うーん…このドラマは何を目指したいんだろう?感満載でしたね。
世間的に見た役者のイメージをそのまま持ってきたようなキャラ設定をした時点で
何となく察しはついていましたが、
ガチのモデル>冨永愛さんをお呼びしたのは…
もう"キャストありき"で本作が作られたのが目に見えてしまって仕方ないですね。
だって、お仕事パートも恋愛パートもどっちつかずですもん。
宝来(菜々緒)が「出来る編集長」扱いされているけど、
バラの調達やそれをどう使うかの報告もなっていなければ、
新人に対して仕事のいろはも教えないままこき使って脅迫して…
どこが?って思いますし。
それに、外国人との付き合いがあるくらいだから出版社は大企業なのだと想定して、
創刊号なのに事前の打ち合わせもロケハンもなく、当日にバラ園に行ってアポなしで撮影依頼…
で、土下座をして快諾してもらうという適当具合で仕事が進んでいくのも変な話。
社運をかけた表紙なのに、そんな行き当たりばったりで良いのかと(笑)
主人公も本屋の娘の設定にしては、人から借りた本の扱いが雑過ぎるのも気になるし。
まぁ、あくまでも"人並みの暮らし"を目指して生きてきた人なので、
仕事を通じて「雑誌を読んでもらうのって嬉しい!」
「本にはこんなにもたくさんの想いが詰まっているんだ!」というやり甲斐を感じて
成長していくのかもしれませんけど。
お仕事パートの代わりに、胸キュンさせる事に力を入れているのかと思ったら
そうでもないんですよねぇ。
確かに、「ある日突然出会った!」「あの人とあの人が血縁関係だった!」
「いきなり告白された!」みたいな、
現実ではあり得ない王道展開を盛り込んではいるものの…とにかく演出が地味。
火10は以前だったら、ラブコメはラブコメでも、社会派やヒューマンドラマ要素を
取り入れている作品があったイメージだったんですけど、
いつからか少女漫画的な作風ばかりになりましたよねぇ。
だから…もう飽きちゃったって感じもします(笑)
作品名を無理やり4文字で略そうとするのも、流行らせよう…
SNSでの人気を重視させようとしている意図が見えてしまってあまり好きではないですし。
っていうか…「ボス恋」って、最初聞いた時「どすこい?」と思ってしまったのは
ここだけの話で(爆)
「恋つづ」の主演とスタッフが再び!との事で、
あの作品も合わなくてリタイアした私にとっては本作には全然期待していませんでしたが。
主人公をわざと芋くさく見せる点、お仕事パートが雑な点は共通していて、
やっぱり好みではないんだろうな…と確信した初回ではありました。
「恋つづ」は患者を無理やり退場させてまで恋愛を優先させる部分が
決め手となったので、それに比べればマシとは言えるんでしょうけど…
こっちは真新しさがないので、特に次回も見る気は起きないという感じ。
よって、感想はもちろん、視聴も恐らくリタイアすると思います…。
一部の出演者のファンには、満足出来る内容なのかもしれません。