2021年春ドラマ-大豆田とわ子と三人の元夫一覧

大豆田とわ子と三人の元夫 5話 感想|知りたくなかったサプライズ

 

f:id:rincoro_ht:20210413222439p:plain

 

前回同様、途中で三人の元夫の動向が挟み込まれた構成でしたが、

今回は特にごちゃごちゃしているとは思わなかったですね。

多分…それぞれのエピソードが「サプライズ」に因んだテーマである事が

掴みやすかったからかな?という気がしています。

そう感じたきっかけは、CMが入るまでの約20分間の流れ。

序盤の段階でとわ子(松たか子)が自分のサプライズパーティの準備を

しているのを知ってしまったシーンに畳み掛けるように、

かごめ(市川実日子)に靴下をプレゼントして喜ばせられなかった切なさを味わう

八作(松田龍平)のシーンが早々に描かれたのが、

今回はいろんな形で「サプライズ」が伏線回収されていくのだと、

今後の展開を想像させられるワクワク感がありました。

 

しかし、とわ子の方は悪いサプライズばっかりでしたねぇ…。

Season1の好きだった相手に気づいてしまった直後に、

今やって欲しくなかったと願わずにはいられないバースデーケーキでのお祝い。

かと思いきや、仕事が白紙になりそうで、

おまけに門谷(谷中敦)に拉致(?)される始末。

まさか「消えた大豆田とわ子」のナレーションで締めるとは…。

 

今まではストーリーがあるようでないような作りで、

劇中で繰り広げられる元夫同士のやり取りや小洒落た会話を

ニヤニヤしながら楽しむスタンスで本作を見てきただけに、

今回の「そろそろ緩急をつけないと"ドラマ"らしくないでしょ?」と言わんばかりのオチには、

本作の世界観に既に慣れていた自分がハッと目を覚ます感覚を覚えました。

 

自宅感覚でとわ子の家にフラっと遊びに来る三人の元夫は、

劇中で言及されていた信号機というよりかは、

何だか白雪姫の小人っぽく見えて可愛らしくて。

八作は(かごめにあげるつもりの靴下も入っていたけど)とわ子にプレゼントを渡し、

ゲスな仕事相手の話も彼女を心配する形でしっかり聞いてくれた。

鹿太郎(角田晃広)と慎森(岡田将生)は誕生日当日にメッセージ動画を残してくれた。

離婚した今もとわ子を人生のパートナーとして愛しているのが伝わるエピソードでしたし、

離婚した回数を自慢としか捉えていない上に、自分の考えを聞き入れない門谷に対して

「ホラーだ。これはホラーだ。」とバッサリ言えるほど今を前向きに生きている様が

とわ子から感じ取れただけに、

今回の事で心が折れて欲しくない…どうか無事に戻ってきて…と思えてしまいます。

そして、2人の残した動画もどこかで見てくれたら嬉しいなぁ…。

 

1話の斎藤工さんと同じくちょい役だと思っていたスカパラ谷中敦さん、

ファンから嫌がられるんじゃないかってくらいの爪痕を残されていましたね。

頷くだけで絵になる容姿とは裏腹に、言葉から醸し出される胡散臭さ…

印象に残るキャラクターでした。

正直、ちょっと棒っぽい所も…逆に胡散臭さが増して良かったのかも←こらw

 

次回は三人の元夫と三人の女性による餃子パーティ。

この枠×食べ物で思い出されるのは、某ドラマのカルパッチョなので…

どうしても期待が高まってしまいまして(笑)

来週も楽しみです。

 

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


大豆田とわ子と三人の元夫 4話 感想|八作回パート1…って事で良い?

 

f:id:rincoro_ht:20210413222439p:plain

 

台詞の1つ1つややり取りは相変わらず面白いんですけど… 

今回に関しては正直、30分過ぎまで「で、結局何が描きたいんだろう?」なんて

困惑した気持ちで見てました(汗)

 

八作(松田龍平)のかごめ(市川実日子)に対する

「かごめちゃんに彼女を紹介してもらった」発言でようやく内容が掴めたので安心しましたが、

それまでが、かごめの紹介ととわ子(松たか子)との関係性の他に、

八作と早良(石橋静河)+俊朗(岡田義徳)、鹿太郎(角田晃広)と美怜(瀧内公美)、

慎森(岡田将生)と翼(石橋菜津美)といった元夫三人の進展など、

個々のエピソードが 場面が切り替わる形で入り組んでいた構成になっていたために、

心に刺さるよりかは複雑で見づらかったという印象の方が勝ってしまった感じです。

かごめの人生観、恋愛観に多くの女性視聴者が頷ける"深い"話に見えて、

実はそんな彼女に片思いし続けている八作回だった…の種明かし的オチには意表を突かれただけに、

もうちょっと整理整頓してみても良かったのでは?と思ってしまいました。

 

しかし、八作回とは言えども、

三人の元夫の中で唯一、とわ子に未練がなさそうな態度だった理由が判明しただけで、

好きではないと分かっていながらなぜ唄(豊嶋花)という子供を儲けたのか?

そもそもなぜ結婚したのか?はまだ分かっていません。

鹿太郎や慎森のような馴れ初めも描かれないので、謎は深まるばかり…。

次回は「離婚した理由」に触れるとの事で、

幾重にも重なっている彼のベールを少しずつ剥がしていく展開になって行くのかもしれません。

 

そこに鹿太郎、慎森と"厄介そうな女性"の行方と、四人目の夫のくだりも盛り込んできて

また今回のようにごちゃごちゃした構成になりそうな気がしないでもないですが、

折り返し地点だけに大きな爆弾を投下してくるだろうと踏んで、来週に期待してみます。

 

 

↓次回の感想はこちら↓ 

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


大豆田とわ子と三人の元夫 3話 感想|全視聴者が角田さんにキュン!…した魔法の時間

 

f:id:rincoro_ht:20210413222439p:plain

 

今回はシーズン2・鹿太郎(角田晃広)のとの馴れ初めと現在の話。

元夫達にガシガシツッコんでいる時の鹿太郎はもろ角田さんで、

良い意味で東京03のコントを見ているような感覚に陥るんですが、

そんな彼でもかっこいい…と思える構成の妙。

 

最初は「この器の小ささなら離婚するだろうな」って納得していたのに、

過去を知れば知るほどどこに惚れたかが分かってきて、

でもそれは、たまに受ける"愛情"がとわ子(松たか子)にとっては"ご褒美"みたいなもので。

やっぱり誰かと寄りを戻すよりも、元夫達3人といた方が

彼女には丁度良いんだろうなぁ…と、前回に引き続き、今回もそう思わせてくれる内容でした。

 

これからの長い人生を共にする選択をとると、互いの嫌な部分も、見たくなかった部分も

見えてきちゃって、せっかくの素敵な思い出が霞んでしまう恐れもありますからね。

(まぁ、霞んでしまったから離婚の道を選んだんでしょうけどね。)

前回の慎森(岡田将生)には「一緒に生きている仲間」と例えたけれども、

鹿太郎とは、2人にしか分からない苦い過去があるからこそ腹割って話せて、

相談相手にもなって…言うならば「腐れ縁」のような関係が合っているのかもしれません。

 

しかし、とわ子がいてくれたお陰でファッションカメラマンへの道を歩めた鹿太郎が、

今度はそのご恩にと、社長業が向いていない事に悩むとわ子の気持ちを

軽くさせる一連の行動には胸がときめきましたねぇ…。

器は小さいとは言うけれど、それは逆に、

自分らしさを常に忘れないという意味でもあるんですね。

普通だったら、大人だから場をわきまえなくちゃと遠慮するであろう社交ダンスinオフィス。

ストレートに喜ばせる豪勢な花束。

「花束を抱えてるようです」「この花もきっと君の事好きだと思ったから」

当時から変わらない、浴びてみたい言葉をきちっと浴びせてくれる安心感。

洒落たEDも含めて、

これぞ大人のロマンティック・コメディ!

らしい雰囲気を堪能しました。

ていうか…ラップ、しっくり来過ぎじゃない!?

 

こんなに面白いのに視聴率が低い!と噂になっている本作ですが、

元々脚本家の作風の癖が強いので、大衆受けしないのは無理ないのかなと。

時間帯も21時よりも22時か、もっと遅い時間っぽいですし…

家族よりかは、録画で1人でじっくり見る方が多そう。

でも、別に良いのです。

本作以外では"いつもの"芸人の角田さんでも、

私達はイケメンな角田さんを知っている!!という優越感に浸れるから(笑)

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


大豆田とわ子と三人の元夫 2話 感想|面倒臭いけど憎めない人の為の処方箋

 

f:id:rincoro_ht:20210413222439p:plain

 

もうこれはまんまと術中にハマっているのだろうか(笑)

途中までは、1聞いたら10の屁理屈を返す慎森(岡田将生)…

いくらイケメンでも超めんどくせー!って思っていたのに、

公園で愚痴るシーン辺りからあまりにも憎めなくて、頭を撫でたい衝動に駆られましたよ。

変な走り方で警察署まで行くのも、

「友人です」じゃなく意地はって「離婚した元夫です」であくまでも"夫"を強調して

まだ未練がある感じを仄めかすのもまるっと含めて可愛い。

で、本作は新しい形の"胸キュン"だなぁ…とも感じられます。

 

ここ最近の作品は良くも悪くも「〇〇キュン」を文字ってそれを公式が推して、

2人の距離が徐々に近くなっていく過程を描いたり、はたまたあざとい演出で

視聴者をメロメロにさせるのを狙ったりして作るタイプの作品が多いけれども、

本作が描いているのは"終わった恋"。そこから何も発展はしない。

でもまだ好きで、まだとわ子(松たか子)の愛に触れたくて、

もう別れたはずなのについおでこを合わせて充電してしまう姿は、

側から見たら彼の想いがストレートに伝わってドキドキして、なんか可笑しくて、

こんな事しても元の関係には戻れない切なさもあって…。

離婚した人々の話なのに

1つのシーンだけでいろんな感情がうごめいてしまうの、今までになかったかもしれません。

 

「別れたけどさ、今でも一緒に生きてると思ってるよ」

とわ子が慎森に言ったこの台詞も、潔さがあって好きです。

本作がどんな内容なのかを物語っている台詞だとも思います。

別れた夫でも、友人に戻るでもない、いろんな形を集約した"パートナー"…

最後に彼がちょっとだけ変われたのも分かる気がしたなぁ…

いちごのタルトのくだりも、伝わらないようで何となく伝わる。

とわ子を「女は強い」の象徴として描くのではなく、

ドジっぽい部分もあって、時に弱くて、でも基本的には自分らしく生きようとする

正直な性格の女性として描く所も心地良い。

 

小洒落た台詞のオンパレードでも酔っている感じがしないのは、

言葉に翻弄されて、人と付き合う事が何かが分からなくなって…という

人間関係の難しさが潜在的に表現されているから。

かと言って湿っぽくならず、「みんな、こんな人生を笑ってくれ!」なんて軽さがあります。

可笑しさの中に応援したくなる魅力がある…

ED映像の世界観にうっとりし、登場人物まとめて愛おしく思える作品です。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 


大豆田とわ子と三人の元夫 1話 感想|坂元裕二節爆発!やっぱり期待を裏切らない。

 

f:id:rincoro_ht:20210413222439p:plain

 

坂元裕二脚本の連ドラは「anone」以来、3年3ヶ月ぶり。

本作の前にもSPドラマや映画の脚本は描かれていましたが…

久々の連ドラで張り切ったのか、もう初っ端から"坂元節"が爆発してましたね。

面白いと感じる人だけが見続ければ良い!というスタンス。

TBSの金10っぽくも思えたけれども、挑戦的な作品の多い火9枠にはぴったり。

特に、何でもかんでも語尾に「〜する大豆田とわ子」をつけるくだりには死ぬほど笑いましたw

伊藤沙莉さんのアニメ口調(?)っぽい特徴的なナレーションも癖が強かったけれど、

多分、仲良さそうに見えて微妙に拗れている"人間関係のギクシャク"を

表現しているという解釈も出来るのかも。

ああ、まだ週末まで遠くて憂鬱気味な火曜日に、

これだけエネルギーと人間臭さを吸収出来る作品を毎週味わえるんだな…なんて幸せか。

 

 

物語自体は、初期設定らしくとわ子(松たか子)と三人の元夫が久々に再会して、

三人の元夫の方にも何やら新しい出会いがあって…といった内容で、

よくよく考えてみたら、進んでいるようでジリッとしか進んでいません。

しかし、坂元先生の場合は、会話劇だけで"物語"を展開させる魔力があるので、

それが面白ければオールオッケー。

少し詩的でさりげない台詞からあぶり出される、

何となく気づいているけど上手く表現出来ない"潜在的なあるある"に、

日常生活のあるあるに、「シーズン2」といった言葉遊びに…

何から何まで見応え&聞き応えあって。延長したのを全然感じさせません。

 

とわ子が三人と別れた理由は、やり取りで何となく分かる気がしたし、

多分田中(松田龍平)との付き合いが一番長くて自然体でいられて、

でも彼は誰にでも優しく接しそうな性格だから

「一人でも大丈夫だけど大事にもされたい」という望みには合わなくて、

今度は違ったタイプと、また違ったタイプと付き合ってみたら

やっぱりシーズン1が一番良くて…という所なのかもしれないけれど。

一方で、彼女の元にある日突然王子様が現れるように、

人生には予測不可能な様々な出会いや出来事があるから、

分かっているようでまだいろんな原因が隠されているんじゃないかな〜と思えたりもします。

 

でも、少なからず、誰か一人といるよりも三人といた方がとわ子には合っているのかも。

そして、公式HPのイントロに「四人はそれぞれの幸せを見つけることができるのか?」と

書かれている通り、誰とヨリを戻すとかくっつくとかそういう話じゃなくて、

四人で長所も短所も洗いざらい共有する事で、最終的には自分らしい生き方を選択していく

前向きな話になるのかもしれません。

 

さっき「進んでいるようで…」とは書いたけれど、

裏を返せば、どんな展開になるのかが読めない可能性を秘めているともとれます。

四人による"模索"の人生…見守っていきたいです。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net