予告を見る限り、もう少しホラーテイストなのかと思ったけれども…
案外そうでもなかったですね。
端的に言うなら「あなたの番です」をかなり淡白にしたような作り。
まぁ、秋元康さん監修作品だから、考察したくなるような謎をいくつか散りばめておいて、
毎回ラストには衝撃的なシーンを用意して…っていう"お馴染みのパターン"で
最終回まで視聴者を惹きつける作品にはなるんでしょう。
それに、オカルト演出で自由が利きそうな深夜帯ですし、時期も夏なので、
本作もある程度ヒットはするのかもしれません。
ただ、個人的には、その「次週も見たい気持ちにさせる」を意識し過ぎたのか、
初回の内容は放送開始40分くらいまで大きな動きがなく、
まったりしている感が否めませんでした…。
ヘミングウェイ(斎藤工)が実は予言者であるという所が本作の肝なのに、
それを明かすまでが遅過ぎたんですよね。
間に詠美(白石麻衣)の仕事の様子や家庭事情、
(後でどうせヘミングウェイと繋がると分かりきっている)少女誘拐事件を
あたかも"繋がり"がないように捜査するくだりを挟むくらいだったら。
例えば、アバンまでに院長・国原(船越英一郎)か近くの患者に関する
直近の未来を示す絵を描いて、彼が予言者であると分からせるとか、
予言通りに患者が次々と亡くなっていくとかして、
序盤の段階で 彼がいかに近づきがたいミステリアスな人物かを提示してみせた方が、
後に展開される事件にも「彼は犯罪者なのか?女の子とどう関わっているのか?」
という恐怖が増して、インパクトが強くなったんじゃないかという気がしました。
まだ何とも言えない初回でも、回を重ねるごとに面白くなる事もありますが、
あの方の作品は最終回付近になると
風呂敷を畳みきれずに「実は二重人格者orサイコパスでした!」で
雑に終わらせる傾向にあるので、あんまり期待はしていません。
というか、このままダラダラした展開が続くと、
そのうち睡魔が襲ってきそうで、完走出来る自信すらありません…。
したがって、リタイアしてしまう可能性が濃厚ですが、
仮に見続けたとしても、本作の感想は初回までとさせていただきます。
最後に余談ですが、あの女子高生3人を演じた役者さん、全然女子高生に見えなかったですね(汗)
なんか…無理してはしゃいでいる感じがしました。
実際の年齢は女子大生以上ですし、秋元さんなら坂道グループ辺りで
何人でもオファー出来たでしょうに、なぜ…?と思わずにいられません^^;