2話にして、森山(増田貴久)の核心に触れたエピソードが盛り込まれるとは意外。
人ごみの中立ち止まるサラリーマン時代の森山…のシーンのように
回想を徐々に小出しにして見せていくのだとばかり想像してました。
今回は「会社に行くのが怖い」人のお話。
状況が違うとはいえ、入学、進級、上京…などなど、新生活を迎える人の多い
今の時期にはぴったりな内容だったんじゃないでしょうか。
男性同士で、年齢差を感じさせない森山と城戸(岡山天音)の組み合わせが効いているのか、
2人から語られる仕事の話がまるで 板挟みの日々と周りからの評価に怯え続ける
"若手社員の赤裸々な想い""訴え"のように思えて。
2人ほどの経験はした事はないものの、同じく社会人として働いている私にとって
グサッと来る部分は多く、話が進むごとにどんどん神経がすり減ってしまう感覚を覚えるほど
ガッツリ見入ってしまいました。
仕事していると急に締め切り当日の注文を入れられたりして、
「もっと早く言ってよ〜」って怒りたくなる事あるんですよね!!
本当、社会は理不尽の極みで溢れてる(笑)
「そんな場所、出社するだけで120点。」「あのまま働いていた方が不安だった。」
だからこそ、もっと現在の森山や奥さんのような、自分を肯定してくれる存在が
世の中にいてくれたらな〜…と思えてしまいますし、
また、誰も否定しない優しさが詰まった本作が深夜帯なのが勿体ないとも
強く思えてしまいます。
城戸の悩みを聞いて、いつもはごく簡単な受け答えしかしない森山が
珍しく自分の事を打ち明けたみたいですが、
エピソード以前に、自然と打ち明けたくなっちゃうのも頷けるな〜と感じられる
岡山天音さんのキャスティングも良かったです。
お2人とも、まったりとした癒し系の顔の作りなので。
個人的には似た者同士のように映りました。(もし不快に思われた方がいたらごめんなさい^^;
あと気になると言ったら、やはり神林(葉山奨之)の動きですよね。
序盤のジムでの対決シーンは、面白おかしいエピソードとして挿入した意図があるのでしょうが、
負けず嫌いな人ほどプライドが高くて、そんな人ほどある日をきっかけに
大きな精神的ダメージを食らいそうなのが心配で…。
今はすれ違いでも、後々レンタルさんに助けてもらう回が来るのかな?と
予感させられました。ここはどんな風に描写して行くんだろう?
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