2025年秋ドラマ-もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう一覧

もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう 2話 感想|そうだ、劇団を作ろう。

 

 

ふと時計を見てみたら52分で、あれ…?まだ終わらない…?と思って

慌てて番組表を調べたら、今回は15分拡大でした。

初回は30分拡大で、今回も…という気合の入りっぷりは、フジドラマで言えば本当に、

カンテレ制作ドラマ枠が月10に移動してくる前の月9以来久々ですね。

長い歴史を持つ看板枠である月9も木10も、今期はどちらも

中高年以降を意識した作りになっていますが…(木10はこの時点で初回未放送ですが)、

やはり、若者をターゲット層にしたドラマを、まだ知名度の低い水10に絞る事で

話題性を狙いたいとする局側の意図は確かなのかもしれません。

 

でも、拡大放送にすべき内容だったのかと聞かれたら…

初回は個性的な登場人物が点在していて

ただ「1984年の渋谷を生きていた人」止まりの描写になっていたのが、

今回では久部(菅田将暉)がWS劇場に雇われた事で、各人物との関係性が構築され始め、

物語の散漫化が緩和されてきて見やすくなったとは思うのですが、

まだどこかキレが足りない感じがして、欲してしまう自分がいたのかなと。

久部の目の奥で光る野心や、周りを引っ張っていく力が"勢い"となって

物語に反映されたら面白くなりそうなんだけど…と、

途中まで悶々と考えながら見ていたのが、正直な所でした。

 

しかし、最後はそれを見せてもらえた気がします。

むしろ、せっかく30分拡大したのだから、今回のラストまでが1話の内容だったら

世間の本作への不評も減ったんじゃないかとも思います(汗)

前回でも感じた事ですが…やっぱり、夢や目標に向かってひたすら真っ直ぐな

菅田将暉さんの目つきが良い。

それはもちろん、演出・カメラワークも関係しているんですけど、

暗い空間の中で、閃光のように強く一心不乱な目のハイライトを見ていると、

彼(久部)なら面白い事をやってくれるんじゃないかと

自然と胸を躍らせたくなるんですよねぇ。

 

後ろに大きな蚊取り線香を引っ提げている所も笑っちゃいました。

初回のポスターでも見ていて謎だった蚊取り線香…にこだわりがあるらしい(笑)

あのインパクトも含めて、次も気になる終わり方です。

あと3週間で潰れる劇場を立て直そう!という1本の軸が明確になった事ですし、

次回からが本番かもしれません。

 

 

10/22追記:

3話、4話と見ました。

先週の「週刊ナイナイミュージック」で、

三谷監督が1話=1日の構成でやっている旨の発言をされていたのを聞いて、

個人的にハマり切れない理由が分かったような気がします。

 

トニーを筆頭に、キャラクターにはクスッとさせられるんですけどね。

決して微妙とは言わないんですが。

どの人物も満遍なく描こうとするから、話に抑揚を感じにくいですし…

4話に至っては舞台外の出来事も盛り込んでいるので、

間延び感が強くなってしまったのが残念でした。

 

期待値を高く設定し過ぎたが故に、思っていたほど…というのが正直な所です。

よって、今後は視聴のみとさせていただきます。

 

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう 1話 感想|プロローグ的な初回。

 

 

水10枠にしては珍しく30分拡大。

看板枠の月9ではあるけれど、他のフジドラマ枠で…っていうのは中々ないので、

フジテレビ側としても、今期はここに賭けているんだろうと察してからの視聴でした。

 

で、初回を最後まで見た感想としては…率直に言うなら「見られた」かな。

開始5分は、劇場から始まり大きな悲劇が描かれるからか、

まるで主人公・久部(菅田将暉)の人生を表した演劇を見ている感覚に陥り、

久部目線で街が徐々に明るく色づきだす光景には、

ああ、ここから"ドラマ"が始まるんだとワクワクさせられましたし。

数分ごとに登場する個性豊かで賑やかな出演者の方々に目移りしつつ、

良い意味で浮世離れした、ネオン色溢れる煌びやかな街並みにはずっと見惚れていたので

基本飽きる事はなかったんですけど…話の動きは非常〜に遅い(笑)

 

そのため、売れなくてももがき続ける役どころの菅田将暉さんと

狭い部屋で芸人に助言する役どころの神木隆之介さんを見ていて、

「コントが始まる」の前世の姿かな?と思ったり、

その2人が交わらないかな〜…そう言えば「らんまん」夫婦もいるじゃん…とか考え出したり、

日本語をバリバリ喋る小池栄子さんに慣れない…(※「新宿野戦病院」)と感じたりで、

途中まで出演者の過去作品がチラつきながら見ておりました。

主人公の動きを書こうとすれば一言二言でまとめられるくらいには、

初回はとにかく、人物紹介・舞台(となる渋谷の)紹介の印象が強かったですね。

 

初回は初期設定の紹介ばっかりでそこまで…期待していたほど…状態でも、

回を重ねるごとに世界観にハマって面白くなってくる作品を何度も見てきたので、

ある程度ドラマ視聴経験が積み重なると、

点と点がいつか繋がっていくのね…みたいな視点で寛容的には見られるんですけどね。

でも、ストーリー自体も、人物紹介に合わせてもうちょっとギアを上げても

ついて行けた気がします。

やや散漫気味だったのは否めませんでした。

 

しかし、ラストのシーンにはぐいっと引き込まれたのも事実で。

言葉に出さなくとも、我慢出来ない!俺は今すぐあいつを演出したい!という

演出家の血が騒ぐ瞬間が、久部の内側から出る熱量で真っ直ぐ伝わってきましたね。

リカ(二階堂ふみ)のあの妖艶なダンスを見たら照明を当てたくなる気持ちも頷けますし、

その時の久部の目が、何かに取り憑かれたかのように豹変していて…

劇場の立て直しも描かれるのか?いずれにせよ、ここから面白いものを見せてもらえそうな

期待感が生まれ始めた初回ラストではありました。

 

登場人物は久部とリカ以外、しばらく人物名と俳優が結びつかないかもしれませんが(笑)

1984年の渋谷を生きる人々が絡み出してから物語が本格化すると思うので、

引き続き見てみます!

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ