最終回になっても、私の心は盛り上がる事なく、通り過ぎるかのように終わってしまった…(遠い目)
つい最近まで、今出川(三浦友和)が手術チームに向けてのリストラ候補を見極めるほど
愛する奥さんを救う事に力を入れていた描写があったから、
てっきりそれが山場となるのかと思いきや、冒頭10分間くらいですぐ成功。
で、あまりにも早いから、途中で病状が悪化する展開が来るのだろう…とも思っていたけれど、
特にそれもなく終了。
なんか肩透かしだったなぁ。
深山(天海祐希)と娘(桜田ひより)のパートで一応"最終回っぽさ"を出したんでしょうけど、
何か急にガッツリ描いてきて、何か知らないけど急に娘が成長を見せて旅立っていった…
そんな印象しか残らないので、やはり家族関係の話は黒岩(椎名桔平)とのどちらかで
良かったんじゃない?という思いは変わらず。
もう1つの患者エピソードの方も、いつから症状にかかっていたのか定かではないですが、
そんな短期間で「エイリアンには見えなくなったかも…」って変化が出てくるかな?と
気になって仕方なかったです。
最終回で唯一の収穫は、短いエンディング映像のメイキングが見られた所だけでした。
多くのヒット作を手がけてきた脚本家・林宏司さん。
スターの天海祐希さん、どんな役でもそつなくこなせる広瀬アリスさん、
そして場を引き締める役には持ってこいの椎名桔平さんらを起用する点では、
今期の乱立する医療ドラマの中でもかなり存在感を放つものになるのだろうと
期待する部分もありましたが。
いざ蓋を開けてみたら、まさか本作だけが独自性の薄い平凡な作品になるとは
思いもしませんでした…。
初回は微妙でも、回を重ねるごとにそれぞれの"色"が見えてきて
応援したくなった作品があっただけに、
本作はバリバリ活躍する主人公を描きたいのか、チームの絆を描きたいのか、
それとも「医者だって一人の人間」という視聴者に共感させる話にしたいのか、
どこに向かおうとしているのかが曖昧なのが際立ちました。
あらゆる要素が「無駄」だった点、勿体なかった点は前回や今までの感想で触れているので、
ここでは省略させていただきます。
続編はもうなくて良いですし、最後のhulu誘導も相変わらずなものですね。
しつこく誘導されても、意地でも「No!」と答えますが(苦笑)
何年か経ったら、本作の存在を忘れちゃいそう…
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