2020年08月一覧

妖怪シェアハウス 4話 感想|真の手のひら返しは女性社員2人でしょ。

 

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おやおや、脚本家が変わると山場がここまで変わるものなのか…

ゲス男の元に妖怪が現れる→ホラーな昔話が始まる→謎の歌が流れ始めると

主人公が妖怪化してお仕置き…という流れは、水戸黄門みたいに

定着させる訳でもないんだなぁと思った4話。

 

個人的には、いつもはなよなよしている澪(小芝風花)が

最後には別人になったように相手に立ち向かう姿

(と、澪をカッコ良く魅せるドラマチックな演出)が好きなので、

今回それを見せてもらえなかった所にはちと物足りず。

話の内容にしても、なんでそれで炎上になる?とか、

いくら「手のひら返し」だとしても、イラストを載せたらさっきまで批判していたのが

急にマルチクリエイターなどと持ち上げるなんて、SNS利用者の描写が単純過ぎないか?とか、

少々荒削りな部分が目立ったのが気になりました。

まぁでも、次回はまた西荻脚本に戻るので、たまにはこんな回もあるよね…

と思えば良いんですよね。

 

しかし、「本当に怖いのは妖怪ではなく人間」というメッセージ性を

ブレずに貫き通した作りになっているのは凄い。

それも説教臭くなくて、社会風刺を自然に取り入れられているし、

アマビエを登場させるのもこのご時世にピッタリ。(クセ強かったなぁ…(笑))

今作られるべくして作られたドラマだなぁと思っています。

先程、SNS利用者の描写が単純だとは書いたけれど、

注目されているツイートやネット記事にいちいち反応しては

相手を敬わない自分勝手なリプライをする所は、

今の状況で言うと、新規感染者の行動履歴が発覚すると

その背景も知らずに誹謗中傷して叩く図と似ている。

そして、最後は「他人は所詮他人、自分は自分だから、見えない他人の評価は気にするな」

という締め。

コロナ禍に相応しいオチでした。

 

それにしても、澪の職場の女性社員2人は、最後まで変わる事はないんでしょうかねぇ…。

ここが唯一不快感を覚えてしまう(笑)なんで採用したのか疑問でしかない。

ゲス男を成敗するのも良いですが、コロコロ対応変える"真の手のひら返し"な2人を

ぎゃふんと言わせる話も見てみたいものです!!w

 

 

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半沢直樹(2020) 6話 感想|紀本さんも怪しいが女将が一番怪しい。

 

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曽根崎(佃典彦)の、半沢(堺雅人)を見る時のにかーっとなった顔芸がさ…

前編の諸田(池田成志)みたいで笑っちゃいましたよw

「俺、実は企んでるんだぜ〜」なんてドヤ顔キメてるつもりなんでしょうか。

でも最後はあっさり土下座。

思ったよりも小物でしたな(笑)

 

あんな嘘をついてしまったら半沢がピンチになるだけじゃなくて、

会社全体の信用問題にも関わって来る訳で、

本作、そんな人が多過ぎ案件ですよね…なんて思って見てましたけど、

今回に限っては流石に社内の処分では収まりきらなかったようで。

 

スリードで誘導するにしてはちょっと演出が弱い気がするんですが、

黒幕は大和田(香川照之)ではないでしょう。

前回の道場でのシーンで「半沢が結果残せば、大和田の手柄になる」

みたいな事を言っていた紀本(段田安則)だと予想してます。

でも、それ以上に怪しいのは女将(井川遥)。

そもそも大勢の客がいる中で、しかも実名を出しながら

仕事の話題を出すんじゃない!って話なんですけど、

明らかに動揺していましたしねぇ。

「名前」に反応って事は…いずれ近いうちにキーパーソンになるはずなんですね。

 

今回は内容に関しても、今後の逆転劇に向けての準備回といった印象で、

ラストの頭取室でのやり取りも演出家が変わったのか

「勧善懲悪」の見せ方も今までとは盛り上がりに欠ける感じだったかな?

しかし、「ファイトまん!まん!」の「まん!」から

興奮が収まらない様子が伝わる黒崎(片岡愛之助)の言い方とか、

OP映像前の半沢の笑い堪えてそうな顔とか、

前半パートが楽しかったからそれで良いかなぁとも思います(笑)

 

 

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MIU404 9話 感想|まさにノンストップな密度の濃さ!

 

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今回のアバンは、事件の内容をチラ見せするいつもの形ではなく、

蒲郡小日向文世)が伊吹(綾野剛)の目の前で逮捕されるという

前回のおさらいから始まりました。

この時点でもうズルいんですよねぇ…。

だって、あんなショッキングなシーンを改めて見せられてからでは、

ますます伊吹に感情移入しながら見てしまうに決まっているから。

それを更に煽ってきたのが「或る一人の死」というサブタイトル。

前回の事があったために、「死」のワードにはかなり敏感になってしまう。上手すぎる流れ。

サブタイトルの効果もあり、

伊吹はかつての志摩(星野源)みたいに一線を越えてしまうのではないか?

今度は成川(鈴鹿央士)と麦(黒川智花)を助けられない悲劇を味わってしまうのではないか?

という二重の意味で、物語全体の面白味と緊迫感に拍車がかかった内容になっていたと思います。

 

「全部表だったら良いのにね」「機捜のみんなが守ってる街だね」

麦の1つ1つの言葉が全部伏線にしか聞こえなくて怖い。

本来ならジーンと来るはずであろう夕陽と穏やかな劇伴も全然落ち着いて見られない。

そんな「どうか助かりますように…」なんて気持ちでいたから、

最後の怒涛の展開にはまんまとやられてしまいましたよね。

 

桔梗(麻生久美子)がそばにいなかったら、危機的状況でも車のナンバーを覚えている

麦の柔軟さはなかったと思うし、

麦の真っ直ぐな言葉と再会がなかったら、成川は後戻り出来なかったかもしれない。

そして、2人を探す警察が伊吹と志摩でなかったら、無事ではなかったかもしれない。

みんながみんな、自分にとっては必要不可欠で、自分の人生を変えてくれる

スイッチ的な存在になっている終盤のシーン。もう…胸が熱い。

中でも一番盛り上がったのは、九重(岡田健史)が成川を救うシーン。

麦をあんな目に遭わせてしまった過ちから、彼女が助かる代わりに

自分は罪を償って溺死しようと思い立ったのを体を張って助けて、

「全部聞くよ!」なんて全てを受け入れる男らしさを見せる所には惚れてしまいましたわ。

目をかっ開いて本気モードをバリバリ出す表情も最高!

(その後の陣馬(橋本じゅん)の表情で視聴者の気を一瞬でも和らげてくれる対比も最高!!w)

最初の頃は某中学生のドラマは見ていないので、何とも思っていなかったんですけど、

回を増すごとに九重という人物を通して秘めたる熱意を滲ませているのが伝わる演技に

「ああ、良い顔してるなぁ」なんて魅力的に映る俳優さんになりました。

 

しかし、ハッピーエンドの方向に向かっている所、

忘れかけていたものをふと思い出します。

…あれ?「或る一人の死」だけどまだ誰も死んでな…

…………あーーーーー!エトリ?まさかエトリなのか!?

と気付いた時にはもう遅かった。最後まで翻弄され続けたわ。

麦の言っていた表の話には、裏がないと表は成立しない訳で、

麦と成川が間に合った一方で、エトリは間に合わなかった事となってしまうのかというのと、

後で「或る」を調べてみて、あえてその漢字にしたのは

背景も正体も明かされる事なく消されたエトリにかかっていたのか!などと、

心のどこかで引っかかっていた謎が一気に解き明かされていく

長編を読み終えた読後感さえ覚えました。

 

視聴者にとって一番分かりやすい"盛り上がり"の見せ方は

演出や劇伴の挿入の仕方にあると思うんですけど、

それが連続モノになると、脚本の力が見えてくる。

成川と九重の関係性も、伊吹の支えあっての志摩の行動も、スイッチも…

「このタイミングで以前のエピソードを絡ませれば視聴者の心に響くだろう」

というのがよく計算され尽くした内容だと思います。

アバンでもう証明されちゃってますしね。

 

綾野剛さんの、蒲郡を失ってから常に、頭の角度や身振りを通して

どこかぽっかりと穴が開いているような様子から、

麦が行方不明と知った時のタガが外れた緩急のつけ方も、

声なしで叫ぶラストシーンも…いろんな顔を見せる演技に目を奪われた回でもありましたわ…

そして、あまりにも出来が良過ぎる話だっただけに文章化するのに時間がかかり、

感想を上げるのが遅くなってしまってごめんなさいm(_ _)m

(その割には書きたい事あり過ぎて、まとまっていない感じですけど(苦笑))

 

 

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未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2 3話 感想|真相は明かされない方が良い時もある…

 

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サンドイッチの中身を口につけたあどけなさが漂う学生姿の伊藤健太郎さんも、

フレッシュさがある教育実習生姿の伊藤健太郎さんも、どっちも堪能…。

やっぱり、引っ張りだこの役者さんにはそれなりの理由があるという事。

「先生…本当に好きでした」のタメ具合に若者だからこその繊細な気持ちが感じられましたし、

最後の教師を抱きしめるシーンには、確かに矢代(波瑠)や鳴海(鈴木京香)と同じように

目を覆いたくなるほどの威力がありましたね。

今回は伊藤さん劇場だったと思っています。

 

事件の内容自体は、凄腕の運動部のコーチが登場してきた時点で

パワハラ問題が掘り起こされるんだろうというのと、

藤沢(高梨臨)を慕う玲一(伊藤健太郎)の関係からし

実は恋愛感情が湧いていたのではないか?とも予想していたので、そこまで意外性はなく。

 

しかし、教師と生徒の実らなかった恋バナは、いつ見ても切ないもので…

微笑ましい恋愛をする純粋な生徒まで隠し撮りして、

それを脅しに使おうとした片山(谷田歩)。

誰かに恨みを買われても仕方ありませんね。

あの場で玲一が咄嗟に「俺が殺しました」なんて自白しなければ、

時間が経って二人とも大人になっていたし、

いつかは結ばれる事もあったのかもしれませんけど、

頑なに玲一を庇おうとする様子に放っておかずには行かなかったが故の言動だったのでしょう…。

 

第五版と第六版で「自業自得」の解釈が大きく変わる所はタメになり、

事件を紐解く鍵が国語辞典にあるという絡ませ方は面白かったです。

 

そして最後は、結婚出来なさそうなのに気づいていないコンビの描写。

苦い余韻の残るシーンの後だったので、矢代と鳴海の鈍感さに

ホッコリとした気持ちで見終える事が出来た気がします。

何も明かされない・知らない方が良い時もありますね。ここの対比は好みです。

 

 

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私たちはどうかしている 2話 感想|みんな情緒不安定過ぎない?

 

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人の感情を持たないAIが、今までに生み出された数々の恋愛ドラマやミステリードラマを元に

盛り上がる所だけを抽出して作ってきたかのような作品ですね。

本作の登場人物がみんな、手のひらの上で転がされているロボットみたい。

それくらい、前回以上に原作を使って何を描きたいのかが

ますます分からなくなってしまいました…

突然キレ出す展開。突然の胸キュン。突然の昼ドラ。突然のほのぼのシーン。

全体的に「これを入れれば視聴者に受けるだろう」という作り手の下心が見え見えなので、

スピーディに進んで行く物語に違和感しかありません。

 

七桜(浜辺美波)と椿(横浜流星)の関係を描く以上、恋愛は欠かせないのかもしれませんけど、

それにしたってもうちょっと心の機敏を仄めかす演出や描写があっても良いと思います。

 

そして、一番致命的なのは、恋バナを盛り込んだお陰で

七桜が高月庵に近づいた本来の目的が霞んでしまっている事。

序盤以外は、椿が壁ドンしたり、今後三角関係になりそうな裕介(高杉真宙)と

仲良くなるシーンが描かれたり、壁ドンしたり、

七桜を気に入らない今日子(観月ありさ)が

色仕掛けで他人を利用して邪魔したり、もひとつおまけに壁ドンしたり…

そんな印象しか残らず…。

 

ミステリーなのか恋愛ドラマなのか、作風が更に迷子になってしまった気がします。

細やかな感情表現を放置して、また奇抜な要素に頼るのかぁという

如何にも近年の日テレらしい仕上がり…。

佐野史郎さんや観月ありささんが活き活きと演じられているのは伝わりますが、

次回で視聴継続するかリタイアするか、判断します。

作品を視聴したい基準として、境遇は違えど

登場人物に「共感」出来るかどうかを重要視しているタイプなので。

 

 

8/26追記:

3話を見ました。思っている事は変わりません。リタイアです。

 

 

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妖怪シェアハウス 3話 感想|もう安定感しかない!

 

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何気に楽しみにしているドラマ。

いやぁ…3話目にして、もう安定感しかないですね。

自分を苦しめたクズ男を妖怪達と共に撃退するという今までの気軽に笑える話から、

今回は鬼の角を生やした澪(小芝風花)が親友を助けるという

ガッツリ人情話になった変化球っぷりも面白いですし。

妖怪達を誰一人"モブ"にはせず、物語全体の必ずどこかで

見せ場を用意する形で描き切る脚本にも好感が持てます。

 

酒呑童子(毎熊克哉)の特徴である「骨董品の真贋を見分ける目」が、

澪目線だと詐欺師を見抜いた所、

視聴者目線だと「藍(松田るか)は本当に親友なのか?出資を求めるよう頼むフリして

実は詐欺師とグルなんじゃないか?」などと見極める所の

2つにかかっていた話になっていたのもまた上手い。

私はと言うと、途中までは後者の方で彼女を見てしまっていたので、

ピュア過ぎる澪が人間不信になるほど落ち込むなんて結末にならなくて良かったなぁ。

(そうなると妖気が増して、ますます妖怪化して元の姿に戻り難くなりそうな気がするし…)

 

松本まりかさん、池谷のぶえさん、大倉孝二さん、毎熊克哉さんという

名だたるキャストにも引けを取らず、

コメディエンヌとして存在感をしっかり残せている小芝風花さんは

凄いなぁ…とも思いながら見ています。

愛想笑いを織り交ぜながらおろおろと困惑した表情をさせたら

今の所右に出る者はいないでしょうし、最早彼女にとっての名人芸かもしれませんけど、

今回の場合は「鬼の形相で噛み付いた時」と「普通の女の子の時」の演技の

メリハリが効いていて、感情スイッチのオンオフを切り替えられる点では

確実に伸びてきているんじゃないかとさえ感じさせられますね。

さっきと同じ子?なんて一瞬本当に信じられない気持ちになりました。いやぁ、びっくり。

 

OP映像でお祭りのようにはしゃぐ澪&妖怪達も実に夏らしくて好きなんですけど、

個人的には、どことなく90年代アニメっぽさが漂うタイトルロゴがお気に入り。

 

次回はアマビエが登場。ここも、今だから&本作だからこそ出来る設定。

今までの妖怪モノには出てきた印象がないので、昔話を聞けるのもレア…

アマビエが生まれたルーツに興味津々です。

 

 

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妖怪シェアハウス 3話 感想|もう安定感しかない!

 

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何気に楽しみにしているドラマ。

いやぁ…3話目にして、もう安定感しかないですね。

自分を苦しめたクズ男を妖怪達と共に撃退するという今までの気軽に笑える話から、

今回は鬼の角を生やした澪(小芝風花)が親友を助けるという

ガッツリ人情話になった変化球っぷりも面白いですし。

妖怪達を誰一人"モブ"にはせず、物語全体の必ずどこかで

見せ場を用意する形で描き切る脚本にも好感が持てます。

 

酒呑童子(毎熊克哉)の特徴である「骨董品の真贋を見分ける目」が、

澪目線だと詐欺師を見抜いた所、

視聴者目線だと「藍(松田るか)は本当に親友なのか?出資を求めるよう頼むフリして

実は詐欺師とグルなんじゃないか?」などと見極める所の

2つにかかっていた話になっていたのもまた上手い。

私はと言うと、途中までは後者の方で彼女を見てしまっていたので、

ピュア過ぎる澪が人間不信になるほど落ち込むなんて結末にならなくて良かったなぁ。

(そうなると妖気が増して、ますます妖怪化して元の姿に戻り難くなりそうな気がするし…)

 

松本まりかさん、池谷のぶえさん、大倉孝二さん、毎熊克哉さんという

名だたるキャストにも引けを取らず、

コメディエンヌとして存在感をしっかり残せている小芝風花さんは

凄いなぁ…とも思いながら見ています。

愛想笑いを織り交ぜながらおろおろと困惑した表情をさせたら

今の所右に出る者はいないでしょうし、最早彼女にとっての名人芸かもしれませんけど、

今回の場合は「鬼の形相で噛み付いた時」と「普通の女の子の時」の演技の

メリハリが効いていて、感情スイッチのオンオフを切り替えられる点では

確実に伸びてきているんじゃないかとさえ感じさせられますね。

さっきと同じ子?なんて一瞬本当に信じられない気持ちになりました。いやぁ、びっくり。

 

OP映像でお祭りのようにはしゃぐ澪&妖怪達も実に夏らしくて好きなんですけど、

個人的には、どことなく90年代アニメっぽさが漂うタイトルロゴがお気に入り。

 

次回はアマビエが登場。ここも、今だから&本作だからこそ出来る設定。

今までの妖怪モノには出てきた印象がないので、昔話を聞けるのもレア…

アマビエが生まれたルーツに興味津々です。

 

 

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妖怪シェアハウス 3話 感想|もう安定感しかない!

 

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何気に楽しみにしているドラマ。

いやぁ…3話目にして、もう安定感しかないですね。

自分を苦しめたクズ男を妖怪達と共に撃退するという今までの気軽に笑える話から、

今回は鬼の角を生やした澪(小芝風花)が親友を助けるという

ガッツリ人情話になった変化球っぷりも面白いですし。

妖怪達を誰一人"モブ"にはせず、物語全体の必ずどこかで

見せ場を用意する形で描き切る脚本にも好感が持てます。

 

酒呑童子(毎熊克哉)の特徴である「骨董品の真贋を見分ける目」が、

澪目線だと詐欺師を見抜いた所、

視聴者目線だと「藍(松田るか)は本当に親友なのか?出資を求めるよう頼むフリして

実は詐欺師とグルなんじゃないか?」などと見極める所の

2つにかかっていた話になっていたのもまた上手い。

私はと言うと、途中までは後者の方で彼女を見てしまっていたので、

ピュア過ぎる澪が人間不信になるほど落ち込むなんて結末にならなくて良かったなぁ。

(そうなると妖気が増して、ますます妖怪化して元の姿に戻り難くなりそうな気がするし…)

 

松本まりかさん、池谷のぶえさん、大倉孝二さん、毎熊克哉さんという

名だたるキャストにも引けを取らず、

コメディエンヌとして存在感をしっかり残せている小芝風花さんは

凄いなぁ…とも思いながら見ています。

愛想笑いを織り交ぜながらおろおろと困惑した表情をさせたら

今の所右に出る者はいないでしょうし、最早彼女にとっての名人芸かもしれませんけど、

今回の場合は「鬼の形相で噛み付いた時」と「普通の女の子の時」の演技の

メリハリが効いていて、感情スイッチのオンオフを切り替えられる点では

確実に伸びてきているんじゃないかとさえ感じさせられますね。

さっきと同じ子?なんて一瞬本当に信じられない気持ちになりました。いやぁ、びっくり。

 

OP映像でお祭りのようにはしゃぐ澪&妖怪達も実に夏らしくて好きなんですけど、

個人的には、どことなく90年代アニメっぽさが漂うタイトルロゴがお気に入り。

 

次回はアマビエが登場。ここも、今だから&本作だからこそ出来る設定。

今までの妖怪モノには出てきた印象がないので、昔話を聞けるのもレア…

アマビエが生まれたルーツに興味津々です。

 

 

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竜の道 二つの顔の復讐者 4話 感想|根が優しい双子に復讐は不向きw

 

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きっとこの兄妹達は、生前の両親からたっぷりの愛情をもらって

育てられてきたんだろうなぁ…と思っています。

いつも危機的状況に直面すると事前に対処してくれていたので、

自分たちの知らないうちに守られていた、みたいな。

だから、どう考えても証拠写真として撮られてしまいそうな

美沙(松本穂香)の単独行動とか(特定出来たなら警察に被害届出すでしょん…)、

わざわざ美沙に顔を見せる必要のない竜一(玉木宏)とか、

自ら「怪しまれる行為」に出る事が多いんですよねぇ。

 

そして双子にしても、根っこが優しいので、

多分復讐者には向いていないかも(笑)

ピンクの部屋で二人仲良く綿密に作戦を話し合っている割には、

効果的な嫌がらせに対しては行き当たりばったり。

復讐の計画を立てれば、予定通りに実行できるものだと思っていそう。

もうちょっと誰がどう動いているか、何を企んでいるか

周りの状況をよく観察してみろ〜?なんてツッコみポイントが満載なのです、が…

実父説や、まゆみ(松本まりか)・竜二(高橋一生)・美沙のドロドロ三角関係など、

ザ!昼ドラっぽい展開が妙にクセになっている自分がいて、

今の所は楽しんで見ている気持ちの方が大きいです。

(三方向からバーン!バーン!とクローズアップして竜一を映し出すカメラワークも、

今の時代には珍し過ぎて笑っちゃいましたw)

古さの中に役者の魅力を見出す楽しさがあるかなぁ…と思っています。

 

で、やっぱり気になるのは斉藤由貴さんなんですよね。

計画が失敗して、何も出来ないまま

霧島(遠藤憲一)に心も体もボロボロにされた双子の代わりに、

最後は奥さんが刺しに行って美味しい所もらって終わり…

なんて結末も十分あり得そうなんですけども。

 

 

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SUITS/スーツ2 6話 感想|"新章"マカオ編、約10分で終わり。

 

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つ、つまんねぇ………………(滝汗)

あーいかんいかん、つい本音が出てしまった……w

 

新章=マカオ編で、予告を見る限り、これからの舞台はその国になると思っていたのは

勘違いだったって事で良いんですかねぇ(まぁ、都内スタジオっぽかったんですけども)。

開始8分くらいで終わったのでびっくらこきましたよ!

で、その後でやっている内容と言えば、新案件を除けば

大輔(中島裕翔)の録音の件だったり、

一応忘れられてなかった甲斐(織田裕二)の弁護士資格剥奪で

副島(清水ミチコ)と揉める件だったり、

影で描かれる上杉(吉田鋼太郎)の存在だったり…

普通に「前章」までと何ら変わらない数々の連続型エピソード。

それで次回はまた新章開幕ですって。

何章あるんだ?

視聴者を繋ぎ止める手法、いくら何でも雑過ぎないか?(苦笑)

 

新章にするなら、事務所に危機をもたらしている(らしい)上杉を追い出すなど、

今までの関係性や謎をバッサリ解決してからにして欲しかったです。

ギャンブルの世界に飛び込んだだけに、もっと駆け引きや刺激のある展開、

ワクワクさせられる伏線や逆転痛快劇を期待していましたが、

最後は倉庫室でポーカーやってただ忠告しただけで終わりって…しょb…。

そこはマカオで勝負をしかけた方が、まだ見応え増したかもしれないのにさ。

いや〜…本当、マカオの無駄遣いでしたな(爆)

 

新章スタート日になると、上杉が一切出て来ない決まり事でもあるんですかね。

なんか、個人的には影が薄過ぎて、特に恐ろしい存在には思えなくて…

副島の方が「事務所に緊迫感を与えている」キャラクターに見えるのは私だけでしょうか。

 

 

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