2023年秋ドラマ-トクメイ!一覧

トクメイ!警視庁特別会計係 4話 感想|なんかゴチャゴチャっとしてる?

 

 

小ネタを飛び越えて…もはやキーアイテムになってましたね、満面破顔茶。

それくらいには過度に強調されていたためか、

今回は円(橋本環奈)の描写について「ん?」と思う所が出てきてしまいました。

 

疫病神体質から逃れたい一心だったのも分かりますし、

中西(徳重聡)がプライベートで買ったものではあるんですけど…

えっと…確か円って、前々回の張り込み用物件の家賃とか、今回の同定調査の見積もりとか、

目的に対して金額が釣り合っているかを物凄く気にする人でしたよね?

なのに、お茶が15,000円である事に疑いの目を持たなければ、

買ってしばらくしてから考え直す様子もなかったのが個人的には気になって。

そこが、主人公の設定にちょっとだけブレを感じさせましたね。

 

内容自体も、もつ鍋募金強盗事件と中西が詐欺にあった件、

そして学生たちによるブラックバイトなど

事件を複数盛り込んだために、ゴチャゴチャして見えたと言いますか…(汗)

まぁ、2つ目と3つ目に関しては満面破顔茶で共通させていたので良いんですが、

そのお茶のインパクトがあまりにも強かったのもあり、

あれ…元々何の事件を追ってたんだっけ?同定調査って何だったっけ?

そもそも、なんで宇佐美に会ってたんだっけ?と、

見て行くうちにだんだん頭がこんがらがって来ちゃったんですよねぇ。

 

今回の話はマルチ商法を通して、成人年齢が18歳に下がった事で

引き起こされる問題を提唱するという社会派の要素も含まれていただけに、

シンプルに1本の事件に絞って展開した方が、

何を描きたいのかも明確で見やすかった気がします。

 

小ネタもそうなんですけど、無駄な描写が多いのが勿体ないんですよね、本作って。

せっかく「経費から事件解決の糸口を見つけていく」という

興味深いコンセプトになっているのに、今回は経費も関係なかったような…?(汗)

 

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トクメイ!警視庁特別会計係 3話 感想|84%の話が地味に気になる。

 

 

捜査のやり方を否定し、自分の意見を押し付ける事もなく。

仕事の邪魔をする事もなく。

今回は見やすくって、小ネタも散りばめられていて普通に楽しめました。

 

まぁ…今回は番外編みたいなもので、刑事事件にフォーカスを当てた内容ではなかったから、

残業が〜とか、経費が〜とかっていうギスギスした描写も少なかったんでしょうし、

ある理由のために、湯川(沢村一樹)が珍しく

経費削減に協力してくれたのも大きいのかもしれません。

 

でも、終盤で円(橋本環奈)が「経費削減と事件の捜査は相反するものではないと。

きっと、力を合わせて工夫をすれば…」と言っていたように、

彼女も1日署長イベントを通して、経費を削減するには相互理解が必要だと分かって。

湯川も知恵と工夫を絞り出せば、

犯人を少しでも早く捕まえられる可能性が高くなる事に気づけた。

そんな2人の"学び"が描かれていたので、

今後はコンビとしても、チームとしても

息の合ったやり取りが見られるようになるんじゃないかなぁと思います。

とりあえず…前回までの主人公の暴走っぷりが引っかかっていた私からしたら、

3話という早さで軌道修正してきたのは良かったです。

 

にしても、1日警察署長を務めた人の84%が刑事ドラマに出演している説は

果たして本当だったんでしょうかねぇ。

マリリン(内海誠子)もそのうちの1人になったのかどうか?

個人的には、フォロワーも仕事の依頼もばんばん増えている…で

"その後"をサラッと済ませるよりかは。

例えば、職場のテレビで放送していた刑事ドラマにマリリンが映っていて、

円が「ほら!出てますよ〜!」なんて言いながら刑事たちを呼んで一緒に見る…といった

仮説にきっちり触れたオチを見てみたかったです。

なんせ、今回の内容よりも興味が湧いたのでね…(笑)

 

 

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トクメイ!警視庁特別会計係 2話 感想|あまりにも堅物なのがな〜…

 

 

「ん?」と思う所はあれど、初回は足をバタバタさせる橋本環奈さんの可愛らしさで

何とかカバー出来ていたのですが…

通常放送になり、"役"ではなく"キャラクター"で一円という人物を見てみると、

あまりの堅物っぷりに、イラッとする気持ちがどうも先行してしまいますね。

 

イタズラ電話だったと判明しても刑事が捜査を続けたり、

家賃の高い張り込み用の部屋を借りて長時間残業をしたりするのは、

次の事件を生まないために、被害者を事件から1人でも多く守るために

常に「こうなるかもしれない」と考えて動いているからですし。

それに、警察のお仕事は、与えられたものを定時内にこなすサラリーマンとは違って、

24時間365日、勤務時間外だろうと関係なく、

各場所で起こった事件に対処しなければいけないので

残業を減らすって相当難しいと思うんですね。

湯川(沢村一樹)の勘で部下たちがついて行く件にしても、

それなりの成果と評判を長年積み上げていっているからなんでしょう。

 

一般人の私でもこれだけ事情を察せられるのに、

円(橋本環奈)は警察署に属していながら、ワークライフバランスの主張や

湯川たちの捜査スタイルを否定するような言動ばっかり。

だから、湯川が彼女に対して怒る様子の多さに、ふとキツく感じる時もあれど、

怒りたくなるのも仕方ないよね…という彼への同情の方が強いですし、

「お前は何もするな」発言も正直、それな!と思えてしまうのです。

まぁ、前回に引き続き、最終的に事件を解決に導いたのは円なので、

そこは何とも言えないんですが…(汗)

 

派遣されてきた彼女が何も知らないのは当然だから、

彼らもなぜ残業が起きやすいのか、なぜ捜査を続行するのかを説明してあげたら

理解出来そうなんですが…。

それ以前に、もう少し警察のお仕事に敬意を払って

上司の意見を尊重する変化がミリ単位でも感じられないと、

せっかくコメディタッチで描かれていても、

彼女へのモヤモヤが勝ってしまって純粋に楽しめません。

 

そんな中で、本作の唯一の良心は、須賀(佐藤二朗)の存在でしょうか。

読者様から、ふざけていない佐藤二朗さんが良い…

といったコメントもいただきましたが本当にそうで、

多くを語らず見守っていくバランサーポジションに徹している所が魅力的なんですよね。

今回のおにぎりのくだりなんかは特にそう。

須賀の数々の言葉に、円はまだピンと来ていないようですけど…

そのうち分かる時が来るのかな。来ると良いんですけどねぇ。

 

私が感想を書くのを諦めるか、円が丸くなり始めるか。

果たして、どっちが先になるかしら(苦笑)

 

 

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トクメイ!警視庁特別会計係 1話 感想|ゆるく楽しめる刑事ドラマ…だけではないのね。

 

 

ポスタービジュアルとパロディてんこ盛りのOP映像からし

ぶっ飛んだ刑事コメディになるのかと思いきや、案外ベタでしたね。

カンテレ制作のドラマらしくないと言うか…

「合理的にあり得ない」と同じく、どことなく平成の香りが漂っています。

 

こう書いたら初回は微妙だったのかと捉えられそうですが、そんな事もなくて。

特に、橋本環奈さんの当て書き感が良くって、

小柄が故に連れ出されて足をバタバタ動かすシーンが何度もあったり、

がま口のリュックを背負っていたりする所は、

ご本人のキュートさが主人公のキャラクターに活かされているようで

フフッと笑えたんですよね。

刑事側のたこ焼きロシアンルーレットのチョイスも

なんでそれを頼んだ!wってツッコんじゃいましたし。

でも、冒頭でも書いた通り、良くも悪くも"普通"なのかなぁ…と。

コメディタッチな割には、画面の四隅を暗くした

少しジメッとした映像になっていたのが気になりましたし(明るい映像で見たかった…)、

最後は唐突に謎めいた設定も用意されていて、

ゆるく楽しめる作品にしたいのか、サスペンス作品にしたいのか

物語の方向性が宙ぶらりんな印象は受けてしまいました。

まぁ、要素を盛り込んでいるのも恐らく、今時の流行に合わせたもので、

いろんな出来事を並行して展開していかないと

ドラマを見ない視聴者がいるからなのかもしれませんが…。

 

新人の話を聞かずガミガミ文句を言う上司、

少し世間知らずな面があり、土足で踏み込んでくる理屈臭い主人公と、

人物設定も極めてベタなんですよね。

そうなると、過程はある程度読める訳で、

最初はしょっちゅう対立ばかりしていた関係性でも、

円(橋本環奈)が現場を学び、湯川(沢村一樹)と妥協し合いながら良いコンビになっていき、

周りからも徐々に認められて、やがてチームワークを発揮していく…

本作もそんな流れになるのではないかと思います。

 

役者さんも良い面々が揃っていますし、

捜査状況が分かっちゃうから警察の経費は公に出来ないなど、タメになる部分もあるんですが、

全体的には新鮮さに欠けるので、話にもう一捻りがないと感想は書きづらいですね。

月9はリタイアしそうなので、こちらは面白くなっていって欲しい限りです。

 

 

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