2025年秋ドラマ-もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう一覧

もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう 1話 感想|プロローグ的な初回。

 

 

水10枠にしては珍しく30分拡大。

看板枠の月9ではあるけれど、他のフジドラマ枠で…っていうのは中々ないので、

フジテレビ側としても、今期はここに賭けているんだろうと察してからの視聴でした。

 

で、初回を最後まで見た感想としては…率直に言うなら「見られた」かな。

開始5分は、劇場から始まり大きな悲劇が描かれるからか、

まるで主人公・久部(菅田将暉)の人生を表した演劇を見ている感覚に陥り、

久部目線で街が徐々に明るく色づきだす光景には、

ああ、ここから"ドラマ"が始まるんだとワクワクさせられましたし。

数分ごとに登場する個性豊かで賑やかな出演者の方々に目移りしつつ、

良い意味で浮世離れした、ネオン色溢れる煌びやかな街並みにはずっと見惚れていたので

基本飽きる事はなかったんですけど…話の動きは非常〜に遅い(笑)

 

そのため、売れなくてももがき続ける役どころの菅田将暉さんと

狭い部屋で芸人に助言する役どころの神木隆之介さんを見ていて、

「コントが始まる」の前世の姿かな?と思ったり、

その2人が交わらないかな〜…そう言えば「らんまん」夫婦もいるじゃん…とか考え出したり、

日本語をバリバリ喋る小池栄子さんに慣れない…(※「新宿野戦病院」)と感じたりで、

途中まで出演者の過去作品がチラつきながら見ておりました。

主人公の動きを書こうとすれば一言二言でまとめられるくらいには、

初回はとにかく、人物紹介・舞台(となる渋谷の)紹介の印象が強かったですね。

 

初回は初期設定の紹介ばっかりでそこまで…期待していたほど…状態でも、

回を重ねるごとに世界観にハマって面白くなってくる作品を何度も見てきたので、

ある程度ドラマ視聴経験が積み重なると、

点と点がいつか繋がっていくのね…みたいな視点で寛容的には見られるんですけどね。

でも、ストーリー自体も、人物紹介に合わせてもうちょっとギアを上げても

ついて行けた気がします。

やや散漫気味だったのは否めませんでした。

 

しかし、ラストのシーンにはぐいっと引き込まれたのも事実で。

言葉に出さなくとも、我慢出来ない!俺は今すぐあいつを演出したい!という

演出家の血が騒ぐ瞬間が、久部の内側から出る熱量で真っ直ぐ伝わってきましたね。

リカ(二階堂ふみ)のあの妖艶なダンスを見たら照明を当てたくなる気持ちも頷けますし、

その時の久部の目が、何かに取り憑かれたかのように豹変していて…

劇場の立て直しも描かれるのか?いずれにせよ、ここから面白いものを見せてもらえそうな

期待感が生まれ始めた初回ラストではありました。

 

登場人物は久部とリカ以外、しばらく人物名と俳優が結びつかないかもしれませんが(笑)

1984年の渋谷を生きる人々が絡み出してから物語が本格化すると思うので、

引き続き見てみます!

 

 

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