警視庁アウトサイダー 8話 感想|最終回、本当に「衝撃のラスト」になるのかどうか?

 

 

ホワイトボードでのおさらい、ありがたい!!!

まぁ、現在までに起こった出来事の経緯を、回想を通してじっくりと…って訳ではなく、

あくまでも事件の関係者にそれぞれサラッと触れる程度のものだったのですが、

個人的には、ないより全然マシです。

そして、まだ本題に入る前の、放送してから3分も経っていないうちに

このシーンを取り入れてくれたのもデカい。

お陰で、ようやく縦軸の話に興味を持てるようになりましたし、

その後の内容も比較的頭に入って来やすかったです。

 

登場人物が多過ぎるのが縦軸において一番の欠点ではあったのですが、

終盤での梶間(神尾佑)逮捕されるまでの全貌の見せ方も

難解さを緩和させていた気がします。

今まで知り得て来た情報(=エピソード)を点と点で結んで、

「あ、こことここがこう繋がってたんだ」と視聴者に納得させる演出…。

真犯人に辿り着くという重要回で、小ネタで流れを変に遮る事もなかった上に。

小ネタも確かに取り入れられていたものの、序盤の方にまとめて、

それも、縦軸のシリアスな雰囲気との温度差を感じさせないように

やや控えめの味付けになっていて。

今回の演出家は、3話と4話を担当された向井澄さんとの事で、

どこを削ぎ落として、どこで魅せるか?の取捨選択が最も上手かった印象の3話に

近しい内容に仕上がっていたのも良かったです。

 

正直…元警察官・現議員で、どちらも描きようによっては"巨悪"が絡んで

盛り上がりそうな設定の小山内(斎藤工)も登場させておいて、

折り返し地点の前から事件を複雑に見せていた割には、

結局、殺害動機は単なる痴情のもつれ!?感は否めませんが(笑)

ただ…何度も書いているように、1話完結型で動いていた話の時から

事件の真相に捻りはなかったので、そんなもんかな?とも思います。

小山内の妻・響子(青山倫子)の自殺も、

(殺害する様子は描かれなくても)犯人があの人だったというのも、

そのままストレートに行くんでしょうね。

 

もうほとんど進展した所で、最終回は「衝撃のラスト」…

本当に衝撃なんでしょうかね?

「想像してたのとは違う結末だった」と架川(西島秀俊)が話していた通り、

良い意味で裏切ってくれると良いんですけども。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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