どうも、りんころです。
毎度おなじみ、今期見た秋ドラマ17作品のランキング付けです。
…って、もう今日で今年が終わりますね(笑)
年間ランキングもあるので、冬&夏クールと同様
「最終回の感想を引用、再編集(+その他書き残しておきたいコメント)」
という形式にはなってしまいますが…
超ざっくりと発表させていただきます!手抜きですみません^^;
ちなみに…まだ完成していなかった夏ドラマの総括は、
日付を変えてこっそり投稿いたしました。(今更過ぎるので…)
たとえ簡単な内容でも、自身の備忘録として
どうしても残しておきたい気持ちはあるのでね。
さて、話は本題に戻って…
ランキング対象作品は
「SUITS/スーツ2」「ハルとアオのお弁当箱 ※感想なし」
「DIVER」「姉ちゃんの恋人」「この恋あたためますか」
「#リモラブ」「東京デザインが生まれる日 ※感想なし」
「ルパンの娘」「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい ※感想なし」
「キワドい2人」「あのコの夢を見たんです。」「歴史迷宮からの脱出 ※感想なし」
「天使にリクエストを」「35歳の少女」「さくらの親子丼」
「危険なビーナス」「極主夫道」
の17作品。
視聴前に付けた期待度ランキングはこんな感じ↓
1位 ルパンの娘(フジ・木10)
2位 監察医 朝顔2(フジ・月9) →冬クールへ
3位 ハルとアオのお弁当箱(BSテレ東・月深夜)
4位 姉ちゃんの恋人(フジ・火9)
5位 危険なビーナス(TBS・日9)
この中から3作品がTOP5に入る結果となりました。
これはあくまでも個人的なランキングです!!
下に行くほど褒めるだけでないコメントも出てきます。
ではでは…
⚠︎「監察医 朝顔」「ざんねんないきもの事典」は
10月期・1月期の2クール編成のため、冬ドラマの対象作品になります。
2020年 秋ドラマ ランキング
視聴した17作品の順位を発表していきます。
※上から
順位 タイトル(放送局・曜日・時間)視聴前期待度(最大:★5つ)
という構成になっております。
感想記事のリンクも貼ってあるので、詳しい内容を見たい!という方は、よろしければ。
1位 最優秀作品賞
天使にリクエストを(NHK総合・土曜21時)(-)
本作はストーリー自体も完成度は高かったですが、
世代の離れた私でも様々な登場人物に食い入るように感情移入出来たのは、
役者一人一人の表情をじっくり見せるカメラワークの美しさもあったからだと思っています。
苦しみに耐えられない時の顔。何かに気づけた時の顔。救われた時の顔。
劇伴は基本的にギターかハーモニカで洒落た雰囲気を漂わせていて、
それを使って一切泣かせにかかろうとはしない。
よくある人情モノでも「死と向き合う事で救われる人々」を
真摯に描いている所に新鮮味を感じました。
ロードムービーっぽい作りもお気に入りになってしまうほど、
自分の中ではかなり好印象で終わった作品でした。
2位 優秀作品賞
姉ちゃんの恋人(フジテレビ・火曜21時)★★★★
みんなそれぞれに悩みや不安を抱えていて、大きな壁も立ちはだかって、
それでも前を向いて生きて行く…といった登場人物の描写は
日常生活や人生にもリンクする部分が多々あり。
リンクするだけでなく、1年後のクリスマスの世界、
赤裸々に想いを伝えて共有し合う関係性を通して
「こんな世界になれたら良いよね」という
"そう遠くはない未来"=プチファンタジーの要素も加わった事が、
今あるべくして生まれた作品だったと感じる最大の理由だと考えています。
「とある小さな惑星の物語」を覗いている感覚にさせるような
地球のモチーフがOP映像や劇中に使用されている所、
そして、"惑星"絡みで、毎回絶妙なタイミングで流れるMr.Childrenの主題歌も。
どこかキュートで、ロマンチックで、切なくて…
見ているだけでいろんな感情が込み上げてくる、大好きな作品でした。
3位 作品賞
30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(テレビ東京・木曜25時)(-)
優秀な相手と比べては「俺なんて」と自分を卑下する主人公が
周りの仲間や部下達に支えられながら強く逞しくなっていく物語。
ぱっと見は恋愛モノではあるものの、本作は基本的にこれがベースになっており、
黒沢に好意を向けられている事に対して動揺してしまうのも、
自分が黒沢と釣り合っているのか?付き合っても良いのか?と悩んでしまうのも
「自分が男だから」を原因とするのではなく、
あくまでも「一人の人間」として恋愛の壁にぶつかり、奮闘していく…という
純粋な心情変化・過程が描かれていく所にとても配慮が感じられ、好感の持てる作品でした。
また、そういった成長過程の描写で視聴者の共感を呼ぶだけでなく、
恋愛モノの醍醐味である「すれ違い」「ギャップ」「一歩前に踏み出す大胆さ」も
しっかり押さえた内容になっていたのもポイントが高いです。
魔法を手に入れる事で、安達や柘植が今までならあり得なかったであろう姿や
表情を見せる姿にときめいたり、切なくなったりと
登場人物の恋模様を応援したくなってしまう純愛ドラマとしても十分に見応えがありました。
4位
ルパンの娘(フジテレビ・木曜22時)★★★★
「全力バカ」を存分に楽しめた回もあれば、
小ネタの詰め込み過ぎが気になった回もあったりと、
前シーズンよりもクオリティに多少のバラツキがある印象でしたが、
全体的には再び役者の新たな発見を得られた点で、面白く見られました。
まだ終わりの見えないコロナ禍の状況の中、
続編になっても変わらない…いや、むしろパワーアップした本作の作りに救われたのは確かで、
現実を忘れて心から楽しめるような作品に出会えて良かったと思っています。
5位
極主夫道(日本テレビ・日曜22時30分)★★★
カオスな展開で進んで行く裏には、"愛"もあって。
ただのコメディではなく「人間愛」「家族愛」にも踏み込んでいく。そこはブレない。
コメディだからと、奇抜なSEや顔芸を使って露骨に笑わせるのでもなく、じんわり来るシーンでお涙頂戴路線に走るのでもなく。
登場人物が何やらシュールな言動をしているのを
ただ淡々と映し出す所から笑いが生まれる…という作りに落とし込んだ
脚本と演出のセンスが光った作品でした。
6位
#リモラブ〜普通の恋は邪道〜(日本テレビ・水曜22時)★★
最初の頃はぶっちゃけ、「リモートドラマはもう良いかなぁ」と思っていました。
しかし、結果的には、生きづらさを抱えながら過ごしている
人々の心に今響くのは"言葉"である事。
言葉の持つ力は偉大で、些細な事でも何でも良いから
大切な人と気持ちを共有していく所から始めようよ…といった
メッセージ性を残した作りになっていたのが素敵。
今まで"負"のイメージが強かったコロナ禍の特徴を逆手にとって、「近づきたくても近づけない葛藤」「それを乗り越えようとする変化」という
恋愛ドラマならではの醍醐味として昇華してみせたのを見て、
まだまだこの手のジャンルは無限の可能性を秘めているのかもしれない…と。
コロナ禍を迎えて、今後どんな新しいドラマが生まれてくるかと
期待してみたくなってしまう作品でした。
7位
ハルとアオのお弁当箱(BSテレ東・月曜24時)★★★★
最終回でハルが言っていた「いろんな色があって良いんだ」という台詞が
本作を物語っている気がしますね。
あえてアオの格好に触れないようにしたのも、個々で習得したレシピも、盛り付け方も、
そのお弁当を渡されたり見たりした時の受け取り方も…
どれも否定する事なく、お弁当に何のおかずを詰めるのか…と一緒で
「こんな人がいるのだ」と多様性を純粋に受け入れてくれているような内容に
終始ほっこりさせられてしまう作品でした。
料理や弁当を作ると、その人の性格や気持ちが滲み出てくる訳で。
相手を想って作れば作るほど"愛情"が形になり、それが相手にも伝わって、
さらには感謝の言葉なんかもらったりしたらなお嬉しい。
食の力はやっぱり偉大なのだ…とも改めて気づかされました。
8位
さくらの親子丼(フジテレビ・土曜23時40分)★★★
本作…というか、オトナの土ドラ枠は
終盤になると駆け足展開になってしまうのは恒例行事みたいなものなので、
そこはある程度大目に見てるんですけどね(笑)
でも、これまでと違って全10話だったので、
描くべき登場人物が多かったのか、真由子のエピソードに話数を割き過ぎていたのか、
それともバーで駄弁るくだりが長かったのか…
いずれにしても、いろいろ欲張り過ぎちゃったのが原因だったかと思います。
しかし、第3シーズンになって、シェルターに初めて新人ポジションを置いたのか、
さくらさんの大人な対応や包容力の高さ、お節介っぷりが活きた気がします。
子供たちの"過去"を毎回小出しに見せていく事で視聴者の興味を惹かせる手法が"新"ならば、
親子丼を食べさせる事で徐々に心を開いていく変化の見せ方は"昔ならでは"といった感じで、
新しさと懐かしさが共存した、今までとはまた違った形の「さくらの親子丼」を楽しみました。
※感想は3話で止まってますm(_ _)m
9位
DIVER-特殊潜入班-(フジテレビ・火曜21時)(-)
ラストに「?」を覚えただけで、
基本的には面白く見られた作品ではありました。
主人公のモットーでもある「悪者にはどんな手段を使ってでも成敗する」しかし、それは全ての人に通用するとは限らず、
社会の巨悪の前ではどうしようも出来ない事だってある…という"不条理さ”も描く。
本作が何をテーマにしているのかは全話通して伝わりましたし、
阿久津を"謎めいた人物"に仕立て上げるのも、この話数なら無理ない
ちょうど良い塩梅だったと思います。
変に引っ張り過ぎても「また進んでない」「後は最終回を見れば良いや」と
なる可能性だってありますしね。
「妙に次が気になってしまう」という見所をミルフィーユのように何層にも重ねて、
物語が徐々に深みを増して行く作りが魅力的でした。
10位
35歳の少女(日本テレビ・土曜22時)★★★
役者の演技の巧みさがなかったら、
本作の所々のシーンの"深み”は変わっていったでしょう。
惜しい所はあると感じつつも
主人公の成長を見守る意味合いで好意的には見ていましたし、
特に後半戦に突入してからはみるみる変化する展開の早さに
引き込まれる魅力はあったのに…
結果的に、なんでこうなっちゃったんだろう感が否めない
締め方になってしまった事が残念でなりませんでした。
以下は、もっと簡単に。
10位まで見られれば良い!ノミネート賞の方を見たい!という方は、
こちらを押すと「超個人的なノミネート賞」のページに飛びます。
11位
東京デザインが生まれる日(テレビ東京・水曜25時28分)(-)
年末に一気見。デザインに携わっている身としては、どうしても見てみたい内容だったのでね。
初回の頃はドラマというよりも、社内PRだったり、
「デザイナーあるある」の印象が強かったですが、
回を重ねるごとに 一人の駆け出しデザイナーが成長していく
"連続ドラマ"ならではの面白味や、
一度挫折しつつも、それでも立ち上がらなきゃ…という人間臭さが感じられた作品でした。
特に響いたのは、企画のために街に置かれた物を物色したり、頑張っていたにもかかわらず
「やる気ないなら…」と言われて悔しい気持ちを見せたりしたシーンでしたが、
私の働いている会社はあそこまで特化した仕事はしていないので、
どちらかというと学生の頃を思い出してしまった…という感じかなぁ。
余談ですが、劇中の制作会社のモデルとなっている「れもんらいふ」 は
「恋あた」のポスタービジュアルを担当していたそうですよ。
12位
あのコの夢を見たんです。(テレビ東京・金曜24時12分)★★★
まぁ、自分の心を満たすための"妄想"ですからね。
つまらなくはないけど、面白い!とはっきり言える訳でもなく…
全体的にユルかったですな(笑)
強いて言うなら、3話の森七菜さん回が一番良かったですが。
青春時代ならではのドキドキ感や儚さがあって。
※感想は1話のみです。
13位
この恋あたためますか(TBS・火曜22時)★★
結果的に、いろんな要素がとっ散らかった作品になっちゃいましたね。
元々設定や背景が用意されている漫画原作の映像化だったら、こんな事は起きなかったのかと。
スイーツ開発秘話に恋愛に、「キキかじり」に、元アイドル設定に…
力のある脚本家さんだったらバランスをとれていたと思うんですが、
これを重点的に描いたらこれを描くのを忘れていて、
「そういえばこんな設定あったわ!」と思い出したように久しぶりに登場させて…
というのがまぁ多かった。
"見捨てられたアイドル時代""透明人間"というレッテルを貼られて過ごしてきた主人公が、浅羽&コンビニスイーツとの出会いを通してどんな成長を見せるのか…
そこを会社での仕事を通して、もっとはっきりと描いて欲しかったです。
14位
キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木(TBS・金曜22時)(-)
真相をあっさり済ませたのもありますが、
涙を誘うような説教シーンが全体的に多かったのも
あまり引き込まれる事なく見終えてしまった原因でしょうか。
チーム一丸となって捜査するくだりも鉄板なはずが、メンバー1人1人に愛着がある訳じゃなかったので、最終回の展開にもノれず…。
もっと脇役の活躍も見たかったです。
コロナがなければ、もう少し構成も上手くまとめられたのかもしれないと思える
何とも惜しい作品でした。
15位
歴史迷宮からの脱出(テレビ東京・金曜24時52分)(-)
これは"ドラマ"としてではなく、
クイズ番組内で流れるミニドラマ(1つのコーナー)として見ておりました(笑)
最後…あれ?恋愛要素も絡んでたの?とは思いましたけど。
16位
危険なビーナス(TBS・日曜21時)★★★★
"紆余曲折"の部分が面白ければ良いんですけどねぇ…
女性同士の修羅場や色恋で肉付けして、どうでも良い内容でだらだら引き延ばしていった結果、
東野圭吾ならではの独特の世界観を薄めた作品になってしまったのが残念でなりません。
まぁ、連ドラ向きではなかったって事でしょう。
お正月の2時間半スペシャルにした方が、
原作の持つスピード感が活きた内容になったのではないでしょうかね。
17位
SUITS/スーツ2(フジテレビ・月曜21時)★★
コロナ禍で一番被害を受けたのは本作である事は確かですね。
放送再開してからはいろんなキャラクターにブレがあったし、
マカオに行くと言っておきながらすぐに帰ってきたし←
内輪揉めの話もダラダラやっているような印象しかなく…
引き込まれずに終わってしまった感じです。
リタイアしたドラマ…
七人の秘書(テレビ朝日・木曜21時)★
1話のみ視聴。リタイアして後悔なし!
タリオ 復讐代行の2人(NHK総合・金曜22時)★★★
4話まで視聴。「TRICK」好きには楽しめたのかもしれませんが、
個人的には本作のうたう「痛快でポップな新感覚"復讐劇"エンターテインメント」と
内容が噛み合っていない所に違和感を感じられずにはいられませんでした。
笑えなくはないんですが、絵面や盛り上げ方が地味で淡々としていて…。
恋する母たち(TBS・金曜22時)★
1話のみ視聴。元から期待はしていませんでしたけどもね。
「確かに僕らイケてますよね」という台詞が出てきた時点で
多分これはついていけないな…と思ってしまいましたとさ(笑)
24 JAPAN(テレビ朝日・金曜23時15分)★★★
3話まで視聴。本作の何が一番勿体ないって、
劇中に度々出てくる時間とリアルタイムで流れている時間をリンクさせなかった所ですよね。
なぜ15分ずれた金曜ドラマナイト枠で放送したのか。
そこが合っていれば、もう少し臨場感が生まれたかもしれませんが…
どちらにせよ話に抑揚がなさ過ぎるので退屈で…(汗)
先生を消す方程式。(テレビ朝日・土曜23時)★★
2話まで視聴。個人的な事情&ただ暑苦しい教師のドラマという印象は
今後見ても変わらなそうな気がしたのでリタイアしたんですが…
何やらゾンビになったり、雷に打たれたりと凄い事になっていたらしいですね(笑)
まぁ、最後まで見ていた視聴者のほとんどは「なんだこれ」という感想だったので、
これも切って正解ではありましたけどもね。
ちなみに、「共演NG」はですね〜…2話までは見ていて、
初回よりも露骨な煽りが減って見やすいと思ったんですが、
録画が溜まるわ、年内に完走出来そうにないわで、視聴を断念いたしました(汗)
超個人的なノミネート賞
→候補:玉木宏(極主夫道)
主演女優賞 柴咲コウ(35歳の少女)
→候補:波瑠(#リモラブ)
→候補:松下洸平(#リモラブ)
→候補:稲森いずみ(極主夫道)
新人賞 なし
主題歌賞 Mr.Children「brand new planet」(姉ちゃんの恋人)
→候補:福山雅治「心音」(#リモラブ)
King Gnu「三文小説」(35歳の少女)
OP/ED映像賞 姉ちゃんの恋人 OP
→候補:岡田惠和「姉ちゃんの恋人」
演出賞 武内英樹、洞功二「ルパンの娘」
劇伴賞 得田真裕「#リモラブ」
特別賞 まこっちゃん(この恋あたためますか)
***
以上、秋ドラマの総括でした。
今期もざっくりまとめになってしまったので、
振り返りもこっちで軽くコメントを残す形で終わらせてしまいますが…
まぁ、そうですね〜…今期は突出した作品、
「これを強く推したい!」と思わせる作品はなかったですかね。
どれも良い部分もあり、惜しい部分もあり…という感じのクールでした。
言い換えれば、小粒ではあるものの、
クオリティのピンキリが激しくなかった点を考えれば
それなりに楽しめたのかな?という気はしています。
来期も素敵な作品との出会いがあればな〜と思います。
あとは年間ランキングの方を完成させなくては。
閲覧ありがとうございました!