TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 8話 感想|ついに明かされた"空白の1年間"

 

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ついに明かされた、喜多見(鈴木亮平)の"空白の1年間"。

まぁ、1話からずっと加害者も助けてきた彼だから、大体予想出来たし、

"らしい"なぁ…とも思っています。

しかし、テロリストの存在を隠した点においては立派な犯罪で。

それが原因でツバキ(城田優)は逃走したのであって、とても褒められた行為とは言えない。

「どんな命でも助ける」これは喜多見にとって強みでもあり、弱みでもあるんですね。

赤塚(石田ゆり子)のサポートによって1年で出所したとの事で…

テロリストの犯罪行為の加担・隠避罪でよくそんな短期間に落ち着いたな…と思う以前に、

医師免許が剥奪されなかったのが不思議なんですけど、もう良いや(笑)

 

そして、音羽賀来賢人)のツンデレによりデング熱って事で解決した件。

誰が見ても嘘なのがバレバレなのは、最終回のメインの話になるであろう

「TOKYO MERを潰す→全員クビ」の伏線のつもりですかね?

あの回答で政府が納得するとは思えず。

途中までどんなに反抗しようが、

やっぱり喜多見の事が(仲間として)好きなんでしょっていうのは

今までの回を見ていれば分かるので…

もしも解雇通告される時が来たら、彼と一緒に辞める覚悟が出来ているんでしょう。

 

赤塚の病気については、最終回に合わせてもう少し引っ張ると予想していた分、

人がいる前で倒れる展開を持ってきたのは意外でした。

まぁ、「死者ゼロ」を貫く作品だから、ここは特に重要視していません。

喜多見も直接手でコードに触れて、長く気絶していた割には、後遺症はなさそうですし。

なんてったって、みんな無事な世界。治癒力の強い人々が集まった世界ですから(笑)

 

でも、本作の中で1つ弊害になりつつあるのは…公安の存在で。

なぜか病院内に医者がまともにおらず、ただでさえ人手の足りない現場なのに、

土砂災害に巻き込まれたらMERの面々に迷惑をかける事を何にも考えてない行為なんですよねぇ。

喜多見の弱みを握るためなら体も張るらしい。

そして、電気が不足している中で盗撮をするという悪趣味具合。

どうせなら、仲良く車掃除している所を撮ってくれ!と思ったのでしたw

 

 

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推しの王子様 6話 感想|外の世界に触れる泉美と航…の巻

 

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言うなれば、家だけでなく、

時には外の世界に足を踏み入れる大切さも知る…といった内容でした。

"賭け"がきっかけで仲違いした泉美(比嘉愛未)と航(渡邊圭祐)。

素直に受け取り過ぎる航は有栖川(瀬戸利樹)から"好き"の尊さを、

光井(ディーン・フジオカ)から言葉の裏側に隠されている想いが何かを考える事を学び、

素直になれない泉美は光井から、直接謝罪の気持ちを言葉にして伝える事が

最も適したコミュニケーションツールだというのに改めて気づかされる。

 

本作が単なる育成物語ではないとは初回の時点で感じていたけれど、

なるほど…航と泉美がそれぞれ、外の世界にいる人々との交流を通して

いろんな考えを吸収していく話も描かれるんですね。

そして、アドバイスした方も、相手に話す事で自分の気持ちを整理する機会を得る。

コンセプトとしては理にかなっているし、

今回の描写が誰かに片想いし続ける者の心情を掘り下げる役割も果たしていて、

結果的に、矢印が向かい合わない四角(五角)関係の持つ面白味が増す

作りになっていた気がします。

 

あと、前回の感想で、有栖川の当初の言動について

「あのパワハラ描写はなくても良かったのに」といった感想を書きましたけど、ちょっと撤回。

当時はクライアントへの提出やらで仕事が忙しかったのに、

その中に言葉遣いもマナーもなっていない新人の教育も加わるとなると

イライラしてしまうのも仕方ないと思えたのはもちろん…

今となっては、あの衝突があったお陰で、

お互い 会社の事とか、悩みとか、推しがいる事の有り難みとか、

腹を割って話せる関係性になれたのにも頷けるものがありました。

「好きな人がこの世にいるってだけで、自分の居場所が見つかった気になるんだ」

歴オタの有栖川が言うから刺さる言葉。すっかり優しくなったなぁ。

 

光井も当て馬の中でも聖人のようで、

泉美への好意よりも目の前の困っている彼女を助ける事を優先する綺麗な心の持ち主ですし。

杏奈(白石聖)も、中の人のこれまでの出演作品のイメージが強いのもあるけれど(笑)

航が自宅まで届けてくれて、弱っている時に励ましてくれたら

勢いでキスしてしまう小悪魔系女子として描かれた可能性だってあるだろうに、

あくまでも"仕事熱心なキャラ"にとどまっているのが、斬新で良いですね。

 

最初の頃は「何だこの人」と思う人もいて、

何となくどの登場人物にも魅力が感じられないまま見ていましたが、

今ではみんな人間性が成長してきているのが伝わるので…

回を重ねるごとにどんどん見やすくなっている事に驚いています。

 

 

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ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 5話 感想|チンピラ大奥が抱える秘密

 

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2週間の特別編を経ての再開。待ってました!

コメディの部分も、真面目に"お仕事"を描く部分も、

いろんな見所が詰まっていた特別編を放送してきただけに、

新作はそれらがカットされずじっくり見られるという事で

どれだけ面白さに拍車がかかっているか期待してしまうもんですが…

いや〜、楽しかったですな。

こんなに笑える作品だったっけ?ってくらい序盤から惹きつけられました。

ロボコップ藤」「情報源が補導少女しかない」「ときめきファイア バーン」

「飛んだ放火魔」「チンピラ大奥」パワーワードが過ぎる(笑)

あと台詞以外で追加するなら、初恋相手の武田(小関裕太)が今度の講習会の担当だと聞いて

はしゃいだり、お願いお願いおねがぁ〜いしたりする川合(永野芽郁)と藤(戸田恵梨香)が

一瞬年齢差や上下関係を忘れるほど乙女になっていたのが可笑しかったです。

戸田恵梨香さんって、あんな声出るんだなぁ…w

 

そんな感じで、今回は放送開始40分まではコメディが強めで、

以降は三宅夫婦の介護問題に触れる…といった緩急ある作りに。

しかし、「警察官だって恋をする普通の人間」を描き、一見ぶっ飛んでいたコメディパートでも、

合コン中でも消防車のサイレンが聞こえたらすぐに仕事モードに切り替えられたり、

三宅夫婦に出会ってからは目の前の案件に打ち込んだり、

デート中にある妄想がきっかけで武田の話が入ってこないほど気になって仕方なかったりと、

様々な形で、どんな時でも根底にあるのは"警察官としての使命感"というのが描かれてきたので、

終盤の正反対な展開に繋げるのにも無理がありません。

 

そして、川合の新たな学び。

今までも警察界の現実を思い知らされては自分なりに吸収してきた彼女だけれども、

今回はそれらとはちょっとベクトルが違って、

理想の恋愛を語っている姿が頭に焼き付いていただけに、切ない余韻が残りましたね…。

「公務が入ったら、好きな人に背中を向けて走らなきゃいけない仕事だって

藤さんから学んだから」

これ、一人前の警察官を目指す覚悟がある人じゃなきゃ言えませんって(泣)

仮に気づいていたとしても、プライドが邪魔するかもしれない。

すぐへこたれて、もうやめたいって言い張っていた最初の頃が嘘みたいで。

川合も藤たちの下で、着実にタフな人へと成長していっているんだというのを

実感させられた回でもありました。

 

一方で、かつてはチンピラ大奥の仲間だった元同期については、まだ詳細には触れられず。

あの写真を見てからの…コンビに亀裂が走るとうたっていた次回が気になりますね。

自分が可愛がられていたんじゃなくて、かつての同期に似ていたから

その代わりとして可愛がられていたんだという思い込みに走ってしまうのか?

ついでに…これは前々から思っていましたが、

川合のモノローグが過去形なのも関係ありそうな気がしてならないです。

 

 

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彼女はキレイだった 6話 感想|梨沙の好感度が宗介を下回った瞬間

 

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いや〜〜やりおったなぁ…。っていうか、まだ引っ張るんですね(苦笑)

梨沙(佐久間由衣)が宗介(中島健人)の気を引く"あの"シーンで

私の彼女に対する疑念が確信に変わりましたよ。

愛(小芝風花)との仲を壊したくないから打ち明ける!という決意を見せて

期待を寄せていた3話から数週間、

中々言わないな…こりゃ隠し通して近づく方向に変えたな…?とは思っていましたけど、

彼への想いを諦めきれなくて出た行動が

愛が大切にとっておいているパズルのピースを見せるというのには結構衝撃的で。

"あの頃"を象徴する確固たる証拠があれば

今までの辻褄の合わなさを解消出来ると考えたんでしょうねぇ。

個人的には、最後の待ち伏せシーンよりも、親友の思い入れのある品を奪った点で

梨沙への好感度はダダ下がりになったのでしたw ←あ、中の人は好きです

 

しかし、「ラブストーリー」としては今回が一番磨きがかかっていた気がしています。

ロマンチック演出重視なのか、

梨沙と別れた時には昼で、走って現場に着いた時には夜という時間の早さだったりとか、

(途中タクシーを利用して探し回った事にしておく…)

タクシーが宗介の住むマンションに着くのとほぼ同タイミングで着いていて

距離間がイマイチ分かりづらかったりだとか(これもタクシーを利用した事にしておく…w)

いろいろ雑にあしらわれている部分はあったんですが、

何と言っても、主題歌がかかるタイミングが良かった。

しっとりとした曲調が、間に合わなかった樋口(赤楚衛二)のやるせなさや、

宗介と梨沙が会っているのを見てしまった愛の動揺といった感情を増幅させる上で効果的でした。

 

そして、王道設定である、好きな人を巡っての三角関係についても、

愛は当時の初恋相手が見た目も性格も変わってしまい

"あの頃の愛"に中々気づいてくれない「昔と今とでは違う」現実に苦しんでいたのに対して、

梨沙は昔じゃなくて"今の自分"を見て欲しいのに「昔も今も同じでしょ」と言われた現実に

苦しむという対比がされる事で、

宗介が選ぶのは果たして今の姿"も"受け入れている愛か?

それとも今の姿"だけ"を見せたい梨沙か?という

三角関係だからこその面白さを引き立たせる作りに仕上がっていたと思います。

 

宗介も徐々に喜びの感情が豊かになってきた辺り、

やっぱり序盤のパワハラ描写はいらなかったよな…という想いは未だに残りますが、

今回の内容を見るからに、最終回に向けて今後も上手く盛り上げてくれる事でしょう。

ほんの少し、期待しております。

 

ところで、最後に余談ですが…

宗介と2人でカフェにいる時の佐久間さんの服装。

顔立ちもスタイルも異次元に近いほど端麗な彼女に

あの黒いワンピースはちょっと似合っていなかったんじゃないですかね?

いつもみたいな派手めな色遣いの方が

"お姉さん"感?バービー人形っぽさ?も増して映えるのに。

 

 

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ナイト・ドクター(Night Doctor) 7話 感想|そろそろ昼医者もデレてくれたって良いのに…w

 

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おかしいねぇ…本来だったら、あの仲間達で同じ食卓を囲みながら語り合うシーンも、

7話まで見ていたらそれぞれの不器用だった頃を懐かしみ、感慨深くなるはずなんですけど…

未だにみんなのキャラが掴めない群像劇ほど珍しい作品はないですね。

前回の成瀬(田中圭)の指導のお陰でやっと1人で治療出来た深澤(岸優太)が

なぜか「少しずつ出来るようになってきた」扱いされているのも、

合コンで医者の名前を出すのを拒んで、偏見の目で見られるとかどうのこうの言っていた

高岡(岡崎紗絵)が女医のロールモデルを目指したいと宣言しているのも、

前後の繋がりがなさ過ぎて理解出来ません。

感想を書くために、毎回ちゃんと見ているつもりなんだけどなぁ…(汗)

 

何と言うか、本作って、医療群像劇において重要であろう

「仲間の絆」「医者だって1人の人間」

壁を乗り越える姿を積み重ねた上で表現するのではなく、

ただ視聴者の気を惹かせたいという理由で、

屋上での青春ごっこ、月9と言えば恋愛→合コンといった

若い世代でも見やすいモチーフに置き換えては、記号的に消化している印象が強いのです。

だから、あのシーンが小っ恥ずかしく感じるし。

夢を語り合う台詞に歯が浮くような感覚さえ覚える。

そして…その1つ1つの台詞も長ったらしいので、話の腰を折って

医療ドラマであるという本来のコンセプトを見失いがちになる。

中盤まで揉めていた高岡が、場面が変わったら急にみんなを褒めまくる流れなんて…

その時の記憶失ってました?ってくらい気持ち悪かったです(苦笑)

イカ割りにしても、差し込む必要があるかないか以前に、

屋上でスイカ割りしたら最上階の部屋の天井に響くんじゃないかとか

いらん心配をしてしまったのでした。

 

それに、今更な話ではありますが、

ナイトドクターとしての"誇り"や"責任感"を表すために、

なぜデイドクターとナイトドクターとで双方が仕事に励んでいる姿を提示しつつ

前者が治療した患者のケアをするといった"引き継ぎ"を描かないのかも疑問です。

患者にとっては昼も夜も関係ないのに、同じ患者の対応をする描写が一切ないんですもん。

昼か夜の時間帯だけで処置出来るのって…軽傷の患者くらいでしょ?

デイドクターが登場するのも、基本的にナイトドクターに喧嘩売っている時だけで

仕事をしている様子が見当たらず。

一方で、ナイトドクターは大騒ぎしながら処置するシーンが多いために、

下手したら業務を全て押し付けているんじゃないかとすら思えてきます。

「昼の医者にしか診てもらいたくない!」と言っている患者の父がいましたけど、

昼と夜でまともに連携がなっていないように映る病院には

そもそも行きたくありませんよ。

 

ホームレスのエピソードは詰め込み過ぎてやんわり終わった気がしましたし、

せっかくの泉澤祐希さんもキャストの無駄遣いって感じで…

どこか1つでもマシな所はないんですかね。

デイドクターにしても、日曜劇場だったら、もう「どこか憎めない」くらいに

落ち着いているかもしれないのに…。

 

 

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TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 7話 感想|白金大臣が医系技官だった事の方が意外。

 

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今回も、ありえね〜…のツッコミの連続でありましたが、

なんでだろうか、慣れたからなのか、以前よりはちょっとマシに思えてきています。

「こんな政治家いない!」といくら言ったって、

つい最近、自分が目立てばそれで良いみたいな政治家が実際にいましたからね(苦笑)

本人じゃなくても何してくれてんだって感じでしたし、信じられなかったですよ。

だから、5話であまりにも悪役に仕立て上げ過ぎている事に疑問だった

天沼(桂文珍)の行為も、今だったら少しは納得出来るというか。

…まぁでも、公安に関しては、労働者を生かしておいた方が

テロに関する情報を収集しやすいだろうし、

(悲惨だけど)ビザ未取得で逮捕する人が多ければ多いほど手柄もとりやすいのなんて

考えれば分かるはずなのに…とは思いましたけど。

 

で、今回は何と言っても、

マイ@フォンチーさんの演技から滲み出る切実さが印象に残りましたねぇ。

 「日本人ホント優しい。みんな良い人たちばかり」と警官に説得するシーン…

今回の背景的に「MIU404」の外国人労働問題の回 が自然と頭に過ぎって、

あの後も日本を、日本人を好きで信じてくれていたのかと

勝手に地続きの話のように捉えてしまいましたし、

ちょっと嬉しい気持ちにさえなってしまいました。

あの作品に出演された彼女だったからこそ、警官があの説得だけで

考えを変えてくれたのにも説得力があった気がします。

まだ本作と2作品でしかお見かけしていないんですが、

いつもはにこやかでも傷を抱えながら生きている役がお似合いで…

今回の内容で見所を作るためには、キャスティングされるべくしてされた方でしたね。

 

医療ドラマかと思いきや戦隊モノ、

戦隊モノかと思いきや次回以降は刑事(公安)ドラマの最終章みたいな話へと、

本来の「患者を命がけで救うヒーロー&ヒロイン」の物語から脱線しそうで不安が募りますが、

気づけばもう8話。

最終回に向けて勧善懲悪で大々的に盛り上げたいんでしょう。

インターバルがないまま放送したのもあるし、

喜多見(鈴木亮平)の技量の高さと潔さのお陰でテンポ良く進むから、

7話まで見た感覚はあんまりないです。

何なら、つい先月まで「ドラゴン桜」を放送していたんじゃないかという気すらします(笑)

口酸っぱく言ってしまいますが、

あっという間に感じたのも"医療パート"で見応えある描写を残した所が大きいので…

放送時間を拡大するにせよ、前作のように違う話に尺を割き過ぎないよう、

そこだけはお願いしたいです。

 

あと…個人的には、城田優さんの登場よりも、

白金(渡辺真起子)が医系技官だった事の方が驚きましたよ。

人々の健康を守る仕事をしていたのに、

救急活動を阻止して、死者ゼロを悔しがるんだ…っていう(笑)

どういう心境の変化??

まさか、戦う相手が警察とツバキに変わったからって

経歴を提示しただけで終わらないですよねぇ?

 

 

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推しの王子様 5話 感想|航の素直さから生まれるすれ違い

 

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それ8話くらいでやる展開じゃないの!?っていう展開がもう来た。

いやはや、どんどん進みますなぁ…。

 

ゲーム画面に映る「好き」という文字で意識し始めているのが分かりやすい可愛さだとか、

「好き」について議論する可笑しさだとか、

あまりのマイペースっぷりに大きい小学生と遊園地で遊んでいる感覚に陥る不思議さだとか、

泉美(比嘉愛未)があの場で「賭け」だと言った本心がまだ分からない純粋さだとか…

航(渡邊圭祐)の良くも悪くもひよっこな部分が

物語を動かす上で必要不可欠なものになっているし、

周りの人々を巻き込む意味合いではちゃんと"見た目以外ダメダメなケント似の王子様"

として存在感を残した脚本になっているのも良い。

 

正直、恋愛モードにバッサリ切り替えずに、

前回の件でイラストに興味を持ち始めてから仕事に繋げるまでの

航の紆余曲折の方が見てみたい…っていう気持ちはまだあります。

そして、字も汚ければソーセージも読めなかったのを知っているだけに、

「こんなに成長しちゃって」といった台詞で、もう"立派になった"状態に落とし込むのは

話数的にも早過ぎるのでは?とすら思いました。

しかし、それらの違和感は、結末を見てみればそうしたのにも概ね納得出来る展開でした…。

 

以前よりも生活に支障が出ないレベルにまで育ち、

次は恋について学ぶ=第2ステージに突入し順調に進んでいるようで、

実は恋愛以外でも大切な「言葉に隠された意味」に気づけない未熟さを描く事で、

"成長した"ではなく成長した"つもりだった"のだと、彼の置かれている現状を突きつける。

上げて上げて落とす…ジェットコースターは流石に大袈裟ですが、

最後にハッと気づかされ、2人が今後どう穴を埋め合っていくのかを見てみたくなる

ラストだった気がします。

まぁでも、あの言い方をしたら、泉美の方が落ち度があるんですけどね…(泣)

 

そして、航と打ち解けてから、CMと本編でキャラクターにだんだんズレがなくなってきている

有栖川(瀬戸利樹)の変化も面白いです(笑)

あんなにグイグイ来る性格だったら、当初のパワハラ描写はなくても良かったのに。

好きな人はやっぱり、もう1人の王子様なんでしょうかねぇ?

 

あと、主題歌については2話の感想でも触れましたが、今回が一番似合ってましたね。

何と言うか、航そのもの…って感じがします。

初々しいと言うのが近いのか。

よくある 初恋の味=甘酸っぱいレモネードじゃなくて、

不器用な手つきで相手を想って作って、ラッピングまでした

バレンタインデーのチョコみたいな…

そんなイメージです。←書いていてよく分からなくなったけど、伝わるかしら(笑)

 

 

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緊急取調室(2021) 4話 感想|部長の思惑通りになったのが悔しい(泣)

 

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普通の声からドスの効いた低い声に変わる緩急のつけ方とか、

本音を話せば話すほど痛々しい女性に見えてくる振り切りの大きさとか、

真壁(天海祐希)と対峙する事で徐々に感情が表に出るようになる

メアリージュンさんの演技には見入るものがあったんですが…

事件の内容的にはあんまりピンと来ない部分が多かったんだよなぁ。

 

三上(内村遥)への一方的な想いや、仕事で良いように利用されて手柄が取れない事など

途中の段階で読めていた動機がほぼその通りになっていて、

真相に捻りがない所に物足りなさを感じたのもあると思うんですけど。

(動機に嫉妬が関わっているのも、刑事ドラマにおいてはもう手垢のついた話ですしね。)

でも、それだけじゃなくて、なんで全体的にピンと来なかったんだろう…?と考え始めて

少し見返した結果、主治医・折原(甲本雅裕)と今回の事件の絡め方が

中途半端だったからじゃないかという気がしています。

 

本作を前々から見ている視聴者ならば、キントリチームだったら、

頼子(高橋メアリージュン)に聴取しながら

折原の秘密や本心を探る手法をとるだろうとも予想がつくはず。

だからこそ、頼子と、彼女を"庇って取り調べを妨げよう"とする折原の関係性を

もっと掘り下げて欲しかったです。

うーん…何と言うか、一応、10年前にも被疑者の主治医を担当した経験がある事、

「死なせてくれ」という言葉が被った事、2つの共通点を作って

彼女を庇う理由は描かれているのですが、

今回の展開だけでは、2人の被疑者が同じ事件の関係者でもなければ、

三上や社員に傷つけられた頼子を献身的に看病してきた過去もないのに

なぜ彼女の嘘に付き合ってまで優しく接するのかがよく理解出来ませんでした。

途中で吐いた「許さない…」という言葉が

何か彼女に対して深い思い入れ(復讐の念?)があるのだと思わされただけに、

今回の事件とは別のトラウマから来ているものだったと分かった時には正直ちょっとガックリ…。

 

せめて、男の被疑者を1人の患者として面倒を見ながら

カウンセリングしていくうちに距離を縮められた感覚を覚えたものの、

肝心の本音は聞けずに終わってしまった後悔を抱えていた…みたいな心情描写が

あの回想に加えられていたら、折原の言動も頷ける部分があったのかもしれません。

要は、真壁と小石川(小日向文世)による説明台詞だけで

彼が何者なのかをあっさり紹介した所に勿体なさを感じてしまったんですよね。

 

今シーズンのキントリは、役者の演技合戦においては満足していますが、

今の所、事件の内容や構成に少しの粗が残る回が続いている印象があります。

次回のvsロボットから醸し出る得体の知れなさに期待してみたいです。

 

 

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ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 特別編(8/11) 感想|おかえり芽郁ちゃん!

 

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今回の特別編は、山田(山田裕貴)と伊賀崎(ムロツヨシ)のやり取りで

ぽろっと出てきたワードを元に3,4話を振り返って行く…といった感じの作りでしたね。

 

それにしても、どこまで台本通りだったんでしょうねぇ…

つい最近放送されていたのもあって、

本当に「LIFE!」のコントを見ているみたいで(笑)

ゴリラのドラミングを山田さんがガチで披露しながらモノマネされてて、

それが割と長く続くもんだから、カオスを通り越して最早怖かったですw←良い意味で

レーズンパンとレーズンバターの2通りしかないも可笑しかったですし。

素で笑っている所もちょこちょこお見かけしましたし。

あぁ、やっぱり、役者さんが心から楽しそうにされていると

それだけで和むし、エネルギーがもらえるなぁ…と、改めて感じたのでありました。

この2週間、普通に総集編を流すだけでも何も文句は言わなかったのに、

視聴者のためにわざわざ新ネタを追加してくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そして、長い長いパトロールから帰ってきた川合@永野芽郁さん。

おかえりなさい!

「パトロール中」っていう設定も、

あたかもその場にいるかのような声のみの演出で次回に繋げる流れも上手かったですね。

マイペースで、でも自分なりの正義感はきちんと持っていて、吸収力があって、

インスタントラーメンを粉々にしたものをおつまみにするという斬新な発想力もあって、

他に何のTシャツを持っているのか気になって…そんないろんな魅力が詰まった川合。

来週から再び彼女の姿が見られる事を嬉しく思います。

 

もしかしたら以前と比べてまだ体調が万全ではないのかもしれないし、

遅れを取り戻すかのように急ピッチで撮影に挑む日々が続くのかもしれませんが、

本作に携わる全ての方々が、今後無事に制作を終える事が出来ますように。

陰ながら応援しつつ…物語が加速するであろう5話が楽しみです!

 

 

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彼女はキレイだった 5話 感想|彼女はキレイになった!←そりゃそうだ

 

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水を買いに行かせるのが愛(小芝風花)じゃない時点でおかしいと思いましたよ。 

羽田空港以来の理不尽極まりないエピソード、キタコレ…ですな。

クビとか、後は謹慎処分だとか、主人公をハプニングに遭わせる形で劇的な展開を呼ぶくだりは

ドラマにおいてインパクトを残しやすいし、盛り上げ所も作りやすいんでしょうけど。

本人の落ち度が少ないのに、全ての責任を取らされるパターンって

本当に好きじゃないんですよねぇ。

元はと言えば水が違うだけでブチ切れたデザイナーが悪いし、

車を斜めに停めた事を事態が収束してから言う里中(髙橋優斗)も悪いし、

そもそも、そんなに高価なドレスだったら、新人社員じゃなくて

警備員に任せるべきであって、管理の仕事を甘く見ていた宗介(中島健人)も悪い。

まっ、最後には一応頭を下げてくれただけマシでしたけど…

羽田空港の件と、向こう側が何も反省していない事についてはまだ根に持つかもしれません(笑)

 

で、これは前々から書いていますが、なぜ樋口(赤楚衛二)が報われないポジションなのか

不思議でたまらなくって。

梨沙(佐久間由衣)に宗介と会っている事を愛に話すべきだと伝えたのも、

愛の頑張りを尊重し続けたのも、宗介に愛を復帰させるよう促したのも

全部彼のお陰だと考えると…周りに影響を与える意味合いでは

一番主人公らしい活躍をしていると思うんですよ(笑)

なのに一向に振り向いてくれない悲しさ。

「手短に言うと、俺、彼女の事好きなんで」この宣戦布告も文字通り手短なのがかっこいいし。

イケメンだし。人のために動ける積極性もあるし。

2週間前からの「実は私…」のくだりを邪魔してきたのだけはあんまり好まなかったものの、

もう宗介じゃなくて、樋口で良いやん…という気持ちは変わりないです。

 

そしてもう1つ印象に残った事と言えば…

ここに来て、まさか愛がストパーをかけてくるとはねぇ。

パーマ頭も見慣れてきたし、

何なら、最初の頃より落ち着いて来たんじゃないか←多分気のせい とさえ思っていたから、

このタイミングでイメチェンするとは予想していませんでした。

だったら入社してきた時点でストパーかければ良かったのに!ともツッコミたくなるんですが、

きっと、彼女の意志の変化がそうさせたんでしょう。

仕事にも、宗介への想いにも本気で向き合いたい…

愛の輝き溢れる表情は、そういった決意の固さによるものなのが伝わってきて、

単にストレートヘアーになっただけじゃないと思わせる小芝風花さんの演技はやっぱり凄かった。

でも、女性の私が惚れかけたように、

宗介も見た目が変わったら惚れて、態度を変えるようになったら…

それはそれで結局、分かりやすい美人が好きなだけなんだなぁっていう

モヤモヤは残りますな(苦笑)

まぁ、第一印象が重要視されている世の中ですから、そこは仕方ないっちゃ仕方ないのかしらね。

 

 

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