2022年冬ドラマ一覧

ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇 10話 感想|依頼に隠された仁和の本当の狙い

 

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いつもなら序盤であるはずの決め台詞「ざわざわする」がないまま

物語が展開されていくという、まさしく小さな"ざわざわ"が残り続けたお話。

 

仄かな三角関係の他に、仁和(安藤政信)の縦軸にも触れている

メインエピソードがあるのに、就活詐欺のエピソードも

合間合間に加えるとなると複雑にならないか?

別に就活詐欺の方はわざわざ最終回前に持ってこなくても…と

途中まで疑問に感じながら見ていましたが、

最終的には、なるほど…それなら納得…と思えるラストに仕上がりましたね。

単なる味変や尺埋めではなく、何かしらの意図が含まれていたのだと

後から気づいて新鮮さを覚えるという、種明かし的な構成になっていたのが面白かったです。

 

ただ、強いて言うなら、失明したライターの話の着地点が

ちょっと単純だったかな?という気がしないでもありません。

「プライドが死ぬ」って事は、要は彼には

「ライターでありたい」意志がまだ残っていたんでしょう?

なら、口述筆記でも出来たんじゃないかとは思えてしまうんですよね。

 

例えば、元々"目で見て感じたものを取り入れる"所にこだわりを見出している人だから

作家人生を捨てた…とか、いざ口述筆記してみたものの馴染めなくて諦めた…といった

補足が加えられていたら、妻が引き継ぐのにも説得力が持てましたが。

一応取材ターゲットなのに、全体に漂う謎めいた雰囲気作りを優先し過ぎたあまり、

彼の描写や背景が丸々カットされているのは気になりました。

まぁでも…今回の話はあくまでも仁和の"裏の顔"を知らしめるための内容ではあるから、

あえてそこは深く追求はしなかったと捉えた方がいいのかもしれませんね。

 

とりあえずは…カンフルNEWSと繋がりがあると思って見ていなかった

インターネオとの合併には衝撃を覚えたので、

このままエンタメらしさを押し通す最終回になる事を期待しています。

 

↓前回の雑感はこちら↓

 

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ファイトソング 9話 感想|2年の時を経て運命の再会

 

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劇中でも言われていた「フリップ芸」…

あのシーンは真面目に見たら感情移入するんだろうし、

菊池風磨さんの、明るく振る舞いつつ儚げな

慎吾という人柄が滲み出た演技も良かったけれども…

かつてフリップ芸が使われた某ドラマを見ていた者からしたら

純粋に泣けなくてですね(苦笑)

すぐさま思い出してしまいましたよ、あの最終回を…何て事してくれたんだと…w

(分かる方は分かってくださるはず)

 

っていう雑談は置いといて。

2年後…ですね。

なぜ「数ヶ月後」ではなく「2年後」と期間を大きく空けたのかは、

大きく変わった日常を"日常"として捉えている花枝の様子を見ていれば、

苦しい現実を受け入れるまで・馴染むまでの時間だと思えば納得出来るんですが…

それと同時に、気になる部分もいくつかあるんですよね。

 

例えば、花枝(清原果耶)の「私、前よりも喋るようになったよね」という台詞。

これ、2年前までの花枝とさほどの変化を感じないのって、気のせいなんでしょうか?

以前も確か、毒舌も本音も交えつつ、

(特に芦田に対しては)長々とドライに喋るキャラだったはず。

別に変化が全くないと言っている訳じゃなく、

清原果耶さん自身が口元の動きや喋りをハキハキさせるように演技をされたり、

花枝が話している間に遮る者が出てこなかったりして、

「喋るようになった」風に見せているのは伝わるんですが…

根本的な性格は変わっていないというのか。

この違和感が生まれた原因は恐らく、

"よく喋るキャラ"だと印象づけた今までの描写にあるのだと思っています。

 

で、「喋るようになった」と、2年間の時間経過に付随してもう1つ言えるのは、

いくら後天性の聴覚障がいだったとしても、以前のような会話で、読唇術メインで

コミュニケーションが取れるのか?という事。

今の時代、手話を使わなくとも、音声アプリや筆談があれば行けるのかもしれませんが、

ろう者同士でも読唇術で話が通じるのかどうかはちょっと疑問。

せっかくインタビューのシーンがあったのですから、

聞こえなくなった時に努力したエピソード、

または失敗してしまったエピソードといった両者間の"小ネタ"を台詞に混ぜ込んだら

まだ自然に見えたのかもしれません。

 

あとは…花枝は一般人なのに顔も本名も公開されちゃうんだ…とか、

芦田(間宮祥太朗)に知られたくないのなら、

取材相手に匿名にしてもらう対処は出来たはずなのに…とか、

多少のご都合主義は目立っていたものの。

この段階で慎吾(菊池風磨)は正式に振られる事になってしまって、芦田が動いて…で、

最終回に向けての準備だと解釈しておけば良いのでしょう。

 

それにしても、耳が聞こえなくなった後も

暗い雰囲気をチラつかせなかったのは良かったですが、

そうなるとやっぱり、病気の設定を入れなくても

物語としては成立出来たのでは?とは思えて複雑です。

 

まぁ…何やかんや言いつつ、次回でおしまい。

エレベーターが故障して閉じ込められる展開は、もはや定番ですね(笑)

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の雑感はこちら↓

 

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冬ドラマの雑感いろいろ⑥〜ゴシップ・DCU〜

 

今回はこちらのラインナップになっております(時系列順)↓

※タイトルをクリックすると、そのページに飛びます。

・ゴシップ 9話

・DCU 7話

え〜と、記事タイトルの通り、各々の感想は長くありません。そして雑です。

それでもよろしければ… ※しばらくテンプレです。

 

  

ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇  9話(3/3放送分)

 

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本筋とは関係のない恋愛パートに時間を割く事に抵抗感を覚える理由の1つとして、

私情を持ち込んで対立する描写が増えてくる所にもあるんですけど…

そう考えると、本作の根津(溝端淳平)と笹目(筧一郎)は

仕事上でもプライベートでも互いを尊重しているのが伝わるから、

凛々子(黒木華)のライバル同士のシーンになっても見やすいんですよね。

話を最後まで聞く。逃げ出さない。ここも好印象。

 

笹目がプロポーズの流れで「凛々子を守りたい」と言った件に関しては、

"守りたい"だから、純粋に恋に落ちたというよりかは、

そこには姉への気持ちも乗っかっているような気もしています。

 

内容に関しては、終盤がやや駆け足だったかな?なんて。

そして、出演者が出演者なだけに「ゲスの極み!」で

上手い事ネタにしてやった風のオチにも出来たと思いますが、

その手の描写は既に某情報番組のパロディで取り入れているから、

更に加えるとなると狙い過ぎのようにも感じられて、

視聴者が気づいて楽しむくらいで丁度良い塩梅だったのかもしれませんね(笑)

 

  

DCU 7話(3/7放送分)

 

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最終章に向けての準備回なのかもしれませんが…

無理やり縦軸絡みの要素を混ぜ込もうという強引さを

物語の節々から強く感じてしまいました。

お陰で"仕事"より"私的な感情"で動いてるようにしか見えず…。

仕事自体も場内の捜索活動になるなら、水族館配属の警備や警察は存在していないのか?

っていうツッコミどころが生まれるんですけど(苦笑)

 

話の構成上、成合を捕まえる事が

ミッションに見えてしまっているのは仕方ないにしても、

そうなると、未だに「ブラックバタフライ」がテロリストだという事以外に

目的や情報が不透明なのが気になるんですよね…(私が何かを見逃しているのか??)。

その展開にするなら、彼らの目的を前半ではっきり示してから、

それを阻止するために動く…という描写にした方が、

今回の内容にも多少の意義は感じられたかもしれません。

何と言うか、"組織"よりも、謎めいた成合"単体"を強調し過ぎだから

曖昧な印象が続いているんですよ。

 

そして、今更疑問に思った事を書いておくと…

瀬能を疑っているなら、なぜ彼を公安に尾行させないんだろうなぁと。

確か以前、新名が「利用するものは、何だって利用する」と言ってましたよね?

公安の存在感も薄まってきているし、

連携をとる形で上手く差別化出来ていないのが、やっぱり気になる所です。

 

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妻、小学生になる。7話 感想|介護の話になってしまったのが惜しい…!

 

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万理華(毎田暖乃)の事情を"知っている人"と"知らない人"を

1カ所に集まらせてのドタバタ劇は確かに面白かったけれども…

実家を今回の展開を繰り広げる舞台にした事で、

終盤まで「友利が母親の面倒を見るのか見ないのか」という介護問題に

焦点が当たった内容になってしまっていたのが惜しかったかなぁ…?と。

 

そう感じた理由としては、まず、万理華と母・礼子(由紀さおり)間の描写にあります。

人生経験豊富で、何でもお見通しの"母親だから"…というのは勿論、

寿命が近づきつつある立場だからこそ、万理華から唯一感じ取れる"何か"があったはず。

彼女にだけ目を合わせて返事をしていた意味深な演出もされていたのを考えると、

そこをもっと強調しても良かったのかもしれません。

 

そして、万理華と友利(神木隆之介)間の描写についても…

彼は周りとは違い「"信じる"と"疑う"の狭間にいる」人だったのに、

万理華が貴恵だと信じるまでの変化の描写がやや単調だった気がしています。

これを打破するには、例えば、実家内では友利中心の話に絞るのではなく、

姉弟で部屋を掃除するとか、アルバムを見て思い出話に花開くとか、母校に行ってみるとか…

 

まぁ要は…死を経験した事のある貴恵と、

(この言い方はなんですが)死をこれから経験する母親の特別な関係性を加えるだけでなく。

何かこう…故郷での"2人だけの時間・空気感"みたいなのが伝わる

エピソードも他に用意されていたら、

今回の内容、そして、友利の帰省に万理華も同行する事に

意味が感じられたのではないでしょうか。

 

ただ、守屋(森田望智)への返事、蓮司(杉野遥亮)の"大切な人"…

で、肝心の"魂の元通り"のくだりを、

残り3話もある段階で、変に引っ張らずに進めてきたのには潔さはありました。

特に最後の要素なんて、王道の最終回直前で入れたら駆け足気味になりかねませんから。

最終章突入という意味でも、また大きく一歩前進した回だったと思います。

 

あのラストとなると、「そろそろ本格的に自立する時が来たよ」という

お告げが含まれているんでしょうかねぇ…?

しばらくは交互に入れ替わって、徐々に頻度や潜伏期間が減ってきて完全にいなくなる…

そんな流れにもなりそうです。

 

まっ、娘が戻ってこない母親がいながら「幸せな1年だった」と言っている

圭介(堤真一)にも喝を入れないとですもんね(笑)

残り3話をどう紡いでいくのか、気になります。

 

↓6話の雑感はこちら↓

 

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愛しい嘘〜優しい闇〜 8話(最終回) 感想|野瀬さん、出番はそこじゃない!w

 

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いろんな意味で、お、おう…w な最終回でしたな。

 

まず、公式サイトのあらすじに書いてある

「誰も予想し得ない衝撃の結末」では全然なかったですね(笑)

前回で明かされた、中野(林遣都)が壮絶な人生を送ってきた事、

拘束した雨宮はまだ生きていた事(←なんで生かしといたん?というのは置いといて…)、

整形して雨宮になった顔を本人に見せた事も考慮すれば、

報われもせず刺されてバッドエンドになるんだろうとは想像出来たから…

だから…正(徳重聡)が刺しに来た変なタイミングを除けば、

ああ、やっぱりそうなるよね…と思える結末でした。

 

個人的には、良い話にしようとし過ぎたあまり、全体的にバタバタになって

収拾つかずに終わってしまったような気がしております。

特に言えるのは、クロ=中野を中学校に呼んで

感謝の言葉やメッセージを贈る中盤以降のくだりは、

丸々カットしても物語としては成立出来たんじゃないかと。

逆にあのくだりを延々と流す事によって、いろんな疑問や矛盾点が生まれるんですよね…。

あれだけ印象的なやり取りをしていたのなら、

意味あり気に"望緒だけが"彼を覚えていない描写をしていた初期の頃は何だったのか?とか。

こういう重要な場面の時だけ都合良く登場する中野とか。

中学時代はあまり関わりがなかった上に、別の顔になりすましまでして近づき

優美(黒川智花)や奈々江(新川優愛)の命を奪っていっては

望緒(波瑠)も利用していた酷い男に、

「待ってるから」なんて優しい言葉をかけられる同級生たちの心の綺麗さとか。

あとはもう…しれっと警察に混ざり込んでいた正とか。

いろいろ挙げたらキリがないんですよ(笑)

正に関しては、彼は警視庁の元上層部で、あれだけの人数じゃあ顔見知りの人もいるだろうに、

思いっきり顔出ししておいてなぜ誰も気づかなかったのか不思議でしょうがないんです。

 

多くの視聴者が期待した破天荒将軍正の出番は、確かに盛り上がりはしたけれど、

終盤で唐突に出てくるのはちょっと違ったなぁ…と。

素人ながら、私が考えるには、駐車場のシーンで雨宮を

ずっと尾行していた体(てい)で登場させて、

衝動的に刺した相手が雨宮ではなく中野だったと気づき混乱した彼が

その場で逮捕・連行される形で退場。

で、劇中でもあった、数ヶ月後に病院で渡されたファンレターのくだりを後に挿入して、

内容や郵送先から"クロ"が中野だと判明し、

長々と綴られた文章から彼の想いを知った望緒が

今まで迷っていたお腹に宿した子を産んで1人で育てようと決意する…。

そこまでの段階を踏んであのラストへ直結…

こんな展開にしていた方が、もっと自然には映ったのかもしれません。

 

という訳で、"締め方"ってやっぱり難しいもので、

本作も粗が目立ってしまったか…と思えてしまったものの。

それでもズッコケた印象が強く残る事がなかったのは、

正のキャラクターが大きいのかなぁという気はしています。

「いつ出るの??もう捕まったんだっけ???」なんて、最後まで楽しませていただきました。

エンタメをありがとうございます。←感謝する所が違うw

 

まぁそれは少し冗談で…(笑)

"ツッコんで楽しむ"部分と1つずつ紐解かれていくミステリー部分が毎回バランス良く、

「風呂敷を広げて複雑にする構図(真相解明と謎の比率の極端な偏り)」

「足踏み状態の展開」が苦手でミステリーというジャンルに抵抗感のあった私でも

面白く見られたのは事実です。

 

全体的に楽しかったならそれで良いかって事で…

完走した視聴者の皆様も、チームの皆様も、お疲れ様でした〜。

 

↓今までの感想はこちら(雑感もあるのでこの形で載せます)↓

1話|ささいな"嫉妬"から始まるサスペンス

2話|怪しくないようでやっぱり怪しい雨宮

3話|名前だけ利用される奈々江がかわいそうな件

4話 雑感 ※雑感集の一部。スクロールなしで該当のページに飛びます。

5話 雑感 ※同上

6話 雑感 ※同上

7話 雑感 ※同上

 

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となりのチカラ 5話 感想|これで良いのか?と思えてしまう

 

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良くも悪くもファンタジーに解決するのが遊川流ではあるんですけれども、

今回のは流石に「うーん」案件でしたねぇ…。

種類は違えど、「同期のサクラ」の終盤と似たようなモヤっと感が…(滝汗)

清水尋也さんの目で感情を訴えかける演技に一瞬心を掴まれたのは事実でも、

個人的には感動までは行かず。

 

確かに、管理人・星(浅野和之)の過去を思えば、

我が子を亡くし、未だに犯人の足取りも掴めていないので気の毒ではあります。

今までの罪を認め、頭を下げて謝ってもいました。

 

ただ…謝ったとは言え、風評被害を電話で垂れ流し、やっと決まった就職先をクビにさせ、

SNSにはやってもいない事件を拡散し、

しまいには証拠もなく憶測だけでボコボコに殴って入院させた。

上条(清水尋也)の人生を踏みにじるこれらの迷惑行為を全部"1人で"やったんですよ。

(噂を言いふらしている住人もいたけど)

なのに…なぜお咎めなしで、"いるべき存在"として全員が星を立てるのか、

全くもって腑に落ちません。

そして、その違和感を助長させたのは、

被害者である上条よりも星に対して可哀想と思わせる方向に誘導し、

星の過去や心情描写に時間を多く割いていた展開にもあると思っています。

いや、みんな…学園ドラマの最終回みたいに引き止めるより、

上条を心配するのが先でしょうよと。

 

今までの回もそうで、未成年犯罪や被害者家族といったシビアな問題に触れて

「社会派の要素にも斬り込む」攻めた作品に見せたくて

今回の話を取り入れたんでしょうけど…

何だか"仲間意識"を盾にしているだけで、

かえって同調圧力という怖い印象を与えてしまっていたような気がしています。

職務を忘れて何の罪もない相手を人前で殴っていた彼を

悪く思う人が1人も出てこない方が不思議なのです。

 

何をしてもみんな優しく許すだけが、罪を犯した人のためにはならないし。

管理人は責任取って解雇を受け入れるだけでなく、ちゃんと罪を償って更生して欲しかったです。

いや、「フィクションだから(笑)」と言われればそれまでなんですが、

今回に関しては、このまま風化させて良い案件なのかと疑問でならなくて…(汗)

ある程度の落とし前って必要だと思うんですよね。

 

うーん…どうも法的な部分で引っかかる描写が散見されるんですよねぇ。遊川作品って。

何だか、住人たちの今後も心配になってきましたよ…。

 

↓4話の雑感はこちら↓

 

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冬ドラマの雑感いろいろ⑤〜金・月・火曜のドラマ〜

 

今回はこちらのラインナップになっております(時系列順)↓

※タイトルをクリックすると、そのページに飛びます。

・妻、小学生になる。6話

・愛しい嘘 7話

・ミステリと言う勿れ 8話

・ファイトソング 8話

え〜と、記事タイトルの通り、各々の感想は長くありません。そして雑です。

それでもよろしければ… ※しばらくテンプレです。

 

  

妻、小学生になる。 6話(2/25放送分)

 

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難しい所ですなぁ…。

本来は小学生になった妻をきっかけに

新島家と白石家がお互いに再生していく姿を紡ぐ物語なはずで、

前回まで見てきて確信したんだけれども。

バーベキューというシチュエーション作りによって、

ちょっと群像劇の方向性に寄ってしまっている気がしないでもないんですよ。

 

いや、大まかに見れば、前回の感想で書いた"自立にむけての一歩前進"を

今回から本格的に描き始めているとも言えるんですけども…

恐らくそう感じてしまったのには、

三者である守屋主体のエピソード・視点が主要人物2人と

同じくらいに盛り込まれていた事が一番の原因なのかもしれません。

圭介に仄かに感じていた好意を示す描写がキスっていうのも

唐突過ぎて疑問符が浮かび上がるし…

今後もある種の三角関係として同等に扱っていきそうで心配でもあります。

 

あとは余分に感じたのは、終盤の"見える"くだりかな。

今までは普通に"見えているはず"の店主を描いていたのに、

今回では"見えている"店主をはっきり描いている。

数々のエピソードを見れば今更…ですし、ここの扱いの曖昧さもまた

物語全体が迷走しかけているように見えてしまうんだと思います。

 

そして…ついでに言及するなら、

万理華に貴恵の姿を重ねるときの演出の頻度も統一して欲しいなぁと。

回によって多かったり少なかったりで割とバラツキがあるような気がしております。

細かい部分だとしても結構違いを感じるので…

演出家の面々で共有しないもんなのでしょうかね。こういうのって。

 

  

愛しい嘘〜優しい闇〜 7話(2/28放送分)

 

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クロの正体以外は全部バラした最終回前。

この手のドラマで一気に明かす手法をやると

唐突感や整合性の取れなさを感じずにはいられないものの、

そこは本作は上手く交わしていた印象ですねぇ…。

登場人物は基本的に相手にベラベラ話し過ぎだし、正という癖強キャラもいるので

"ツッコミドラマ"の方が目立ちがちにはなってしまうんですけど(笑)

ちゃんと根底では"ミステリー"もやってるんですよね。

それはやっぱり、今までの積み重ねが大きいと思ってます。

 

衝撃的な事件を次々と展開しつつも、

中弛みせず1話ずつ小さな"違和感"を残しながら核心に迫っていく構成にしたお陰で、

「やっぱりそうだったのか!」「だからあの時…」などと、

パズルのピースがはまっていくかのような爽快感がありました。

だから、真相は予想と大体当たっていたけれども、

ここに来てテンポよく進んで行ったのもあって、個人的には割と楽しめた感じです。

 

まぁ…本物の雨宮が生きていた件には驚きましたけどね(笑)

物語の進みを考慮して1ヶ月くらい経っているにしても、

殺せるほどの体力は残ってたんだ!?タフなやつだな!っていうw

 

最終回は「漂着者」を彷彿とさせる風貌の真雨宮vs爽やかで性格の良い偽雨宮の

林遣都さん劇場が見られると思うとワクワクしますなぁ。

でも、正にも制裁が下って、2人の雨宮に挟まれて困惑している図を

見てみたい気持ちもあります(笑)

 

  

ミステリと言う勿れ 8話(2/28放送分)

 

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極端に言えば、今回の内容は大きな進みはなく、"事の前触れ"といった感じでしたが、

それでも興味深く見られました。

全体的に"ゲーム"を上手く物語に絡ませていっているなぁ…と。

 

まず演出面では、合間合間に差し込まれる「殺すか?」「殺されるか?」

「やっぱり殺すしかないんだろうな?」の記憶に残りやすいカットが、

これまたキャッチーなゲームの劇伴のようにも思えて、

恐怖や不安を増幅させるのに効果的でした。

そして、展開はまさに"間違い探しゲーム"といった感じで。←別に狙ったつもりはないw

IQの高い問題が次回で待ち構えているんでしょうねぇ。

整達が1つずつ手がかりを集め、実際に全部見抜いたつもりで

「解けきった!」と達成感を覚えるのだけれども、

実は目を凝らしてみないと気づけない間違いが隠されている…

 

解決していないのは分かる。

でも先がどうなるかは最後まで見ないと全く読めないし分からない。

デラを演じた田口浩正さん、パンを演じた渋谷謙人さんの気配を薄める演技が、

「1人だけ嘘をつく人」「つかない人」が誰なのかを分からなくさせたのもあって、

次回に向けてますます視聴意欲を掻き立てられるお話でした。

 

  

ファイトソング 8話(3/1放送分)

 

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今回は入院日=恋の取り組み終了までのカウントダウンを描く回なんですが、

クライマックスにしては何かが惜しいんだなぁ…。

今回においては、演出の方に原因があるのかなぁ…?

差し迫っていると言いながら「あと何日なのか」が曖昧だから

微妙に感情移入しづらかったんですよね。

 

いや、下部にテロップで分かりやすく「あと○日」の演出を入れたら、

世界観が壊れるからと踏んであえてなくしたんでしょうけど…

せめて、たまに見かける木製のブロックカレンダー(?)を映り込ませて

刻々と近づく別れをそれとなく示していたら、

本当はずっといたいのにいられない…という2人の葛藤や寂寥感を

より反映出来たのかもしれません。

 

っていうか、残り2話ある段階で時間を経過させたとなると…

曲がヒットして再び売れ出した芦田と

施設で新たな人生を送っている花枝が再会して両想いのラストになるんでしょうね。

別に良いんですけど…やっぱり従来のラブコメに落ち着きそうで残念感は強いです。

以前にも書きましたが、「ファイトソング」なんだから、たまには誰ともくっつかず

その曲を日々の活力にしてこれからも過ごす…っていうオチも見てみたかったなぁ…と。

 

この枠は"当て馬"という、視聴者が感情移入しやすい・

SNSで盛り上がりやすいキャラクターを設定しては、

「どちらをくっつけるか」展開で惹きつける事にどうも縛られている気がするんですが、

求める人がいる以上は、それに応えるしかないんでしょうかね…。これからも。しばらくは。

 

 

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冬ドラマの雑感いろいろ④〜となりのチカラ・DCU〜

 

今回はこちらのラインナップになっております(時系列順)↓

※タイトルをクリックすると、そのページに飛びます。

・となりのチカラ 4話

・DCU 6話

え〜と、記事タイトルの通り、各々の感想は長くありません。そして雑です。

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となりのチカラ 4話(2/24放送分)

 

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今まではメインターゲットの悩みに立ち入る1話完結型に近い作りだったけれども。

徐々に周りと仲が深まってきている事もあり、今回は複数のサブエピソードも絡めつつ、

ようやく宣伝通り"1つのコミュニティ"が繰り広げる物語として展開していった感じですね。

相変わらず解決までの過程がワンパターンで間延びしているのが難点ではありますが、

今回でちょっとだけ奥行きが増し、変化を感じられた気がします。

 

そして、親子が意外と簡単に復縁するように見えても、

双方の考え・疎遠になった理由はちゃんと理解出来る描写になっており、

強引でも何だかんだ納得させられる流れになっていたのも良かったです。

 

ただ…これはクオリティというより編成の問題なんですけど、

1話分放送したら翌週お休みという方式を2回やったからか、

話のあまりの進まなさにイマイチ盛り上がれていない私もいるんですよね(笑)

勝手なのは重々承知しているんですが…。

今回から通常に戻るでしょうから、

視聴意欲が高まるような展開になる事を期待するしかないですね。

 

  

DCU 6話(2/27放送分)

 

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次回もまた水族館で捜査となると、

やっぱり"大人の事情"があるのかっていうのは置いといて…(笑)

今回は今までよりもちゃんと仕事しているようには見えましたね。

「仕事している」のが伝わるだけでも個人的には大きいのですw

縦軸や、前回の場合は家庭パートと、

本筋の中に切り刻んで入れる作りが多かったですから…。

 

確かに頻度的には変わらなかったかもしれません。

ただ、合間合間に挿入されたものは大まかに言えば

「成合は生きているのか」で共通しているエピソードばかりで目立つような進展はなかったし、

短いやり取りでサラッと済ませる程度だったからそう感じたんだと思ってます。

その上で、縦軸で最も重要になる部分を最後にまとめて持ってきたのは良かったです。

最初からこういう見せ方だったら若干まともに映ったでしょうけどね…。

 

ところで、違和感があると言えば、

50代の犯人が渡航資金集めのために密輸に手を出したという突飛さ具合もそうなんですけど。

個人的には、指輪を使用しての検証シーンにありまして。

DCUのメンバーに女性もいて、被害者の女性がつけた傷なのに、

なぜ男性しか参加しないのか?と疑問で疑問で。

力加減が全然違うから、それじゃ検証にならないのに…。

 

 

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ミステリと言う勿れ 7話 感想|"天使"は亡くなっていた…

 

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(リアタイ時は途中からちゃんと視聴出来なくて。

後日見返してから雑感集に加えようと思って見たら…

これは書かずにはいられないでしょ…って事で、遅くなりましたが感想を投稿しました(笑))

 

うわーーーーっ!!こりゃ驚いた!!!

香音人(早乙女太一)の佇まいに浮世離れした感じはあるなぁとは思ってはいたけど…

よほど鋭い思考の持ち主じゃない限り、あの真相には気づきませんよ…(笑)

ネタバレも一切見かけなかったし、原作既読の方はうずうずして堪らなかっただろうなぁ。

 

で、前回の雑感で、おたまじゃくしの話をしている

陸太(岡山天音)のエピソードを挙げた件。

ピーターパンシンドロームに陥っているのかと思わせる描写が

印象に残って言及したんですが、

ある意味、それも伏線となって繋がる結末ではありましたね。

虐待や性暴力、そして、異常な環境の中での生活を続けていたら多重人格を作る。

さらに陸太の場合は…親を燃やして殺すという現実から、"命の恩人"だと信頼していた相手を

衝動的に殺した現実から逃れたくて、そうなってしまった。

一方で、同じく家庭環境にトラウマがあったらしい整(菅田将暉)には、

考えるとは何かを教えてくれる人が身近にいたので、普通の大学生へと順調に成長出来た。

 

せめて、生徒の指導よりも自分の株を上げる事に夢中な担任さえいなければ、

「同じ想いをして苦しんでいる子供がいるから助けなくちゃ」という想いを助長する事は

少しでもなかったのかもしれないけれども…

でもやっぱり、全ては家庭次第で人生が決まってしまうのだ…

これが俗に言う「親ガチャ」なのだと、その実態に心が痛むお話でした。

エピソード単体でも辛いのに、ほぼ同年代の菅田将暉さんと岡山天音さん演じる役で

「天国と地獄」で人生を対比させるものだから、余計に辛い気持ちにさせられましたね。

前回は、単純にカエル顔に見えるからキャスティングしたのかな?と思ってましたけど、

全てを見てからだと…二面性の演技も含めて、物凄い説得力があった気がします。

 

それにしても、もう本当に…今回の話は"優れた"話で………

内容で言えば、軸はちゃんとミステリーになっているものの、

親ではなくても教育してくれる大人が身近にいる事の大切さとか。

実際にニュースでバカな行為をして捕まった容疑者の映像を見て

「何やってんだ…」と思っていても、もしかしたらその容疑者の中にも

今回の天使と同じような境遇だった人がいるのかも…という

思考のヒントを与えられたりだとか(全肯定する訳ではないけど)、

社会派の要素も絡めて考えさせられる点で、余韻の強く残る仕上がりになっているし。

それと同時に、扱いようによっては盛り込み過ぎになりがちな

「今の主人公に至るまでのルーツ」=縦軸も、

さらっと絡ませて紹介してみせたのもよく出来ていました。

演出で言えば、香音人がいない現実をはっきり告げられてから、

まるで魔法が解けたかのようにセピアからダークの世界観に変わる所が

陸太の心境を物語っていて良かったです。

 

風呂光(伊藤沙莉)も含めた三角関係の描写に関しては、

最後のマフラーのくだりはやや蛇足な気がしなくもないですが、

それ以外は"重要な視点"になるように見せていて、上手い構成だなぁと。

イカの場合は実に掴みにくい存在で。

今回のエピソードを通して未来が読める事を仄めかしたり、

整には見えて他の人には見えない事を紹介したりしているものの、

彼女が見えているという事は、少なからず一概に"幽霊"とは片付けられないんですよね。

恋愛要素は強めて欲しくないですが、彼女はキーパーソンにはなるのかも。

 

「考えて生きる」というヒントを与えてくれた整を見上げる

陸太の柔らかな表情と淡いライティングのカットにかかる主題歌。

今まで合わない合わないと散々ツッコんで来たのに、

今回は相性が良過ぎて涙が出ましたよ(笑)

4話の爆弾犯の回と肩を並ぶくらいの出来でしたね。

 

↓前回の雑感はこちら↓

 

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ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇 8話 感想|終盤だけ少し前の月9っぽい。

 

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根津(溝端淳平)と派遣職員・彩(松本妃代)、恭平(新原泰佑)による3つの親ガチャ問題。

要素を盛り込み、群像劇仕立ての作りが強まったが故に、

主要人物である根津の父に対する静かな恨みが

椛谷(野間口徹)による台詞のみでやや片付けられた感は否めなくもないですが、

相手の心を尊重し気遣えるようになった凛々子(黒木華)の言葉で救われた

というのが頷ける溝端さんの涙を溜める演技が特に印象的で。

その後の彩のパートでの"闇雲に否定しないたった1人の存在"も含めて、

どこか兆しが見え始めたかのような、爽やかさの残るお話になっていたと思います。

 

ただ、"親ガチャ"という今時らしいワードを扱っているだけで、

俯瞰的に見れば"嫉妬"がテーマの昔ながらの内容…とも言えるんですよねぇ。

一応、SNSへの投稿やネット上での噂などを強調する形で、

「ネットニュースを扱う作品」としてそれなりに本作らしさを保ってはいたものの…

強いて言うなら、家族関係(?)のネットニュースを興味本位で読み、

その記事で偶然 悪意や偏見満載のコメントを見かけた過去があっただとか、

出来心で「親ガチャ」を検索し、間違った情報をずっと鵜呑みにしてきただとか、

今の彩に通ずる"歪んだ正義感のルーツ"みたいなものを

もっと"ネットだからこそ"の描写で表していったら、

彼女の言動にも深みが増していたのかもしれません。

 

あと、恋愛要素に関してはねぇ…

本作のジャンルは社会派じゃなくてあくまでも社会派"風"だから、

恋愛要素も取り入れて何でも自由にやろう!って所なんでしょうけど(苦笑)

終盤の方があそこまでドラマチック寄りの演出になると、

まるで2010年代前半の月9かのような、別作品を見ている感覚に陥ってしまうんですよねぇ。

1人1人の心情にスポットを当ててチームワークを作っていくという今までの積み重ねがあり、

それが本作のお仕事パートの面白味に繋がっている…

で、実際に前々回から形も定まってきただけに、

ここで露骨に恋愛を押し出されると噛み合ってないように感じるのです。

個人的にはそこそこ好感を持って見ている作品なのもあって…実に勿体ない。

 

凛々子が人の気持ちを分かる段階にまで来ているのは事実。

そして、根津を始めとした面々も、

あの会社で仕事する事に少しずつ、やり甲斐や居心地の良さを見出せている。

だからこそ、何も恋愛感情という安易な方向に走らなくても、

仲間という関係性だけでは片付けられない"特別な感情"みたいな曖昧な表現に落とし込んで

視聴者に悟らせるくらいで良いと思うんですよね。

まぁ、恋愛を絡めなくたって十分面白いのに…というのは今の月9にも言える事ですけど(汗)

(↑でも最新話はそこまで気にならなかったかな?)

 

↓7話の雑感はこちら↓

 

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