2021年夏ドラマ一覧

ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 8話 感想|藤&川合コンビ、ずっと続いておくれ…

 

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前回が前回だったし、開始早々宮原(駿河太郎)から守護天使にまつわる真相を聞いていたので、

ああ、今回は最終章って事でさすがに縦軸メインになるのかな〜と思いきや…

まさか、張り込み捜査やレッドラン大作戦など、事件&捜査を何個か盛り込んでくるとは!

ネタの入れ具合も、本編を邪魔しないくらいのバランスで収まっているから丁度良い。

気まずいWデートに、 ←現場見られたらギャップでもっと好きになると思うけどなぁ(笑)

「山ぴょん」「もじゃぴょん」に、ストラップ川合に…

1捜査に必ず笑い所が押さえられているお陰で、

CMに入る度、最終章に突入しているのを忘れかけるほど楽しめましたよ。

 

川合(永野芽郁)が引っかかっていた囮の件については、囮とまでは行かなくても…

少なからず、藤(戸田恵梨香)の

「川合の近くにいたら守護天使が現れるかもしれないかすかな希望」発言で

彼女に対する印象は少し変わった部分はあったのかもしれません。

でも、"利用されていた"云々はもはや過去の話で。

最初の頃はヘタレだった川合が、今では謝る藤を励ますほど頼もしくなっている過程を見ていれば、

藤がどれだけ彼女を親身に見守って育ててきたかは本人じゃなくても分かるんですよね…。

公務中にトイレ行ったらいけないって言われてたんだった!私とした事が!って

言い聞かせているシーンも、

自然と自分の中に藤の存在が棲みついているのが伝わってきて可愛い。

それに、「ペアっこの命」も、もう川合との関係性の深さを物語っていて。

あんな鋭い眼差しで言われたら、それは愛の告白ともとれる訳で、

日常描写の中に笑いと闇を織り交ぜる事で定評のある本作が

さらに泣き所も加えてくるのか!ズルいぞ!!と思ってしまったのでありました(泣)

本来は桜のひき逃げ事件をきっかけに異動してきたのだけども、

守護天使を捕まえられたらコンビ解消…にはならないで欲しいなぁ。ずっと一緒でいて欲しい。

いつまでも「藤さんが一週間何食べたか覚えてます♪」って

マウントを取り続けていて欲しいですなぁ…。

 

いろんなエピソードを盛り込んではいるけれど、

藤から語られる真相や、事件の詳細や、守護天使の実態、犯人特定まで、

変に最終回まで引っ張らず、私達の知りたい内容を回収して

着々と物語を進めて行ってくれているのでノンストレス!

いつものスタイルで見せているようで、

縦軸にもガッツリ触れているのを"さり気なく"見せるのは、中々巧妙な脚本だと思うのです。

残るは、桜(徳永えり)のその後と、

守護天使森下能幸さんの逮捕…って所かな?

それにしても、あの似顔絵で一発で分かったんだから、やっぱり才能ありますな(笑)

 

元々10話を予定していたのが1話カットされたのかどうかは不明ですが、

次回で終わりなのは寂しいですね。

前作みたいに、好評につき来週はスペシャル放送決定!って事にはならないのかしら。

というか…同じキャストでSeason2、早くも望んでいます。

 

 

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彼女はキレイだった 9話 感想|イチャコラしてる内に樋口の裏の顔が明かされる

 

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過労だったんですね。まぁ…そっちの展開で良かったわ…

何の予兆もなく不治の病展開になったら困惑していたかもしれないんでね。

しかし!それ以上に怖かったのは、以前の自分の性格を覚えていない所!!!

横断歩道で倒れた時にマジで頭打って記憶が飛んだんじゃないかと

思うくらいの変わりようったらありゃしない(笑)

鳥のフンがついてもにやにや…転んでもにやにや…オフィス内でもにやにや…

「恋したのかな?」って社員に言われてましたけど、私にとってはホラーでしかなかったです。

初期設定があんなに酷くなければ、

今回の描写も「分かりやすくて可愛い♪」レベルで留まったのかなぁ…

いや、隙あらばキスする所に束縛心の強さが現れ出ているから、

やっぱり魅力的には映らないのかも…?

 

内容自体は、最終回に向けて

まだ残っていた「縦軸=モストの廃刊」をお掃除したって感じ。

なので、物語の進行はまったり。

にしても、宗介(中島健人)がモストに対してあそこまで思い入れがあったのが意外で…

あの回想を挿入するんだったら、"佐藤愛"に一途になる気持ちや、

樋口(赤楚衛二)を巻き込んでの三角関係を描く事だけに専念せず、

副編集長と社員達との関係性とか、雑誌への愛とか、社内におけるそれぞれの社員の役割とか…

せっかくの連続ドラマなんだから、もう少しいろんな登場人物を巻き込みながら

メインとなる舞台も肉付けして行って欲しかった気はします。

最終回前になって「ここで働くみんなとモストを制作してきた時間が宝物だった…」演出を

いきなりやられても…人が変わり過ぎているもんだからあんまり心に響かなかったんですよね(汗)

 

そして、樋口は物語を大きく動かす人物として1人で働かされ過ぎな件。

小説家・楠瀬凛の正体は…いや、実は副編集長の顔も持っているのか?と予想していましたけど、

半分当たって、半分違ってました。

宮城(本多力)が副社長に就任するパターンは全く読んでいなかったー!(笑)

で、どんな方向に進むんですかね、最終回…?

正体を明かしたのは、愛とは"最高の友達"であるとけじめをつけるためなんですかね。

 

どんな方向?と言えば、もう1つ気になったのは

愛(小芝風花)が「才能なんて〜」と言った時の夏川先生(日高のり子)の表情。

まだ続きがあるとしか思えなくて。

モストが本格的に廃刊になって、○年後に夏川先生の指導の元

絵本作家に転身するのもあり得るのかも?

 

 

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ナイト・ドクター(Night Doctor) 10話 感想|センター長がついにデレた!

 

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デイドクターへの要請なしにあの人手で足りたのだろうか…とか、

ベッドが入るスペースがないと言いながら十分広いスペースあるやん!とか、

その大量のベッドはどこから用意してきたん…?とか

今回も色々とツッコミどころはあったんですけど、

今回に関しては「まぁフィクションだから」で受け入れられるレベルの内容でしたね。

逆に、1軒の病院のとある1日を覗き見しているようでちょっと楽しめました。

 

いつもより好意的に見られたのは何でなんだろう?って考えた時に、

救急にはいろんな症状や状態の患者が搬送されてくるのが前提で、

序盤の段階から"患者を受け入れる・助ける側の責任感"

メインで描かれたのが大きいのかもしれません。

あれ?今回なんか雰囲気が違う?

ようやく医療ドラマを見せてもらえてる?と思わされましたもん。

ひっきりなしにやってくる患者受け入れの連絡に、たった3分が命取りの患者の治療に、

一刻も早く救いたいという美月(波瑠)の切実な想いに…

院内の忙しなさを映し出すカメラワークも効いて、

彼女達は今ナイトドクターとしての任務を全うしているんだというのが

伝わってくる内容に仕上がっていたのも良かったですし。

深澤(岸優太)も言い換えれば"下っ端"の仕事をしていますけど、

みんなのまかない隊長だったり、節電隊長だったり、全体を支える立ち位置に落ち着いていて、

適材適所でキャラの良さを活かしている描写になっていたのも悪くなかったです。

本当、最初から変に仲間アピールして群像劇風に作らなくても、

今回のような話がもっと早く出来ていたら…という惜しさは残りますね。

 

そして、見やすかったもう1つの理由としては、

やっぱり、私情を持ち込んでの揉め事やデイドクターとのいがみ合いがなかった所!

嘉島(梶原善)が登場した時はヒヤッとしましたけど、

まさかの分かりやすいデレときた!!(笑)

まぁ…それも、大勢の患者から拍手喝采を受けたお陰でしょうね。

あの光景があったから良い医者に思われようというモチベーションが働いた訳で、

なかったら「何してんだ!」で終わっていたのかも…w

そういう意味では、大袈裟に見える拍手喝采シーンには感謝かな?

 

医療に徹する様子が描かれた後で、帰宅してからのそれぞれの過ごし方を

チラ見せだけで済ませたのが、逆に「プライベート感」を醸し出させて

そこも印象的でした。

 

で…チームを描く作品ではあるあるの解散ネタね。定番中の定番ですなぁ。

正直これに関しては、他ドラマでは数ヶ月前から徐々に現実味を漂わせる描写を

やってきているので…ふ〜ん…っていう興味のなさが凄いです(苦笑)

たまには爽やかなまま終わる最終回前があったって良いじゃないか。

 

 

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TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 10話 感想|死者1人は身近な人…。急に鬼畜になる最終回前

 

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いや〜……あ〜………………そういう展開にしちゃったか…。

視聴時はあまりにもショッキングな内容で引き込まれてしまったもんですけど、

時間が経って今冷静に考えてみれば、あの展開、いる…?という疑問しか湧いて来ません。

医療ドラマとしてではなく、戦隊モノとして本作を楽しんできた私でも

流石に受け入れ難いものがありました。

 

別に、主人公の恋人とか、家族とか、一番身近にいる存在を

死に追いやる展開自体を嫌っている訳じゃないんです。(むしろバッドエンドは好んで見てる方)

そして、脚本側からしたら、最終回に向けて物語を大きく動かせる上に、

視聴者にも余韻を残せて都合が良いのかもしれません。

ただ…本作の場合、「常に"死者0人"」「誰も死なない超人過ぎるヒーロー達」という

ある種のファンタジーを貫いてきて、それが結果的に視聴者を勇気づける作風だっただけに、

最終回前になってから急に"不条理"をテーマとする内容になった事に

違和感を覚えてしまったんですよね…。

 

その"不条理"にしても、今まで「死者0人」という数字にこだわっていたのを考えれば、

初めての死者1人が涼香(佐藤栞里)である必要はないし。

喜多見(鈴木亮平)が闇落ちするきっかけを作るのがテロリストである必要もない。

個人的に凄くモヤっとしているのは、この2点。

「医療従事者にリスペクトを!」といった謳い文句を掲げている作品が、

政府やら、公安やら、テロリストやら、

特殊組織との攻防戦を繰り広げる描写に注力しているのは

矛盾しているのではないかと思えてなりませんでした。

 

どんなに粗があろうが、喜多見率いるチームのプロフェッショナルな所が

好きで見ていたんだけどな…

やっぱり、公安が登場した辺りから向かうべき方向性に迷いが生じてきたな…感は否めず。

椿(城田優)側からしたら、医者ならば一番大切な人も守れるだろうと

試した意図もあったんでしょうけど。

でも、今回のような悲劇は、テロリストを絡めなくたって、

例えば喜多見を「スーパードクターも1人の人間だった」の視点で描いて、

自分と仲間を信じて常に目の前の治療に取り組んできた彼が

ある判断ミスによって(本来助かったはずの)1人の患者を失ってしまった

=全ての患者を救えなかった責任をとって辞職願を出す…みたいな展開にしてみても

多分整合性はとれた気がします。

 

にしても…前回のラストで口を開けるシーンがなかったから

真相は漏らしていないと期待していたんですけどねぇ。

まさか本当に漏らしていたとは。なんて迂闊なのか(汗)

爆弾にしても、強い衝撃で爆発したと考えたら、

静かに置いた方が何も起こらなかったかもしれないのに…

レスキュー隊の危険物管理専門の人(?)があの場にいたらまた違っていたのかも。

まぁ、何にせよ、今回の内容は賛同出来る仕上がりではなかったのは確かです。

 

 

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推しの王子様 8話 感想|8ヶ月後という中途半端な時間経過に戸惑う

 

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あの予告…は、8ヶ月後だったんだ…。

航(渡邊圭祐)が名前通り"王子様"みたいな風貌で、出世しているようにも見えたから

てっきり2,3年後に飛んだのかと思い込んでいたんですけど、8ヶ月後なんですね…(笑)

 

まぁ、そんな中途半端な時間経過にしたのは、

インターン生として奮闘していた杏奈(白石聖)の就活話にも触れなくてはならないという

作り手の意思があったからなのかもしれませんが、

個人的には思いっきり時間を飛ばしても、今回の話は成立していた気がしています。

だって…航、凄い変わり様。

たった8ヶ月間で"頼もしい後輩"ならまだ脳内補完出来ても、

元々ゲームに無関心で、一人前の社会人…いや、最低限の教養もなかった1人の人間が

先輩や上司を追い越すほどのエースになって、代表者としてインタビューも受けて

ちやほやされるっていうのは、あまりにも飛躍し過ぎでしょうと(笑)

それに、イラストレーターの才能があったのは触れていたものの、

泉美(比嘉愛未)をショックな気持ちにさせるほどの

シナリオライターの才能がある事にはいつ触れてましたっけ??

前回のオリジナルキャラに自己投影したくだりが「弁が立つ」点では当てはまるのかしら。

だとしたら…ちょっと分かりづらいかなぁ。

あるいは、その"可能性"が描かれたシーンを私が覚えていないだけなのか…

へぇ…短時間で素晴らしい台本が書けるんだ…と初耳でしたよ、あのシーン。

 

時間が経過してから光井(ディーン・フジオカ)が泉美の恋人候補として名乗り出る所は、

初めから想定して書かれていたんでしょうね。

今回の内容は、どん底から這い上がった航が、容姿も対応力も何もかも完璧な光井と

同じ土俵に立てた事を証明するのに必要不可欠だったと考えると…

やっぱり、これまでの成長描写が"何となく"程度にしか描かれていなかったのが

勿体なくて仕方ありません。

また過去を掘り返しますが、3〜4話辺りでも反抗的だったのが

急にお利口さんになっていて、その間がカットされた感じは否めませんでしたし、

泉美も最初の頃は雇い主としての指導法がずさんで、マンツーマンで育てているのが

伝わってこなかったからなぁ…(やる気が湧かない単語プリント&部下任せ…w)。

"連続"ドラマは過程を積み重ねてこそ面白味が増すと、改めてそう思います。

 

恋愛面は基本、好意的に見てますけどね。

「僕には光井さんが必要です」って言えない有栖川(瀬戸利樹)、切ないっす…(泣)

 

 

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緊急取調室(2021) 7話 感想|ドラマの双子はなりすまししがち。

 

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箸休め的なお話かなぁ。

一瞬別人かと見間違えるくらいの板谷由夏さんの演じ分けは良かったんだけれども、

うーん…双子の片方が実はもう片方になりすましていたのは

この前放送されていた「古畑任三郎」の松嶋菜々子さん回で、

そして、何でも出来る姉にコンプレックスを抱いて

その嫉妬や息苦しさから姉を殺すという設定は「リカ」で見た!と思ってしまって…(汗)

2つの作品を思い浮かべながら見ていたら本当にその通りの結果になったので、

既視感が先行してあまり面白味は感じられなかった…っていうのが今回の素直な感想です。

まぁ、そうでなくても、自宅に聞き込みに行くたびに妹しか顔を見せず、

いつも「姉は外出してて…」と言っている時点でお察しなんですけどね。

ドラマの双子は大抵なりすまししている説は、

もうドラマ好きの人々の中では鉄板なので(個人的印象)。

もっと裏切られる真相であって欲しかったなぁ。

 

それと、気になるのは…高校生になっても顔が完全に似ている双子っているもんなんですかね?

小学生で替え玉受験だったら百歩譲ってまだ騙せそうな気はするんですが、

高校生となってくると…さすがに骨格やパーツは変わってきません?

私も実際に、中学生の時に双子の女の子とどっちも友達になった事もあれば、

双子の男の子と片方ずつ同じクラスになった事もあるし、

兄の代にも双子がいたんですけど、ちゃんと区別出来ていたんですよね。

少なからず、もし告白された男子生徒が妹と同じクラスで、

同じ時間を過ごしていれば、顔の違いは分かるはず…(苦笑)

 

しかし、大國塔子(桃井かおり)の件は、取り調べる前に亡くなるとは予想出来ず。

あんなのアリなんですなぁ。

衝撃的なラストからの次回と最終回に期待してみる事にします。

 

 

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ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 7話 感想|町山署に潜む守護天使の影…

 

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7話になって今更書く?って話なんですけど、ちょっと思い立ったので一言二言。

個人的には、前半パートでコメディを、後半パートでシリアスを…という

1時間内で真逆な話を展開していく作品、

あるいは、最終章へ向かうにつれて"縦軸"を強調するようになる作品だと、

大抵は前半パートでの作風があまりにも印象に残っているだけに

後半パート(終盤)にもその面白さを期待してしまい、カラーが変わった事に動揺を隠せなくて

「そんなにシリアスに寄らなくて良いのに」とか「いつもの〇〇が見たかったのに」とか

本作"らしさ"が失われてしまうのに残念がる事が多いんですけど。

本作に関しては、そういう感情になったのって今振り返ってみれば1回もないんですよね。

今回だって、後半は"縦軸"に迫っていたのにですよ?

コメディとシリアスのさじ加減が絶妙なのではなくて、

その2つのエピソードが全部繋がっていて、そこから得られるものが

救いだったり、心の優しさだったり、時には残酷さだったり…と、

笑いの生まれる前半パートでもしっかり意味を持たせる構成、それを維持出来るのは

改めて凄い作品だなぁと思わされるのでした。(一言二言どころではなくなったけどまぁ良いかw)

 

藤(戸田恵梨香)が言っていた下着の表現の違いだってそう。

男性陣は「?」状態でも、私には彼女がなぜそう言い換えて欲しいのかは何となく分かります。

前半でこのエピソードが描かれているから、

川合(永野芽郁)を囮にするためにコンビを組むはずはないし、

本人が真実を言い出せないのだって、言ってしまったら彼女が守護天使を捕まえに

飛び出して行ってしまうのを恐れていて言えないままなのだろうと信じる事が出来る。

藤はあくまでも、川合も誰も巻き込まないように動いているだけなんですよね。

大切な人をまた傷つけないように。

 

そして、伊賀崎(ムロツヨシ)が未決の事件を把握して"サボる"ようになったのも、

桜(徳永えり)の事件がきっかけだったというのが掴み取れる。

だから奥さんも、付き添いよりも夫が無事であるかを重視するし、

だから「私達は無事です!」と安心させるために川合を連れて行ったんですね。

藤も伊賀崎も…どちらも別ベクトルで"配慮"の人だと感心させられます。

 

一方で、川合の方は藤の胸中を知らないので

「囮」発言をきっかけに不信感が募り始める…といった所でしょうか。

山田(山田裕貴)はなんであんな事言っちゃったのか謎なんですけど…(泣)

父への手紙が「大好きな藤さん」から「大好き"だった"藤さん」に

変わってしまわないのを願うばかりです。

川合のモノローグってずっと過去形だから、いつそういう表記になってしまうのかと

内心ビクビクしながら見ておりました。

 

今回明らかになった"守護天使"は、

個人的にはきっちり逮捕して解決して欲しいですね。

まさか、スイカを渡した人ではないよなぁ…?

いや、それだったら似顔絵描いている途中で気づくはずか。

にしても、同じ制作局でも犯人のネーミングで不気味さの度合いが違うのはどうなのよ…(笑)

某ドラマの白塗り野郎って、改めてダサいな…とw

 

 

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彼女はキレイだった 8話 感想|宗介は記憶喪失にでもなったの?

 

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ツッコミつつ何やかんやで好意的に見ていたんですけど…

今回の宗介(中島健人)の別人っぷりや、お仕事パートの雑な描かれ方には

さすがに冷め切ってしまいましたなぁ…。

 

後者から先に書いてしまうと、

会社に出勤し続けている社員たちには…てっきり、副編集長が助けを求めた時に

実はあれから私達も反省していて資料や企画書を集めていました!みたいなサプライズで

"デレ"の対応をしてくれるんじゃないかと期待を寄せていただけに、

ただサボっていただけだったのは残念でしたし。

人生をかけるほどの雑誌好きであれば、彼が黙っていたのは確かに許せなくても、

廃刊という現実を受け入れられなくて隠していたとは考えつかなかったのかと

疑問でしかありませんでした。

結果的に「みんな大人気なかった」という単純な解決方法で終わった理由としては、

廃刊という危機的状況を描く中で

合間合間に三角(四角)関係を混ぜ込んだ構成になっていた事が、

愛(小芝風花)が今何に対して悩んでいるのかが分かりづらい複雑さを生んで、

そっち方面での話を尺の都合で膨らませられない所から来てしまったんだと思います…。

 

で!宗介は前回までとは最早違う人な件。

タブレットに集中し過ぎて周りを俯瞰的に見られていないからなのか?

愛が自分を避けている事に対する解釈が的外れだったんですけど(笑)

「君の友達」っていう、まるで"自分の知らない人"風の言い方をしていた辺り、

あの場を去って放置した梨沙の事は頭から抜け落ちているようですし、

ついでに言えば、同姓同名である愛の名前が気に入らないと言っていた過去も忘れているみたい。

「俺だけ苦しんでた」はい?あんなにいろんな人にパワハラしてたのに??

羽田空港の回や外国人デザイナーの回を見せてやりたいわ!とも思ってしまいましたわ(苦笑)

つまりは…「彼女はキレイだった」というタイトルからして、

"可愛くてキレイだった当時の佐藤愛"に理想を重ねているだけで、

"佐藤愛"と名乗っていて、その人がキレイな人であれば誰でも良いって事なんですよ。

梨沙からのメッセージの「ずっと好きでした」に

申し訳ない感情を浮かべる事なく微笑んでいたのがそれを物語ってましたしね。

 

最後の急病の件については…

うーんと、最終回でバッドエンドになりがちな"韓ドラあるある"設定ですか?←個人的印象

急激なダイエットで体に負担がかかったのかなぁ…(苦笑)

 

 

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ナイト・ドクター(Night Doctor) 9話 感想|やっぱり深澤は医者に向いてないよ。

 

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冒頭の、心美(原菜乃華)を緊急手術するナイトドクターの面々に対してお礼をする

深澤(岸優太)のシーンだけでも違和感があったんですけど…

うーん、患者の保護者じゃないでしょう?

仮に深澤が研修医か、あるいは親が亡くなってから

献身的に妹を育ててきた兄という設定だったら

今回のドナーに対する知識のなさも分かるんですけど、4年目の医者なんですよね??

そのくらいのキャリアならば、心美のような患者と関わった経験とか、

ドナーが後ろ向きの理由だけではない事は学んでいるはずなのに…

一体どうしたら「心美が死ぬのを待っている奴らがいると思うとゾッとする」

という思考回路になるのか理解出来ませんでした。

私が桜庭(北村匠海)だったら一生許さない案件です。

 

今回触れられたテーマが「価値観」という事は、

恐らく同じ医者でも、自分の"大切にしているモノ"を失うと知ったら

冷静でいられなくなる人だっている…という多様性を問う話にしたくて

彼のエピソードを作ったのでしょうが、

それにしたって問題提起の仕方が強引過ぎました。

あなただったらドナーについてどう考える?みたいな、

ナイトドクターそれぞれの意見を聞き出すのかと思いきや…

なんか…特定の名前を出しているだけで、

結局、やっている内容はいつもと変わり映えなかったですね。

まぁそもそも、屋上でバーベキューとか、

団結力の高さ()を見せつけるシーンだとか、揉め事とか、

視聴者を引きつけやすい要素を継ぎ接ぎにしている作品に

1つの物事を掘り下げる事を期待しちゃダメなのか。

 

せめて、今回の深澤の役を、医学に無知で頑固な父親にやらせて、

もちろん心美のポジションも違う子に演じてもらって。

女の子がドナーに登録する事に酷く反対する父親の姿を見て、

深澤自身も「当時は自分もそうだったなぁ…」と思い返し

説得を試みるようにキャラを設定した方が、本作が度々うたう"成長"とやらも

具現化出来たんじゃないかという気がしました。

 

深澤があの面々の中では一番幼稚なんですよね…。

最初の頃はデイドクターの嘉島(梶原善)もしつこい印象が強かったんですが、

今となっては、彼のような人がいるから、見下されるのも仕方ないのかも…とすら

思えてきています(汗)

 

 

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TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 9話 感想|妹は迂闊な人ではないはず!

 

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音羽賀来賢人)が嵌められるのは想定内でしたけど…

涼香(佐藤栞里)のあまりにも素直な性格にはびっくりたまげちゃいましたよ。

…え?なんで?って気持ちが強い。

冷静に考えたら、音羽がクビになるのになぜ

喜多見(鈴木亮平)の"空白の1年間"という、違う人で、しかもピンポイントな部分を

話さなきゃならんのだ…とは思わないのかしら(笑)

音羽が好きで助けたかったとしても、

久我山鶴見辰吾)側がどんな事情を抱えているか知らないとしても、

「彼はお兄さんやMERを守るために自分の夢や人生を捨てようとした」の流れで

私が涼香だったら「音羽先生が何をしたんですか?」くらいは聞きたくなるけどねぇ。

兄を信頼してきて、秘密を守り通してきた彼女があっさり口を開くとは到底思えません。

 

そこで…ピンと来たんですよ。

涼香が過去を話し始めるシーンが(サイレントでも)映らないまま

次の 街中にニュースが流れるシーンに切り替わったのは、

他の誰かがリークしたからなんじゃないかと。

つまり、彼女はエボラ熱とは違う嘘をついた。

あの続きは、次回の冒頭か中盤で放送される…はず。

じゃあリークした犯人は?となると、

椿(城田優)の場合、喜多見は自分にとって自由に動ける状態にしてくれた"恩人"だから

窮地に陥らせるほどの恨みを持っているとは考えづらいですし…

何となく公安なのかなぁ?と思っています。

 

白金大臣(渡辺真起子)に対する「なんで?」は、

書いたらまた同じような文章になってしまいそうなのでカット。

しかしさ…陰謀論・政治色が強くなる所は前作の最大の欠点でもあったけれども、

作品の魅力を本当に壊しますよねぇ。

公安も出てきた事によって、本来描くべきジャンルを他のジャンルが侵食していくような

違和感が徐々に強まっています。

久我山がデレてくれたって良いんですけど、最後まであの憎たらしいキャラは貫くのかな。

次作も設定的に"悪党"が絡んできそうな匂いがプンプン漂っていて…

日曜劇場テイストの勧善懲悪モノに食傷気味なんですよね、最近…(汗)

 

 

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