2026年冬ドラマ-テミスの不確かな法廷一覧

テミスの不確かな法廷 4話 感想|迷いの中で生まれる想いと決心

 

 

ああ、良いお話だった…。

本作については、前々から漠然と良いなぁとは思いながら見ておりましたが、

今回で、方向性が掴めたような気がします。

リーガルドラマというよりかは、ヒューマンドラマに近いんですよね。

物語の根底に優しさを感じさせるのです。

 

自身が「悪目立ちするな」と忠告され、

現実と家族の狭間で辛い想いをしている門倉(遠藤憲一)が、

別の事で悩み苦しんでいる安堂(松山ケンイチ)を気にかけたり。

安堂が富樫(森岡龍)に、勇気を閉ざすきっかけを作ってしまった事を謝ったり。

定時になっても頑張っている安堂を見て、周りも手伝おうとしてくれたり。

(予定通り帰ろうとする人もいてよし!理解のある働きやすい職場という証拠。)

この前言っていた「良い感じ」がいまだに分からないという安堂の言葉から思い出したのか、

門倉が昔聴いていた曲を改めて聴いて、原点に戻ったり。

「迷ってよし!」と小野崎(鳴海唯)が安堂に言ってくれたり。

 

シーンの1つ1つで描かれる、誰かの飾らない想いや直向きさが

もう1人の誰かに届く瞬間を見ると、心がじんわり温かくなります。

 

先ほども書きましたが、「迷ってよし!」これ…好きな言葉でしたねぇ。

人生は選択の連続だとよく言われているように、長く生きれば生きるほど、

どうすれば良いのかな…これで良いのかな…と迷ったり、後悔したりする経験は

誰にでも起こりうると思うのです。

その点で、辞めたくなったり辞めたくなくなったり何度もグルグルするけど、

「法廷から嘘がなくなる瞬間が好き」だから続けてみたい…と決心する安堂の事も、

忠告されていたにもかかわらず、裁判官魂に火がついて

結果的に反逆児になってしまう門倉の事も。

何と言うか…上手く、完璧には生きられないけれど、

それでも良いんだよと肯定してくれているような結末だった気がします。

その直後のテミス像のアップも、安堂たちの今後を

大らかに見届けてくれるのだろうと思えました。

 

あのミスがあって、安堂はもしかしたら告白した方が働きやすくなるんじゃないかと

途中まで心配しておりましたし、多分また落ち込む時があるんじゃないかとも思うんですが、

門倉のいる職場なら、小野崎が近くにいるならきっと大丈夫。

 

3話は時間の都合で飛ばしてしまいましたが、本作の人物描写に惹かれて、

やっぱり最後まで感想を書いてみようという決め手となった回でした。

 

 

↓前回の感想はこちら(3話は書いておりません)↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 


テミスの不確かな法廷 2話 感想|シンメトリーが導き出した真実

 

 

上田正という名前にまつわる、冒頭の回想。

「正しいとは、一度止まってみる事なのか。そう考え出すと、脳が勝手に思考を移しました。」

「目には見えない法則があるんじゃないかと、無意識に探してしまうのかもね。」

この安堂(松山ケンイチ)と山路(和久井映見)による会話が、

今回のエピソードであがった栗田奈央と八木一喜というシンメトリーな名前にも

繋がってくるんだろうと思いながら見てはおりましたが、異母兄弟とは驚きました。

 

ちょっと出来過ぎな結末だったので、案件への満足度は前回より少し下がりましたが…

今回はどちらかと言うと小野崎(鳴海唯)の掘り下げ描写が多く、

「分からないことを分かっていないと、分からないことは分かりません」という

ポリシーのもと行動する安堂に感化され、周囲への忖度よりも自分の信念を貫くと

決意するまでの彼女の変化を見た内容だった気がします。

本作の案件自体に作り込みはあまり感じさせなくとも、

人間描写は、相手と関わった上での"気づき"や支え合いがじっくり描かれているため、

好意的に見ていられます。

 

裁判時の「八木さんの意識が戻って…怖かった。…でも俺…嬉しかった。

嬉しかったんです…。」という栗田(山時聡真)の言葉も印象的でした。

傷つけてしまった立場の視点と、バスケ仲間としての視点…

相反する気持ちが表れた言葉でした。

 

鳴海唯さんは「あんぱん」の小田琴子役で初めて認識しましたが、

伸びしろを感じさせる役者さんです。

相手と向き合う時の混じり気のない目に、ハッとさせられます。

 

 

↓次回の感想はこちら(3話は書いておりません)↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 

 


テミスの不確かな法廷 1話 感想|主人公の口の動きにつられる

 

 

初っ端から投稿が遅いという…(汗)大変お待たせいたしました。

金曜も土曜も見終わり次第、ぼちぼち書いていきます。

 

ここ最近で、自閉スペクトラム症発達障害など「障がい」を扱ったドラマを

度々見かけるようになりました。

先に私の考えを書いておきますと…それを人物に設定づける事自体は否定しなくとも、

「障がい=才能」に見立てて、他より秀でているスペシャリスト風に描くドラマは

正直好きではありません。

誰しもがずば抜けた能力がある訳ではないし、

むしろ受け止め切れずに苦しんだり悩んだりしている人も多いでしょうに、

"エンタメ"として利用するのは世間に誤解を招く恐れがあり、

浅はかではないか?と思ってしまうのです。

 

そのため、本作も、いくら当時好んで見ていた「宙わたる教室」のスタッフ最新作とは言え、

視聴前まで少し警戒していたのですが…

その不安は稀有に終わり、想像していたよりも好意的には見られそうだな…

といった感想が一番に残りました。

 

主人公・安堂(松山ケンイチ)は、自身を宇宙人、周囲を地球人だと心の中で言い聞かせており、

地球人たちの「普通」が分からないながらも、

それに合わせられるように勉強して、何とか生きようとしている裁判官です。

 

法廷の人間である事も含めて、安堂の様子を見ていると

「ぼくほし」の健治を思い出してしまう訳で、(木野花さんも出演されてますし…)

健治が「独特の感性を持つ人物」として描かれていた事を考えると、

別に、自閉スペクトラム症発達障害を絡めなくても

この人物は描けたのではないか?というのが本音ではあります。

しかし、2つの障がいを隠すようにしながらも抑え切れずに、

周りの人に見られてしまってパニック状態になるまでの一連の言動を、

松山ケンイチさんが、等身大ながらも視聴者に切ない印象を与えず

ユーモラスに演じて下さっているお陰で、ふふっと微笑ましく見られるんですよね。

劇伴も演出も、全体的に落ち着いたテンポに仕上がっているため、

主人公や物語に入り込みやすいです。

 

「分からないことを分かっていないと、分からないことは分かりません」

何度か言っていたこの言葉が、安堂が裁判に向き合っていく上でのポリシーみたいです。

自分がどこに疑問を感じているのか、その原因は何なのかを明確にしておかないと

いつまでも漠然とした"モヤモヤ"を抱えてしまうから、

まずは分かろうとする事から始めたい…と受け取りました。

直接江沢家を訪れるシーンや、小野崎(鳴海唯)の情報提供をもとに

考えるシーンもありましたので、上記の言葉が物語の根幹となりそうです。

 

ゲストとして登場された小林虎之介さんは、短い間ですっかり大人になりましたね…。

以前の感想でも書きましたが、小林さんは感情を滲ませる演技が抜群に上手くて、

泣きそうな表情をすると、こちらまでつられそうになるのです。

少しだけ見えた、目に溜まる大きな一粒の涙も美しかったです。

 

NHK火10のリアタイはちょうど去年ぶりですね。

次回以降もこちらを優先します。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ