※前々回と前回に引き続き、今回の感想もネガティブ寄りになっているので、
感動したという方は読まない事をオススメします。
終わった…。お疲れ様…。
7話まで好意的に見ていた頃を思えば、今期で一番裏切られた感が強い作品でしたわ。
8話と9話の同期達が、サクラ(高畑充希)に対して
あまりにも無惨で情のない描かれ方をしていて、
不快感の残った状態での最終回の流れだったからさ…
どんなにハッピーエンドであろうが、感動する事はないだろうなと思って
「とりあえずここまで見たから一応最後も見ますか…」くらいの視聴意欲で見届けた訳さ。
で、結局、風呂敷を広げては綺麗にまとめ過ぎた展開なのもあり、
何も心に響かないままスーッと流れるように見終えた最終回でした。
鍋をすっぽかされる事があっても、集団で囲まれて理想像押し付けられても、
仲間仲間を強調出来るサクラが逆に恐ろしかった。
前半は、黒川(椎名桔平)が何か企んでいて彼女を騙そうとしているんじゃないかと
視聴者を誘導させる描写の仕方でしたが、
私には、サクラの出世に嫉妬し、築いてきた地位=力で引きずり降ろそうとする同期達が
友情搾取で「同期は最高」とマインドコントロールする形で
騙しているようにしか見えませんでした。
仲間は力となった。今の私があるのは仲間のおかげだ。
本当にそう思ってるのかな?
だいたい、本当にかけがえのない同期だったら、
「みにくいアヒルの子が、白鳥になった途端本性を表した」
という例えなんてする訳がありません。
普通の生活していたら、そんな心ない言葉は思いつくのでしょうか。
サクラに黒川が肩入れしていた理由が「娘と似ていた」もなぁ…
その割には「この業界で2度と働かせない事も出来る」なんて
パワハラまがいの事を言うから説得力も持てないし…。
なんだかんだで、期待していたらしい上司よりも、支えてきたらしい同期よりも、
サクラにしっかり向き合っていたのはすみれ(相武紗季)さんだけなんじゃないですかね。
4人じゃなくて、この人が同期なら良かったのにな。
そうしたら、最終回でのサクラの想いの受け取り方も
かなり違っていたかもしれないです。
サクラには絶対に、今の同期達よりも最高の仲間を見つけて欲しいし、
同期達ももうサクラの事はほっといて欲しい。
話自体はモヤッとしたけど…高畑充希さんをはじめとした
役者さん方の熱演がまだ救いだったのかな。
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