼介)や真(早乙女太一)、さらには協力してくれたナミ(川栄李奈)までも

巻き込んでいったという事がひどく伝わってくる内容になっていました。

退場間際の、天使のお迎えが来たかのような安らかな劇伴が、

「地獄が終わった」と思い込む2人の解放感と安堵感を助長しているようで

余計にモヤッとしましたね(笑)

 

しかし、2人の動機に関してはあまり感情移入出来なかったものの、

物語全体の構成を考えた上での今回の展開の仕方は、

エンタメ性に溢れていてよく出来ているなぁと思わされます。

前回の感想でも書きましたが、本作の登場人物の人数は元々少ない。

それ故に、真犯人もとっくに限られている。

ある程度結末が読めて、ラストスパートに差し掛かって来れば、

訳ありな演出で引き延ばすとか、引っ張り続けて終盤でようやく手がかりを掴ませるとか

そんな話になってもおかしくないのに、

本作に関しては衝撃を残しつつも、出し惜しみを一切していないんですよね。

一歩ずつ前に進んでいっている。

だって…桃井と猿渡が互いに特別な感情を抱いていた事が

殺害のきっかけになっていたなんて、誰が想像出来たのか(笑)

もしこれも考察していた方がいたなら凄いですけど、

「そう来るのか!?」って口を半開きにさせながら引き込まれるように見た視聴者の方が

圧倒的に多かった気がします。

 

最後の退場劇も含めて、いや〜……衝撃としか言いようがありませんでしたね。

これで明らかに怪しい人物は、亀一(遠藤憲一)と義姉・乙(夏子)の2人となりました。

前者はあえて影をチラつかせていない描写をしていますし、

後者は最近存在感が薄いですからねぇ。

結末へとどう繋げるのか、身を任せて楽しむ事にします。

 

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親愛なる僕へ殺意をこめて 7話 感想|はた迷惑過ぎる真相だった…w

 

 

すげぇ〜〜………………………そう来ますかぁ…………。

ああ、あまりの展開に「すげぇ」って言ってしまった(笑)

なんと言っても、みんなの銃を向ける回数の多さですよね。

ここ、日本!今、令和!洋画の世界じゃないんだから!

ファッション感覚で銃を扱う様子に、ツッコミどころか笑いさえ込み上げてきましたよw

 

真相自体は「自分勝手」と「はた迷惑」もうこの二言に尽きますね。

お前らは大きな勘違いをしていると釘を刺しておきながら、

桃井(桜井ユキ)から語られた真相は…なんかまぁ…個人的な恋愛事情から始まって。

明かされれば明かされるだけ、桃井と猿渡(高嶋政宏)の行為が

エイジ(山田涼介)や真(早乙女太一)、さらには協力してくれたナミ(川栄李奈)までも

巻き込んでいったという事がひどく伝わってくる内容になっていました。

退場間際の、天使のお迎えが来たかのような安らかな劇伴が、

「地獄が終わった」と思い込む2人の解放感と安堵感を助長しているようで

余計にモヤッとしましたね(笑)

 

しかし、2人の動機に関してはあまり感情移入出来なかったものの、

物語全体の構成を考えた上での今回の展開の仕方は、

エンタメ性に溢れていてよく出来ているなぁと思わされます。

前回の感想でも書きましたが、本作の登場人物の人数は元々少ない。

それ故に、真犯人もとっくに限られている。

ある程度結末が読めて、ラストスパートに差し掛かって来れば、

訳ありな演出で引き延ばすとか、引っ張り続けて終盤でようやく手がかりを掴ませるとか

そんな話になってもおかしくないのに、

本作に関しては衝撃を残しつつも、出し惜しみを一切していないんですよね。

一歩ずつ前に進んでいっている。

だって…桃井と猿渡が互いに特別な感情を抱いていた事が

殺害のきっかけになっていたなんて、誰が想像出来たのか(笑)

もしこれも考察していた方がいたなら凄いですけど、

「そう来るのか!?」って口を半開きにさせながら引き込まれるように見た視聴者の方が

圧倒的に多かった気がします。

 

最後の退場劇も含めて、いや〜……衝撃としか言いようがありませんでしたね。

これで明らかに怪しい人物は、亀一(遠藤憲一)と義姉・乙(夏子)の2人となりました。

前者はあえて影をチラつかせていない描写をしていますし、

後者は最近存在感が薄いですからねぇ。

結末へとどう繋げるのか、身を任せて楽しむ事にします。

 

 

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親愛なる僕へ殺意をこめて 6話 感想|どう捉えるかはあなた次第?な次回予告

 

 

葉子(浅川梨奈)殺害事件のエピソードを膨らませ、

それの答え合わせをしてきた前回までとは一転…

今回は"新章突入"感がひしひしと伝わって来る内容でしたね。

エイジ(山田涼介)が生まれたきっかけが明かされる所から物語が始まり、

B一視点の回想を立て続けに見せてきた辺りに、

ここからはB一が主体となった話が描かれていくのだという

雰囲気が引き締まった感覚を覚えました。

 

回想の入れ方にしても、初期の頃にあった

主語を変えては現在と過去を行ったり来たりな複雑な構成ではなく。

最初の回想に「15年前」と表記して、それ以降は日付を記載したカットを

毎度毎度ワンクッション置きながら見せていっているので、

"過去の話"である事がしっかり掴めるようになっています。

そして、現在の話を時折挟む事で、

今まで謎のヴェールに包まれていたB一の解像度を高めつつ、

着実に真相へと近づいていっている。

 

まぁ…今回の内容全てに意味があるかと聞かれたら、そうとは限らず。

特に、スピード違反で警察に目をつけられてからの7分間は

「いや、何もないんか〜い!」と思うくらいには蛇足ではあったんですけどね(笑)

あのシーンだけすっ飛ばして次に繋げるか、あとは、院内に侵入するくだりが

一場面前からだとやや唐突な気もしたので(いつの間に薬入手したの?っていう疑問がw)、

侵入するまでの描写過程に割いても何ら支障はなかったのかもしれません。

ですが…全般的には楽しめたので、

あとは、残り3話で何を見せてもらえるのか?を期待するのみですね。

 

で、あの次回予告に関しては…

私は共犯者ではなく「真相を知っている側」の人で、ミスリードだと信じているんですけど、

まさかストレートにネタバレしているって事はないですよね?

もし後者だとしたら、見せ過ぎだろうと(笑)

いやいや…でも、本命の亀一(遠藤憲一)がいますし…

あの血と怪我しやすい性格は関係しているんじゃないかと思っております。

例の警察の人間の方は、終盤でいきなり現れる新キャラが犯人の可能性も高そうですね。

本作の相関図って小さいですから、もう後輩くんしか思い当たる人物がいないんですよ。

個人的には、現時点で紹介されている登場人物内に留めて欲しい所ですが…。

 

 

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親愛なる僕へ殺意をこめて 5話 感想|渋い声の山田くん、良い!!

 

 

怒濤の答え合わせ回でしたね。

白菱(佐野史郎)が実の父だったって事は、考察出来ていた視聴者はいたのかしら…

それが一番の衝撃です(笑)

 

門脇麦さんに関しては「ミステリと言う勿れ」でも二面性のある役を演じられていたので、

本作でも何かしら訳ありの役なんだろうなぁとは最初から分かっていましたが。

普段朗らかな雰囲気を纏わせている分、まぁやっぱりパンチ力があるもので…。

京花から語られる真相はどれも惨(むご)くて、ただでさえ耳を塞ぎたくなるほどなのに、

愛嬌を振りまきながらも軽やかな口調で話し続けているから、

闇の深さが余計に際立つんですよね。

話し方と内容に矛盾がある所が何とも気持ち悪くて、

その気持ち悪さが見る側の心をどんどん支配していって。

情報量が多かったのもあって、

カミングアウトが終わった頃にはぐったり疲れてしまいました(笑)

 

でも、それ以上に目を惹かれたのはB一ですよねぇ…。

個人的には、最近の役柄的に、おどおどしているイメージが強かったのでw

あんなに低くて渋い声を出す山田涼介さんがとっても新鮮。

肝心の二重人格の部分は引っ張りまくって、まだかまだかと待ち侘びていた

B一の動く姿と、B一の声。

第一声が「とっとと車出せ」だったのは、もうインパクトがデカかったですね。

本体のB一と、仮の姿のエイジと、エイジのふりをするB一で

3パターンを演じ分けなければならなかった訳ですが、

演じていたと知った状態で終盤のあのシーンを見てみると、

ちょっとばかし(別人格だから)硬さが伺えて。

ぎこちなさはなく、柔軟にキャラを切り替えていっている

山田さんの演技力の高さを、改めて思い知らされる回でもありました。

 

っていうか…B一と打っていて今更気づいたんですが、

エイジってA二とも変換出来るんですね。

15年前に作られた仮の姿と言われるのも納得が行きます。

 

今回が最終回と言われてもおかしくないくらいの内容でしたが、

残るは、エイジに罪を被せた件と、連続殺人事件の犯人探しって所でしょうか。

あっという間で見入ってしまう感覚でここまで視聴してきたので、

残り4話も期待出来そうです。

桃井(桜井ユキ)や猿渡(高嶋政宏)、亀一(遠藤憲一)と、

まだまだ膨らませられる人物もたくさんいます。

B一とエイジの二重人格のメカニズムも不明のままです。

さて、どうなるかな…?

 

 

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親愛なる僕へ殺意をこめて 4話 感想|真相は一旦お預け

 

 

あの児童施設でのシーン…

施設の関係者でもない初対面の相手に

よく京花(門脇麦)の個人情報ベラベラ話せるな〜…

エイジ(山田涼介)じゃなかったら悪用される可能性だってあるのに…w

と思いながら見ていましたが、それは良いとして。

 

前回から、回想を挟んで時間軸を行ったり来たりして魅せる方向ではなく、

現在進行形で物語を魅せる方向へと転換したお陰で、

やっぱり難解さがなくなりつつありますね。

いや、もっと具体的に書くなら、回想は今回もちょいちょいある事にはあるんですが、

あくまでも視聴者に"引っかかり"を覚えさせ、

今後の展開に興味を持たせる程度のものに落ち着いているため、悪目立ちしていないんです。

まぁその代わり…謎が膨らんでいくだけで、一切進展はしていませんでしたけどね(笑)

 

でも、私としては、今回の内容が引き延ばしだとは全く思いません。

むしろ、次回が俄然楽しみになりました。

大から小まで何か真相が明らかになっては、一歩ずつ前進していく様子を描いた

本作の今までの作風から考えると…

登場人物各々の背景を広げていって、衝撃的な要素も加えて、

真相解明へと一歩近づきそうなタイミングで

「さあ、誰が2つの事件にどう関わっているでしょう?」と

こちら側に投げかけて終わるやり方に、意外性を感じたからなのかもしれません。

 

あとはそのばら撒いた謎を、ややこしく感じさせないように

どうやって回収していくか…で決まってくるでしょうね。

次回予告で「ついに葉子を殺した犯人が明らかに」といった旨のテロップが

出されていましたが、ただの"煽り"で終わらない事を願います。

 

 

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親愛なる僕へ殺意をこめて 3話 感想|サイ退場。グロシーンも減ってくる?

 

 

佐井(尾上松也)が接近してくると、毎回ゾッとしてしまうんですが、

それと同時に、ツッコミポイントにもなるんですよね(笑)

今回の場合で言えば…気絶している彼をよそに、

エイジ(山田涼介)と京花(門脇麦)がハグしているのを見て

「ハグしてないで、さっさと縄解いて逃げろ!!!」ですねw

鍵を漁るにしても、せめてもう一発殴ってから確認するべきですし。

身体を動かしたら起こしているようなもんですし(苦笑)

そもそも、女性1人で行かせるのは中々に酷でしたよねぇ。

山田涼介さんの血糊も…コスプレ用メイクかな?と思ってしまったのでした。

 

まぁそれは置いといて。

内容自体は、時間軸の過剰なイジリが減って、

純粋にサスペンスとして楽しめる内容になっていましたね。

回想が加えられたとしても、ナミ(川栄李奈)と葉子(浅川梨奈)の場合は

後々の作戦の"伏線"でちゃんと意味のある挿入になっていましたし、

全体的には、映像で見せて時々台詞で補足…という形をとっていたのが功を奏しました。

あとは、エイジが事件(と佐井)に振り回されていく様をメインに描く。

 

最初から現在進行形の構成になっていれば回りくどく感じなかったのに…

と思う所もありますが、今回で改善されてきたのは良かったです。

この調子だと、新章となる次回以降も期待出来そうですね。

 

そして、佐井が退場した事で、新たに気になる人物が浮かび上がって来ました。

「最近ずっと家に帰っていない」「お前が事件に入れ込んでるのも分かるが」と

言われていた桃井(桜井ユキ)です。

佐井を躊躇なく撃ったシーンは、刑事としての一線を超えているようにも感じさせました。

彼女の闇が明かされる時は来るのか…?

キャストが怪しい方ばかりなだけに、

各々の登場人物の動向も、引き続き注目していきたいです。

 

 

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親愛なる僕へ殺意をこめて 2話 感想|漫画をそのまま映像化してる感が…

 

 

うーん…なんであそこまで回りくどくする必要があるんでしょう?

前回はグロテスクな描写が多々見受けられたので、それで誤魔化しが効いたものの、

今回は大人しい内容に落ち着いた分、情報の見せ方の難解さが目立っていたような気がします。

 

とにかく、「一方、その頃エイジは…」「一方、その頃サイは…」って感じで、

場面転換が多過ぎるんですよね。

場面が切り替わるごとに、当然主語も変わるから、情報を吸収するのに必死になり、

結果的に"考察"をさせる余裕をなくしてしまっています。

(あくまでも考察が苦手な私は…ですが。)

それに加えて、回想の挿入頻度も高いです。

挿入頻度が高いならまだしも、ガスバーナーのくだりや、

ナミ(川栄李奈)と葉子(浅川梨奈)の信頼関係を表すエピソードなど、

台詞で説明するか、回想を通して説明するかのどっちかで済みそうなものを

台詞と回想両方で説明してくるので、

話が進展していないのも相まって、分かりづらさを生んでいるんじゃないかと思います。

 

原作は未読なので、想像で書いてしまいますが…

これ、恐らく、漫画の展開をそのまま映像化している(しがちな)可能性がありますよね。

漫画だったら、もう一回あそこを確認したい!ってなったら、

何ページも飛ばして、違う場合はペラペラとめくって

チラッと見えた絵で特定して…と、手軽に前後を行き来しやすいのが特徴なんですが。

録画や無料配信での見返しだと、10秒ボタンや巻き戻しボタンを押して、

それで違ったらまた押して…を何度もやるので、面倒臭く感じてしまいます。

だからこそ、登場人物の動きをあちこちで描く方式を

もう少し控えめにして欲しいです。

 

そして…この手の作品を見ていて改めて思うのは、もしかしたら"考察"モノって

連続ドラマ向きではないのかもしれないなぁ…と。

それで2クールもやったドラマもあるのに何ですが(苦笑)

でも、昨今の作品を見ての印象だと、

「犯人は誰で、動機は何か?」というシンプルな内容を、

登場人物を増やしたり、回想を入れたり、別のトラブルを引き起こさせたりして

最後まで引っ張っているのがほとんどですから。

2時間SP、せめて二夜連続SPなら、何を山場にするかも整理しやすいし、

「スピーディな展開」「二転三転の連続」で惹きつけて

あっという間に見終える長所に変わるんだけどなぁ…と、毎回勿体なく感じるんですよね。

 

次回で「サイ編」が完結との事ですが、どうしましょうかねぇ。

もう一話見てから、感想を書き続けるか、視聴のみにするか決めようかと思います。

 

 

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親愛なる僕へ殺意をこめて 1話 感想|もうひと盛り上がり欲しいかも?

 

 

するすると進んで行く、見やすいサスペンスだなぁ…。

初回を見た印象としては、そんな感じ。

まぁ、良かった所と気になった所、どちらの意味も含まれているんですけどね。

 

まずは良かった所について書くとするなら…

露骨な"煽り"演出がない事、そこに尽きます。

考察で楽しませる作品って大体、次に何が起こるか想像しやすいくだりを

意図的に引っ張ったり、物語の鍵となる当時の事件を一部切り取った回想を

何度も流したりするのが多いイメージで、

そういった演出をされると個人的には冷めるタイプなんですけど、

本作の場合は溜めずに次々展開していってくれるため、

話の進みの遅さに対するストレスが一切生まれません。

特に、指を切られる、トンカチで殴られる…あの拷問シーンは

見た目からして過激でインパクトに残りやすいので、

あそこで煽ってしまいたくなるものを、事の一部始終を済ませてから

CMに入るという形をとっていたのには好感が持てました。

 

あとは、基本的には主人公中心の物語に終始していた事。

サスペンスモノの初回でありがちな「登場人物の多さ」だけを前面に出して

話を充実させるのではなく、

主人公と〇〇はどういう関係で、馴れ初めはどんな感じで…と

エイジ(山田涼介)と周りの人々との関わりを順序立てて状況紹介していたのが、

見やすさに繋がったと思っています。

 

じゃあ今度は、気になった所はどこなのか?についてなんですが…

先ほど「煽り演出がない」「見やすい」と書きましたが、

それって裏を返せば、「真面目過ぎる」ともとれるんじゃないかなぁと。

つまり、エイジが二重人格だと自覚する過程、

事件きっかけで日常生活に支障をきたし始める流れや、振り回されていく様子など、

事件が起こってからの出来事を順を追って書いているのが原因で、

サスペンスとしては盛り上がりがイマイチ足りない仕上がりになってしまっているんですよね。

同日同時間に放送開始した作品なので、

あえて裏の「ファーストペンギン!」と比較するような事を書きますが…

出だしの掴みは本作の方が良くても、ラストまで見て

「次回も見てみたい」「気になる」と興味を湧かせる展開になっていたのは

そちらの作品だったと思います。

 

部屋からエイジを覗く、

若干唇がカサついた引きこもりの妹?が映るシーンが途中にありましたが、

後の拷問シーン続きのお陰でミステリアスさが薄まってしまったような気がしますし、

ナミ(川栄李奈)にまつわるエピソードも初回で見せ過ぎでした。

例えば…予約が成立して、エイジが約束の場所に入る前(入り口付近)に

ナミがやってきて、急にスタンガンで打たれる流れで一旦終わりにして。

そこからは、父・亀一(遠藤憲一)が意味深な行動をとっている所をチラ見せし、

さっきの引きこもりの女性…

で、次回予告ではなくラストで佐野史郎さんを初登場させる…みたいに、

主題歌に合わせて登場人物を畳み掛けるように見せていく形をとった方が、

サスペンスの醍醐味でもあるワクワク感が生まれたのかもしれません。

 

しかし、普段はオチに持ってくる事が多い二重人格の設定が

出だしから使われている辺り、ミスリードにはなってくるでしょうから…

そう考えると、門脇麦さん、遠藤憲一さん、佐野史郎さん、そして川栄李奈さんと、

個性派揃いのキャスティングで考察する楽しさはありそうです。

ナミについては分かりましたが、まだ脇役に関する情報も少ないですし、

今後も過度に煽ったり引き延ばしたりしない程度に、

じわじわ惹きつけられていくサスペンスになってくれれば…と思います。

 

最後に、「ミステリと言う勿れ」のスタッフが関わられているだけあってか、

(劇伴担当者は違うにしろ)劇伴も悪目立ちしないと良いな…と

視聴前は不安に思っていましたが(苦笑)

全体的に落ち着いたトーンで、登場人物の言動を引き立てるくらいの

塩梅になっていたので、そこも安心しました。

とりあえず、しばらく様子見してみます。

 

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