2024年02月一覧

正直不動産2 8話 感想|神木からの挑戦状

 

 

永瀬(山下智久)が「正直で頼りになる人」として認知されているという事実。

ボランティアのお手伝いの時に見かけただけで、

特に面識もないお客さん(篠崎家)の娘からっていうのがまた良いんですよねぇ。

 

不動産屋の営業は、家の購入や投資の相談などで

当然、お客さんと何度か関わる事にはなるんだけれども、

子供とは軽く挨拶するくらいで、コミュニケーションをとる機会なんて早々ない。

だから、子供が営業マンに助けを求めようとするって、

よっぽどその人に上記のイメージが定着しているって事になる訳で。

日頃のカスタマーファーストの積み重ねが、こうして結果に結びついている所に

永瀬の成長を感じさせて、ジーンと来ちゃいました…。

 

ジーンと…と言えば、黒須(松田悟志)のミスをみんなで手分けしてカバーし、

嬉しい出来事があれば自分の事のように喜べる登坂不動産の面々も素敵でしたね。

今回は特に、いる社長(草刈正雄)が永瀬にかけた言葉

「だが、町の不動産屋さんっていうのは、

顧客だけじゃなく町の人々に生かされて商売してる。それを忘れるな。」

が印象に残っておりまして。

これが登坂不動産の理念になっており、

永瀬や月下、みんなに浸透していっている事が分かる回でもありました。

 

内容自体は、投資用マンションの購入検討者を賭けた永瀬VS神木の対決だけでなく、

永瀬が対応するはずだった依頼も自分の手柄にしようと息巻く

黒須も交えた三つ巴戦のような作りに。

黒須は5話からの登場で、このまま物語の最後まで

登坂不動産で働き続けると思っていたので、今回の退場は意外でしたが。

フルコミで働く理想と現実が垣間見えて…

強気な姿勢とは裏腹に、実は繊細な性格でずっと無理してきたのかもしれません。

 

そんな彼から「ミネルヴァ不動産に負けるなよ」と永瀬にエールを送るシーンは、

残り2話で、いよいよ神木との最終決戦が近づこうとしている

という実感を湧かせてくれました。

強敵に立ち向かい敗れたライバルが、自身がライバルだと認めている者に託す。

どことなく、少年漫画的な熱さを感じさせます。

 

永瀬が旦那として相応しいかの試験を始めた事で出番が増えた榎本の存在も、

少し深刻な雰囲気を漂わせていた今回の内容が重くなり過ぎない程度に、

良いアクセントを生み出していました。

彼女のコミカルさとサバサバした性格、潔い東北訛りが好きなので、

それがいつもよりたくさん見られたのも嬉しかったです(笑)

 

次回はいよいよ、ようやく神木が1位に執着するきっかけとなった過去が明かされます。

過去には花束や、母親と子供が一緒に歩いている様子を見て

タップダンスをしていた所を見る限り…やはり事故が絡んでいるんでしょうか?

 

 

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正直不動産2 8話 感想|神木からの挑戦状

 

 

永瀬(山下智久)が「正直で頼りになる人」として認知されているという事実。

ボランティアのお手伝いの時に見かけただけで、

特に面識もないお客さん(篠崎家)の娘からっていうのがまた良いんですよねぇ。

 

不動産屋の営業は、家の購入や投資の相談などで

当然、お客さんと何度か関わる事にはなるんだけれども、

子供とは軽く挨拶するくらいで、コミュニケーションをとる機会なんて早々ない。

だから、子供が営業マンに助けを求めようとするって、

よっぽどその人に上記のイメージが定着しているって事になる訳で。

日頃のカスタマーファーストの積み重ねが、こうして結果に結びついている所に

永瀬の成長を感じさせて、ジーンと来ちゃいました…。

 

ジーンと…と言えば、黒須(松田悟志)のミスをみんなで手分けしてカバーし、

嬉しい出来事があれば自分の事のように喜べる登坂不動産の面々も素敵でしたね。

今回は特に、いる社長(草刈正雄)が永瀬にかけた言葉

「だが、町の不動産屋さんっていうのは、

顧客だけじゃなく町の人々に生かされて商売してる。それを忘れるな。」

が印象に残っておりまして。

これが登坂不動産の理念になっており、

永瀬や月下、みんなに浸透していっている事が分かる回でもありました。

 

内容自体は、投資用マンションの購入検討者を賭けた永瀬VS神木の対決だけでなく、

永瀬が対応するはずだった依頼も自分の手柄にしようと息巻く

黒須も交えた三つ巴戦のような作りに。

黒須は5話からの登場で、このまま物語の最後まで

登坂不動産で働き続けると思っていたので、今回の退場は意外でしたが。

フルコミで働く理想と現実が垣間見えて…

強気な姿勢とは裏腹に、実は繊細な性格でずっと無理してきたのかもしれません。

 

そんな彼から「ミネルヴァ不動産に負けるなよ」と永瀬にエールを送るシーンは、

残り2話で、いよいよ神木との最終決戦が近づこうとしている

という実感を湧かせてくれました。

強敵に立ち向かい敗れたライバルが、自身がライバルだと認めている者に託す。

どことなく、少年漫画的な熱さを感じさせます。

 

永瀬が旦那として相応しいかの試験を始めた事で出番が増えた榎本の存在も、

少し深刻な雰囲気を漂わせていた今回の内容が重くなり過ぎない程度に、

良いアクセントを生み出していましたね。

彼女のコミカルさとサバサバした性格、潔い東北訛りが好きなので、

それがいつもよりたくさん見られたのも嬉しかったです(笑)

 

次回はいよいよ、ようやく神木が1位に執着するきっかけとなった過去が明かされます。

過去には花束や、母親と子供が一緒に歩いている様子を見て

タップダンスをしていた所を見る限り…やはり事故が絡んでいるんでしょうか?

 

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さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 7話 感想|小村(西田敏行)が倒れるとヒヤヒヤする。

 

 

う〜〜ん…困った。前回以上に判断に困る。

今回は何を描く回なのか、どんな結末に持っていきたいのかが分かりづらかったです。

 

公式サイトのあらすじをチェックしてみたら

サブタイトルで「77歳の夢ライブ」と表記されていて、

どうやら小村(西田敏行)の人生初のリーダーライブがメインだったみたいなんですが…

今回の内容を整理すると、そのエピソードの他に

・憧れのドイツの楽団からオファーが来る俊平(西島秀俊

・一緒に同じ夢を見続けてきたつもりが、ドイツの楽団のオファーを断られた事で

 衝突してしまう俊平と鏑木(満島真之介)の関係性

・母校の高校から記念スピーチとオーケストラ部の1日指導を依頼され、帰省しようか迷う俊平

・仙台のオケフェスにワイルドカード枠で応募する晴見フィル

・父(もとい市長)・白石(淵上泰史)から音楽の道を反対される天音(當間あみ)

・で…いつも描かれる響(芦田愛菜)の葛藤

で、合わせると7つのエピソードが同時並行して描かれているので(多っ!!)、

主人公の存在感が埋没していれば、

話が情報過多に感じられてしまうのも無理ないと思うんですよね。

 

今までの描写から、俊平が心から音楽とオーケストラを愛している事は十分伝わるんですけど。

それを前提にしても…何でしょう、エピソードを盛り込み過ぎているのが原因で、

今回の彼を見ていると、何もかも中途半端に取り組んでいるように見えてしまいます。

晴見フィルの事も、響との事も。

実際、「ちりオケ」の形態となった新生・晴見フィルの活動がこれからだって言うのに、

本人はドイツの楽団のオファーを受けるか、故郷には帰るのかどうかで

延々悩んでいる様子が目立ちましたから…(汗)

 

晴見フィルのピッチピチした生き返った演奏を聴くたび、

人生で一回くらいは満足のいく演奏がしたくなって

イベント開催を決めたと語る小村の動機は、

前回、ホール閉館にあたってのラストコンサートもあって、

そこでの活動にピリオドは打ったけれど、誰かには活力を与えていて、

聴いた人々の中にはいつまでも"思い出"として残り続けるんだろうな…

というのが感じられて素敵に思えただけに。

メインとサブできちんと強弱をつけて、小村のエピソードをもっとじっくり見たかったです。

 

響も響でなぁ…もう7話なのに、父に歩み寄ろうとする変化が

あまり感じ取れないのは気のせいなんでしょうか。

ず〜っとツンケンしてるなぁ…って印象なんですよね。

いや、今まで遠ざかっていたバイオリンを天音に教えたり、

父と同じく「ボッカルーポ」と言ってしまったり、

大輝(宮沢氷魚)のアシストを受けて

何の曲なのかを聞いてみようと試みたり(これは失敗したけど)、

確かに変わってきてはいるんですよ。

ただ、どれも父のいない所か、父には伝わっていない状態でその動きを見せているので、

拒絶している相手に対して壁を壊さない限りは

「変わった」とは言い切れないんじゃないかと思うのです。

自分が家族を壊したとは自覚していて、お互い向き合って話せるようになる日は

果たして来るのかどうか…。

 

次回は俊平が30年ぶりに帰省する話だそうで、父親役は柄本明さんだと判明。

野球部の監督を務めていて、あの短気な性格からするに、

少年時代の俊平は、本当は野球をやりたくなくても

やらされていたんじゃないかと察せられます。

内容も見ていない内からこんな事言うのも何ですが。

もしそうだとしたら、今回の天音の

「今までの習い事はやりたいと思えなかった(だから長続きしなかった)」エピソードは

次回の内容と重ねて描いても良かったのでは…?という気がしますね。

 

最後に余談で。話が前後しますが、小村が倒れるくだりはヒヤヒヤしました…。

でも、その後ケロッと回復。

大した事なかったのなら、あのくだりは必要だったのでしょうか(滝汗)

 

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さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 7話 感想|小村(西田敏行)が倒れるとヒヤヒヤする。

 

 

う〜〜ん…困った。前回以上に判断に困る。

今回は何を描く回なのか、どんな結末に持っていきたいのかが分かりづらかったです。

 

公式サイトのあらすじをチェックしてみたら

サブタイトルで「77歳の夢ライブ」と表記されていて、

どうやら小村(西田敏行)の人生初のリーダーライブがメインだったみたいなんですが…

今回の内容を整理すると、そのエピソードの他に

・憧れのドイツの楽団からオファーが来る俊平(西島秀俊

・一緒に同じ夢を見続けてきたつもりが、ドイツの楽団のオファーを断られた事で

 衝突してしまう俊平と鏑木(満島真之介)の関係性

・母校の高校から記念スピーチとオーケストラ部の1日指導を依頼され、帰省しようか迷う俊平

・仙台のオケフェスにワイルドカード枠で応募する晴見フィル

・父(もとい市長)・白石(淵上泰史)から音楽の道を反対される天音(當間あみ)

・で…いつも描かれる響(芦田愛菜)の葛藤

で、合わせると7つのエピソードが同時並行して描かれているので(多っ!!)、

主人公の存在感が埋没していれば、

話が情報過多に感じられてしまうのも無理ないと思うんですよね。

 

今までの描写から、俊平が心から音楽とオーケストラを愛している事は十分伝わるんですけど。

それを前提にしても…何でしょう、エピソードを盛り込み過ぎているのが原因で、

今回の彼を見ていると、何もかも中途半端に取り組んでいるように見えてしまいます。

晴見フィルの事も、響との事も。

実際、「ちりオケ」の形態となった新生・晴見フィルの活動がこれからだって言うのに、

本人はドイツの楽団のオファーを受けるか、故郷には帰るのかどうかで

延々悩んでいる様子が目立ちましたから…(汗)

 

晴見フィルのピッチピチした生き返った演奏を聴くたび、

人生で一回くらいは満足のいく演奏がしたくなって

イベント開催を決めたと語る小村の動機は、

前回、ホール閉館にあたってのラストコンサートもあって、

そこでの活動にピリオドは打ったけれど、誰かには活力を与えていて、

聴いた人々の中にはいつまでも"思い出"として残り続けるんだろうな…

というのが感じられて素敵に思えただけに。

メインとサブできちんと強弱をつけて、小村のエピソードをもっとじっくり見たかったです。

 

響も響でなぁ…もう7話なのに、父に歩み寄ろうとする変化が

あまり感じ取れないのは気のせいなんでしょうか。

ず〜っとツンケンしてるなぁ…って印象なんですよね。

いや、今まで遠ざかっていたバイオリンを天音に教えたり、

父と同じく「ボッカルーポ」と言ってしまったり、

大輝(宮沢氷魚)のアシストを受けて

何の曲なのかを聞いてみようと試みたり(これは失敗したけど)、

確かに変わってきてはいるんですよ。

ただ、どれも父のいない所か、父には伝わっていない状態でその動きを見せているので、

拒絶している相手に対して壁を壊さない限りは

「変わった」とは言い切れないんじゃないかと思うのです。

自分が家族を壊したとは自覚していて、お互い向き合って話せるようになる日は

果たして来るのかどうか…。

 

次回は俊平が30年ぶりに帰省する話だそうで、父親役は柄本明さんだと判明。

野球部の監督を務めていて、あの短気な性格からするに、

少年時代の俊平は、本当は野球をやりたくなくても

やらされていたんじゃないかと察せられます。

内容も見ていない内からこんな事言うのも何ですが。

もしそうだとしたら、今回の天音の

「今までの習い事はやりたいと思えなかった(だから長続きしなかった)」エピソードは

次回の内容と重ねて描いても良かったのでは…?という気がしますね。

 

最後に余談で。話が前後しますが、小村が倒れるくだりはヒヤヒヤしました…。

でも、その後ケロッと回復。

大した事なかったのなら、あのくだりは必要だったのでしょうか(滝汗)

 

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グレイトギフト 6話 感想|でしょうね…というラスト。

 

 

神林の娘・琴葉(中島瑠菜)は難病を患っていて、

名医である白鳥(佐々木蔵之介)でないと手術は不可能。

その前提に加えて、今回は神林(尾上松也)の出番がやけに多かったから、

今までのどんでん返し展開から考えると、

ああ、これは藤巻(反町隆史)と連携するフリをして

最後に裏切るパターンだろうな…と思っていたら案の定でしたね。

鈍感な私でも、さすがに序盤の時点で先が読めちゃいました。

今回はあまりにも話が分かりやす過ぎて、面白味に欠けてしまった感じです。

 

まぁ仮に、先が読めなかったとしても、

「殺しても構わないですか?」と聞かれて、そっくりそのまま「ええ、殺して下さい」なんて

あの白鳥がボロを出す訳ないですからね(苦笑)

「逆襲編」とはうたっていたけれども、

藤巻のオドオドした性格や残り話数からして、そう簡単に立場逆転するはずもなく。

結局、白鳥にやられっぱなしなのはいつもと同じで…

わざわざ「逆襲編」と盛大に煽るほどか?とも思えてしまいました。

 

次回からは「真犯人編」だそうで。(1話しかやらない「〇〇編」!!w)

白鳥も郡司(津田健次郎)も既に人を殺しているのに、

真犯人だなんて変な話なんですよねぇ。

どちらかと言うと「黒幕編」の方がしっくり来るのかも?

候補は…もう久留米(波瑠)か、今の役柄のままでは勿体なく感じる

奈良(小野花梨)しか考えられず。

どうか、新キャラが黒幕でした!って事にはなりませんように…。

 

今回は内容が少し退屈だった代わりに、

反町さんに「ボンクラ」を連発させたり、「ギフトでやり合いましょう」だったり、

時々出るヘンテコな台詞に笑わされたかな。

本作…以前の「闇の皇帝」もそうですが、脚本家自身が楽しんで書かれているんだろうな…

っていうのが伝わってきて、そこでまだ好意的に見られているような気がします。

 

 

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正直不動産2 7話 感想|永瀬がかっこいい…に尽きる。

 

 

シーズン2になってから花澤(倉科カナ)の立ち位置は変化を見せていて、

家を売るためならどんな汚い手段でも使う神木(ディーン・フジオカ)が登場してからは、

真面目にかつクレバーな仕事ぶりで

影で着実に実績を積み重ねていく人物として描かれるようになりました。

5話のラーメン屋のくだりで、カスタマーファーストをモットーにしている月下(福原遥)が

彼女に影響を受けていたのが、分かりやすい例だったかと思います。

 

それだけに、今回の花澤の描き方にはちょっとした違和感を覚えましたね。

あの彼女が、マッチングアプリで偽名を使いながらお客さんに接近し、

最悪免許取り消しの場合がある「契約の誘引」なんていう

犯罪まがいの事をやるのかなぁって。

いや、彼女にも1位=店長になってから実現させたい夢があり、

神木にその座を奪われそうな焦りからつい犯罪に手を出してしまった…

その動機は分かるんですけど、追い詰められている状態をもっと協調して描かれていれば、

まだ腑に落ちたのかもしれません。

 

そこを除けば、今回はかなり満足度の高いお話でした。

個人的には、シーズン2の中では一番好きかも…です。

物件に欠陥住宅の疑いが出ている事を告知せずそのまま売ろうとし、

さらには不動産営業なら「家は一生ものだからこそ、お客様には大切に住んでもらいたい」

という想いで接客している人が多いだろうに、

榎本の祖母・早苗(三谷侑未)の実家の土地を

「タワマンを売って1位をキープするために必要なお金」としか考えていない、

営業マンとしてのプライドはないのか?と言いたくなるような神木の悪事っぷりを

徹底的に描いたからこそ、永瀬の正直さが際立った気がします。

 

「私は不動産屋の営業です。大切な人の家族を不動産で不幸にはさせない。」

怒りで殴りかかろうとする榎本(泉里香)の手首を掴んでから、

真っ直ぐな目でこの言葉を投げかける永瀬…いや〜カッコ良かったです。

これには私も惚れ惚れしてしまいました(笑)

嘘がつけた頃の彼だったら、絶対言わなかったでしょうね。

 

そして、「肉じゃがが美味い」のお陰で、早苗からも太鼓判を押されるという。

そこは正直でも、月下たちの必死の制御(笑)のお陰もあって

榎本と付き合う事自体は嘘ではあるんですけど…

神木のついた嘘が、相手を"騙す"本来の意味で酷い嘘なら、

こちらは孫の良い所を見てくれていて早苗を喜ばせた、優しい嘘とも言えます。

ここでもさり気なく対比させています。

正直なままでも人に認められて、肉じゃがにまつわる思い出話を語ってからの

主題歌のタイミングにはほっこりさせられて。

温かな曲調と内容が、今まで以上にピッタリハマっていたように思います。

 

で…嘘が本当に変わりそうなラスト。永瀬の家に住み着く事になるとはw

でも、仲良し過ぎない方が関係が長続きしそうですし、このまま夫婦になってしまいそう…♪

 

 

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さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 6話 感想|最後の演奏を前に、それぞれにあった想い

 

 

家庭パートは減り、恋愛模様も控えめになり…

3話までの雰囲気がちょっとだけ戻ってきた感じですね。

ホールの天井を見つめながら持論を語る時の俊平(西島秀俊)の輝いた目を見て

そうそうこれこれ!って思いましたし、

オーケストラでの演奏シーンはあまりにも久々で、ついまた涙してしまいました(笑)

「音楽の持つ力」「チームで1つの事を成し遂げる」所に

感動要素があるのはもちろんなんですけど、

やっぱりね…楽器のチラチラ反射する光にうっとりするみたいで。

なぜうっとりするのかは2話の感想で書いているのでここでは割愛しますが、

市長(淵上泰史)がコンサートを中断させるなどの嫌がらせ展開も入れず、

瑠李(新木優子)のフルートの伸びやか〜な音色も含めて

団員たちの奏でる演奏をじっくり聴けたのは良かったです。

 

これから演奏する曲をイメージしたい時に、ホールの客席に座る事が習慣化していて、

「感動的な音って、ずっとその場所に残ってるような気がする」と言う俊平。

瑠李は今フルートを頑張っているきっかけに繋がる

幼少期の発表会でのエピソードを話してくれ、

舞台側に立った近藤(津田寛治)は、学生時代の夢が指揮者で

今でも指揮者の真似事をしていると明かしてくれた。

ホールで演奏する事のやり甲斐や愛着は、音楽のプロなら誰しもが持っているものだけれども、

晴見フィルに長年所属していたが故に、その場所に対する思い入れが深い…

それを知った俊平が、最後のコンサートだからと、団員たちには悔いのない演奏をして欲しい

という想いで瑠李のために曲の変更を提案したり、

近藤に指揮を託してみたりするくだりにもグッときました。

また、本番前日の誰もいない客席を映すシーンが描かれていたのも効果的だったのかなと。

ずらーっと並ぶ大量の席がお客さんでいっぱいになる光景、

演奏者からしたら嬉しくて堪らないんだろうな…と、そんな感情を追体験出来ました。

 

ただ、このまま褒める流れで終わりたい所なんですけど…

冒頭で「3話までの雰囲気がちょっとだけ戻ってきた」と書いたのにも理由がありまして。

「完全に戻った」とまでは行かないんですよね。

率直に言えば、スポットライトを当てる登場人物が多過ぎて、

話がとっ散らかってしまっている。

何度も言っているように、この人が上司だったら…と思うくらい主人公が魅力的で、

演奏シーンや曲とエピソードのリンクのさせ方が良いだけに、

エピソードの欲張り具合にもどかしさを感じているのも事実です。

 

中でも一番気になったのは、オーディオルームの常連らしい富子(白石加代子)の描き方。

個人的に、瑠李と近藤に関しては、演奏を共にする仲間なので

その2人のエピソードを盛り込む事自体は否定しないんですが、

富子の探していた曲が晴見フィルに全く関係ないっていうのは…(汗)

今回が"最後"を強調した回だからこそ、晴見フィルに絞った内容であって欲しかったですね。

どうしても富子を絡めたいのなら、探している曲をクラシックにして、

父がその曲を演奏すると知っていた響(芦田愛菜)が曲探しをしている最中にピンときて、

視聴者にはまだ何の曲なのか教えない状態にしておいて。

響が富子を会場に案内し、「これよ…これが聴きたかったのよ…」と目頭を熱くさせる…

で、視聴者も彼女の様子を見て「心残りが消えて良かった…」と感情移入する。

こんな風にドラマチックな見せ方でもアリだったのかもしれません。

 

寿司食べ放題に行ったまま演奏を聴きに来なかった近藤のエピソードにしても、

いくら説得をしても、音楽に全く興味のない人には響かない…という現実を

表したかったんでしょうけど、そこは最後なんだから。

(残り話数的に最後ではないとは思いますが(笑))

食卓シーンをわざわざ描いた以上、最終回辺りで少し変化は見せるのかもしれませんが、

変に苦味を残さず、"一区切り"として一旦気持ち良く締めた方が

良かったんじゃないでしょうか。

 

何だか4話から、描くべき要素やテーマがごった返している気がしてなりませんね。

もっと取捨選択されたら、"マエストロ"な主人公の存在感も増すのに…

私は今後も本作は好んで見ますが、「良い作品」とは言い切れないのはそこにあると思います。

 

 

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グレイトギフト 5話 感想|郡司は病院を何だと思っているのか(笑)

 

 

毎回誰かが退場して、1人や2人には必ずギフトの情報が漏れていて、

藤巻(反町隆史)はいつも誰かに翻弄されっぱなしで…そんな内容続きで、

正直、そろそろストーリーに変化が欲しいかなぁと思っていた所での今回の展開。

次回から始まるらしい「逆襲編」に向けて、アクセルを飛ばしていった感じでしょうか。

いや〜やっぱり本作って面白い!という感想に至る回でした。

 

世間の評判では、「反町さんにカッコ悪い役が似合わない」とか「脚本が〜」とか

いろいろ否定的な意見もあるようですが、

個人的には割と楽しく見ているんですよね。冒頭であんな事書いておいて何ですが(笑)

何に惹かれるのかって…目の前の憎い人を簡単に消せる手段を

入手した時(入手出来そうな時)、あなたならそれをどう扱いますか?という

"心理テスト"みたいな話だからなのかもしれません。

 

ギフトを利用して、冷めた表情で相手の気持ちを弄ぶ人もいれば、

商売にする人もいて、衝動に駆られて殺人行為に走る人もいる。

でも…藤巻だけは真逆を行く。

欲と憎悪に満ちた人々に囲まれた中で、

しかも、妻の麻帆(明日海りお)と郡司(津田健次郎)が不倫して、

さらには自身の稼ぎで治療と生活を支えてきた事にも感謝されずに

離婚を切り出されるというショッキングな出来事が続いたなら

自暴自棄になってもおかしくないのに、

「自分は命と真摯に向き合う病理医だったよなぁ…」と理性を取り戻す。

ネームカードが目に入ってハッとするくだりが印象的でした。

本当、どこまでも人が良いんですよねぇ。

ギフト1つで、ここまで次にとる選択肢がバラバラなのが、

各登場人物の本性を炙り出しているようで、見所に繋がっていると思うのです。

 

次に退場する最有力候補に上がっている(?)郡司は、

退場しそうで意外とそうはならない。

病院を何だと思っているのかとツッコみたくなるくらい、

看護師や患者(人妻)と身近な所で関係を作って好き放題やっているし、

ギフトの仕込み方が手慣れていたり、藤巻や本坊(筒井道隆)に命令したりと

今かなり調子に乗っているので、消されてもおかしくないんですけど、

中々しぶとく生き残っています。

 

で、なぜ生き残れているのかは…終盤で判明。

狙われているのは鶴下(片山萌美)なのでは!?という捻りに関しては

途中の流れで何となく察してしまいましたが、

それでも、ひょっとして麻帆が危ないのかとハラハラしつつ。

ラストで「実は全員グルでした」なんて斜め上の種明かしがされて、

数分間で二転三転する展開に引き込まれてしまいました。

妻にも教授にも、いろんな人に裏切られて…今回の藤巻は、物凄く不憫(苦笑)

 

でも、久留米(波瑠)だけは、次回予告を見る限り

藤巻のためにスパイを演じていたんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょうね。

同じ脚本家の作品「マイファミリー」を見ていた方なら胸が躍ってしまうであろう

音声電話のくだりもあって、次回以降の話に興味津々です。

っていうか、「変人病理医覚醒」って…

藤巻のオドオド具合を、視聴者以上に作り手が楽しんでませんか?w

 

 

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正直不動産2 6話 感想|十影、実は苦労人だった。

 

 

いや…どんだけ言葉足らずなんだ。あの説明じゃ分からんよ〜!(笑)

永瀬(山下智久)と同じく、見ながらツッコんでしまいました。心の中で。

まぁ…私も説明が下手くそな人間なので、説明するのが面倒臭くなると逃げてしまうとか、

伝えたい事が伝わりきっていなくてモヤモヤ…とか、

そんな十影(板垣瑞生)の立場も理解出来るんですけどね。

 

家賃を3ヶ月分滞納している劇団員・清川(美山加恋)が、何とか返済して住み続けるのか、

このまま実家に帰って生計を立て直すのか?

そんな選択を迫られていた中で十影が提案したのは、

夢を諦めたくないのなら家賃がもう少し安い所に引っ越して、

無理のない生活を送ってみたらどうかというものでした。

高い家賃を払うためにバイトを掛け持ちして体を壊したら元も子もないので

この考えは一理あるなぁと思いましたし、「タムパ」が口癖の彼らしい発想でしたね。

 

十影は…永瀬や月下(福原遥)の仕事ぶりや苦労している様子を

いつもじーっと見ているカットが、個人的には妙に頭に残っていてねぇ。

得意の観察力で、自分のペースでいろいろと吸収していっているんでしょう。

きっと今回の発想も、2人を通して

カスタマーファーストを徐々に身につけていった結果だったのかもしれません。

 

永瀬は十影の提案を聞いて、そうかその手があったか!と感心した模様。

彼が今なんと言いたいのかを考え、スマートに対応する頼もしい姿を見せる。

シーズン1は月下の成長物語ならば、シーズン2は十影の成長物語。

そして…総じて、2人をサポートするために

自分らしい"先輩"の在り方を模索していく、永瀬の成長物語とも言える作品だと思います。

 

温かい夕陽に照らされながら「…また明日」と言ってその場を去る十影のカットには、

何だか彼の人柄が滲み出ていて、ほっこりさせられてしまいました。

個人的には彼は、仕事が出来ないようでそれなりに出来るタイプだと思っていたので、

どんなにやる気なさそうな態度でも憎めない部分があったんですが。

今の彼が作られていったのは、マダムに裕福に育てられていたからなのではなく、

借金返済で苦しい中でも笑顔を絶やさずにいてくれた

両親を目の前で見てきたからだったんですね。

でも…親ガチャに外れたとも全く思わず、むしろ感謝しながら生きている。

人をよく観察し、的確な言葉を発するのも頷けるルーツが知れたのも良かったです。

 

 

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さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 5話 感想|深刻なオーケストラ不足!!

 

 

う〜〜〜〜ん……モヤる。

響(芦田愛菜)がなぜあそこまで父に冷淡な態度をとっていたのかは、分かった。

(↑めちゃくちゃ説明台詞だったのは気になりましたが…)

けど、モヤる(笑)

 

個人的には、一般人には分からない怪我が原因で

音楽の道を諦めざるを得なくなったんじゃないかと勝手に予想していたので、

自分でハードルを上げて、父とは同じ土俵に立てないと思い込んでいたらしい響の苦しみは、

芸術家の両親の元で育ってきた二世ならではのリアルな描写だな…とは思うんです。

でも…それで5年間も確執があったとなると、なんかしっくり来ないと言いますか。

いや、自分でもつまらない事で家族を壊したと自覚しているから余計拗らせていた訳で、

そうしている内に仲直りのきっかけを失ってしまったから、

父の前では冷淡な態度で振る舞っては、目の前の問題を何度も避け続けてきた…

きっとそんな心持ちだったっていうのも分かるんですけど。

かつての「お父さんのせいで音楽が嫌いになった」発言を考えると、

俊平(西島秀俊)がパパとしても指揮者としても尽くしてくれようと

頑張っている姿を初回から見てきたからこそ、

いくら何でも八つ当たり過ぎやしないか?という気持ちが芽生えてしまって、

響にイマイチ同情出来なかったんですよね。

 

志帆(石田ゆり子)は俊平に「あなたもしかして、響が今でも15歳だと思ってない?」って

言ってましたけど、正直、彼女の精神年齢は15歳で止まっていますよね。

父と同じで、音楽以外は不器用だから…って事なんでしょうけど、

父が日本に帰国してくると聞いたのなら、もう社会人なんだから家を出て自立したって良いのに。

なぜか、実家暮らしを選択する。

誰かに面倒を見てもらうのが当たり前になっているからでしょう。

 

初回から訳も分からず不貞腐れていたので、

これなら無理もないかな…と思える部分を響から見つけたかったですが、

5話でようやく真相に迫ってもなお、謝罪する様子もなし。

さらには、父ときちんと向き合えてもいないのに、

「家族4人久々の食卓」というアットホームなシチュエーションで

最後は"家族再生の兆し"を匂わせる感動展開をやり出した辺り、

ここまで引っ張り続けてきた割には解決方法がなあなあで

何だかなぁと思えてしまいました。

…っていうか、前回からの今回で志帆がすぐさま戻ってくるんだったら、

離婚危機の設定も別に必要なかった気がしてなりませんね。

そもそも、5年前の時点で別居状態でしたし(汗)

 

響の件があったので、音楽要素を減らしてそっちに焦点を当てた話になるんだろう

というのは覚悟していましたが、

前回は恋愛のドタバタがあって、今回は別ドラマかと錯覚するくらい

ガッツリホームドラマ仕立てになっていて。

あまりにもオーケストラが不足…音楽が不足していて寂しいです。

 

天音(當間あみ)と市長・白石(淵上泰史)が父娘の関係という事で、

今度はそっちでも一悶着あるんでしょうけど、

俊平の天才指揮者ならではの新しい音楽の視点や、ポジティブな捉え方、

演奏曲とリンクするエピソードに惹かれて本作の物語を好んで見てきた私としては、

そろそろ3話までの路線に戻っていただきたいなぁと思います。

好きなドラマは、最後まで好きでいたい。

勿体ない所を綴る感想で、終わりたくないんです…。

 

 

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