2020年冬ドラマ-シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。一覧

シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。 1話 感想|ただの客寄せパンダじゃん。

 

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※この作品を面白いと思われた方は、読まない事をお勧めします。辛口です。

 

脚本家と一部のプロデューサーは

「ブラックリベンジ」「ブラックスキャンダル」のスタッフでもあった事から

どんな内容になるかはおおよそ察しがついてましたが、

アバンを見た時点で「ああ、やっぱりね…」という感じ。木曜深夜っぽさが半端ない。

 

制作元が日本テレビから読売テレビに変わる事で、

最近の傾向から何か風向きが変わると良いなと僅かに期待していましたが、

厳しめに言えば、そう思っていたのがアホらしく思える初回でした。

 

アクションだの、ミスパンダだの、髪の毛にリボンを巻いた少女がやって来るだの、

如何にもな漫画原作らしい奇抜な設定を盛り込んでくるから、

絵面がガチャガチャして話に集中出来ないし。

事前に公式から「考察班」という言葉を出して視聴者を煽った割には、

思考力の浅い私でも分かるほどミステリーは単純。

そして、2人だからこそのアクションシーンが存分に見られると思っていたのに、

演出にキレもなければ映す時間も超短い。

 

「人気の役者を揃えたよ」「アクション取り入れてるよ」「考察も出来るよ」

この手法は去年の今頃からずっと同じ。

何匹めのドジョウ狙いですか?

山口紗弥加さんや田中圭さんの謎めいたキャスティングも含めて、

これではただの客寄せパンダじゃないですか。

 

主人公の縦軸でジメッとさせたり、

高◯クリニックなどの社会風刺を盛り込んだ話にしたりして

軽いのか暗いのか、何を一番に見せたいのか中途半端にするよりも、

お仕置きはアクションで痛快に!なんていう王道の勧善懲悪なドラマで

横浜流星さんと清野菜名さんのお2人を見てみたかったです。

 

という訳で、日曜日は来週から大河ドラマも始まりますし、

感想も「テセウスの船」だけに絞ろうと思います。すっぱりリタイアです。

 

あと、これは余計な御世話ですが、田中圭さんも仕事を選んで…。

(本人のせいじゃないのは分かってますが、某ミステリードラマから

徐々に苦手になり始めている私…。)