2022年夏ドラマ-家庭教師のトラコ一覧

家庭教師のトラコ 10話(最終回) 感想|自分が幸せならそれで良いらしい。

 

 

初っ端からこういう否定的な事は書きたくなかったんですが、

なんかね、もう…やっつけ感満載の最終回で…(滝汗)

完走した事を本気で後悔するほどでした……。

 

その決定的な理由としてはやっぱり、主人公の描写の迷走ぶりにあるでしょう。

前回から「キャラ変した」どころか、もう当初の頃と最終回付近とで比べると

思想も行動も何もかも別人のようなんですよね。

例えば、今回なら…

当日結婚式を挙げる予定だった福多の婚約相手・日向子(片山友希)に変な嘘をつき、

福多(中村蒼)を略奪する事で、彼との関係性を取り戻す。

そこには、福多は親に勘当されてしまうのではないかという思いやりや、

婚約相手を傷つけてしまうという配慮は一切含まれていない。

そして、3人のお母さんも出来て、トラコ(橋本愛)だけが幸せを手に入れてハッピーエンド。

 

この一連の流れに、本作のテーマであったはずの「お金」が絡んでいなければ、

もちろん"あの主張"もなかった事になっているし。

これまで子供たちに「正しいお金の使い方」を犯罪行為もしながら教えて、

自分の力で考える機会を与えてきた

家庭教師のトラコ"らしさ"も全くもって感じられません。

なんなら、お金を使って誰かを幸せにしてあげるよりも、自分が幸せならそれで良い…と、

当初と真逆の事を言っているようにも聞こえてしまいました。

 

「正しいお金の使い方を教える訳あり型破り家庭教師」を描く作風を

貫いていけば良かったものの、

そこに後から「児童擁護施設育ち」「孤独な幼少期」「世間への訴え」「母親の危篤」と

主人公に同情させるような情報を次々と付け足していったから、

何がテーマなのかごちゃっとして分かりづらい仕上がりになってしまったんだと思います。

要は…本作でやりたい事、描きたい事が多過ぎたんですよね。

で、それを絞りきれなかった結果、支離滅裂な内容が出来上がった。

型破りな家庭教師の活躍を描きたいのか、

それとも、孤独だった主人公が居場所を見つけ、一人前になるまでの成長記を描きたいのか。

最初からどちらか1本に絞っていれば、

ふわふわした気持ち悪さが残る最終回にはならなかったんじゃないでしょうか。

 

トラコーーーー!!を連呼する演出も、苦笑いものでしたし…

家族の問題を1話ずつ取り上げた構成は何だったのかと思えるくらい、

子供たちのイヤイヤ期もトントン拍子で解決しましたし…

トラコを突き落とした犯人は公式Twitter↓でポロっと補足して終わりでしたし…

(脚本家に物申せるスタッフがいないのを物語っているようなもん…(汗))

う〜ん、この雑な着地っぷり、今期の中ではピカイチかもしれません。

それに、今更ですが、いつにも増して名台詞を言おうとしている感ある

台詞運びも気になりましたね。台本が用意されているのが透けて見えるというか…。

 

とにかく、もし次回作も「〇〇の〇〇(←カタカナ)」という

似たようなタイトルの作品だったら、

私はもう見ない方が良いんじゃないか?と思えてしまうほどの出来でした。

特定のフォーマットから外れた恋愛モノとか、ミステリーとかだったら

まだ興味を持つかもしれませんが…。

もうそろそろ、「家政婦のミタ」系譜とは違ったジャンルの新作も見てみたいというのが

正直な気持ちでもあります。

 

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家庭教師のトラコ 9話 感想|あの主張は何だったの?ってくらいの漂白っぷり

 

 

最終章辺りになると「なんでそんな展開になるの?」と思える話が多かった遊川作品ですが…

本作に関しては、ここ最近の作品よりも群を抜いて、かなりチグハグな作りになっていますね。

 

まず、「正しいお金の使い方」というテーマはどこに行ったんでしょう?

以前のトラコ(橋本愛)の主張から考えるに、

彼女の理想としている「正しいお金の使い方」は、

自分より頭の悪い人が親のコネを使って一流大学に入ったり、

怪我をしても労災が下りなかったり、政府は予算の無駄遣いばかりしていたり…といった、

本当にお金に困っている人に限って届かない不条理な世界を

変えたいという熱意から来ているはず。

でも、彼女が今回やろうとしていたのは後妻業。

まぁ今までの、家族の人生を掻き乱した数々の犯罪行為にも言える事ですが…

大金欲しさのために後妻業にまで手を染め、不動産王に結婚を要求し、

命を狙う行為のどこが「正しいお金の使い方」なのかと矛盾を感じられずにはいられません。

 

そして、前回と今回の内容を見てみると…う〜ん…上手く言えるか分かりませんが、

前回まではトラコが「今の世界を自分の力で変えていきたい」思いが強いがために、

3つの家族を裏切ってまで我が道を進む=孤独になっても動く 決心をした、

言わば、優しさも人情味もない性格として描かれていたのに。

今回だけだと「母親が去って、誰にも甘えられないまま育ったが故に、

自分を傷つけるしか生きる方法はなかった」という、

強がったフリして、実は不器用でか弱い性格だったかのように描かれていたのも

個人的には引っかかっていて。

3人の母親が彼女を助けたいと思う理由も、「彼女の暴走を止めたい」じゃなくて

「自分を傷つけて悲しんでいる彼女を何とか救ってあげたい」という感じになっている辺り、

どうも根本的な所が挿げ替わっているような気がしてならなかったのです。

 

え〜と…今回の展開にするなら、あの主張はなくても成立したのでは?

「正しいお金の使い方とは何か?」といった社会派なテーマを盛り込む必要もなかったのでは?

もっと極端な事を言うなら、3人に近づいた動機が

母親への復讐から来ているのかもしれないと察せた5話から

今回の内容へと直結させても、何ら違和感がなかったのでは??

"連続ドラマ"であるだけに、いろんな疑問符が浮かび上がってきます。

 

3人の母親とトラコの接点にしても、トラコがそれを知っていて近づいたんじゃなくて

単なる偶然だった…で済まされていたのも、何だかこじつけ感が凄かったですね。

結局、世間の不条理さを訴えるまでになった背景も明かされないまま、

みんな浄化されてハッピーエンドの方向で行くんでしょう。

 

子供たちが急に親に対して反抗するようになったのに関しては、

トラコと福多(中村蒼)を以前の関係に戻すために

「正しいお金の使い方」を実践しようとしているから…だったら良いんですけども。

まさか、目標に到達する事で、自分の家庭教師でなくなってしまうのが寂しいから

構ってもらっているとかじゃあないですよね?

作風的に、あり得なくはないですからねぇ…(苦笑)

 

 

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家庭教師のトラコ 8話 感想|家庭教師からゆすり屋のトラコに…

 

 

いろいろと遠回りしてきましたなぁ………。

 

トラコ(橋本愛)が3人の家庭教師になったのも、

要は、ほこりを叩けば問題が出てくる子供たちがいて、

銀行の頭取でもある利明(矢島健一)から大金を奪い取ろうとしていたから…なんでしょう。

そのために、奥さんの里美(鈴木保奈美)と、フリーライターである真希(美村里江)、

おまけに智代(板谷由夏)を利用した。

子供への指導は踏み台でしかなかった。これで合ってますよね?

今回は今までの全容が明かされる回となっていて、

トラコの目的や、3人の母親に近づいた意図が何だったのかを

ようやく知れたのは良かったです。

 

ただねぇ…そこに辿り着くまでの過程が長過ぎました。というか、ややこしかったです。

「先生がやってるのって、鼠小僧って事?」といった台詞がありましたけど、

それなら最初から「表の顔はちょっぴり変わった家庭教師」

「でも裏の顔は…悪事を働いて、違法行為をする人間からお金をゆすり取る詐欺師だった」

という"二面性"を漂わせる展開にしていれば、

迷走していると感じずに済んだんじゃないでしょうか。

そして、コスプレの設定も必要性が増したのでは?

とにかく…何を企んでいるのか、何に執念を向けているのかすらも分からない

ただ漠然とした"秘密"だけで、中盤まで延々と引っ張り続けたから、

前回からあまりにも違う雰囲気で困惑している訳で…(汗)

 

トラコを見送る3人からの、

抱きしめられたり、慰められたりしながら母親の愛情を受け取る流れも、

トラコの孤独を強調させて、悲しい気持ちにさせる意図があったのかもしれませんが、

今回のやり方も含めて、犯罪を犯している印象しかないので同情しづらかったです…。

何か"影"を思わせる表情を度々チラつかせていれば、また違っていたと思うんですけどね。

一捻りどころか二捻り、三捻りした結果、回を重ねるにつれて魅力的に映るであろう

主人公の描写の重ね方も、上手く行っていなかったような気がしています。

 

で…意外なのは、来週で最終回ではないんですよねぇ。

ここまで見てきたからには最後まで見届けますが、

多分もう、褒めた感想は出てこないと思います…(汗)

↑とある事情もあって、一応保険かけておきます^^;

 

 

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家庭教師のトラコ 7話 感想|言ってる事とやってる事が滅茶苦茶じゃ?

 

 

トラコ(橋本愛)の体を借りて、世間について思っていた事バンバン言いまくるぜ!な

遊川節爆発の回でしたね。

 

正直言って、遊川さんの作品って、社会へのメッセージの盛り込み方や

登場人物の心情変化の描写に(個人的には)どことなくズレを感じる事が多くて、

苦手な印象を持っていたんですけど。

でもそれはそれで、"作風"だから…と好意的に捉えれば、

「こんな世界線もアリなのかもな」とか、主人公の考えに同情してみたくなる…とか

そう思いながら見られる所はあったし、何だかんだで心にグッとくる台詞もあったんですよ。

 

ただ、本作の主人公に関しては、熱意も考えも全くピンと来ません。

なんか…貧困や教育費や軍事資金といったワードを並べ立てて

すんごい大規模な話をしてましたけど、

今までの内容を見る限りだと、目的とやっている事が噛み合わなくて

矛盾だらけに感じてしまったのは私だけですかね??(苦笑)

例えば、犯罪を強要したり、実際に犯罪を犯して家族を酷い目に遭わせたり、

母親を精神的に追い詰めたり、酷い言葉をぶつけて傷つけたり。

ドラマだから、最終的には結果オーライで終わるんですが、

「正しくお金が使われる世界を作りたい」と訴えている割には

黒に近いグレーゾーンの言動ばかりしているので、

えっと…???なんて困惑した状態で最後まで見終えてしまいました…。

どう見ても「正しいお金の使い方」は教えていなかったでしょう。

 

そして、トラコが持っていた、母親のメッセージが書かれた紙ペラと、

「子供の教育よりも自分の事で頭がいっぱいになりがち」が共通点の3人の母親からして、

トラコが3つの家庭に近づいた動機は復讐から来ているんじゃないかと

考えていた節もありましたが、

今までの秘密が暴かれるであろう今回では一切触れられず、そこもモヤモヤ…。

今後それについてしっかりした理由が明かされるのかどうかは不明ですが、

今回の内容だけを見たら、"たまたま"近くにいたから

そこの家庭教師になったとしか思えません。

うーん…本当は政治家になりたくても高卒で不可能に近かったから、

いろんな人と関わるのに手っ取り早い家庭教師を選んだって所なんでしょうけどねぇ…

あんなに立派な考えを持っているなら、気持ちを直接届けやすい政治家家族の担当を

1組でもなぜ受け持つ設定にしなかったのか不思議ですし

(そうすれば、政治家と一般人でお金への意識の違いも浮き彫りになって面白味が増しただろうし)、

そもそも、当時財務省勤務だった福多(中村蒼)のツテを使った方が

「正しくお金が使われる世界」を実現させる近道になったのでは?という気もします。

 

収入が600万の人よりも、収入が300万の人の方が幸せだって結論もなぁ…

独身か扶養家族か、休みなしのブラック企業か休みが取りやすいホワイト企業かで

人や職種によっていろいろ変わってくると思うので、そこも腑に落ちませんでした。

 

今までの作品だと、回を重ねるごとに微妙になっていく中で、

本作は4,5話で盛り返して「もしかして良さげかも?」と期待していた部分もありましたが、

何だか前回から迷走しかけている感は否めませんね。

今回は「家庭教師の主人公」という設定がなくても成立しそうな話でしたしね…(汗)

別の物語を見ているような感覚でした。

 

 

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家庭教師のトラコ 6話 感想|今回はどっちにも寄り添えない…(汗)

 

 

いつも通りと言えばいつも通りなんですけど…

今回は極めて突拍子もない内容と展開でしたね。

失礼な事だと分かっているので、あんまり言いたくはなかったんですが、

今までのふと考えさせられる作りとはあまりにもかけ離れ過ぎていて、

脚本の締め切りまでに良いネタが思いつかないまま

提出してしまったんじゃないか?と思ってしまうほどでした。

 

第一、里美(鈴木保奈美)が赤の他人の子供に

なぜあそこまで肩入れしようとするのかが理解出来なかったんですよね。

かつて自分も同じ児童擁護施設で育ったとか、子供が昔の守(細田佳央太)に似ていたとか、

何か彼女の境遇と重なる理由があれば腑に落ちただろうに…最後まで何もなし。

そして、トラコ(橋本愛)の狙いも今回はぼんやりとしていたような気がします。

トラコと児童養護施設がどれくらい繋がっていて、

上原家の問題にどこまで関与しているのかが掴めないから、

3000万使って児童養護施設ごと騙した?

あのパーティの人員も、すり替え作戦も全部罠だった?

唯一の味方である守の出番が少なかったのも、トラコと事前に手を組んでいたから?

なんて、内容のほとんどを疑いの目で見てしまって…

結果、何を伝えたかったのかも分からず、引き込まれないまま見終えてしまいました。

 

今回は「人はお金で動くのか」「人は愛で動くのか」がテーマなんですから、

それこそ、もっと守も本筋に絡めれば良かったんじゃないでしょうかね。

そうすれば、当時は愛があったはずでも

今はもう地位とお金しか頭にない利明(矢島健一)と、

日常生活に"壁"はあれど、母を愛し続けているのは昔から変わらない守とで対立構造が生まれて、

2人ならどんな行動をとるのかを考える面白味も生まれるだろうし。

「結局、人はどちらが幸せに生きられるのか?」という問いかけに対する答えも明確になり、

見やすく分かりやすいものになったんじゃないかと思います。

例えば…前回と若干被りますが、里美が事故で危篤状態になり(あくまでもフリ)

膨大な治療費が必要だと判明して、

とある有名企業との契約を控えていた利明がその契約金を治療費に充てる事になるのか?

それとも、有名なお笑い芸人に直接指導してもらえるめったにない講座を

受講する予定だった守が、母のために諦める事になるのか?という

"両者にハンデをかける"設定にするとか。

あとは…周囲からの精神的なストレスでやられてしまっている里美を、利明が気にかけるのか?

守がこれ以上負担をかけないように、2人暮らしを提案して家を出て行く事を決心するのか?とか。

今書いたのはただの思いつきなので、多少文章がごちゃついているんですが(苦笑)

つまりは、トラコが吹っかける形で、

守と利明2人の描写を同等に盛り込んだ展開にしてみた方が、

今回の内容は成立出来たのかもしれません。

 

最後に…守の「さっきかっこ良かったよ、お母さん」という労いの言葉をかける

シーンだけは、唯一印象が残りましたね。

以前アンケートで里美が書いた「頑張ってた」とリンクしていて、やっぱり親子なんだなぁ…と。

それだけに、要素要素を活かしきれていない、

勿体ない仕上がりになってしまったのが残念です。

 

 

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家庭教師のトラコ 5話 感想|トラコの思惑…ちょっと見えてきた?

 

 

やはり前回から形が定まってきて、見やすくなりましたね。

トラブルが勃発し、親子関係にヒビが入りそうな所を

トラコ(橋本愛)が介入してまるっと解決する…というやり口は

同じ脚本家の過去作「家政婦のミタ」と似てはいるものの、

今回は、前回では少し欠けていた"家庭教師らしさ"が垣間見えた内容になっていました。

 

主人公の設定が特に活かされていて面白かったのは、

智代(板谷由夏)が遺書を何度も添削してもらうくだり。

仕事で書類を作る時に、商品をアピールする文章を考えたり、

印象に残った映画や本、行った場所の感想を日記に書き残したりする人は多いかもしれませんが、

それも画面に向かって取り組むだけで終わるだろうし。

そもそも、大人になってから「自分の気持ちを自由に紙に書き起こす」なんて行為は

中々しないだろうなぁ…と、見ながら思えてしまったんですよね。

トラコが赤ペンで細かく修正を入れる所は、

夏休みや授業参観の際に出される作文の宿題を彷彿とさせて懐かしい。

子供の頃によく指導されていた事を、大人になって一から指導される…という可笑しさは

家族に「お金=人生」を学ばせるトラコだからこそ成せる業ですし、

劇中にもあった「学校では教えてもらえない事を学ぶ」を、

生きていく上で避けて通れない進学・冠婚葬祭・終活といった"通過儀礼"と絡めながら、

表現方法を模索して行っている最中なのだと感じさせる仕上がりだったと思います。

 

ただ、そうなると、初回から3話まで、子供をターゲットにした話を描く必要性は

あんまりなかったんじゃないかなぁ?って気はするんですよね。

前回の感想でも書いたように、子供と大人で抱えている悩みや不安は桁違いで、

積んできた人生経験にも差がある以上、

大人の話の方がどうしても、社会的なネタを盛り込んで内容も膨らませやすければ

解決方法も幅を広げられやすいから。

母親と子供の話を逆にするか…極端に言えば、前回を初回にした方が(言い過ぎ??)

本作の方向性が早い段階で掴めたのではないかと思ってます。

そりゃあ"家庭教師"…"家庭"を再生させる専門の教師とも言えるから、

子供を教育するくだりを入れてもおかしくはないんですけど…

わざわざ1話ずつ深掘りするほどでもないのかな?というのが個人的な考えです。

 

トラコが3つの家族に接近する動機に関しては、ここまで焦らし描写が続きましたが、

今回で「お?」と思わせる要素が出てきましたね。

3つの家族の共通点は、みんな感情的になりやすく、

視野が狭くなって、子供を大切にする事を疎かにしがち。

トラコの持っていた紙ペラが、今回智代の添削を厳しく指導した理由でしょうし、

自身の母親に対しての言動からして、どうやら根深い恨みがある様子。

復讐…ですかね?

まぁでも、次回から後半戦でもありますし、

断片的な情報のチラ見せばかりで飽きてしまう前に

そろそろ真に迫る展開があって欲しいものです。

引っ張れば引っ張っただけ「ああ、そうなのね」と思う可能性も高くなるので…(苦笑)

あとは、3つの家族の変化を1つずつ…という構成にこだわらず、

"味変"として、トラコを信頼するようになった3人(3つの家族)が一緒になって

何か行動を起こすような回があっても良いのかもしれません。

 

 

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家庭教師のトラコ 4話 感想|私だったら1万円で奢るかな〜

 

 

「子供編」から「母親編」に変わって…の今回。

家庭問題に介入して、終いには家事にも手を出してきた辺り

「家政婦のトラコ」になってしまった感は否めないものの(笑)

中々どうして…ターゲットを"3人の母親"に絞ったお陰で、

「お金の使い方=人生の勉強」を教えるトラコ(橋本愛)の存在意義が増し、

最終的に、"お金の尊さ"を"家族の尊さ"と絡めながら、家族の関係を見つめ直すよう促す

「スクラップ&ビルド推奨ドラマ」として、本作の方向性が定まったようにも思います。

 

これまで描かれてきた3人の子供には

「家族に面倒を見てもらっている」という共通点があります。

守(細田佳央太)に関しては18歳で、現在なら成人とみなされる年齢だし、

他の2人の子供と違ってある程度の知識や世相は把握出来てはいるんでしょうが、

それでも、自立もしていなければ社会にも出ていない点では同じです。

だからどうしても、自分の「〇〇したい」欲求をトラコの力を借りて満たすか、

家族や両親間に起きている問題を解決してハッピーエンド…という

"狭い範囲"を膨らませていく内容になりがちで、

そこがワンパターンに陥る原因ではありました。

 

ですが、母親となると、今回の真希(美村里江)の場合で言えば

転職に娘の進学、生活費…義母のトラブルなど、抱えている問題が盛りだくさん。

次回掘り下げられていくであろう智代(板谷由夏)の病気も、

度合いは違うにしろ、生きていく上で避けては通りにくい。

裕福な家庭を持つ里美(鈴木保奈美)にも、

その環境にいるからこその悩みが生まれてくるでしょうし…

"日常"を守るために、何をするにも、何をしてもらうにも

全て"お金"が付き纏う苦しみを、大人なら嫌と言うほど実感しているんですよね。

子供から母親へターゲットを変えた話にした事で、共感出来る部分も増えて、

視聴者も見ながら考えさせられる深みが増したし、

今までは腑に落ちないでいた「3つの家族を同時並行で描く意味」も

ようやく見出せたような気がします。

今回のような展開が智代や里美の回でも続くんだったら、

環境や立場バラバラの母親の関わり合いがきっかけで、

自分の家族についても真剣に向き合うようになる母親の変化を描く物語として

興味深く見られそうです。

 

「1万円を拾うのと1万円をあげるの、どちらが幸せ?」に対する答えを

子供や母親に幅広く求めたくだりも、

それぞれ状況が違う"3つの家族"ならではの面白さが滲み出ていて良かったですね。

そういう質問って、いろんな考えを聞けば聞くほど楽しいので。

ちなみに私は…1万円だったらあげます。

というか、相手がお金にたかってくるか、万札を要求する人でなければ、奢ります。

真希の考えに少し近いですが、小遣いとして使うなら

間違いなく娯楽費に充ててすぐ消えるでしょうから(笑)

奢る行為も、奢るほどのご馳走を食べられる経験も早々出来ないから、

自分も相手も両方幸せな気分になれて、そして奢る事のちょっとした気持ち良さも感じられて

「またいつか喜ばせよう」というモチベーションに繋がって…で

一石二鳥なんじゃないかって気がするんですよねぇ。

 

 

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家庭教師のトラコ 3話 感想|3人の子供編から3人の母親編へ

 

 

※3話(8/3放送分)の感想です。

今更の投稿になってしまい、申し訳ありませんm(_ _)m

 

放送から1週間経ってしまったし、

内容次第では、もう感想を書くのはやめよう…と決めて見始めましたが、

今回はメッセージも分かりやすく、シンプルにまとまっていましたね。

お笑い養成所にポンと出せばすぐ入れる20万という大金を前にして

弱気になってしまう守(細田佳央太)と、

上原家の母親として認められたいがために、給料を倍にする形で

ついお金に縋ってしまった里美(鈴木保奈美)の2人に

「金額が高くなればなるほど、果たしてそれに見合った覚悟は持てているのか?」を試し、

問いかけるお話になっていたと思います。

 

まぁ…前妻の子供たちに嫌われるならまだしも、

惹かれて結婚したはずの旦那・利明(矢島健一)も

なぜ邪険の目で見てくるのかはよく分からず(「銀座」ブランドを手に入れたかった??)、

家族関係に関してはイマイチ腑に落ちない所もあったんですが(苦笑)

でも、今までの回よりは現実味があり、納得の行く結末に落ち着きましたし、

鈴木保奈美さんの津軽弁の勢いと、

"縛り"から解放されながらも「本当にこれで良いのかな…?」と迷いをチラつかせる

細田佳央太の機微な演技も楽しめたので、良いでしょう。

 

ただ、やっぱりどうしても気になるのは、

"連続ドラマ"の意味を成していない構成について…なんですよね。

確かに、知恵(加藤柚凪)や高志(阿久津慶人)の"その後"は描かれてはいます。

でも、回を重ねるにつれて、トラコ(橋本愛)が家庭教師として受け持った教え子たちが

どのように変わっていったのか?を見守っていくのが

"連続ドラマ"ならではの面白味だと考えているので、

今回のような、前後の繋がりが見えづらい"触り"程度で済まされているのには、

個人的には物足りなく感じてしまうのです。

逆に、"その後"をじっくり描く事が、学校では詳しく学べない

「お金の使い方=人生の勉強」を教えるトラコの存在意義にも繋がるので、

1話で1家族にスポットライトを当てて、後は適当にこなす…な構成になっているのは、

連続ドラマとしてはどうかなぁ?という気もしています。

 

で…次回予告を見る限りは、どうやら「子供編」から「母親編」に切り替わるようですね。

3話の時点で既に「母親がトラコに『うちの子を何とかして!』と頼み込む→

トラコが仕掛ける→子供がトラブルを起こす→トラコが説教する→最終的に家族を見返す」

というワンパターンの流れが出来上がってしまっているので、

今度は主語が親から子に、子から親に変わっただけ…にならないかどうか心配です。

上記にも書いた通り、今回は演技と着地点のお陰で

まだ興味深く見られましたが、様子見状態である事には変わりありません。

 

まぁ、トラコが母親に恨みを持ったきっかけや、

3人の母親(家庭)に接近してきた理由を知りたいがために、

ずるずると見続ける事になるかもしれませんが…(笑)

うーん、だらだらと引っ張ったりせず、

真相に繋がる"ヒント"は早めに明かして欲しいですね。

3つの家族を順繰りで描いていく構成には、もう飽きました(苦笑)

 

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家庭教師のトラコ 2話 感想|5000円は手元に戻って来なかったのであった…。

 

 

ここ最近の遊川作品はなぁ…

構成へのツッコミよりも、どうも内容へのツッコミの方が先に出てしまうんだよなぁ…(滝汗)

※という訳で、次の所まではネタバレ感想です。

 

 

「逃げるのは"負け"」だと主張する母・智代(板谷由夏)にも、

話が通用しなさそうな上に、ゲーム課金に使うなら、今5000円が手元にあるとは

到底思えない課金3兄弟があっさり返した件にもモヤモヤする部分はあるけれども、

個人的に一番消化不良感が残るのは、着地点について。

えーっと…お店の維持費として、生活費として受け取った貴重な5000円札なんですよね?

で、万引きしたのちに、その5000円を稼ぐまでには

25回角煮定食を提供して、25回頭を下げて、

時々クレームを言われながら25回感謝の挨拶をするという

母の汗滲む苦労に気づいたんですよね?

なのに、お札のままきちんと返さないオチは、どうかなぁ…って思っちゃうんですよ(苦笑)

極端な例えではあるし、完全に同意義ではないと分かってはいるんですが、

「自分が何かするために使った」点では、高志(阿久津慶人)も、

大金を盗んではカジノに一気に注ぎ込んだ犯人と似たような事をやったともとれる訳で。

 

もちろん、自分だったら絶対買わないであろう花束をプレゼントして

母を喜ばせようと考えるのは否定しません。

ただ…「25回」のくだりを知ったんだったら、

反省して自分の力で貯めた5000円をそのまま返す事に加えて、

母への感謝の気持ちとしてプレゼントも渡す…というオチにした方が、

少ないお金でもある程度普通の生活を送れている"有難み"を実感して

学べたのではないかと思うんです。(って、前回もこんな感想を書いたような…(汗))

 

まぁでも、途中でピンクのサンダルを意図的に映したカットがあった辺り、

プレゼントが少し上質なサンダルだったら、まだマシに映ったのかもしれませんけどね。

てっきり、サンダルを渡すんじゃないかと予想していたもので…

ああ、そこは回収しないんだぁ…と、その点でもちょっと残念に感じるのでありましたw

 

 

さて、内容へのツッコミはここまでにしておいて。

もう1つ疑問に思っているのは、前回でも書いた通り、

3つの家族を同時進行して描く必要性について…ですね。

家庭環境も違えば教える年齢層も違う、それぞれ複雑な家庭だから、

1つだけの家族に絞れば"変化"が目に見えて、もっと楽しめた気がするんですけど…

本作の場合は3つの家族に加えて、主人公自身がキャラ分けをしてしまっているので、

印象にブレが生じて、それぞれで全く異なったドラマを

見ているような感覚を覚えてしまうんです。

 

で、主人公がキャラ分けをしているきっかけとなっているであろう"縦軸"は、

昨今のミステリーブームを考えれば、恐らくまだまだ引っ張る。

どうせ数話経ってから説明がなされるんでしょうが、

私はその説明…いや、"謎"を知りたくて見ている訳じゃないので、

回りくどさや見づらさを感じてしょうがないんですよねぇ。

実際、本作のテーマはあくまでも「お金の使い方」を子供に教える話なので。

主人公の縦軸や設定がどうのこうのは、本筋に無関係…だと思っています。

 

まぁ何にせよ、何を隠しているのかすらも曖昧な"秘密"を序盤でハッキリさせて欲しいし、

前回は中村家の問題を解決し、今回は下山家の問題を解決する…というオムニバス形式をとらず、

1つの家族の変化を数話描いてから、交流しながら次の家族へバトンタッチ…と

グラデーションのような形に寄せて行った方が

構成がグダらずに済むのかも?というのが、今の考えではありますね。

 

うーん……裏が第二部になってから良くなれば、そっちに移るんだけどなぁ…←また言ってるw

 

 

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家庭教師のトラコ 1話 感想|6歳の子による、はじめてのしゃっきん。

 

 

今までに遊川作品を見た事がある方は皆口を揃えて言うだろうし、

私もその印象が一番に来たので、言ってしまうんですけど(笑)

冒頭から、ザ・遊川ワールド満載の初回でしたね。

直近の作品を挙げるとすると、「ハケン占い師アタル」「同期のサクラ」「となりのチカラ」

などの系譜で、今回は「癖あり訳ありの異彩を放った主人公が、

家族(or組織)の綻びに踏み入っては意識改革を起こしていく」という話を

家庭教師バージョンでお送りする…といった感じ。

そう…近年は、あの手この手で設定を変えても、

伝えたいとするメッセージは根本的に同じ傾向にあるので、

ターゲットとなる登場人物との接近シーンはとにかく主人公を過激に見せて、

社会への問題提起をした割に、最後は何となくファンタジーで解決して終わり…

という先の展開を読めてしまうのが惜しい所ではあるんですよねぇ。

本作もそうなるだろうと分かっていたから特に期待はしていなかったし。

実際、本当にそうなりましたからね(笑)

そのうち、"あるある"の火事回も出てきそう。

 

個人的には、元も子もない事を言ってしまいすみませんが…

"お金の大切さ"を描くなら、6歳の子供ではあまりにも幼すぎたのではないかと思います。

本編を見ていると、確かに「学力よりも発想力重視」のお受験も現実世界に存在するから、

ああやって1万円をどうするかを子供に考えさせて実践させるのも

良い経験にはなるんだろうなぁ…とは思うんですが、

6歳となると、まだまだ親に甘えていたいし、自分の考えや気持ちを理論的に

説明出来ない事だってある…(知恵(加藤柚凪)は最後はすらすらと説明出来ていたけどw)

そんな年頃なんじゃないですかね?

その設定にしたからか、この脚本自体も、子供や親がどんな反応をするかも

トラコ(橋本愛)が全て掌握しているかのような"予定調和感"を覚えて腑に落ちませんでしたし、

何だか甘ちゃんな解決方法に見えてしまいました。

例えば…もう少し自我が確立した、中学受験を目指す年齢にしていたら、

昇給も難しい企業がある世の中で、使い果たした1万円が手元に返ってくるまで

どれだけの労力や時間が必要か?

"楽"を選んだら選んだ分だけ、比例するように"縛り"も増えていくとはどんなものなのか?

といったシビアな部分にもっと踏み込めたのかもしれません。

まぁ、どうしても6歳の子で考えるなら…かなり酷ですが、

1万円分のおこづかいをコツコツ貯める流れにしてみてもアリだったのかも…ですね。

働いて稼ごうとする考えの方が多いでしょうから。

 

今回は中村家に焦点が当たった内容になっていた訳ですが、

初回から中村家・下山家・上原家(上中下!)の

家庭環境&年齢バラバラの3家族を同時進行で、そして、次回は下山家の回となると、

話が全体的にとっ散らかっていきそうで心配でもあります。

なぜ1つの家族の成長に絞らなかったのか…?

納得の行く答えが出てくるんなら良いですが、

これまでの経験上、回を重ねるごとに

モヤモヤが募っていく可能性の方が高いですからねぇ…(汗)

 

実は、一緒に裏番組を見ている母が、今日は外出していて私は留守番状態で、

たまたま本作の初回が放送される日だったので、こっちをリアタイしたんですが…。

あっちは微妙ですし、かと言って、こっちは同じ印象を持ちそうなので、

どちらの感想を書くか迷いどころではあります。最悪、感想を書かない日になるのか?

うーん…(笑)

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

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