2022年秋ドラマ一覧

アトムの童 4話 感想|鵜飼が迂回ルートで再起動

 

 

前回の内容はなんだったんだろう…って思うくらいには、盛り返してきましたね。

社長の海(岸井ゆきの)は社員たちのサポートの仕方を模索し、

じいさんズは事務作業をしながら会社の原点となっている"遊び心"演出を作り、

那由他(山﨑賢人)と隼人(松下洸平)はゲームの修復を目指す。

前回では曖昧になっていた役割分担がきっちり描かれた事で、

アトム玩具を立て直す物語であるという根幹が見える作りになっていました。

 

まぁ…ぶっちゃけ、日曜劇場ではド定番の"裏切り者"展開じゃなくて、

データがある日突然、クラッシュを起こしてしまって大ピンチ…で始まっても

成立出来そうな話ではあったんですけどね(笑)

でも、先が読めたとは言え、会社の人々との出会いを通して、

自分自身と向き合っていった上での鵜飼(林泰文)の決断・変化と、

彼を改めて迎え入れてくれる社員たちの懐の広さには、純粋に胸が熱くなりましたし。

彼のエピソードが加えられたからこそ、一致団結した感じもより強まったのかもしれません。

パソコンのポップアップ画面の「再試行」「キャンセル」の表示が、

正社員となってここでリスタートを図るか?

それとも、こことの関係を断ち切って、今後もずっと銀行にこき使われていくのか?で、

鵜飼に選択肢を委ねているようにも思えて、粋な見せ方でもありました。

 

そして、よく出来ているなぁ…と思わされたのは、今回の脚本の構成力。

変な例えにはなってしまうんですが、何だか、植物の観察日記にも見えたんですよね。

種を蒔いて(前フリ)、芽が出ているか確認して(登場人物のぶつかり合い・試行錯誤)、

花が咲いて(投資家に認められる)、やがて実がなる(試練を乗り越え、結束力が強まる)…

この過程が、各々順を追って描かれているというか。

 

ただ種を蒔いただけじゃ育たない。

育てたつもりが中々芽が出なかったり、しぼんだりして、失敗も経験する。

それなら今度は水をあげる頻度を変えるか、日光を浴びやすいように場所を変えるか、

土を耕して肥料を追加するか…いろいろ工夫を凝らす事で、初めて立派な植物が出来上がる。

 

今回の結末を「実がなった」とするなら、那由他も言っていたように

1人の力では心折れて諦めてしまっていた訳で。それは他の人も一緒で。

那由他のピュアさと、彼と"子供な大人"同士である隼人との結びつきと、

繁雄(風間杜夫)の元祖社長としての頼もしさと、

父に社長の理念を教えてもらった海(岸井ゆきの)の優しさと、鵜飼の健気さと、

デジタルにはある程度詳しい各務(塚地武雅)のアシストの上手さと、

八重樫(でんでん)の感の鋭さ…皆強みもあれば、不器用な部分もある。

社内の話に限定したのが良かったですね。

1つの壁を乗り越えるまでの流れを、

それぞれの目線で、"個"と"個"の交わりも含めながら余す事なく描いていったのが、

今回の見応えに繋がったのだと思います。

 

新作ゲームに関しても、実は、おもちゃを売りにしているアトム玩具がゲーム事業?

それって会社ならではの良さが出るの??と疑問だったんですが、

デジタルとアナログの融合で打開策をとってきたのにはなるほどと思わされました。

初回の那由他の「おもちゃなんてなくても困らない。でもあったらワクワクする」

という台詞が最も活きた話にもなっていた気がします。

実際、面白そうでしたしね。もし現実世界で発売されたとしたなら、本当にやってみたい…

そんな気持ちにさせるには、十分に説得力のある内容でもありました。

 

で、興津(オダギリジョー)はどうやら、プランBに変更したようで…

頭が悪いので何となくでしか分からなかったんですが、

あの作戦だと、独占禁止法に引っかかりそうに思えたのは気のせいですかね?(笑)

土下座じゃなくて、警察に捕まるオチ??

 

 

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自転車屋さんの高橋くん 1話 感想|不思議ちゃんな2人にクスリ

 

 

鈴木伸之さん、最近は本当に役に恵まれてますねぇ。

不器用な男性を演じたら右に出る者はいない役者さんだと思っております。

本作の主人公もヤンキーって事で、

「恋です!」の獅子王や「お茶にごす。」のまーくんのように、

どこか可愛げがあって愛着の湧くキャラになるんだろうなぁ…と期待して

初回視聴を決めましたが、予想通り、そうなって行きそうです。

 

ぶっきらぼうだけど実は優しい一面も…という設定自体は、

近年増えつつある"ツンデレ"が主流のラブコメと同じ部類ではあります。

でも、本作の場合はちょっとだけ違っていて。

"ツンデレ"のギャップで魅せるとなると大抵は、

ツンツンツンツンツンツン…そして唐突のデレ…みたいに、

前半はとにかく相手側をドSキャラとして露骨に描きがちなんですが。

遼平(鈴木伸之)に関しては、

見た目やあまり聞き慣れない岐阜弁が怖いと感じさせるだけで

基本ずっと"良い人"なので、不快感を覚える事がないんです。

個人的には、最初の印象が最悪だと、それだけで視聴意欲は下がって、

後でイメージアップを図ったってもう無理だから…と若干冷めた目で見てしまうタイプなので、

初回から好感が持てるように描いていってくれたのには安心しました。

 

愛称が「パン子」の朋子役の内田理央さんも、

元々のおっとりした自由奔放な感じがしっくり来ています。

というか…2人とも変わり者で、何だか惹かれてしまうんですねぇ。

修理が終わるまでに時間がかかるから映画でも見てれば…以前に、

初対面の相手を自分の部屋に案内出来る、遼平の度量の大きさも面白いですし、

図書カードとかRPGの住人とか、朋子の独特な感性も楽しい(笑)

遼平もそうですが、朋子の人柄が「仕事は安定、運命の出会いを夢見がちな女性」

ではないのも珍しい気がします。

上手い断り方が出来なくてついつい誘いに乗っかってしまうんだけれども、

バナナを全部食べたり、映画でくつろいだり、ご飯代でチャラにしてもらったり…

相手の優しさには思いっきり甘えるアンバランスさなんかは人間臭さがあって、

そこも共感出来るのでした。

 

「距離感の近さ」が今後強調されていって、

あざとい演出が増えないかどうかだけは気がかりではあるんですが、

とりあえず、初回は「2人をもっと知りたいし、恋模様を見てみたい」

という気持ちの方が勝ちましたね。

演出も、1つの場所を長回しで撮ったり、ロケーションによる"画的な美しさ"を優先させて

極端な引きの映像でメリハリをつけたりと、目を引くものになっていました。

 

登場人物の動機付けにも無理がなく、

朋子が普段行く店はこんな店じゃないと察したのは、

あの映画のくだりで人となりが分かったからなんだろうな…というのが理解出来るように

説明台詞を入れずに描かれていた辺り、

心情変化の速さにモヤモヤする事もないのかもしれません。

次回も視聴してみようと思います。

 

 

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silent 5話 感想|2人の思い出だった"ぽわぽわ"

 

 

「うれしかった」

今回、一番涙腺に訴えかけてくる言葉はこれでした…。

ああ、良かったなぁ…想(目黒蓮)。そんな風に思ってくれてた(くれた)んだなぁって。

 

前回のフットサルシーン、良い感じの雰囲気ではあったものの、

本人は心から楽しめているのだろうかと

ずっとそわそわしながら見ていたんですよね。正直。

デフサッカーも考えていて、それでもその道も諦めてしまった想が

(「買った」という言及がされなかった辺り)まだ当時の運動着を持っていたんだから、

きっと、心のどこかでまた"前みたいな"サッカーがしたい…と思っていた部分はあったにせよ。

でも、交友関係をぱったり切った状態で3年ぶりに会うとなると、

自分のせいで上手くチームが回らないんじゃないか…

誰かとぶつかって怪我させてしまうんじゃないか…という不安は付き物な気がするんです。

実際見ていても、相手のペースで誘導されたり、集団に紛れ込んだりしている時に、

何が何だか分からず困惑しているような表情を見せていましたからね。

 

今回は贅沢に、紬(川口春奈)と湊斗(鈴鹿央士)がお互い前を向くまでの経緯に

1時間まるまる割いてきた訳ですが。

同時に、「2人が別れたのは自分のせい」「納得行かない」とモヤモヤしていた想が、

古賀(山崎樹範)との関わりによって、1人でゆっくり考え直して、

この再会にも意味があるのだと受け入れるまでの時間でもあったのかな…

と思える内容になっていました。

 

従来の恋愛モノだったら、一度別れて元恋人の関係になってからのエピソードって

あまり重点的に描かれないイメージがある分、

紬と湊斗にまつわるエピソードを存分に詰め込む構成だったのも、何だか新鮮でしたね。

男同志の友情をガッツリ絡めてきたり、

「話すならLINEで良い」と思っていた想が、紬に対して「顔見て話したい」と

直接会って伝えるようになった根底に、親友の湊斗の存在がいると分からせたり…

本作って、王道のラブストーリーに見せておいて、その定型を徐々に崩しに行っている

作品でもある気がするんです。

 

2人とも一緒にいて"ぽわぽわ"を実感していて、

当時の思い出をあれだけ大事にしてくれているんだったら、

別に別れなくても…と思う気持ちもなくはないです。

でも、それって、8年間の2人を隅々まで知らない

三者の立場だからこその考えなんですよね…結局は。

好きな関係性だったから別れないで欲しかった…という気持ちと相反して、

今別れるのが2人のためで、これ以上湊斗の優しさを傷つけないためにも

必然だったのかもしれない…という気持ちも同居しているというか。

想との付き合いが"恋"なら、湊斗との付き合いは"愛"で、

恋愛ならではのときめきは特になかったのかもしれないけど、

幸せで溢れていて、かけがえのない時間で、「好き」なのは間違いなかったよ…と

伝えてくれているかのような紬のあの電話での告白は実に誠実で、

ピリオドを打つには相応しい、

2人の決意にも納得出来る落とし込みになっていたのも良かったです。

 

で…これはちょっとした情報なのですが、

朝ごはんを食べながら紬が止めた曲は、スピッツの「みなと」という曲でした。

その曲の一部には、こんな歌詞があります。

「船に乗るわけじゃなく だけど僕は港にいる」

「君ともう一度会うために作った歌さ 今日も歌う 錆びた港で」

元々は、お互いが別々の道を歩み、最初は振り切ったつもりでいたものの、

どうしても大切な人との日常ばかり求めてしまう…という

未練を歌った曲だと捉えていたんですが、それがもう…湊斗の心境と重なるんですよね。

港で例えるとするなら、彼はいつだって紬と想の"見送り人"だった。

高校時代では紬を後押しするし、手話教室も勧めるし、

そして、2人が手話で楽しそうに話しているのを見て、勝手に別れを切り出しちゃうし。

大切な人を優先して、自分の事は後回しにしがちな性格だった。

だから今回も、紬と想が再び両想いになれるよう"受け渡し"をして、

船へと乗って旅立っていく2人を、見えなくなるまで見届けた…そんな風に思えました。

後者の歌詞は、紬と培った思い出を彼女もずっと忘れないでいて欲しいと願う他に、

同じベッドで目を向かい合わせながら寝ていた紬とのやり取りが

しばらく幻影となって引きずりそうな"湊斗の今後"とも重なりますしね。

 

今回の内容のためにこの曲を用意して、

湊斗という名前はこの曲が由来だったんじゃないかって。

本作だけでなく、もちろんどの作品も

1つ1つこだわりを持って作られているのは理解していますけど、

制作者側の意図がはっきりしているのが伺えると、

やっぱり、物語や登場人物の奥行きも広がってくるものですよね。

 

想が好きな髪型だと教えてもらったポニーテールをやってみたものの、

結局戻してしまった紬の一連の流れも、

やってみたからと言って、もう気軽に報告出来るような関係ではなくなったんだよな…という

友達同士の関係に戻ろうと頑張っている彼女の考えが覗き見えたようで、印象的でした。

 

とにかく、爽やかな余韻の残る、丁寧な"第1章の締め"回だったと思います。

次回からは第2章に突入ですね。

今回はあえて奈々(夏帆)の出番をなくしたのも、

想と再び付き合い始めてから襲ってくる現実っぽさを感じさせます。

正輝(風間俊介)の件も、光(板垣李光人)の件も、

律子(篠原涼子)の件も、萌(桜田ひより)の件も…

そしてようやく登場した想の姉・華(石川恋)の件も、まだまだ山積み。

それぞれの登場人物が2人の新たな恋にどう絡んでくるのか、楽しみです。

 

 

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一橋桐子の犯罪日記 4話 感想|失敗の決め手は「誘拐ごっこ」

 

 

※4話(10/29放送)の感想ですm(_ _)m

 

凄い…凄い結束力だわ。なんか見ていてワクワクしちゃいました。

楽しかった事があっという間に過ぎ去っていく青春の趣さえ感じさせます。

 

普通だったら、何か悪さをするって分かったら否定して止めに入るのが「犯罪」なのに、

本作の登場人物はなぜか肯定的…というか、むしろ協力的な人ばかり。

そこも面白いんですけど、特に今回の何に惹かれたかって、

「相手が報われて欲しい」と願う"親"と"子"それぞれの視点で物語が紡がれていった所。

現実が思うように上手く行かないもどかしさを抱えている榎本(長澤樹)が、

お互い夢を叶えるためにと桐子(松坂慶子)に持ちかけた誘拐計画に、

娘を幸せにしてやれなかったと後悔する久遠(岩田剛典)の本音も絡める。

それぞれの想いが交錯して、初めて一体感が生まれる…という展開の仕方には

そうきたか!と驚かされました。

 

「誘拐ごっこ」のエピソードも、思わぬ"ほっこり"でしたね。

まぁ、警察の父の事だから、この誘拐計画も娘の電話越しの喋り方で、

家出しているのもあって見抜いてしまうんじゃないか…とは予想していましたが。

まさか、幼少期の娘の電話に父が付き合った"楽しかった思い出"の1つである

「あの頃の誘拐ごっこ」が計画失敗の決め手となってくるとは。

ハワイ留学までは流石に許可してくれなかったものの、

今回の出来事に当時の思い出を重ねた事で、

今まで心を閉ざしていた親子関係に"再生"の欠片がちらりと見え始める…

そんなほのかな温かみを感じさせるオチになっていたのも良かったです。

前回の感想でも書いた通り、本作は、桐子のムショ活が周りをどんどん巻き込んでいって、

やがて影響を与えるまでになるという作風が魅力的だと思っているので、

それが最も活きたエピソードになっていた気がします。

 

しかし、犯罪を取り扱っている以上、ほっこり…微笑ましい…だけでは終わりません。

桐子が「誰にも迷惑かけない犯罪がしたい」と言っているのが、

いや、そんな犯罪ないだろう…と思えてしまって、いつも疑問だったんですよね。

ですが、今回の件で、彼女も「利害は一致していようが、人を巻き込めば

かえって迷惑をかけてしまう事もある」と気づいたようです。

雪菜の顔は世間に晒されるし、クラス中には笑われるし、警察も振り回されるし、

アパートの住民たちは、あと半年だとしても居心地の悪さを感じてしまうし…。

生配信していたYouTuberも後々叩かれるんでしょうし、

父・和也(神尾佑)が勘の鋭い人だったから大事にならずに済んだものの、

そうでなければ、同じパート仲間の坂井(富田望生)が

冤罪にかけられた可能性だってあったかもしれません。

「刑務所に入って残りの人生を楽しみたい」という

"自分の欲望"を満たすためにやってきた事が、不特定多数の人たちに迷惑をかけてしまった

桐子のショックな心境も描かれました。

 

もうどうしよう…まさかあんな事になるなんて…と迷っている桐子に

寺田(宇崎竜童)が提案したのは殺人計画。

最後の砦でもあり、桐子にとって一番遠い犯罪でもあります。

それを知っていて提案したんだから…余命わずかなのかもしれませんね。

 

そして、気になるのは、やっぱり最終回の結末について。

知子(由紀さおり)の過去を見る限り、ひょっとしたら、

桐子と出会う前までは彼女と同じ"ムショ活"をしていた?とも考えられそうです。

つまり、知子が学んできた事を、桐子が今学んできている。

 

どちらにしても…「幸せは衣食住だけでなく、"人との繋がり"によって成り立っている」

教えてくれるラストにはなりそうで、今から最終回が楽しみです。

(感想はまた1週間後になるかもしれませんが…(泣))

身を委ねて楽しもうと思います。

 

 

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ザ・トラベルナース 3話 感想|歩、本当にやり手だったんか?

 

 

歩(岡田将生)の外出先で人が急変した所を緊急処置する…

このドラマの病院には、仕事を舐めている医者が赴任してくる…

といった"定型"を外してきた今回。

おまけに、向坂(恒松祐里)の

ドジっ子(では済まない事やってるけど…)新人成長記が追加されたのもあって、

今までとは違う雰囲気に仕上がっていました。

 

向坂の他にも、患者・三雲(村杉蝉之介)が厄介者な上に、

ダメダメ男なのが滲み出ている彼氏(山口のりとも)や、

向坂を密かに想うもう1人の患者・礼(荒木飛羽)と、描くべき人物がとにかく多い。

そのため、当然ですが、複数のエピソードを同時進行させなければならなくなります。

今回が60分の「拡大スペシャル」である事が起因しているのか…この欲張り具合のお陰で、

正直、途中まで話の進みが遅くて、もしかして来週に続く?と思えてしまったのも事実です。

 

まぁでも、最後は静(中井貴一)の安定のクレバーっぷりで、

「ここを見せつけてやりたい!」と期待していた部分もきちんと回収して

三雲を成敗してくれたので、結果オーライって所でしょうか。

いっその事、実際にスカートを履いて出勤するくらいしてやった方が、

良い意味で"フィクションらしさ"が出てきて、コミカルさが増したとは思いますが。

…あそこで倒れて匂う量なら、検査したら間違いなく引っかかるだろうとか、

本来だったら医療過誤で裁判が長引きそうだとか、

いろいろツッコミどころもあるんですが(笑)

最後が楽しければ、それで良いや〜って事で…。

 

というか、それよりも気になったのは、歩の描写について…なんですよねぇ。

彼がストレートに物を言う性格なのは理解しているし、

三雲があまりにもセクハラおじさんだったので、怒りたくなるのも分かるんですけど、

にしても…今回はキャラ付けが過剰気味じゃなかったですか?

主語をつけると必ず「日本のナースは〜」から始まったり、彼の発言にいちいち反応したり。

常にイラっとしていたからか、初々しいを通り越してちょっと面倒臭かったなぁとw

脚本家が違うのかと思いましたが、別にそうでもなかったですしね。

 

で…もう1つ思うのは、あの感じだと、アメリカでも本当に

シゴデキ(=仕事の出来る男)だったのか?って事。

腕前が良いのも大事ですけど、医療業界にいる以上は

チームワークの構築も欠かせないでしょうから。

アメリカならイエスノーもはっきりしやすい訳で、その世界で感情をぶつけていたら

すぐさま揉め事に繋がりそうなんですけど…違うのかな(苦笑)

クビになったのを、日本の病院に要請されたという体でオブラートに包んだとか?

だからトラブ トラベルナースなんですかねぇ。

 

とにかく、次回はまた通常放送に戻るようなので、そちらに期待ですね。

 

 

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PS.後で消すかもしれませんが…木曜日はやっぱり本作の感想を先に書いて、

「silent」の方は休日に回す方向で行こうかと考えています。

そっちの方が、どう書くか考える時間も、

感想にかける時間もじっくり充てられそうなので。

その代わり、早く上げられるように努めます!!(いつも遅くてすみません…^^;)

 

 

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ファーストペンギン! 5話 感想|なんの話だ?(汗)

 

 

後でTVerで見ようと思ったんだけど、6話の放送までに間に合わない!どうしよう!!

と迷われてる視聴者の方へ…(多分伝わらないメッセージですけどw)。

え〜…今回の話は、アバンの部分だけチェックすれば十分ついて行けます(笑)

琴平(渡辺大知)の正体はいろいろ明かされてましたけど、

検索すればまとめ記事が出てくるでしょうし。

つまり、そのくらいの内容だったって訳です。

 

和佳(奈緒)を取り巻く人物に、同年代の永沢(鈴木伸之)や

琴平(渡辺大知)が配置されている事から、実際は違ったとは言え、

そのうち恋愛事情を盛り込んでくるんだろうなぁとは予想していましたが…

まさか、ジェンダーも絡めてくるんだから驚いた。

ここ最近のドラマでも、"群像劇風"に仕立てる際に

誰か1人ジェンダーの設定が付け加えられるケースはたまに見かけますが、

それにしても、本作のテーマには全然関係なさ過ぎて…

「なんの話だ?」状態になって、途中から集中力が削がれてしまいましたよ…(滝汗)

 

っていうか、設定に対して否定的な事は言いたくはなかったんですが、

そうとしか感じられなかったのであえて言うとすると…

ぶっちゃけ、今回の内容って安易じゃなかったですか?

個人的には、女性が主人公で、身近に男性が複数いるなら、

四角関係にすればドラマとして盛り上がるだろうっていう、

何となくの発想から描かれたように思えてなりませんでした。

 

本作の感想で度々「騒動」だの「揉め事」だの、

そういった旨の文章を書いてきましたけど、

本当に本筋から脱線した"イベント"で膨らませるのがお好きなようで…。

もう5話まで到達しちゃいましたが、

紆余曲折や試行錯誤含めて「ファーストペンギン」を描いているように見える

お仕事パートだけをかき集めたら、1時間にも満たないんじゃないか?って気がします。

 

基本、ドラマを見る上で「2話・5話・8話」が重要な回だと思っている、

そのうちの5話で別物の話をやられるとなると、

今後改善される見込みは低いのかもしれませんね。

 

私もこのまま感想を続けていても、ネガティブ寄りの感想ばかりになるでしょうし、

読んで下さる読者さんも良い気がしないと思うので。

来週からは裏のドラマを優先して、本作の方はよほどの変化がなければ

視聴のみに切り替えるつもりです…。

 

はぁ…実話がベースになっているから、大きく失敗しないだろうと踏んでいたのに、

なんでこうなったかなぁ…(泣)

 

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ファーストペンギン! 5話 感想|なんの話だ?(汗)

 

 

後でTVerで見ようと思ったんだけど、6話の放送までに間に合わない!どうしよう!!

と迷われてる視聴者の方へ…(多分伝わらないメッセージですけどw)。

え〜…今回の話は、アバンの部分だけチェックすれば十分ついて行けます(笑)

琴平(渡辺大知)の正体はいろいろ明かされてましたけど、

検索すればまとめ記事が出てくるでしょうし。

つまり、そのくらいの内容だったって訳です。

 

和佳(奈緒)を取り巻く人物に、同年代の永沢(鈴木伸之)や

琴平(渡辺大知)が配置されている事から、実際は違ったとは言え、

そのうち恋愛事情を盛り込んでくるんだろうなぁとは予想していましたが…

まさか、ジェンダーも絡めてくるんだから驚いた。

ここ最近のドラマでも、"群像劇風"に仕立てる際に

誰か1人ジェンダーの設定が付け加えられるケースはたまに見かけますが、

それにしても、本作のテーマには全然関係なさ過ぎて…

「なんの話だ?」状態になって、途中から集中力が削がれてしまいましたよ…(滝汗)

 

っていうか、設定に対して否定的な事は言いたくはなかったんですが、

そうとしか感じられなかったのであえて言うとすると…

ぶっちゃけ、今回の内容って安易じゃなかったですか?

個人的には、女性が主人公で、身近に男性が複数いるなら、

四角関係にすればドラマとして盛り上がるだろうっていう、

何となくの発想から描かれたように思えてなりませんでした。

 

本作の感想で度々「騒動」だの「揉め事」だの、

そういった旨の文章を書いてきましたけど、

本当に本筋から脱線した"イベント"で膨らませるのがお好きなようで…。

もう5話まで到達しちゃいましたが、

紆余曲折や試行錯誤含めて「ファーストペンギン」を描いているように見える

お仕事パートだけをかき集めたら、1時間にも満たないんじゃないか?って気がします。

 

基本、ドラマを見る上で「2話・5話・8話」が重要な回だと思っている、

そのうちの5話で別物の話をやられるとなると、

今後改善される見込みは低いのかもしれませんね。

 

私もこのまま感想を続けていても、ネガティブ寄りの感想ばかりになるでしょうし、

読んで下さる読者さんも良い気がしないと思うので。

来週からは裏のドラマを優先して、本作の方はよほどの変化がなければ

視聴のみに切り替えるつもりです…。

 

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なんでこうなったかなぁ…(泣)

 

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ファーストペンギン! 5話 感想|なんの話だ?(汗)

 

 

後でTVerで見ようと思ったんだけど、6話の放送までに間に合わない!どうしよう!!

と迷われてる視聴者の方へ…(多分伝わらないメッセージですけどw)。

え〜…今回の話は、アバンの部分だけチェックすれば十分ついて行けます(笑)

琴平(渡辺大知)の正体はいろいろ明かされてましたけど、

検索すればまとめ記事が出てくるでしょうし。

つまり、そのくらいの内容だったって訳です。

 

和佳(奈緒)を取り巻く人物に、同年代の永沢(鈴木伸之)や

琴平(渡辺大知)が配置されている事から、実際は違ったとは言え、

そのうち恋愛事情を盛り込んでくるんだろうなぁとは予想していましたが…

まさか、ジェンダーも絡めてくるんだから驚いた。

ここ最近のドラマでも、"群像劇風"に仕立てる際に

誰か1人ジェンダーの設定が付け加えられるケースはたまに見かけますが、

それにしても、本作のテーマには全然関係なさ過ぎて…

「なんの話だ?」状態になって、途中から集中力が削がれてしまいましたよ…(滝汗)

 

っていうか、設定に対して否定的な事は言いたくはなかったんですが、

そうとしか感じられなかったのであえて言うとすると…

ぶっちゃけ、今回の内容って安易じゃなかったですか?

個人的には、女性が主人公で、身近に男性が複数いるなら、

四角関係にすればドラマとして盛り上がるだろうっていう、

何となくの発想から描かれたように思えてなりませんでした。

 

本作の感想で度々「騒動」だの「揉め事」だの、

そういった旨の文章を書いてきましたけど、

本当に本筋から脱線した"イベント"で膨らませるのがお好きなようで…。

もう5話まで到達しちゃいましたが、

紆余曲折や試行錯誤含めて「ファーストペンギン」を描いているように見える

お仕事パートだけをかき集めたら、1時間にも満たないんじゃないか?って気がします。

 

基本、ドラマを見る上で「2話・5話・8話」が重要な回だと思っている、

そのうちの5話で別物の話をやられるとなると、

今後改善される見込みは低いのかもしれませんね。

 

私もこのまま感想を続けていても、ネガティブ寄りの感想ばかりになるでしょうし、

読んで下さる読者さんも良い気がしないと思うので。

来週からは裏のドラマを優先して、本作の方はよほどの変化がなければ

視聴のみに切り替えるつもりです…。

 

はぁ…実話がベースになっているから、大きく失敗しないだろうと踏んでいたのに、

なんでこうなったかなぁ…(泣)

 

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silent 4話 感想|「分かり合えない」が出した答え

 

 

想(目黒蓮)と話せて、想の声を久しぶりに聞けて

「全然変わんないね」と言う湊斗(鈴鹿央士)を見て、

前回の萌(桜田ひより)のこの言葉がすぐさま頭に過ぎりました。

「今まで何があったかも知らないで、久しぶりに再会して」

「自分はその間、湊斗くんと呑気に楽しくヘラヘラ…」

これは本来、想と再会したのを機に手話を覚え始めた

紬(川口春奈)への嫌味で言った言葉ではありますが、

実は「呑気に楽しくヘラヘラ」は彼にかかっていたんじゃないかって…。

今回は、変わってないと思い込みたい湊斗が

想との間にある壁を徐々に広げていってしまう、いたたまれないお話でした。

 

湊斗って、本当に純真無垢な性格なんだろうなぁってつくづく思わされるんですよね。

ラインでやり取りしている時の彼の、目を輝かせた表情を見ていると、

高校の帰り道で想の名前を呼んで、やっと振り向いてもらえた時の

あのワンコのような笑顔と重なってしまうんです。

だから「湊斗も変わんないね」と返されたんだろうなって。

…でも、3年という月日が経って、耳の件もある以上、「全く変わらない」なんて事はない。

話すのが楽しくてしょうがなくて、1人でキッチンに向かっても喋り続けてしまった際に、

あえて数秒間だけ無音にし、

"何も聞こえない空間"をずっと過ごしている想視点の話を視聴者に共有した事で、

両者の気持ちにどれだけズレが生じているかを示すシーンには

グサッと来てしまいました…。

 

それからも、「考え過ぎだった」「変わってなくて良かった」「みんな元に戻れる」と

いろんな人にポジティブな事ばかり言う湊斗。

フットサルで集まると知って、大丈夫かと心がザワザワしていた頃に、

正輝(風間俊介)が核心を突く言葉を手話で放ってきます。

「どうしたって僕は聞こえるので、ろう者同士みたいに…分かり合えないです」

彼は本作の登場人物の中でも、人生を知り尽くしているかのように

一歩引いて周りを見る立場にいる唯一の人物だと捉えているので、

ああ、これが後々の"答え"になってしまうんだろうな…というのも察せられました。

 

しかしまぁ…まさか、自ら別れを告げる展開になるとまでは思いもしませんでしたね。

ハイライトをつけたキラキラした目が、別れようと決心した時には、

下を向いているのもあって黒目がちの目になってしまっていた辺りに、

自分がどれだけ相手の想いを深く知ろうとしなかったか、

どれだけ表面的に物事を見ていたか…という湊斗の自責の念が伝わってきて

余計に切なかったです。

でも、それ以上に切なかったのが、2人が楽しそうに手話をしているのを見て、

やっぱり自分は…と勝手に決断してしまった事ですよね。

初回では正輝に向かって「(手話は)出来れば覚えたくない」と言い、

2話では想が耳が聞こえないのを知っていてもなお普通に話し、

で…今回もキッチンでつい喋り続けてしまう。

とにかく、あの時のまま…"普通"がいつまでも続いて欲しい気持ちにブレがなかった。

 

青春してきた高校時代の同級生という同じスタートに立っていたはずなのに、

2人はもう自分とは違うフィールドにいる。

2人とも大好きな恋人・大好きな親友だったから、

そこに自分が介入する事で関係を打ち壊したくはない。

そんな不変を願う彼だからこその決断だったんでしょう。

でも…その思いやった"つもり"の行為が、結果的に想に

「自分が来たから2人の恋人関係を壊してしまった」と思わせ、傷つける事になってしまった。

正輝の言っていた「分かり合えないです」は、最後のここに皮肉としてかかってきた訳です…。

なんて恐ろしい積み重ねの描写をしてくるのだと、改めて見入った1時間でした…。

 

視聴者は、想がまだ紬に未練がある事も既に知っているので、

それに全く気づこうともしない湊斗に焦ったさを感じてしまうんですよね。

ちょっとした"心のすれ違い"が常に描かれているのが、

TVerのお気に入り登録の増加やタイムシフト再生1位にも繋がる理由なのかな?とも思います。

例えば、前回で紬の「好きじゃない」という文字をはっきり目にした

想のシーンが描かれたからこそ、今回の湊斗の「任せとけ」もじわじわ効いてくるというか…。

1つ1つの心情変化の蓄積が、登場人物への感情移入度を高くさせているような気がするんです。

 

主題歌の「伝えたい 伝わらない その不条理が今」のシンクロ具合も凄かったですね。

そして、光(板垣李光人)の様子を見る限りは、湊斗にずっと片想いしていて、

結局、紬との恋を応援する事にした…という線もありそうです。

自分よりも相手を最優先する湊斗に、何だかイラッとしているようにも見えましたからね。

あとはやっぱり…正輝と奈々(夏帆)が元恋人同士だった可能性も?

いずれにせよ、3人がバラバラになってからの次回が気になります…。

 

 

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拾われた男 4話 感想|「友達だから」から脱出!!

 

 

役者業の方は、今回は特に動きなし。

まぁでも、あの映画出演を機に本気で役者を目指したくなったからと言って、

そう簡単にチャンスをくれないのが現実ではあるんですよねぇ…。

それは塚本(要潤)も同じで。

夢を目指す者同士がひとつ屋根の下暮らす設定なら、

心折れかけ実家に帰りそうになった彼を説得して、

最後は互いに励ましの言葉を送って再奮起する…という展開には、残念ながらならなかった。

 

夢破れた男たちを見送り、空港チケットで役者の道へと拾われた諭(仲野太賀)は、

今度は結(伊藤沙莉)に拾われるんですね。

で…彼女の方も、彼が閉じこもった世界から自分を拾ってくれた、

自分を変えるきっかけを与えてくれた"恩人"に見えたのかもしれない。

前回に引き続き、次の者へと未来のバトンを託していく過程と、

必然だったとも言える2人の出会いを、微笑ましく見届けたお話でした。

 

多くは語らなくとも、いつ何時でも、

ある特定の曲を聴いている時だけなぜか辛そうな表情をする結の様子で

「ん?」と思わせ(あのDJシーンもミックスになる前は…でしたし)、

店内での会話で、その些細な引っかかりが

「ああ、きっと彼氏は束縛しい人なんだな」という確信に変わっていく

伊藤沙莉さんの演技が良かったです。

だからか、咄嗟に諭が「好き」と言ってしまったのも分かる気がしました。

どうすれば良いかよく分かんないけど、でも何か行動に起こしたい…

そんなパニック状態から来る火事場の馬鹿力ってやつですよねぇ。

涙の流し方も、二者二様で美しい。

伊藤沙莉さんは感情的にボロボロ流していくんですけど、

仲野太賀さんの涙は一粒がするん…と流れていくんですね。

2つの涙の対比が、今までストレスを溜め込んできた結と、

直感で行動に移しがちの諭の性格を表しているようで、そこも興味深く視聴しました。

 

「寒い」と呟くあの女性の存在も、場の緊張をちょっとでも解してくれる

良いアクセントになっていました。誰か上着着させてあげて(笑)

 

終盤の映像は、調べてみたらどうやら「電車男」だったようですね。

って事は、次回からお仕事の方は上り調子になる…?

それに反比例して、プライベート方面では

父・平造(風間杜夫)とのいざこざを…って感じでしょうか。

 

毎回思うんですけど、次回への繋げ方も煽り過ぎない程度に、

するする展開されていく話に対してナレーションでサクッと締める…

という作りになっているお陰で、純粋に次が気になってしまうんですよね。

桂三枝さんのモノマネ、見たいですw

 

 

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