2019年秋ドラマ-時効警察はじめました一覧

時効警察はじめました 最終回 感想|12年経たないうちに、また会いたいよ〜

 

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1話ぶりの三木聡さん監督回。

究極の嘘つきは女性を惹きつけるといった唐突な理論とか、

少し幻想的な回想シーンの画作りとか、

それらを見た時点で、あぁやっぱり三木さんにしか作れない雰囲気だ…と

思わされたような気がしました。

今考えれば、もっとこの方の担当回を見たかったなぁなんて。

ミステリーが単純で「ユルさ重視」の回もちらほらありましたしね。

 

初回の感想で書いた「ビデオテープなどの時代を感じるアイテムを取り入れていけば、

今期のラインナップとは一線を画す個性的なドラマになるんじゃないか」も

個人的に期待してみましたが、振り返ってみれば特にそれもなく。

20年前、25年前と、当時の時効廃止前の事件を扱う内容は

今ある刑事ドラマにはなく新鮮だったので、「その時代にしかない」という所を

もう少しトリックに絡めて、強く出しても良かったかなぁ…?とも思いましたが、

最終的にはスッキリ後味よく締められたんじゃないでしょうか。

 

オダギリジョーさんが毎週見られるのも妙な贅沢感がありましたし、

曲者ぞろいの時効警察課のやり取りには毎回笑わせられ、

椎名林檎さんの主題歌で気分がアガり…で、

仕事疲れの金曜の夜には持ってこいの作品でした。

 

トリガーが通じてなくても三日月(麻生久美子)の乙女心は通じた?という

"含み"を持たせる霧山とのラストも、

「未来でまた会おう」というちょっと希望の兆しが感じられるメッセージも良かったです。

また12年後なんて言わず、何年かの内に会いたいですなぁ。

彩雲(吉岡里帆)が誰にも言いませんよカードを渡す瞬間を見られなかったのも、

見られるまでは物語はまだまだ終わりませんよって感じがしますしね。

三日月くんも彩雲くんも、別ベクトルでキュートで。癒しキャラ。

 

今回のゲストと所々の設定に「熱海の捜査官」要素が絡んでいたそうなんですが、

見た事がないので全然分からず(笑)

こちらも監督は三木さんで、同じ主演だという情報は得ています。

Amazon Primeビデオとかにあるかなぁ?

 

 

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時効警察はじめました 7話 感想|メガネも凶器に出来る時代。

 

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最終回が本日なので、簡単感想で。

 

どんな役者さんでも「時効警察ワールド」に馴染むほどの

独特で摩訶不思議な世界観作りの上手さが本作の良さでもあると思うんですが、

今回の檀ふみさんは個人的には、前回の寺島しのぶさんの強烈さが際立っていただけに、

あんまり合っていなかったのかなぁ?という気がしました。

トリック自体が、メガネの両端の先っぽ(モダンというらしい)を尖らせて

投げればダーツになるといった、キテレツ過ぎるものなので、

そのインパクトに負けぬようにもっと怪演をさせるべきだったかもしれません。

 

最終章って言っていたので、てっきり前後編の話なのかと思っていましたが

普通にいつもの1話完結式なんですね(笑)

 

旦那が出てきた時点で、犯人も殺害動機も読みやすいものでしたし、

(でも13股じゃなくて奥さんを応援するために呼ばれた人達だというのは

予想出来なかったけどw)

彩雲(吉岡里帆)の出番も少なめでちょっと寂しくも感じましたし、

そんな訳で、今回はどことなく物足りず。

 

次回は山崎賢人さん、染谷将太さん、二階堂ふみさん、松重豊さんと

有名どころが4人も起用される豪華っぷりなので、

最後はパーっと!かつゆる〜く、楽しめたら良いなぁと思います。

 

 

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時効警察はじめました 6話 感想|体を張る吉岡里帆さんにMVP!

 

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今回は、吉岡里帆さんの体当たり演技が圧勝でした。

 

彩雲が時効警察の世界観に馴染んでいるかと聞かれたら、どちらかというと

はっきり「YES」とは答えないかもしれませんし、

1人だけ気合の入った体育会系キャラにはまだ映りもするものの。

ただ「誰にも言いませんよカードを渡す所が見たい」だけなのに

まるで別のドラマが作れそうなくらいの全力闇落ちっぷりを見せる姿には

大いに笑わせられました。

完全に彼女の勢いに持ってかれた感じです。

彼女がいなければ今回は、カオスさを売りにした本作でその強みを活かせず、

弾け飛ぶ事もなかっただろうな…とも思わせられました。

 

オーナーと雇われ選手という関係の時点で

方向性の違いによる殺害動機なのは何となく読めていましたし、

トロフィーが鈍器になる…も事件モノではよくある犯行手順の1つではありましたが。

「あわわわわ」ばっかり言ってる霧山(オダギリジョー)のマイペースさや、

涙入りパンのくだりで、諸沢(光石研)の涙が入っていると知った途端に

食べるのをやめた霧山と康知(磯村勇斗)の息のぴったりさ加減など、

彩雲以外にもクスッとさせられるシーンが多々あり、全体的に楽しめた回でした。

 

「涙入りパン」というコンセプトに、何とな〜くセンチメンタルで可愛らしくって、

個人的に惹かれる部分もあったり。

…でも、もし商品化するなら、

本物の涙じゃなくて塩分の強いバターとかにして欲しいけれど(笑)

 

残り2話って事は、次回と最終回で前後編になるんでしょうかね?

ゲストは檀ふみさん…どんな化学反応を生み出すのか、楽しみです。

 

 

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時効警察はじめました 5話 感想|きのこヘッドホンの無理やり感(笑)

 

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親子の遺伝が、事件の重要な手掛かりとなっていた回。

 

夏歩(趣里)の丸い物丸呑みの件は、

本作なら絶対伏線として回収してくるだろうなぁと思っていたので

そこは予想通りではありましたが、

草履で痒くなったり、ネタとして捉えてたきのこくんを怖がったり…は重要視しておらず

まさかその2つも伏線だったとは!という面白さがありました。

っていうか…木能古 真朱(きのこ まっしゅ)って名前、なんやねん(笑)

ヘッドホンの耳当て部分に入るサイズのきのこ、よく見つけてきたよね…

いやいや、流石に気づこうよ(笑)

敷き詰められた小ネタに、相変わらずクスッとさせられます。

 

殺害動機としては、凡人の気持ちが分からない孤高の天才・村瀬(水川かたまり)への

恨みが故の…というもの。

自分を否定され、殺意が芽生えてしまう栗原(鈴木もぐら)の立場も分からなくもない。

しかし、売れっ子になった今、抗いたくなる気持ちは

マネージャーの安田(前野朋哉)にバトンタッチされたんじゃないでしょうか。

 

趣里さんの喜怒哀楽コロコロ変わる演技を、堪能した回でもありました。

最初は豹変っぷりにちょっと変わった人なんだという印象を与えられたものの、

終盤のマッサージチェアに座る父と笑顔を作るシーンでは、

ちゃんとしんみりした雰囲気を作り出すの…役者だなぁと思わされましたね。

 

 

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時効警察はじめました 4話 感想|ゾンビネタは続くよいつまでも

 

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去年の「カメ止め」ブームにのっかった回。

NHKではゾンビを扱ったドラマをやり、

更に同じ局では既にゾンビ×ラッパーのSPドラマをやったのに…

今またオマージュしたという事は、きっと冬に続編が発表された時から

そのネタで話を作りたくてしょうがなかったんでしょうねぇ〜。

 

珍しくやられる側だった津田寛治さん。

まぁ、演技だとは言え、あんなパワハラまがいの態度をとったり、

大声で常に怒鳴ったりしたら…殺意が湧いちゃうのも無理ないですよ。

湯上がりの時の火照った体とはまた違うけどさ(笑)

カーッとなった衝動を抑えきれないが故の行為…でした。

 

さり気なくキーになるんじゃないかと思っていた、台詞が先に出ちゃう俳優も、

監督が命を削ってまでこの映画に懸けていたというくだりも、

忘れずキッチリ回収していくスタイル。

本作は基本的にユルいんですけど、トリック部分と構成は

割とよく練っている印象なので、そのギャップの大きさも楽しく見ている理由です。

 

「深夜ドラマも面白いのあるよ」で、そうねぇ…時効警察面白いよね〜と

思わせてからの「テレ東とか!」にはツボ。

いや、テレ朝ちゃうんかい!

というツッコミが全視聴者から聞こえた気がしたシーンでした(笑)

 

 

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時効警察はじめました 2・3話 感想|魔性の女っぷりが似合うミポリン

 

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前回(2話)の感想が書けずじまいだったので、3話と一緒にまとめちゃいます〜。

 

2話「超人気ミステリー作家の密室殺人」

 

2話の脚本家は福田雄一さんで、ギャグと白目と独特な笑い方のオンパレードといった

良くも悪くもいつもの「福田ワールド」に味付けされてしまうんじゃないかと

ちょっと心配していましたが、上手く溶け込んでいたように思いますね。

後から調べてみたら演出家は別の方だったので、その方のお陰でもあるのかな…?

まぁ、三日月(麻生久美子)がやけに乙女チックなモノローグを多用していたり、

某映画の宣伝と言わんばかりに磯村勇斗くんで遊んだりと、

そこは福田さんらしいと言えばらしかったですが(笑)数々のネタ、楽しみました。

 

事件の内容は、ミステリー作家の息子が有名小説のトリックを使って

父に復讐する…というもの。

でも、まだまだ「息子=作家のたまご」なのは事実で、

ツメが甘い部分を父がわざわざ手伝って、計画が成功したように見せるという

裏トリックになっていたのが面白かったです。

 

なんで自分の命を犠牲にしてまで?とは普通だったら思うんですけど、

余命わずかなのもあり、また息子が自分に挑戦をしかけてくれたのが親として誇らしくて、

未来の希望のためにもその努力を受け止めよう…って所でしょうか。

 

しかし、外に落ちたナイフやドアノブには指紋ががっつり付いていたので、

調べようと思えば時効にならずに済んだんじゃ?という気はします(笑)

 

 

3話「婚活の女神の恋の罠」

 

サブタイトルの「婚活にルール・マナーは数あれど、殺しに勝るタブーなし」といい、

今回はわりかし犯人と殺害動機が読める展開ではありましたが、

ゲストの中山美穂さんの魔性の女のハマり具合と

三日月&彩雲(吉岡里帆)の可愛らしさに見惚れ、キャラクター面で楽しんだ回でした。

 

彩雲くん、あのゆるふわパーマとっても似合っていたのに…もうやらないのかしら。

最初は霧山(オダギリジョー)と三日月の間を割り込む人物に映って

(二人が捜査している所をもっと見たいという焦ったさもあり)

あまり馴染めずにいたのですが、

前回からは二人のやり取りも増えてきていて、またワンクッション的存在として

関わる立場になってきたようにも感じられたので、徐々に好感が持てている自分がいます。

三日月くんとは別ベクトルでの癒され自由奔放キャラ…これはこれで良いじゃないのと。

 

事件の犯人はやはり、婚活アドバイザーの琴吹町子(中山美穂)で。

日頃の行いが結果に出てしまう…そんな殺害&誘導手段でしたね。

というか、ドラマ上において、結婚相談所とそれに携わる者がそのまま

良いイメージで終わった事がないような(笑)必ず裏事情が含まれている感じ。

演出はいつもより小刻みなカメラワークが多かった印象。

 

ところで…上司の押印の横に部下が押印する時は、

お辞儀するようにハンコの向きを変えるのがルールって本当なんですかね。初耳でした。

まぁ、十文字(豊原功補)の「緊張してますという意で掠れたように押す」は

嘘だろうけども…。

日本はマナーが多い分、他の国にはない慎ましい文化があるのは良いんですけど、

日本酒は注ぎ口じゃない方から注ぐのがマナーなのと言い、

所々面倒臭いものもありますよね〜。

 

 

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時効警察はじめました 1話 感想|やっぱり深夜枠の方が、面白さが活きるよね。

 

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冒頭から相変わらずカオス(笑)

ツッコミきれない程の小ネタの多さや時効課でのやり取りなどは

復活スペシャルでもそうでしたが、

やはり、このてんこ盛りの内容は、プライム帯の2時間よりも

深夜の通常放送の方が、笑いが凝縮されて話全体が引き締まると

改めて感じた初回でした。終始、楽しかったです。

 

しかしその反面、事件のトリックは結構捻られてるんですよね…

結局第1シーズンも完走出来ずじまいの状態で見始めたものの、

こんなに本格的だったっけ?以前のは犯行動機が少し読めて

全体的に良い意味でユルい仕上がりだったような?と思いましたが。

「嘘をついている人は秋に蚊に刺されやすい」とか「3D版誰にも言いませんよカード」とかは

変わらないなぁとも思い、

そんな訳で、懐かしさはありつつ新鮮味もある1時間だった気がします。

 

新鮮味と言えば、IT化が進んでいる今日に

あえて昔主流だったビデオテープのトリックを使うというのも面白かったですね。

深夜にユルく楽しむ作品は増え続けてますが、

本作の場合は今回のように時代性を取り入れていけば、

同じ系統の作品、今期のラインナップとは一線を画す

個性的なドラマになるんじゃないでしょうか。

 

あとは強いて言うなら、彩雲(吉岡里帆)をメインで据えるんじゃなく、

霧山(オダギリジョー)と三日月(麻生久美子)の二人体制で捜査している所に

時々介入させる形で登場させた方が良いと思いました。

吉岡さんはSPよりも馴染んでいたように映りましたが、

三日月の出番が少なくなっていて、ちょっと寂しかったです…

そこは、早い段階で原点回帰してくれる事を期待します。

 

 

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時効警察 復活スペシャル 感想|学生服が似合う武田真治さんこそ真の美魔王。

 

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事実上、初回2時間拡大スペシャルの形で始まった「時効警察」。

まだ前々作を見始めたばっかりではありますが…

ツッコミきれない程のシュールなネタの充実感、麻生久美子さんが相変わらず可愛らしい事、

そして中堅どころベテランどころがしっかり揃えられてて

しかも見た目から時の流れを感じさせない事などなど、

13年前と変わらない世界観で保ってくれて嬉しいなぁ…というのが第一の感想でした。

 

ただ、本来1時間で盛り込まれていたネタが2時間SPで2倍になるので、

SPとなるとお腹いっぱいにはなってしまうし

(「ユルさ」を通り越して「グダグダ感」も漂ってしまうし)、

やはり連ドラの形の方が物語全体が引き締まるのかな?という気もしました。

そんな訳で、金曜深夜での通常放送こそは…と期待してみたいです。

 

とはいえ、ユルい展開が続いた分、余貴美子さんの演技には

コメディとシリアスのギャップの大きさが感じられて、

息子と別れてしまう所は特に見入ったシーンでした。

何か底知れぬ闇を抱えているのが伝わるような佇まい…

「dele」の時も印象に残りましたが、

ああ、流石だなぁ…と再認識させられもしました。

 

余貴美子さんの熱演があったからこそ、

終盤のお馴染みの「誰にも言いませんよカード」にも、

長い時を経て再会出来た息子と母の幸せを願っているよ…という深みが増したと思います。

 

初登場の吉岡里帆さんに関しては、最初はちょっと力んじゃってるかな?と

気になりはしましたが、動きの1つ1つは時にチャーミングで、

愛らしいキャラクターにも映ります。

終盤の格好を見る限り、どうやらハッチャケそうなタイプではあるので、

回を重ねるごとにもっと弾けた演技を見せて、独特な世界観に馴染めたら良いなぁと。

今後の活躍を応援したいです。

でも…出番が多くなって、霧山(オダギリジョー)と三日月(麻生久美子)の

やり取りが減ってしまうのは止めて欲しいなぁ…とは思います(汗)

 

とりあえず、最近ドラマで多い「若返り設定」でも、

学生服を違和感なく着こなせちゃう武田真治さんは真の美魔王だという

役のハマり具合も含め、まずまず面白い初回でありました。

金曜深夜、仕事帰りに気軽に笑えるドラマに会えると思うと、楽しみです。

 

 

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