2021年秋ドラマ-ラジエーションハウスⅡ一覧

ラジエーションハウスⅡ 2話 感想|なぜにチンパンジー?

 

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今回のテーマは「自他境界」って事で、

自分の考えている事は相手も同じだとは限らない…っていう

教訓を伝えたかったのは分かるんですけどねぇ…それの例えがなんでチンパンジー

ここ、個人的にはずーっと引っかかっていて(汗)

すんごい良い話風にしてますけど、

裕乃(広瀬アリス)がチンパンジーに似ているって言っているようなもんで、

人間を猿に例える事に人種差別的なイメージがある私からしたら

何度も名前を呼んでしがみつくくだりも笑いのネタとして消化出来ないというか…。

普通に可愛い孫に置き換えても成立出来たんじゃないかと思ってしまいました。

 

灰島(高嶋政宏)の対応の仕方にしても疑問。

確かに、一郎(眞島秀和)にもう一度手術を考え直すよう

独断で説得しに行く唯織(窪田正孝)の行為は、

職分の範疇を超えているから注意するのは分かる。

ただ、「出て行って下さい」は言い過ぎでしょう。

技師としての立場をわきまえないなら、技師を辞めて医者になって下さい

妥当だと思うんですけど、

やっぱり些細な所で技師を見下す台詞を盛り込んじゃうんですよねぇ。

 

でも、そんな事言われても、

患者と家族間の問題を解決するのは技師だけっていう(苦笑)

薬が効かなくなったのなら新たな治療法を提案するのは医者の立場なのに、それが出来ない。

両親の説得はなぜか若手の技師がする。セカンドオピニオンもしない。

柳田(きたろう)の検査にも医師の姿はない。

2組の主治医は一体どこで何をしているのか。

とツッコミたくなるんですけど…

技師が医師の分も活躍するのが「ラジエーションハウス」だから仕方ないのかな!(笑)

 

カジュアルな靴をプレゼントしたラストについても、リハビリはしやすいだろうし、

「陸上に囚われず、自分らしく生きたいように生きて良いんだぞ」っていう

父なりの思いやりなのかもしれないんだけどねぇ…

ついこの間までシューズを履いていて、それが病室で見やすい所に飾られていて、

陸上選手の夢を諦めて間もないうちにまた靴を渡されたら、

息子くんは自分が病気になったせいで両親を悲しませてしまったと

別の意味で追い詰めちゃいそうでちょっと心配です。

お願いだから、今度は娘を扱いたりしないでね。

 

前回の感想にも書いた通り、本作の感想は今回をもって終わりとし、

来週からは月曜10時の「アバランチ」を書いていくつもりです。

微妙は微妙でも、不快感を覚える登場人物がいないだけ

前作よりかはマシではあるので…残りの話はゆるゆると見ております。

 

 

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ラジエーションハウスⅡ 1話 感想|2年分の重みがない再集結

 

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変わってないなぁ。本当の意味で変わってない(笑)

覚えているのは、唯織(窪田正孝)が医師免許を持っているのにそれを隠そうとするから

周りから反感を買っていた事(それを最終回まで引っ張り続けていた事)と、

彼がアメリカに飛び立って入れ替わりに田中(八嶋智人)がやってきた事で、

あとは全体的に"仲間アピール"が臭い演出が多かったような…という

ぼんやりとした印象があったんですけど、

最初はやる気なかったメンバー達が次々と再加入する流れではっきり思い出しましたよ。

ああ、そうね…こんなドラマだったね…と。

杏(本田翼)が最後に戻ってきた時の、「おせぇぞ」「待ってたぞ」っていう

心の声が伝わってきそうなメンバー1人1人の表情を映すカメラワークとか、

約束の場所に田中以外の全員がやってくるオチとか、

もう本当に「HERO」を意識し過ぎて小っ恥ずかしくて(苦笑)

まぁでもそれも、表向きは医療ドラマの振りして、

重視するのは"目の前の治療に取り組む姿"じゃなくて"仲良しな仲間"だった

「ナイト・ドクター」の脚本家さんの次作だと考えれば、仕方ないと思えてしまうのか。

 

今期から新たに月10枠が新設されるとの話ですが…

これは本作からではなくて次作からの方が、視聴率の底上げに繋がったんじゃないですかねぇ。

2クール連続似たような設定で、

しかも「医療」「弁護士」「刑事」と数字の取れやすいジャンルを

焼き直し&使い回ししている最近の月9。

面白い作品は一部あったものの、飽き飽きしている人は多いはず。

恐らく、火9の視聴率が低迷気味だから、月9の次に持ってこさせて

"流れで"視聴させるよう誘導するために、長年火曜日で放送し続けてきた枠を移動させるという

大きな試みを行ったのかもしれませんが…

本作が幕開けとなると、「月9の流れで見てみよう」じゃなくて

「月10から見れば良いや」…最悪、枠移動自体を知らない上にまた続編モノとなると

「あれつまんなかったから別のチャンネルにしよう」なんて

逆効果になってしまいそうな気がしました。

要は、月9で何を放送するか…の価値がそれだけ重要になってきたって事なんですよね。

安パイばかりに頼っていたらそのうち両方とも崩れていく。

とは言っても今期に関してはもう後の祭りだから、

医療ドラマと謳うなら謳うで、恋愛とか友情とか置いといて

"プロフェッショナル"を描いて欲しいんですが…

シーズン2の初回がこの作りだと可能性は限りなく低いのかなぁ。

 

…って、内容にあまり関係ない事をダラダラ書いてしまいましたので(汗)

初回の内容について書くとするならば…単純に30分拡大だからって欲張り過ぎ!

1時間程度まで登場人物の紹介に時間を割いていて

主人公の存在感や物語の動きがぼやけているっていうのもあるし。

せめて患者達に何かしらの"共通点"があれば良いんですが、

小野寺(遠藤憲一)の記憶障害、森迫(森カンナ)の妊婦&赤子出産、

宝生(田中みな実)のアーティスト人生と、

1話完結型で取り上げられそうなエピソードを全部収めているから、

せっかくタメになる知識を盛り込んでいるのに散漫としてしまうんですよね。

 

そして、シーズン2だから、仲間達を再集結させたい!っていう意図も分かる。

また同じメンバーを見られるのは、ファンにとっては嬉しい事。

でもさ…もうちょっとやり方ってもんがあったでしょうに(汗)

間隔を空けずに次々と加入させる展開をしたら、

じゃあ2年の間で仲間をバラバラにさせる必要はあったのか?

そもそも、たまき(山口紗弥加)の家賃問題のように、それぞれ環境に見合った生活を模索して

やっと適応出来た人が多いだろうに、

それを「誘われたんで戻ってきます」って簡単に手放す事が出来るのか?といった

不自然な点が目立ってくる訳で。

うーん…別に1話内で全員集結させなくても、

最近ドラマで取り入れられている"レンジャー方式"みたいに

1話ずつ迎え入れる形でも良かったんじゃないかと思いました。

 

という事で、ある意味期待通りで終わった初回。

視聴リスト&期待度の記事の方にも書きましたが、本作の感想は次回までの予定です。

あと気になるのは…特別編があるのかどうか?

最近はやっていないし、結局総集編になっちゃうくらいなら

わざわざ復活させなくても良い気はしますけどね。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

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↓前作の最終回の感想はこちら(特に褒めてはおりませんが…^^;)↓

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