今回は「とことん偏屈でとことん変わり者の桑野(阿部寛)の動きを楽しむ」
という点で、ちょっと原点に戻った感じ。
ケンと呼べば振り返ってくれるタツオと、運命の出会いを果たしそうな桑野さん。
新人女優・早紀(深川麻衣)を守るためなら「どうかなあ」「相思相愛だ…」とかって
元彼が乗っかるのを試す桑野さん。
黒い線が入っても存在感の強さが目立ってしまう桑野さん。
自分の仕事関係なく、いざ目の前の事となると
ついプロデューサー目線で本気になっちゃう桑野さん。
…けど、真面目にガツンと言ってやったと思ったら、
実は知識を使って炙り出しただけだと余計な事まで言う桑野さん。
などなど、愉快な面、熱心な面、でも人付き合いは不器用な面も併せ持つ
どの桑野さん(…って名前呼びすぎだな(笑))も楽しみ、
あっという間に見終えた回となりました。
いやぁ、前作でも思いましたが、
阿部寛さん、私が今まで見た出演作品の中で
一番この役をイキイキと演じてらっしゃるんじゃないでしょうか。
片方口角が上がっている所とか、変な笑い方とか本当、
どこもかしこもツボを突いてくるので目が離せないw
色々書いたけれど、冒頭で健康器具に揺れながら牛乳を飲むシーンが特にお気に入りで、
早速本作の独特の雰囲気に引き込まれてしまいました。
あとは、主なエピソードとしては早紀の実態についてですね。
「人の距離感がおかしい事がある」と言っていたので、
その性格を回を重ねるごとに引き出してくれれば、
まどか(吉田羊)と有希江(稲森いずみ)に負けず劣らずの面白いキャラクターとして
楽しめそうな気がします。
でも…今飼っているペットの前で、今までのペット全部亡くしちゃってて〜って
言うもんじゃあないですよ。そんな事知ったら誰だって不安になる。
そこで、全視聴者の代弁「死ぬなよ」という直球な言葉(笑)
今の所、桑野と心が通じ合える、所謂「相思相愛」な関係になれてるのは
ケン…じゃなくてタツオだけ。
一緒に暮らせたらどんなに幸せだろう。どんなに良き理解者になってくれるだろう。
まぁ、そう上手くは行かないのが現実ってものなんですけどね…(泣)
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