土10のサスペンスなのに、単独行動はしていないし。
チーム内に足を引っ張る人もいなそうだし。
松下奈緒さんの声は聞き取りやすいし、
シシド・カフカさんの佇まいとアクションには純粋に惚れるし。
赤い光だけが暗闇の中で光っているタイトルバックの演出も洒落ている感じ。
水10と日10に個人的には魅力を感じなかったのもありますが、
思っていたよりもずっと見やすかったな…という印象で見終えた初回でした。
ただ、設定や舞台から、事前にこうなるだろうと予想していた「FINAL CUT」だけでなく、
「ボイス」や「絶対零度」「DIVER」といろんな作品の既視感が強く出てしまっている以上、
想像を超える展開が来る可能性は低そうだとも思えてしまいました。
(だから、「面白かった」ではなく「見やすかった」という表現。)
最後に「怪物と戦うには、自らが怪物と化さぬよう心せよ」というニーチェの言葉を
入れ込んできたあたり、伏見(亀梨和也)が後々「絶対零度」の主人公みたいに
一線を超えてしまう展開になるのが容易に考えられますし。
伏見の大切な人を殺した、青いコートを着た謎の男…
恐らく最後まで犯人の顔は明かさない事で視聴者に興味を湧かせる作りも
「ボイス」のカチカチ野郎の二番煎じみたい。
唯一違うのは、犯人を演じるのは伊勢谷さんじゃないって所でしょうか。
もしあんな事がなかったら…またオファーしてたのかなぁ。
「未満警察」でも似たような役を演じられていましたし、
小○慢太郎さんがこの枠に出ずっぱりだった時期もありましたから、
オファーが来てもおかしくないと思ってしまうんですよ(笑)
倉庫まで行ったのなら辺りを調べれば良いだけなのに、
スマホで会話していたら普通に気づかれるよね?と
冒頭の伏見の動きにはちょっと気になりましたが、
それ以外は"観察眼の優れた主人公"として描かれている様子。
主人公の背景とKSBCの紹介に時間を割いていたので事件自体はサクサクと解決しましたが、
次回から「伏見率いるKSBC VS アオアオ野郎(…と勝手に命名w)」という構図で、
関わる全ての事件は犯人に繋がっていく流れになるのかもしれませんね。
KSBCのみんなは元犯罪者という設定である事から、
一人ずつ過去を掘り下げては今の事件と絡めて、特定の人のメイン回を作る展開にも出来そう。
既視感はもう多分拭えないと思うので、"事件内容"が面白いと良いなぁ…という所に
僅かな望みをかけたいです。
土曜のドラマは見たいものがあり過ぎて、渋滞してしまっているのが
ドラマ好きとしては辛くてねぇ…
全部の感想を書ける気がしない(泣)
どの作品も3話くらいまで様子見して、感想を2〜3本に絞る予定でいます。
1/31追記:
うーん、色んな作品の既視感は少し弱まった(逆に絶対零度感は強まったが)し、見やすいのは変わらないんだけど、イマイチハマれないのは名言や予告、テロップで一丁前にカッコよく見せている割に大した活躍をしていない"ズレ"を感じるからなんだろか。
— りんころ (@tdno_dramagoto) 2021年1月30日
結末にも痛快感も悲壮感がなくてあっさり終わるから、特に何も余韻が残らないのがなぁ...
— りんころ (@tdno_dramagoto) 2021年1月30日
(まぁ、今回は犯人が最初から分かりやすかったという事もあるんだけど)
って事で、やはりこちらの感想は初回のみにして、今後は視聴だけを続ける形にします。