2021年夏ドラマ一覧

TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 7話 感想|白金大臣が医系技官だった事の方が意外。

 

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今回も、ありえね〜…のツッコミの連続でありましたが、

なんでだろうか、慣れたからなのか、以前よりはちょっとマシに思えてきています。

「こんな政治家いない!」といくら言ったって、

つい最近、自分が目立てばそれで良いみたいな政治家が実際にいましたからね(苦笑)

本人じゃなくても何してくれてんだって感じでしたし、信じられなかったですよ。

だから、5話であまりにも悪役に仕立て上げ過ぎている事に疑問だった

天沼(桂文珍)の行為も、今だったら少しは納得出来るというか。

…まぁでも、公安に関しては、労働者を生かしておいた方が

テロに関する情報を収集しやすいだろうし、

(悲惨だけど)ビザ未取得で逮捕する人が多ければ多いほど手柄もとりやすいのなんて

考えれば分かるはずなのに…とは思いましたけど。

 

で、今回は何と言っても、

マイ@フォンチーさんの演技から滲み出る切実さが印象に残りましたねぇ。

 「日本人ホント優しい。みんな良い人たちばかり」と警官に説得するシーン…

今回の背景的に「MIU404」の外国人労働問題の回 が自然と頭に過ぎって、

あの後も日本を、日本人を好きで信じてくれていたのかと

勝手に地続きの話のように捉えてしまいましたし、

ちょっと嬉しい気持ちにさえなってしまいました。

あの作品に出演された彼女だったからこそ、警官があの説得だけで

考えを変えてくれたのにも説得力があった気がします。

まだ本作と2作品でしかお見かけしていないんですが、

いつもはにこやかでも傷を抱えながら生きている役がお似合いで…

今回の内容で見所を作るためには、キャスティングされるべくしてされた方でしたね。

 

医療ドラマかと思いきや戦隊モノ、

戦隊モノかと思いきや次回以降は刑事(公安)ドラマの最終章みたいな話へと、

本来の「患者を命がけで救うヒーロー&ヒロイン」の物語から脱線しそうで不安が募りますが、

気づけばもう8話。

最終回に向けて勧善懲悪で大々的に盛り上げたいんでしょう。

インターバルがないまま放送したのもあるし、

喜多見(鈴木亮平)の技量の高さと潔さのお陰でテンポ良く進むから、

7話まで見た感覚はあんまりないです。

何なら、つい先月まで「ドラゴン桜」を放送していたんじゃないかという気すらします(笑)

口酸っぱく言ってしまいますが、

あっという間に感じたのも"医療パート"で見応えある描写を残した所が大きいので…

放送時間を拡大するにせよ、前作のように違う話に尺を割き過ぎないよう、

そこだけはお願いしたいです。

 

あと…個人的には、城田優さんの登場よりも、

白金(渡辺真起子)が医系技官だった事の方が驚きましたよ。

人々の健康を守る仕事をしていたのに、

救急活動を阻止して、死者ゼロを悔しがるんだ…っていう(笑)

どういう心境の変化??

まさか、戦う相手が警察とツバキに変わったからって

経歴を提示しただけで終わらないですよねぇ?

 

 

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推しの王子様 5話 感想|航の素直さから生まれるすれ違い

 

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それ8話くらいでやる展開じゃないの!?っていう展開がもう来た。

いやはや、どんどん進みますなぁ…。

 

ゲーム画面に映る「好き」という文字で意識し始めているのが分かりやすい可愛さだとか、

「好き」について議論する可笑しさだとか、

あまりのマイペースっぷりに大きい小学生と遊園地で遊んでいる感覚に陥る不思議さだとか、

泉美(比嘉愛未)があの場で「賭け」だと言った本心がまだ分からない純粋さだとか…

航(渡邊圭祐)の良くも悪くもひよっこな部分が

物語を動かす上で必要不可欠なものになっているし、

周りの人々を巻き込む意味合いではちゃんと"見た目以外ダメダメなケント似の王子様"

として存在感を残した脚本になっているのも良い。

 

正直、恋愛モードにバッサリ切り替えずに、

前回の件でイラストに興味を持ち始めてから仕事に繋げるまでの

航の紆余曲折の方が見てみたい…っていう気持ちはまだあります。

そして、字も汚ければソーセージも読めなかったのを知っているだけに、

「こんなに成長しちゃって」といった台詞で、もう"立派になった"状態に落とし込むのは

話数的にも早過ぎるのでは?とすら思いました。

しかし、それらの違和感は、結末を見てみればそうしたのにも概ね納得出来る展開でした…。

 

以前よりも生活に支障が出ないレベルにまで育ち、

次は恋について学ぶ=第2ステージに突入し順調に進んでいるようで、

実は恋愛以外でも大切な「言葉に隠された意味」に気づけない未熟さを描く事で、

"成長した"ではなく成長した"つもりだった"のだと、彼の置かれている現状を突きつける。

上げて上げて落とす…ジェットコースターは流石に大袈裟ですが、

最後にハッと気づかされ、2人が今後どう穴を埋め合っていくのかを見てみたくなる

ラストだった気がします。

まぁでも、あの言い方をしたら、泉美の方が落ち度があるんですけどね…(泣)

 

そして、航と打ち解けてから、CMと本編でキャラクターにだんだんズレがなくなってきている

有栖川(瀬戸利樹)の変化も面白いです(笑)

あんなにグイグイ来る性格だったら、当初のパワハラ描写はなくても良かったのに。

好きな人はやっぱり、もう1人の王子様なんでしょうかねぇ?

 

あと、主題歌については2話の感想でも触れましたが、今回が一番似合ってましたね。

何と言うか、航そのもの…って感じがします。

初々しいと言うのが近いのか。

よくある 初恋の味=甘酸っぱいレモネードじゃなくて、

不器用な手つきで相手を想って作って、ラッピングまでした

バレンタインデーのチョコみたいな…

そんなイメージです。←書いていてよく分からなくなったけど、伝わるかしら(笑)

 

 

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緊急取調室(2021) 4話 感想|部長の思惑通りになったのが悔しい(泣)

 

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普通の声からドスの効いた低い声に変わる緩急のつけ方とか、

本音を話せば話すほど痛々しい女性に見えてくる振り切りの大きさとか、

真壁(天海祐希)と対峙する事で徐々に感情が表に出るようになる

メアリージュンさんの演技には見入るものがあったんですが…

事件の内容的にはあんまりピンと来ない部分が多かったんだよなぁ。

 

三上(内村遥)への一方的な想いや、仕事で良いように利用されて手柄が取れない事など

途中の段階で読めていた動機がほぼその通りになっていて、

真相に捻りがない所に物足りなさを感じたのもあると思うんですけど。

(動機に嫉妬が関わっているのも、刑事ドラマにおいてはもう手垢のついた話ですしね。)

でも、それだけじゃなくて、なんで全体的にピンと来なかったんだろう…?と考え始めて

少し見返した結果、主治医・折原(甲本雅裕)と今回の事件の絡め方が

中途半端だったからじゃないかという気がしています。

 

本作を前々から見ている視聴者ならば、キントリチームだったら、

頼子(高橋メアリージュン)に聴取しながら

折原の秘密や本心を探る手法をとるだろうとも予想がつくはず。

だからこそ、頼子と、彼女を"庇って取り調べを妨げよう"とする折原の関係性を

もっと掘り下げて欲しかったです。

うーん…何と言うか、一応、10年前にも被疑者の主治医を担当した経験がある事、

「死なせてくれ」という言葉が被った事、2つの共通点を作って

彼女を庇う理由は描かれているのですが、

今回の展開だけでは、2人の被疑者が同じ事件の関係者でもなければ、

三上や社員に傷つけられた頼子を献身的に看病してきた過去もないのに

なぜ彼女の嘘に付き合ってまで優しく接するのかがよく理解出来ませんでした。

途中で吐いた「許さない…」という言葉が

何か彼女に対して深い思い入れ(復讐の念?)があるのだと思わされただけに、

今回の事件とは別のトラウマから来ているものだったと分かった時には正直ちょっとガックリ…。

 

せめて、男の被疑者を1人の患者として面倒を見ながら

カウンセリングしていくうちに距離を縮められた感覚を覚えたものの、

肝心の本音は聞けずに終わってしまった後悔を抱えていた…みたいな心情描写が

あの回想に加えられていたら、折原の言動も頷ける部分があったのかもしれません。

要は、真壁と小石川(小日向文世)による説明台詞だけで

彼が何者なのかをあっさり紹介した所に勿体なさを感じてしまったんですよね。

 

今シーズンのキントリは、役者の演技合戦においては満足していますが、

今の所、事件の内容や構成に少しの粗が残る回が続いている印象があります。

次回のvsロボットから醸し出る得体の知れなさに期待してみたいです。

 

 

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ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 特別編(8/11) 感想|おかえり芽郁ちゃん!

 

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今回の特別編は、山田(山田裕貴)と伊賀崎(ムロツヨシ)のやり取りで

ぽろっと出てきたワードを元に3,4話を振り返って行く…といった感じの作りでしたね。

 

それにしても、どこまで台本通りだったんでしょうねぇ…

つい最近放送されていたのもあって、

本当に「LIFE!」のコントを見ているみたいで(笑)

ゴリラのドラミングを山田さんがガチで披露しながらモノマネされてて、

それが割と長く続くもんだから、カオスを通り越して最早怖かったですw←良い意味で

レーズンパンとレーズンバターの2通りしかないも可笑しかったですし。

素で笑っている所もちょこちょこお見かけしましたし。

あぁ、やっぱり、役者さんが心から楽しそうにされていると

それだけで和むし、エネルギーがもらえるなぁ…と、改めて感じたのでありました。

この2週間、普通に総集編を流すだけでも何も文句は言わなかったのに、

視聴者のためにわざわざ新ネタを追加してくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そして、長い長いパトロールから帰ってきた川合@永野芽郁さん。

おかえりなさい!

「パトロール中」っていう設定も、

あたかもその場にいるかのような声のみの演出で次回に繋げる流れも上手かったですね。

マイペースで、でも自分なりの正義感はきちんと持っていて、吸収力があって、

インスタントラーメンを粉々にしたものをおつまみにするという斬新な発想力もあって、

他に何のTシャツを持っているのか気になって…そんないろんな魅力が詰まった川合。

来週から再び彼女の姿が見られる事を嬉しく思います。

 

もしかしたら以前と比べてまだ体調が万全ではないのかもしれないし、

遅れを取り戻すかのように急ピッチで撮影に挑む日々が続くのかもしれませんが、

本作に携わる全ての方々が、今後無事に制作を終える事が出来ますように。

陰ながら応援しつつ…物語が加速するであろう5話が楽しみです!

 

 

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彼女はキレイだった 5話 感想|彼女はキレイになった!←そりゃそうだ

 

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水を買いに行かせるのが愛(小芝風花)じゃない時点でおかしいと思いましたよ。 

羽田空港以来の理不尽極まりないエピソード、キタコレ…ですな。

クビとか、後は謹慎処分だとか、主人公をハプニングに遭わせる形で劇的な展開を呼ぶくだりは

ドラマにおいてインパクトを残しやすいし、盛り上げ所も作りやすいんでしょうけど。

本人の落ち度が少ないのに、全ての責任を取らされるパターンって

本当に好きじゃないんですよねぇ。

元はと言えば水が違うだけでブチ切れたデザイナーが悪いし、

車を斜めに停めた事を事態が収束してから言う里中(髙橋優斗)も悪いし、

そもそも、そんなに高価なドレスだったら、新人社員じゃなくて

警備員に任せるべきであって、管理の仕事を甘く見ていた宗介(中島健人)も悪い。

まっ、最後には一応頭を下げてくれただけマシでしたけど…

羽田空港の件と、向こう側が何も反省していない事についてはまだ根に持つかもしれません(笑)

 

で、これは前々から書いていますが、なぜ樋口(赤楚衛二)が報われないポジションなのか

不思議でたまらなくって。

梨沙(佐久間由衣)に宗介と会っている事を愛に話すべきだと伝えたのも、

愛の頑張りを尊重し続けたのも、宗介に愛を復帰させるよう促したのも

全部彼のお陰だと考えると…周りに影響を与える意味合いでは

一番主人公らしい活躍をしていると思うんですよ(笑)

なのに一向に振り向いてくれない悲しさ。

「手短に言うと、俺、彼女の事好きなんで」この宣戦布告も文字通り手短なのがかっこいいし。

イケメンだし。人のために動ける積極性もあるし。

2週間前からの「実は私…」のくだりを邪魔してきたのだけはあんまり好まなかったものの、

もう宗介じゃなくて、樋口で良いやん…という気持ちは変わりないです。

 

そしてもう1つ印象に残った事と言えば…

ここに来て、まさか愛がストパーをかけてくるとはねぇ。

パーマ頭も見慣れてきたし、

何なら、最初の頃より落ち着いて来たんじゃないか←多分気のせい とさえ思っていたから、

このタイミングでイメチェンするとは予想していませんでした。

だったら入社してきた時点でストパーかければ良かったのに!ともツッコミたくなるんですが、

きっと、彼女の意志の変化がそうさせたんでしょう。

仕事にも、宗介への想いにも本気で向き合いたい…

愛の輝き溢れる表情は、そういった決意の固さによるものなのが伝わってきて、

単にストレートヘアーになっただけじゃないと思わせる小芝風花さんの演技はやっぱり凄かった。

でも、女性の私が惚れかけたように、

宗介も見た目が変わったら惚れて、態度を変えるようになったら…

それはそれで結局、分かりやすい美人が好きなだけなんだなぁっていう

モヤモヤは残りますな(苦笑)

まぁ、第一印象が重要視されている世の中ですから、そこは仕方ないっちゃ仕方ないのかしらね。

 

 

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ナイト・ドクター(Night Doctor) 6話 感想|6話になっても成長が見えない医者たち

 

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久しぶりに本作を見たもんだから、どうしてもジャンル的に

昨日の「TOKYO MER」と比べたくなってしまうんですが…

同じ"6話"で"医療群像劇"なのにここまで違うのか…とある意味愕然としましたよ(笑)

かつては「早く動いて!」とツッコまれるほど未熟なポジションにいた比奈先生も、

今となっては他の医者に柔軟に指示しながら治療するくらいには

しっかりと成長を見せているのに、

美月(波瑠)も深澤(岸優太)もただ目の前の物事に対して

一丁前に悩んでいる感じを出しているだけで

"連続ドラマ"としては全く成長が伝わってこないのはどうなんでしょう。

 

他にも色々書きたい事があるから、深澤と美月で分けるとすると…

まず深澤に関しては、もうパシリしか出来ないのか?ってくらい相変わらず木偶の坊なんですよねぇ。

前半の事故現場のシーンで、パイプが脚を貫通している患者から

「あんたが助けてくれるんじゃねぇのかよ」と言われている時なんか苦笑い(笑)

朝倉!あっちに患者がいたぞ!ってそれ、レスキュー隊がやる仕事ですし。

研修医でもないのに、実際に1人で手術するよう促されると「無理です」とも言ってしまう。

同じ医者でも、命の危機が迫っている患者を不安にさせる言葉を吐く医者には

誰も治療されたくないと思うでしょうね。

いくら医療の知識を溜め込もうが、現場で実践する度胸がない人は救急医には向いていないし、

2話では子供が黄疸を患っていると"唯一"見抜いた辺り

内科医で働いていた方がまだ合っている気がする訳で、

なぜ彼が頑なに救急医で成長したがるのかが理解出来ないんです。

 

で、現場で役に立たない人が先輩を怒鳴るのも、不自然of不自然(苦笑)

現在の美月の状態と同じ医者を見てきて、過労死で死なせてしまった事を悔やんでいる

成瀬(田中圭)があの台詞を言うなら分かるんですが…

最後の1人オペのくだりも含めて"大人の事情"で

アピールポイントを増やすために彼に言わせたの?としか思えません。

その説教の内容にしたって、患者が近くにいるなら

「患者に迷惑がかかったらどうすんだ!」が妥当なはずなんですけど、

なぜか医者側の目線で「俺たちも心配してるんだからもっと自分の事考えろ!」

なんて論点がズレた説教をするもんだから、あんまり響かず。

そして、オムレツに鯛の絵なんか描いて浮かれているのもちょっと…

「あなたのお陰で助かった」は麻薬だと今すぐ言ってあげたいし、

あんなお調子者な性格だと、誰の力で自分が新たなステップを踏めたのか

まるで考えていないようで、今度は調子乗り過ぎて

違う何かをやらかしてしまうんじゃないかと思わずにはいられませんでした(汗)

 

一方で、美月は深澤より技術的にはマシなんですが、

一応言われた通りの言葉を患者に説教して"変われた"風を装っている割には、

こっちもこっちで「過労死に繋がる理由」の解釈が根本的に間違っている気がするんですよね。

働き過ぎはダメだ。掛け持ちはやめて、空いている時間は熱心に勉強しよう!…で

DVDレンタルやらビジネススクールやらいろんな人に急ピッチで頼み込む姿を見る限り…

今度は夜遅くまで勉強に勤しみ過ぎて

寝不足で倒れてしまう未来が見えてしまうのは私だけでしょうか。

考え過ぎなんですかねぇ。

 

美月が入院して目を覚ました時に「見られたね〜」という俗の低い会話を挟み込んだのも、

以前には過剰労働が自殺に繋がったりして「働き方改革」が身近になりつつある

世の中を軽視しているかのようでどうかと思いますし。

全体的に緊張感がないというか、緊張感の演出を履き違えているというか…

久しぶりに見てモヤモヤしてしまう内容でした。

 

で、冒頭も終盤も振り返り&予告で尺を埋めて、

6話の時点で「これからの…」を放送するって事は…そんなに残り話数もないんですかね?

今回のラストのナレーションにしても、最終回っぽかったですし。

 

 

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TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 6話 感想|ハチの音がリアル過ぎて怖いw

 

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淡い期待を寄せていたクマvs喜多見(鈴木亮平)の格闘ではなく、

ハチvsTOKYO MERチームの格闘でお送りした6話…でしたね。

8月8日の山の日に、ハチに襲われてから8時間経った子供達を救う。

だからハチを扱って、だからこの日に放送したのか〜…と妙に納得してしまいましたw

 

カメラワーク、展開の進め方と、ただでさえテンポの速い本作に、

思わず顔を顰めてしまうような不気味な音を飛ばし、

アナフィラキシーショックなど 下手したら人の生死に関わる毒針を持つ

いわゆる"怖い"イメージのハチを絡ませた事によって、

刺されてしまわないか?刺されても助かるのか?という緊迫感が増して、

通常よりもハラハラしながらあっという間に見終えた作りになっていたと思います。

まっ…ハチの巣を落とさない限り大群があんなに押し寄せて来ないだろ!!とか、

冬木(小手伸也)が息子を抱きかかえて逃げた途端

「かかれー!」と言わんばかりに丁度良いタイミングで来るもんなのかとか

いろいろツッコミどころはあったんですけど(笑)

話の面白さを阻害するレベルではないので、大丈夫でしょう。

 

そして、内容自体は、チーム全員の見せ場を作るのもそうですが、

結構欲張ってきたな〜といった印象。

かと言って、欲張り過ぎて話があちこちに散漫したり、

予定調和になったりしている訳でもない。

他のドラマだったら、冬木メインの内容にするか、

あるいはホアン(フォンチー)メインの内容か、

人手&医療資材が足りない危機的状況を現す事故メインの内容か…で

今回の要素を1話ずつ描けそうなものを、全て過不足なくまとめ上げているし、

前半はホアン、後半は冬木の事情も提示したお陰で

最終的に「みんながみんな、誰かにとって頼れるヒーロー(ヒロイン)」

なのだという解決に導くのに説得力のある内容になっていたのが

よく出来ていると思わされました。

 

特に、冬木が息子に見栄を張るために言った「副チーフ」という嘘が

チームのみんなに公認されるくだりは、まるで少年漫画を読んでいるかのようで胸熱でした。

彼の話を既に聞いていた喜多見だけでなく、

他のメンバーも割と肯定的に受け入れてくれていた辺り、

それだけ普段から人望の厚い人なのだろうという"人柄"が垣間見えたのも良かったです。

また、小手伸也さんの真面目な演技も、

(出演された作品的に)最近コミカルなイメージがあっただけに、新鮮に映りましたね。

子供に憧れられるパパ…似合うなぁ。

 

で…どうやら敵は厚生労働省だけでなく、公安もいるそうで。

医療パートが本当に見応えあるので、

それ以外の要素はあんまり邪魔して来ないで欲しいんですが…。

ここ最近の話は政府が絡んでも霞むくらいには面白く仕上がっているだけに、

更に敵が増える=描写が増えるとなるとどうなってしまうのか、

そこらへんは半信半疑の気持ちで見てみます。

 

 

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推しの王子様 4話 感想|絵よりも恋愛に目覚めそう

 

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本作って毎回、航(渡邊圭祐)の設定に関するツッコミポイントがありますよねぇ。

高校生を経験している割には尊敬語や常識レベルの漢字が分からない。

でもビジネス書は読める(逐一辞書で調べていたんだろう…って解釈してますけど)。

今回は…絵めっちゃ上手っ!!!って驚いちゃいましたよ(笑)

航の話を聞けば、絵を描いていたのは恐らく高校生の頃が最後になる訳で、

描いていない期間が続けばパースも崩れてくるはずなのに、

ペンタブもすぐに使いこなせたって事は、それだけ手の感覚が残っていたんでしょうね。

…という事にしておくw

 

演劇に、クラシックに、食事に…

「ついて行ってるだけ」というのが分かりやすい姿が前半で描かれた分、

手伝いでイラストに取り掛かる時の航の目つきに

燃えたぎる情熱が宿っているように見えたのが印象的でした。

どうしてその道に進まなかったのかの詳細は明かされませんでしたが、

「好きなものがあるといつかしんどくなる」と芽衣徳永えり)に言っていた辺り、

彼は画家を目指し、もしかしたら美大か専門学校の進学を志していた時期があって、

でも美術系となると画材費とかでお金がかかるから

家庭環境や父がそれを許してくれなかったのだろう…とは何となく想像出来ます。

 

行きたい学校に行くために予備校に通わせてもらえたり、なりたい職業に就けたり、

推しのコンサートを見に行けたりするという

今こうしてある程度自由な生活を送れているのは、

まさしく自分のいる環境的に「余裕があった」お陰で、

余裕がなければ好きなものは持てない、貧乏で生きるのが精一杯だったという

航の言葉にもハッとさせられました。

 

しかし、彼も今では泉美(比嘉愛未)の元で伸び伸びといろんな事を学べている状況なので、

本作のテーマが育成ゲームなのを踏まえれば、

このまま"楽しい"を仕事に繋げてイラストレーターの道をじっくり考え始める展開でも

アリなんじゃないかなぁと思うんですが…

今回の終盤から次回へと、一気に恋愛方向に舵を切って行くんですね。

ゴールが見える系統の作品ではあるにしろ、

いや…泉美が杏奈(白石聖)との食事にヤキモチ妬いたり、

航を意識的に見てしまうようになったりする心情変化、急過ぎない?

と感じたのは気のせいでしょうか(苦笑)

そのポジションになるのは、彼女からいろいろ知恵をもらう航の方が先で、

それにまだ2話くらい後だと予想していたのに。

 

ついでに言ってしまえば…前回では課題のやる気なしで、先輩に刃向かう態度を見せていたのが、

今回ではほどほどにお利口になっている航のキャラ変も気になったかなぁ。

お仕事ドラマもどきな前回よりは、共感出来る部分が多くて面白かったんですが、

何というか、3話と4話の間の話を飛ばされた感覚がするんでしょうかね?

どうなんでしょ。

 

 

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ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 特別編(8/4) 感想|総集編かと思いきや…?

 

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実質8割程度は1,2話総集編という作りでも、

元が面白いと、また同じシーンを見ても面白いもんなんですよねぇ。

感想を書くかどうか迷いましたが、執筆対象の月9と火9のドラマがお休みで暇していたのと、

上手い構成だな〜と感心させられる部分があったので…

書きたい所だけざっくりと書いちゃいましょ。

 

今回の特別編は、1話の振り返りでも触れられていた藤(戸田恵梨香)の台詞

「警察官なんてみんなしょうもなくて普通の人間だよ。

でも、制服着てる時は必死に警察官の面構えしようとしてるだけ」

全て集約出来そうな内容だった気がします。

上司や中堅は常に仕事の事を考えている完璧集団って訳ではなく、

案外、勤務中にあれこれ妄想を繰り広げたり、

自分にご褒美をあげるために目の前の仕事に没頭したりという

"普通の人"の感覚も併せ持っている。

 

度々挿入される町山署の面々の心の声が飛び交うシーンは

単純に「おまけエピソードかな?」と捉えていた分、

それらを最終的に1日の出来事として表現し、2話での女子会のシーンに繋げた事で、

牧高(西野七瀬)も見えない所で苦労してやっとお酒が飲める時間が来たんだねぇ…

他のみんなもお疲れ様だったねぇ…などと、

これまでより更に登場人物に共感したくなる仕上がりになっていたのが、

警察官の活躍を描く作品としてよく出来ていると思わされました。

 

みんなの「拝啓お父ちゃん」

山田(山田裕貴)と藤(戸田恵梨香)バージョンも聞いてみたいですね(笑)

次回も特別編となると…聞けたりするのかも?

 

最後に、本作から逸れた話をしますが…最近は芸能人の感染者も増えましたよねぇ。

放送延期になったり、リモートを取り入れてなるべく接触を減らした作品が生まれたりした

去年とは違って、今年のドラマスケジュールはほぼほぼ以前の形に戻ってきてはいるけれど、

今度は水疱瘡並みに感染力の高いらしいデルタ株が猛威を振るっているので

役者さんも気が気じゃないでしょう。

誰がかかってもおかしくない世の中。

私の知っている限りだと、月9は来期のドラマ「ラジエーションハウス」の撮影が

既に行われているように、ここ何作かは撮り溜めしてから放送するスタイルをとっているし、

木10の前期のドラマ「レンアイ漫画家」も確かそうだったかな。

撮っては放送、また撮っては放送の繰り返しだと、

その分誰かが感染した時に撮影が中断になって、特別編にするか再放送にするか臨時で対応する

手間も出てくるから、もうどこの局もしばらくは撮り溜めてからにした方が

良いんじゃないかなぁと思ってしまいますね。

 

 

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TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 5話 感想|2人のヒーローに救われる

 

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前から日曜劇場に出てみたかった…というか、

本当は池井戸作品への出演をご所望だったのかなぁ…桂文珍さん。

すんごいイキイキと演じられているんですもん。

 

その役がまるで「半沢直樹」をテンプレートにしたような、

いや…そんな言動したら好感度が下がるって考えたら分かるやろ!!とツッコミたくなるくらい

頭の悪い政治家として描かれているから、

途中までは、医者を上げるためにここまで露骨に悪役に仕立て上げる必要があるのか…とか、

政治絡みの陰謀論も相変わらず要らないなぁ…とか、

ネガティブな感情の方が残っていたんですが。

海外アクション映画のヒーローのごとく現れる喜多見(鈴木亮平)や、

揺らぎつつも医者の使命を全うした音羽賀来賢人)の活躍を見ていたら、

そんな事はどうでも良いか〜なんて思えてしまいました(笑)

 

初回でも少し触れたけれど、

喜多見って不快感を与えない程度に

周りを巻き込む力に長けているんですよねぇ。

かつ、オブラートに皮肉も込める。だから気持ち良い余韻が残るというか。

ただ…「良かったですね!大した怪我はありませんよ!」「協力したら一躍ヒーローですよ!」

この台詞が最高過ぎて、ちょっとだけ撃退出来た気分になれたものの、

防犯カメラには記録が残っているだろうから…

また何か悪さをしたら、弱みにつけ込むための手段として保存しておく事をお勧めしますけどねw

 

あと書き残したい事としては…

前回の感想では、臓器移植の管理医や千住(要潤)、

高輪(仲里依紗)、駒場橋本さとし)といった

"TOKYO MERに所属していない・直接関わりのない"側の人々の変化を通して

「職業や分野は違えど、目の前の命を救いたいという想いは共通している

『熱きヒーロー達の物語』」と内容を表現しましたが、

今回は喜多見と音羽の動きをメインにし、前回とは少し対比させて、

「"TOKYO MERの仲間同士"だからこそ

目の前の命を救う事に全力をかける2人のヒーローの物語」

に仕上がった内容になっていたような気がします。

 

音羽さんに任せます」「あなたは、医者ですから」

と言われてから、ゆっくり目線を上げてハッと気付かされる表情を見せるまでの"間"で、

ああ、もう彼は覚醒した。もう彼は大丈夫だ…と自然と安心させられる

賀来さんの説得力を持たせた演技はやっぱり凄い。

 

でも、賀来さんと同じくらい、女優・佐藤栞里さんへの好感度も上がって。

偏見ですみませんが、ドラマであるあるの「タレント枠」だろうと思い込んでいたので…

機転が利いて、自分を犠牲にしてまで命を救う事に尽くす健気な役が

あんなにも馴染むとは思いもしませんでした。

もしかしたら、本作をきっかけに、役者のお仕事も増えて行くのかもしれません。

 

そんな印象に残る部分が多かった今回から一転、次回は山を舞台にした事故の話に。

喜多見が野生のクマと格闘しているシーンを見てみたい…なんて

勝手に期待してしまいますが…どうかな?(笑)

 

 

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