2022年夏ドラマ-六本木クラス一覧

六本木クラス 13話(最終回) 感想|土下座払い出来ない…それがリアル(泣)

 

 

前回から今回の途中まで、まるで別ドラマのようでしたねぇ。

店の経営がベースとなっていたはずだからさ…

龍河(早乙女太一)、流血するほど頭に強いダメージを負った割に

よくフラつかずに歩いてられるなぁ…とか、みんな一般人なのに喧嘩強くない…?とか、

(一応警察のいる世界線だったけど)人数多い警察たちよりも

葵(平手友梨奈)たちが先に来るのおかしくない?とかいろいろツッコミつつ、

あまりにも風変わりな展開に内心ポカーンとしながら見ておりました。

まさか30分以上、喧嘩のシーンを見せ続けられるとはね。

 

そんな中で、唯一私の心を掴んで離さなかったのは

「最終回」とだけ表示された下部分のテロップ。←そこ?w

切り替えミスった放送事故かな〜と最初は思っていたんですけど、

その次のテロップも「最終回」の文字だけ出ていたんで、

いや、なんか言って!と…もうじわじわ来てしょうがなかったです(笑)

「いよいよクライマックス突入!新の運命やいかに!?」「新がした決断とは…」みたいな

無難な煽り文句で良かったのに。

特に思い浮かばないなら、別に無理して入れる必要もなかったのに…ねw

 

まぁでも、全体的に言えば、人を「見る」「魅せる」ドラマとしては

そこそこ楽しめました。

冒頭でも書いた通り、本筋はあくまでも店の経営を描く物語なので、

料理教室に通って修行する様子もなく腕が上達!とか、

味が想像しづらい奇抜な創作料理であっという間に優勝!とか、

肝心のスキル的な意味合いでの"成長""変化"の部分は端折られた気がしなくはないんですが。

居場所のなかった、孤独を選ぶしかなかった人々が、

誰かと出会い、相手の人柄に大きな影響を受けていく事で、

やがて自分が自分らしくいられる場所を手に入れるようになるまでの葛藤を描く

若者群像劇としては、登場人物にも共感しやすく、丁寧な出来だったと思います。

 

未だに「テセウスの船」での迂闊なイメージが強いからか(笑)

人を受け入れる包容力はあっても、最終回にしてようやく葵が好きだと自覚するほど

恋愛には鈍感な役が、竹内涼真さんにしっくり来ていましたし。

そして何より、今までお見かけした作品だと、大きくてキリッとした目力が印象的な

役者さんとして記憶していた平手友梨奈さんは、本作で本当に良い役をもらえたなぁ…と。

その目力が本作では、人を魅惑していく子猫的なアイコンになっていて、

自分の戦い方も交わし方も知っている、だから堂々と自分らしく生きて行く…という

掴み所のない役柄を色付けしていったのではないかと考えてます。

 

長屋@香川照之さんに関してはね…

土下座させてくれなかったくだりがね…違う意味で切なかったですよ(泣)

土下座しても相手側の傷が和らいだり、何か変わったりする訳ではないというのは

現実世界でもビジネスでも一緒ですからねぇ。

だから、逆にあのシーンは核心を突いているようで、妙に刺さりました。

後半に突入してから役とシンクロするようになりましたけど、

徐々に痩せ細っていく様子を見る限り、恐らく世間の声に耐えながら

精神をすり減らされていた部分もあったのかなぁと思ってます。

香川さんはドラマ界では必要不可欠な方なので、

被害者の方に本当の意味で許しをもらえる日が来たら、また復活していただきたいですね。

 

何はともあれ、最後まで無事に放送していただいた事に感謝です。

 

 

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六本木クラス 2話 感想|トンチキドラマとして見たら良いんだな!?w

 

 

凄いな。今回だけで11年も飛んだよ(爆)

3年間の牢獄生活からの1年を経て、7年後に店をオープン。

そう…で、次に驚いたのは、復讐劇は復讐劇でも、

父の人生も台無しにした憎き長屋(香川照之)を敵討ちするオーソドックスなものではなく、

まさかの自分で店を立ち上げて、大手飲食店と対抗しようという物語であった事(笑)

憎悪を剥き出しにし、最後はバッドエンドで終わる…みたいな復讐劇が

韓流ドラマには多いイメージがあったので、

主人公の顔が全然強ばっていない、あそこまでライトな作風だったのは何だか意外でした。

だから日本でもウケたんでしょうかね?

 

でも…所々で日本版にローカライズ出来ていないなぁ…という違和感は、

まだ強く残ります(苦笑)

例えば、看板メニューがチキンな所とか、バイオレンスが度を超えている描写とか、

どう見ても日本ならではの飲食店から

ヒントをもらったようには見えない内装や制服とか(入ってみる気にはならないw)。

大体、人を見下す発言で「猿!」って使わないでしょうし(汗)

ヒットして間もない人気作をリメイクする以上、どうしても比べられてしまう訳で、

リメイクするだけの意義が感じられる作品になればな…とは思うんですけど、

7年後経ったお陰なのか雰囲気もコミカルな方向に変わって、

少なからず登場人物たちの年齢にも話が追いついてきて(笑)

明らかにCGだと分かる演出も嫌いじゃないし、

純粋にトンチキドラマとして楽しめば良いのかも…?なんて

受け入れようとしている自分もいます。

 

そして、もう少し見てみようという気になったのは

葵(平手友梨奈)のキャラクターにもありますかね。

正義感に満ちた正しい人間ではないけど、落ちぶれている訳でもなく、

悪への向かい方やかわし方でちゃんと"自分"を分かっている感じが何だか魅力的。

彼女の考えや行動は前回の、龍河(早乙女太一)から桐野(矢本悠馬)を助けた

新(竹内涼真)と通ずる部分があり、

彼との出会いで影響を受けていく過程も描かれるのかなぁ…とちょっと期待させられました。

 

まぁ、肝心の、新の店経営物語の方はイマイチピンと来ないんですけどね。

土地代がバカ高い六本木でなぜ一号店を出したのか…

え?テレ朝のビルが六本木にあるからそこにしたの?

という安易さを感じてしまって(笑)

店を立ち上げるまで、メニューを開発するまでの紆余曲折も、

チラッとで良いので見てみたかった気はします。

 

そんな訳で、前回よりはシリアスとコミカルのギクシャク感が減って

見やすくはなったんですけども…

次のドラマが想像以上に好感触で、本作がトンチキで残り11話もあるとなると、

こっちはとりあえず感想はナシにして普通に楽しもうかな?とも考えております。

なので、次回書くかどうかは未定ですw

 

 

7/21追記:

 

3話を見ました。

2話は雑CGもあってクスッとさせられながら見られた部分もありましたが、

今回は笑い要素がなしだった分、情緒不安定な暴力シーンをこれでもかと見せられ、

ゲンナリした気分になってしまいました…。

 

2ヶ月営業停止だからなのもあるかもしれませんが、

それにしても、今回の内容は

恋の三角関係、また時間の遡り展開、長屋の小物っぷり という印象しかないのは…(苦笑)

本題である復讐劇が霞んでいったのも、

あまり気乗りして見られない原因だったかと思います。

「また立派になって営業再開する(記憶が曖昧)」と張り紙に書いてあったんだから、

メニューを再開発したり、料理の腕を磨いたり…といった

アップデートしている様子を盛り込んでも良かったはずなのに…。

 

基本的には忠実らしいので、なぜ元の作品がヒットしたのかの理由を知るために

もう少し視聴はしてみますが、

次のドラマに集中したいので、本作の感想はここまでとさせていただきます。

 

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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六本木クラス 1話 感想|土砂降りの中ポテチを食べる…がハイライト

 

 

何が何だかよく分からなかった…。

あんまり集中出来ずに見終えてしまった…という感じでしょうか。

それならもう一度見返してから感想を書け!って言われそうなんですけど、

こう書いている割に、流れは理解出来ているんですよ。

私が分からないって言っているのは、視覚的に処理しきれない、解釈しきれない…

極端な言葉になっちゃいますが、全体的に"ノイズ"が多すぎる事を指しているんですよね(汗)

 

それはチープ方面で言えば、どう見ても髪型がウィッグを被っているようにしか見えない

優香(新木優子)を始めとした、高校生役で通すには無理がありそうなキャスティングとか、

なぜか土砂降りの中、お部屋でくつろぐ感覚でポテチを食べるシーンとか、

2人で走って受験票を取りに帰る謎の行動とかいろいろあるんですけど。

まぁ…その繋がりで言ってしまえば、

土下座を強要する役に香川照之さんをキャスティングしてしまった事が、

物語の没入感を薄めた最初の要因だったのかなぁと思ってます。

リメイク元の「梨泰院クラス」を視聴していた母によると、

土下座を強要するくだりも忠実に作っているらしいんですが、

その役に香川さんとなると…ね…

ドラマ好きの視聴者にかかわらず、すぐ大和田常務が頭に過ってしまって

一気にネタドラマと化してしまう訳なんですよ(苦笑)

そこを分かっていて、あえて"狙って"起用した可能性もなくはないですが…

悪い役もこなせる光石研さんがその役でも、成立したんじゃないかという気がしています。

 

そして、物語の構成においては、

手垢がついて小っ恥ずかしささえ感じる"青春ラブストーリー"で引っ張りすぎて、

復讐劇とうたっている割には、どこをメインにしているのかが分かりづらく

なってしまっているって所でしょうか。

いや、今回の内容が序章だというのは頭では理解しているんです。

ただ…あまりにも青春ラブストーリーでだらだら話を進めているものだから、

展開が遅く感じられて、途中で飽きてしまったのも事実で…。(CMも多いから余計に…)

いらないとは言いませんが、早い段階で復讐劇だと分かるように

もっと緩急をつけて欲しかったです。

 

あと、個人的に最も問題だと思っていて、上手く飲み込めなかったのは

新(竹内涼真)が長屋家に復讐心を持つ動機付けについて。

これ…事態の起こし方含む、今まで描かれてきた事柄と、新の感情の揺れ動きが

釣り合っていないぎこちなさを覚えたのは私だけですかね…?

なんと言えば良いか分かりませんが、「復讐する意味」が薄くなると言いますか…

原作云々は置いといて、龍河(早乙女太一)の起こした事故は偶然じゃなくて

故意でやった事にした方が、説得力があったと思うんですよねぇ。

いやでも、最初から何となく疑問なんですよ。

たった1日しか会っていない者同士なのに…?って。

正当な理由(暴力など)で龍河を退学処分にしたものの、

彼の方は理不尽だと捉えてずっと納得出来ないままで、

何らかの出来事で突如崖っぷちの状態に立たされた張本人である

新の父・信二(光石研)への仕返しを待ちわびていて、

一方的な恨みでわざとひき逃げした…というシナリオなら、

新の彼へのやるせない気持ちも増したのかもしれませんが…

この手の作品は初期設定が施される初回が肝心なので、あの動機付けとなると

今後の盛り上がりは弱くなりそうな気がして、ちょっと不安です。

 

なんか、ここまで書いてきて、理想だらけの感想になってしまいましたが(苦笑)

まぁそれくらい、面白味よりも困惑の方が印象に強く残った…って事なんですよね。

ツッコミドラマとした割り切ろうとしたら、グロテスクな描写はあるし。

スリルある復讐劇として楽しむにしては、軽い要素が多くてイマイチ緊迫感は感じられない。

どう…見たら良いんでしょうね…w

その"答え合わせ"となるのが、恐らく本番となる次回以降なんでしょう。

 

そういう訳で、来週は木10の感想の方を優先する予定ですが、

本作の視聴&感想投稿はもう少し様子見してみます。

 

それにしても…ここ3日連続で陰湿な人間関係を見せられている今期。

そろそろ、やり取りでほっこりする、純粋にクスッと出来るドラマに出会いたいです…(笑)

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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