2025年夏ドラマ-こんばんは、朝山家です。一覧

こんばんは、朝山家です。 1話 感想|ドキュメンタリー番組のごたる

 

 

本作が、脚本家の足立紳・晃子夫妻による連載日記

『ポジティブに疲れたら俺たちを見ろ!! ままならない人生を後ろ向きで進む』をベースとした

ほぼ実話の物語である事は事前に把握済み。

なので、見ていると、なるほどそういう作りにするんだな…という納得感がありましたね。

例えば、通常の作品よりも固定で撮影している場面が少なく、

登場人物の実態を、追ったり、歩いてアングルを変えたりしながら捉える

カメラワークが多々見受けられる所は、ドキュメンタリー番組を彷彿とさせますし。

視聴者に登場人物の性格や、家族内での個々の関係性を瞬時に理解させるために、

画面に映っている人物を画面外の違う人物が紹介、あるいは家族の話題を取り入れる形で

適度にナレーションを挟む手法は、実録日記のようでもあります。

「ほぼ実話」である事をアピールする徹底した演出は、ちょっと面白かったです。

ほぼ実話というか…「ムキムキ」のネーミングや(←語感も絶妙ですよねぇ)

数々のメタ言動に関しては、

以前朝ドラ「ブギウギ」を描かれた足立さんならではの遊び心が満載でしたね(笑)

 

ただ、私が1つの作品の感想を書く上で、

分かりやすくするために例として他作品の名前を挙げる事はあっても、

ここ最近は比較しないように心がけてきたので、これは言いたくなかったんですが…

去年のこの時期にNHK火10で放送された良作

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」を

既に見ちゃっているからな〜…とは思ってしまうんですよね。

前期の月9からの学びとして、ドラマは自分とは違う人生が描かれる訳で、

こっちの家族はこっちの家族、あっちの家族はあっちの家族で別物なのは分かっているんです。

でも、ホームドラマで、「ほぼ実話」で、弟が障がいを抱えているとなると

やっぱり重なると言いますか。

演出は徹底していても、内容自体は話をあちこち広げる事に終始していた印象で、

「家族だから〜」は「家族全員で笑って過ごしてやる!」というゴールを掲げていたけれども、

本作の場合は全8〜9話だと想定して、何をゴールにするんだろう?と

悶々と考えながら見てしまったのも確かです。

 

…まぁ、この感想も「ドラマウォッチャーと名乗る評論家もどきの感想」に

なるかもしれないんですけどね(汗)

いや、感じた事を残しておきたくて細々とでもブログを続けていますし、

誹謗中傷・人格否定しないように気をつけているつもりです…!

 

どの程度のものなのか気がかりだった朝子(中村アン)の罵声についてはリアル寄りで、

夫婦でのキレの良い口論バトルを期待していた視聴者にとっては好みが分かれてしまいそう。

個人的には、朝子については、賢太(小澤征悦)の書く脚本は面白いと

信じているんだろうというのは表面から分っっっかりにくいものの読み取れはするので

まだ良いんですが、どっちかと言うと、

思春期真っ盛りの娘のトゲのある発言の方がキツく感じますね。

家族全体に漂うギスギスした空気を軽減するためにも、

緩急のついた夫婦の会話劇を見たいんですが…今後どうなるでしょうか。

 

最後に書く事として…打ち合わせのシーンで、

朝子と梶本(宇野祥平)のこんなやりとりがありまして。

梶本「まぁ家族の事を書かれるのは良いんですけどね。

   やっぱりこう〜…もっと社会性っていうのか〜、何か引っかかるものが欲しいかな。

   社会的なテーマも盛り込まれていないと、今通用しないんですよね。」

朝子「朝山(賢太)は、ひとつの家族を描くことで、

   それが社会を描いているんだっていう事にもなると思っているんですよ。」

上記の言葉を登場人物が代弁している(ように聞こえた)辺り、

この作風で視聴者に届けるという、脚本家含めた作り手の意思表示に思えました。

私も先ほどの作品を比較対象にしてしまったのは、

まだ本作は初回しか見ていないから…でもあるんですよね。

 

来週は日曜劇場を優先しますし、次回以降の感想は内容次第にはなりますが、

本作は本作だからこその良さがそのうち見出せたらと思います。

 

 

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こんばんは、朝山家です。 1話 感想|ドキュメンタリー番組のごたる

 

 

本作が、脚本家の足立紳・晃子夫妻による連載日記

『ポジティブに疲れたら俺たちを見ろ!! ままならない人生を後ろ向きで進む』をベースとした

ほぼ実話の物語である事は事前に把握済み。

なので、見ていると、なるほどそういう作りにするんだな…という納得感がありましたね。

例えば、通常の作品よりも固定で撮影している場面が少なく、

登場人物の実態を、追ったり、歩いてアングルを変えたりしながら捉える

カメラワークが多々見受けられる所は、ドキュメンタリー番組を彷彿とさせますし。

視聴者に登場人物の性格や、家族内での個々の関係性を瞬時に理解させるために、

画面に映っている人物を画面外の違う人物が紹介、あるいは家族の話題を取り入れる形で

適度にナレーションを挟む手法は、実録日記のようでもあります。

「ほぼ実話」である事をアピールする徹底した演出は、ちょっと面白かったです。

ほぼ実話というか…「ムキムキ」のネーミングや(←語感も絶妙ですよねぇ)

数々のメタ言動に関しては、

以前朝ドラ「ブギウギ」を描かれた足立さんならではの遊び心が満載でしたね(笑)

 

ただ、私が1つの作品の感想を書く上で、

分かりやすくするために例として他作品の名前を挙げる事はあっても、

ここ最近は比較しないように心がけてきたので、これは言いたくなかったんですが…

去年のこの時期にNHK火10で放送された良作

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」を

既に見ちゃっているからな〜…とは思ってしまうんですよね。

前期の月9からの学びとして、ドラマは自分とは違う人生が描かれる訳で、

こっちの家族はこっちの家族、あっちの家族はあっちの家族で別物なのは分かっているんです。

でも、ホームドラマで、「ほぼ実話」で、弟が障がいを抱えているとなると

やっぱり重なると言いますか。

演出は徹底していても、内容自体は話をあちこち広げる事に終始していた印象で、

「家族だから〜」は「家族全員で笑って過ごしてやる!」というゴールを掲げていたけれども、

本作の場合は全8〜9話だと想定して、何をゴールにするんだろう?と

悶々と考えながら見てしまったのも確かです。

 

…まぁ、この感想も「ドラマウォッチャーと名乗る評論家もどきの感想」に

なるかもしれないんですけどね(汗)

いや、感じた事を残しておきたくて細々とでもブログを続けていますし、

誹謗中傷・人格否定しないように気をつけているつもりです…!

 

どの程度のものなのか気がかりだった朝子(中村アン)の罵声についてはリアル寄りで、

夫婦でのキレの良い口論バトルを期待していた視聴者にとっては好みが分かれてしまいそう。

個人的には、朝子については、賢太(小澤征悦)の書く脚本は面白いと

信じているんだろうというのは表面から分っっっかりにくいものの読み取れはするので

まだ良いんですが、どっちかと言うと、

思春期真っ盛りの娘のトゲのある発言の方がキツく感じますね。

家族全体に漂うギスギスした空気を軽減するためにも、

緩急のついた夫婦の会話劇を見たいんですが…今後どうなるでしょうか。

 

最後に書く事として…打ち合わせのシーンで、

朝子と梶本(宇野祥平)のこんなやりとりがありまして。

梶本「まぁ家族の事を書かれるのは良いんですけどね。

   やっぱりこう〜…もっと社会性っていうのか〜、何か引っかかるものが欲しいかな。

   社会的なテーマも盛り込まれていないと、今通用しないんですよね。」

朝子「朝山(賢太)は、ひとつの家族を描くことで、

   それが社会を描いているんだっていう事にもなると思っているんですよ。」

上記の言葉を登場人物が代弁している(ように聞こえた)辺り、

この作風で視聴者に届けるという、脚本家含めた作り手の意思表示に思えました。

私も先ほどの作品を比較対象にしてしまったのは、

まだ本作は初回しか見ていないから…でもあるんですよね。

 

来週は日曜劇場を優先しますし、次回以降の感想は内容次第にはなりますが、

本作は本作だからこその良さがそのうち見出せたらと思います。

 

 

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