2025年冬ドラマ-日本一の最低男一覧

日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった 3話 感想|やっぱりタイトルで損してるかも(泣)

 

 

あの人が芸能界を去ってしまった日に放送された3話。

ご本人とテレビ局のどちらにもモヤモヤしたり、

解散当時に続いての今回の件でやるせなさが残ったり、

全員の活動を応援していたファンを想うと辛くなったり…

いろんな感情が入り混じった中で視聴していました。

だからかな。今回は妙に癒されちゃいましてね…。

時代を経てもなお、子供に温かい眼差しを向ける

香取慎吾さんの人柄の変わらなさにほっこりさせられて、

本作を見ていた1時間だけは現実を忘れられるくらいでした。

 

そう…思うんですけど、やっぱり最低男ではないんですよね。一平って(笑)

前回は最低ポイントがいくつかありましたけど、

子供相手だと優しいし、真面目に向き合ってくれるし。普通〜に"良い人"なんですよ。

コンビニで弘明(森優理斗)がスマホゲームをやっている様子を

微笑みながら見守るシーンや、

焚き火を囲んで、ひまり(増田梨沙)の本音を聞いてアドバイスするシーンを見ていると、

子供と一緒にいる姿が一番しっくり来るというか、相性の良さを強く感じてしまいまして。

金10の感想を書きたくなった以上、睡眠時間確保のためにも

本作の感想は今回が最後になると思うので、元も子もない事を書くのですが…

慎吾ママ」や「孫悟空」、「忍者ハットリくん」など

子供に大人気なキャラクターを昔から演じてきた実績があって、

親しみやすいイメージが既についているからこそ、

裏表のある一平と慎吾さんが、私の中ではどうも結びつきにくいんですね。

(↑ご本人には悪いですが。あの"グループ時代"を知っている方なら、

分かって下さると信じて…。)

 

まぁ、それを抜きにしても。

家庭を持った経験がないが故の言動だったとしても、

一平自体、正助(志尊淳)よりも子育てが上手いように見えるのも、

一平が最低男であるという事に説得力を欠けさせているのかな…と。

正助には彼みたいな、客観的思考が必要で。

「じゃあ、何だったら出来んの?」とか、「子育てを失敗してしまったかも」とか…

本当に、いろんな事情を抱えた子供たちの面倒を見る保育士なのかと

耳を疑う発言を頻繁にするので、

その分、一平の株が上がりやすいんじゃないかと思ってます。

「子育て大成功」も、もし私がひまりだったら素直に喜べないかも。

あの時は褒めてくれたけど、数ヶ月経って

もし評価が下がってしまったら…という不安が勝って、

常にプレッシャーに感じてしまいそうですね(汗)

 

毎回、最初は作戦の一環だったつもりが、いつしか本気で物事に向き合うようになる…

というパターンで進んでいく本作ですから、

後半戦に突入してからは、実は選挙当選のために利用されていただけだったと判明して

好感度を一気に落としてしまう崖っぷちの展開も用意されているのかもしれませんが、

3話まで見た限りでは、あまりダメージもなさそうな気がしています。

言葉や表情で、自分が悪巧みしているように演じているだけで、

実際は、様々な人の話を聞きに行ったり、

考えた後に何か提案をしたりとちゃんと行動に移していて、

本気で地域・社会を変えようとしている。私にはそんな風に見えるのです(笑)

 

やっぱりなぁ…「日本一の最低男」というタイトルで損してますよ。

別に、わざわざ下心ある設定にしなくたって、

崖っぷちの状態に立たされた主人公が、第二の人生を歩むため、

不器用ながらも様々な物事に真っ直ぐに向き合い変わっていく成長物語…にしちゃっても

話は成立出来たんじゃないでしょうか。

せっかくの民放主演なのに、うーん、勿体ないです……。

 

 

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日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった 2話 感想|受け入れられない人がいたって良いじゃない。

 

 

いつもお世話になっている保育士・剣聖(佐野玲於)が同性愛者だと知り、

自身の当選のために、まずは剣聖の父であり町会長である

慎太郎(岩松了)からの支持を得ようと企んだ一平(香取慎吾)の発言…

「数字取れるだろ」…これ、いや〜な感じ出てましたね。

初回の感想では、最低男に見えない事についていろいろ書いていたんですけど、

初回よりも事務所でのシーンが増えたお陰で、真壁(安田顕)との会話もあって

彼の内側に秘めた腹黒さや、全て"作戦"のために動いている無情さが

引き立っていたように思いますし、

2人の恋愛を「LGBTQもの(で一括り)」「辛くて大変」としか思っていない所も、

偏見を持っているのは彼自身なのでは?と、ツッコまずにはいられませんでした。

最後は気持ちを入れ替えたような態度でしたが…商店街で結婚式を開こうと提案した辺り、

多様性に理解のある一平さん優しい!って周囲に思われたい下心がまだ残っていそう。

 

最初っからこんな風に主人公の好感度を下げるように描けば、

タイトル詐欺という印象も弱まっただろうに…

それだと反感を買いやすく、途中で離脱する視聴者が多くなるからって事なのでしょうか?

まぁ何にせよ、一平が前回よりも「最低男」に見えたのはホッとしました。

 

しかし、だからと言って、本作が面白くなったかどうかはまた別の話で…

初回と今回を見て、新たな問題が浮かび上がってきたのも事実です。

というのも、今回は保育士の剣聖とその恋人にフォーカスを当てた内容に仕上げた事で、

今度はひまり(増田梨沙)、朝陽(千葉惣二朗)といった

家族の存在感が薄まってしまっていたのです。

朝陽は時々出ていましたけど、ひまりに関しては

ほとんど最初と最後でしか見かけませんでしたからね。

実は視聴前から不安要素ではあったんですが…やっぱり「一平が当選するまでの物語」と

「大人の群像劇」と「ホームドラマ」であれこれ欲張り過ぎて

上手く調理しづらくなっているんじゃないかと思うんですね。

 

次回は家族のターンに戻り、ひまりの不登校問題と向き合うようですが…

順番が変なんですよねぇ。

個人的には、まず前半は家族内での話を集中的に描き、

3人から信頼されるようになってきた一平が自信を持って"外"の世界に飛び出してみたら、

まだまだ自分が未熟者だった(=全然アップデート出来ていなかった)と実感し

一旦は落ち込むものの、味方になってくれた3人のサポートを受けながら当選の道を目指す…

みたいな流れで物語を紡いでいった方が、

カタルシスも出てくるし、欲張った感じも減ったのではないかな?という気がしました。

要は、前半は家族、後半は政治活動で分ける章立て構成です。

 

そして、一平の考え方にも浅はかさが伺えましたが、

今回は…脚本自体もこれで大丈夫なのかと今後が心配にはさせられましたね。

例えば、正助(志尊淳)の出番を増やしたいがためなのかもしれませんが、

剣聖の恋人・智也(中井大)とは高校時代のテニス部の同級生で

智也から告白を受けていたという設定はいくらなんでも出来過ぎな話で、

劇中にあったように、同じシングルファザーの慎太郎の苦悩に共感したり、

朝陽に絵本を読み聞かせて、世の中にはいろんな"好き"の形があるのだと教えたり…くらいで、

今回は脇役に徹してもらうだけで十分良かったですし。

慎太郎も最後にはあっさり受け入れていましたけど、

それってある意味、「我が子の幸せはどんな形でも認めなければならない」という

価値観の押し付けな気がしていて。

同性愛を受け入れられない事が決してダメな事ではないし、

時間をかけて理解しようとしてくれているのもまた優しさだし、

中々認められない人もいれば、心から祝福してくれる人もいる訳で…

世の中にはいろんな人がいて、それぞれの自由な考え方を尊重する事こそが

"多様性"だと思うんですけど、違うんでしょうか?

 

何だか毎回、あらゆる面でモヤモヤが残りそうですね。

今回の感想は都合で1週間遅れとなってしまったものの、

見終わって言いたい事がいろいろあったので投稿しましたが…

うーん、次回、次々回はどうしましょう?

 

 

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日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった 1話 感想|第2のライオンが気になって仕方ない…

 

 

先日の火10に続き、期待度ランキングで上位につけた本作の放送が早くもスタートしました。

しかしこちらは…残念ながら、様子見だと言わざるを得ない内容でしたね…。

 

SNSで感想をちょろちょろ調べていると、

「ひまりがキツい…」という声を多く見かけるんですが。

まぁ…再度見返してみたら、ひまり(増田梨沙)も正助(志尊淳)も

酷いなとは思ったんですが(後述します)、

個人的には、朝陽(千葉惣二朗)が前期の金10「ライオンの隠れ家」の愁人に寄せた

キャラクターになっている事がかなり気になって、物語に集中しづらかったです。

 

家の中に「がお〜」って言いながら入った時点で、おや…?とは思っていて。

でも、大声を出したり、はしゃいだりするのは幼稚園児の子供あるあるで、

作り手も「この歳の子はこうだろう」とイメージしたらあのキャラになったのかもしれないと

最初は超好意的に受け止めてはいたんですけど、

寝る時にライオンの絵が描かれた服を着ていたんですから、もう確信犯ですよね(苦笑)

「ライオン〜」は大好きなドラマだっただけに、本作も期待していただけに、

なんでここまで寄せる必要があったんだろう…って、

朝陽が舌足らずな喋り方をするのを聞くたびに、モヤモヤが止まりませんでした。

 

ちなみに、誤解を受けそうなので補足しておくと、モヤモヤしているのは

朝陽を演じられている子役の演技にではなく、

ライオンに似せたキャラ設定をし、演技指導を行った作り手に対して…です。

千葉惣二朗さんに非はありません。(キッパリ)

だからこそ、まだ提案出来る立場ではないであろう、

ただ真面目に演技されているだけの千葉さんに

SNSやネットニュースのコメントなどでヘイトの声が向けられて傷ついてしまう前に、

早めに改善されていったらな…と思います。

 

しかし、そこを抜きにしても、初回があまり面白くなかったと感じてしまうのは…

「主人公の第一印象が最悪だと思わせるドラマ」として、

やってはいけない事をやってしまったからなのかもしれませんね。

率直に言うと…これ、一平(香取慎吾)ってタイトル通りの"最低男"に映りましたか?

先ほども書いた通り、どちらかと言うと、

ひまりと正助の方が数倍も"最低"じゃないですか??←あ、言っちゃった!(笑)

 

ひまりの場合は、お寿司のトロを母のためと全部取ったり、

「他人としか思えない」と言いながら他人の冷蔵庫を許可なく開けたり、

一平が不器用ながらも洗濯してくれたのに文句を言ったり(じゃあ手伝ってという話…)、

せっかく家に住まわせてくれた人に対して無礼な言動をし続けるし。

正助の場合は、家事育児してくれる人が出来た途端、ほぼ全て一平に任せっぱなしで、

確かにアレルギーの件に関しては家事育児を舐めていた一平も悪いけれども、

自分が家を開けている数日間、頑張って働いてくれていた彼に感謝の言葉もないんですよね。

「朝陽の気持ちも確認してもらえたら」って…それは正助でしょ!って思っちゃいました。

 

朝陽が6歳にしてあんなに自己肯定感が低くて、

「ドジ」が口癖になっているのも妙に引っかかりましてね…

両親が何かしらの出来事で怒ったのが

トラウマになっているのでは?という気がしてならないんです。

正助は今すぐ転職した方が良い。

保育士なのに、我が子の本音に気づけないでどうするんだと、

見ながら彼へのツッコミが止まりませんでした(汗)

 

話が逸れてしまったので要約すると…このままだとタイトル詐欺になりかねないんですよね。

人生崖っぷちに追い込まれた、家族嫌いで子ども嫌いの最低男が、選挙に当選するためにシングルファーザーの義弟とその子どもたちとともに暮らすことに。

と公式サイトには記載されているのに、

主人公よりも周りの方が最低だと視聴者に印象づけてしまったら、

主人公の「家族を利用している」感が霞んでしまうのも仕方ないと思うんです。

あとは、素人なりに考えたのは…計画を教えている場面は描かれてはいたものの、

"企み"を強調した展開・演出がまだ足りていないのかもしれないなと。

記憶違いならすみませんが、

ノローグ=一平の心の声 って、全然挿入されていませんでしたよね?

例えば、家族からしたら"良い事"をやっている裏で、心の中では「あー家族って面倒くせー」

「好感度アップ作戦、大成功!」などとぶつぶつ呟く形で彼の腹黒さを演出したり、

すぐさま自分の部屋にこもって(部屋や事務所でのシーンをもっと増やして)

「手応えアリ!」「これはダメそうだ…」と言いながらプランを練ったり…

彼を「日本一の最低男」に魅せるには、まだまだいろんな可能性がある気がしています。

 

序盤の小原家がチャイムを鳴らしたシーンで、大らかなパパ役を演じようと

ニタ〜っと作り笑顔をする一平にはワクワクさせられただけに、

正直、尻すぼみになってしまった感は否めませんでしたね。

お尻にシールがついていたくだりも、何話か後の回で見たかったなぁと。

自分の身の回りも気にしなくなるほど、

親として家事育児に励んでくれていた証拠だと私は捉えているので…。

 

でも、終盤の展開で、もう少し感想を書いてみようかと思わせてくれました。

部屋に戻った途端、真顔になって、

主題歌の歌い出しの「♪素敵に笑うピエロ」という歌詞が流れたのもそうですし…。

インスタのアイコンを、子供の顔をスタンプで隠している画像ではなく、

全員顔出ししている画像に設定した所が、唯一の最低ポイントでした。

で、初回にしてひまりに聞かれてしまうという。

知られてしまった事でどう対処するのか、今後どうやって家族に関わっていくのか、

ちょっとだけ次が気になったのは事実です。

 

という訳で、3話くらいまでは様子見するかと思います。

(※予告せず、感想が初回のみになる可能性もあります。)

一平の悪い一面がもっと見られる事を期待します…!

 

あ、そうそう、鷲津(草彅剛)の登場にはびっくりしましたね。

意外と台詞も多かったですし。

友情出演はお互いの仲の良さが垣間見えて、昔から好きなんですよねぇ。

本田博太郎さんの「わしづっ」という声が、すぐさま脳内で再生されちゃいました(笑)

 

 

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