2020年08月一覧

半沢直樹(2020) 4話 感想|本人公認の従兄弟漫才祭り、完結?

 

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第一部完結回。

うん、いろ〜んな意味でクライマックスな回でした。

どの場面を切り取っても瞬間最高視聴率になりそうなくらい

盛り上がり所が沢山ありました(笑)

 

2話での「お・し・ま・い・Death!」という大和田(香川照之)の顔芸と動作、

実は香川さんのアドリブだったらしく、堺雅人さんも撮影が終わった途端大笑いしたとの事。

あんなシーンは笑わずにはいられませんし、

完全に笑わせる気満々の演技があちこちで披露されているにもかかわらず、

堺さんだけでなくどの役者さんも途中で吹き出す事なく

徹底して"役"を演じ切られているのには、本当に尊敬しかないです。

 

スタッフ自身も前シーズンよりそういったネタ要素を濃くするために、

従兄弟をキャスティングしたり、過激な方向になるよう演技指導したりという

"狙い"はあったでしょうけど、

元々はここまで予定していなかったんじゃないかなぁと思います。

香川さんが大和田と伊佐山(市川猿之助)との関係性の事を

Twitterで「従兄弟漫才」と表現されているくらいですし、

役者陣がどんどんアイデアを重ねて膨らませていったのかも。

これは考え過ぎですけど、コロナ禍でストレスの溜まった私たちを元気付けようとか、

振り切った演技で自分達も心の底から楽しめば良いとか、

そういう気概で本作に挑んでらっしゃるんですよね。多分。

 

しかし、顔芸ばかりだけでなく、時折挟み込まれる半沢(堺雅人)の台詞に

明日(明後日)から仕事をする活力をもらえる熱さが込められている所も

本作の魅力の一つ。

「ひたむきで誠実で働く者が救われる」

それをまさに体現しているのが半沢直樹(前回のデータ隠しの件は置いといてw)

勝ち組負け組という言葉は嫌いだと言うけれど、今日も今日とて

自分の仕事に誇りを持ちながら、目の前の敵に対してどうやって倍返ししていくかという

"勝ち"にこだわり続ける所も、実に人間臭くて好きなのです。

 

次回からは国家権力との闘いへ。

大和田は「君が真に優秀な人材だから」が口癖の

おちょくりポジションに回るんだろうなぁ(笑)

土下座は見られなかったけど、前シーズン最終回の大和田と同じような処分を下された

伊佐山はもう出番なしな感じですかね。

…いや、サイドストーリーとして「逆襲編」も始まるか?

 

 

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妖怪シェアハウス 2話 感想|就ハラ男を皿投げで撃退!の巻。

 

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高い声の持ち主の佐津川愛美さん演ずる、アイドル風のお菊さんが可愛い。

お岩さん(松本まりか)とはしゃぐ時の二人の姿が可愛い。

恋バナを繰り広げて乙女ポーズをする妖怪たちが可愛い。

ああ、このドラマ、凄い癒される(笑)

2話の時点でそれぞれのキャラクターが確立されている、

役者陣のコメディエンヌっぷりが光ります。

 

勿論、妖怪なので、ただ愛らしいだけでなく

人間を脅かす本来の顔もしっかり魅せる。

「妖怪」というモチーフ、今回の方がより消化出来ていましたね。

澪(小芝風花)の周りに集う妖怪達…

宗像(蕨野友也)に対する怒りを、変貌を遂げながら

自分なりの言葉でぶつけながら皿を投げる様子…

パンダみたいなホラーメイク…

彼らの醍醐味である「近づいたら元の世界には戻れない恐ろしい存在」を

上手く醸し出せていたと思いました。

 

妖怪版「半沢直樹」とまで行くかどうかは分かりませんが、

顔芸というより喜怒哀楽を表情でコロコロ表してみせる

役者の皆さんの楽しそうな演技を堪能する所だとか、

勧善懲悪がはっきりしていてエンタメ的で見やすい構成だとか、

最後は主人公が成敗する姿をドラマチックに映す演出だとか。

所々その作品に通ずるものがあります。

今回は「就活ハラスメント」という社会風刺まで盛り込まれていて、

ただ気軽に笑って楽しめるだけじゃない内容に仕上がっていたのも好感度高いです。

「髪飾りが回るのどうでも良くない!?」

ぬらりひょん大倉孝二)のこの率直なツッコミもツボ(笑)

 

澪の顔が霊に取り憑かれているようにやつれているのには

妖怪達に原因があるのだとしたら、あの勾玉ネックレスは彼女が

妖怪に転生してしまわないためのお守りアイテムになるのかもしれません。

で、彼らが無意識にでも自分の体力を奪っている事に気付いたら、

最終的に別れの道を選んでホロリ…な結末もあり得そう。

でも、本作に出てくる男は恐らくゲスな人ばかりなので、

神主・水岡(味方良介)が果たして命を救ってくれる良い人なのかどうかも不明ですけど…

とりあえず、そこらへんの伏線はきっちり回収してくれる事を期待しています。

 

次回は酒呑童子(毎熊克哉)メイン回。

正直、今回でも、一番澪のお相手(?)に無頓着そうに見えて

お仕置きする時には「女を泣かせるなんてそれでも男か!」と

誰よりも怒りを露わにしている所にグッと来てしまったので…♪

どんな風に活躍してくれるのか、楽しみです。

 

 

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未満警察 ミッドナイトランナー 7話 感想|最終章まで引っ張るんかい!

 

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ええ…なんですか、あのモヤっとした終わり方は…(滝汗)

事件の真犯人も真相も何も解決していないんじゃ

1話に収める事は全然出来たでしょ…。

やはり、前編の立て篭り犯の語りエピソードが長過ぎましたね。

あれが物語のテンポを崩してましたもん。

 

凄く元も子もない事を書きますけど、

前回の古本屋に売った本に挟まっていた反則切符の控えにしろ、

今回の愛人からもらった証拠画像の入ったガラケーにしろ、

最初からマスコミやスマホを活用していれば、

リスクを犯してまで立て籠もり事件を起こして

父親の危篤に立ち会えないまま逮捕されるという

無駄な時間を過ごす事はなかったでしょうにねぇ。

なんで誰の手も借りず、わざわざ警察学校へ持ち込む必要があったんだろう。

なんで万が一の時のためにガラケーの写真をスマホで撮ろうとしなかったんだろう。

アナログな方法しかとらない若者たち。

後者はともかく、前者は父の無罪を訴えるなら

まずはマスコミに情報提供した方が、ニュースにもなって確実に世間に届くはずなんですよ。

なんか変なの。

 

次回はスコップ事件とは関係ない話だそうで、

となると、(全10話だと想定して)あと3話も真相はお預け状態になるんですね。

うーん…4話と5話が良い感じに改善されてきた印象だったので

今後の展開もちょっとだけ期待しましたが…

今となってはここまで見続けてきた事を少し後悔し始めています。

まぁ、最終回も近づいてますし、最後まで見届けはしますけども。

 

 

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MIU404 7話 感想|それぞれが立っている現在地

 

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すごい。すごいすごい!!

キャスト的にも内容的にも、いろんな意味で情報量の多いカラフルな要素を

1時間内であそこまでまとめられるものなんでしょうか。

それに加えて、アクションシーンも、悪い大人も良い大人もいるというメッセージ性も、

道を踏み外した者の人生と後悔を真っ直ぐ描く"野木節"まで盛り込む。

けれども全くとっ散らかっていない。

どれだけ緻密に計算されて今回の話を作り上げたのだろう…と

思わず唸ってしまうほどの出来でした。

 

今回のテーマは「現在地」。

伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)は事件現場となるトランクルームに。

九重(岡田健史)は父の付き添いのためゴルフで接待。

成川(鈴鹿央士)はユーチューバーと面会。

陣馬(橋本じゅん)は息子の結婚式に向かう途中で指名手配犯を見つけ、追っている最中。

そして、指名手配犯の当本人である大熊(三元雅芸)は、ただひたすら逃げる。

それぞれが立っている場所は違うけれど、皆同じ時間を過ごしている。

言わば「現在進行形」の話ともとれる。

それを表すのにはやはり、24時間内で逮捕するという職務を果たす

機捜隊の存在が重要となってくる訳で、今回はその"機捜隊ならではの"魅力が

存分に活かされた展開・演出にもなっていたと思います。

 

ネガポジ反転させたショッキングピンクの映える

ランクルームのカットから始まった時点で「これまた異質な話かな?」という印象を受けた

演出家さんの"クセ"も楽しみましたが、今までと違うと最も感じさせられたのは、

放送開始から最後までほぼ時間軸の行ったり来たりがなく、

基本的に劇中の時間の流れに沿って物語が進んでいた所。

いつもは集結しているメンバーが今回に限ってバラバラの場所にいたり、

中には主人公と全く関わる事のなかった人物がいたりしたのもリアリティがあり、

私たちの近くでもしかしたら事件が起こっているのかもしれないと

錯覚するような感覚も覚えました。

 

そして、劇伴の選曲センスの良い事!

物語が佳境に向かうごとに曲調がヒートアップして行くので、高揚感が堪りません。

大熊を車で追いかけるシーンで劇伴が流れ始め、

そこから徐々にギターの音色も重ねて激しさを増し、

アクションシーンでは見せ場と言わんばかりに演奏楽器が変わってテンポも速くなる。

大熊役の三元雅芸さんは殺陣師の経験もあるそうで、

ナイフを振り回す時のキレも、そのキレに合わせてスローモーションで

動作にメリハリを付けていく演出も、何から何まで夢中になりながら見てしまってました…。

ああ、これぞ「ザ・アクション」だなと。素晴らしいものを見た心地でした。

 

次回から菅田将暉さん演じる謎の男が本格的に動き出しそうです。

"浜田"という男は…前回のラストに後ろ姿だけ映ったあの人なんですかねぇ。

あの人こそが黒幕?

 

宝塚感をバリバリ出しているりょうさんの愉快なキャラクターも、

今後ドラマ業界でも個性派俳優として食べて行けそうな

King Gnuの井口理さんの初演技も楽しみました。

うん、我、満足(笑)

良いドラマほど終わりが近くなるのが早く感じます…。

 

 

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アンサング・シンデレラ 4話 感想|アンサングの意味って知ってる?

 

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アンサング(unsung)とは、

本来「讃えられない」「報われない」という意味。

一応本作でもキャッチコピーに「見えないところで、支えている。」と明記されている。

ところが、蓋を開いてみたら薬剤師が医療業界の最前線で

活躍しているように見えてしまっている。

今回に関しては「元々医者を目指していた」という羽倉(井之脇海)の設定に

おんぶに抱っこした感じなんでしょうけど、

検査をするよう患者に伝えるのも、症状を説明するのも全て薬剤師がやっているのなら、

じゃあその間医者や看護師は何をしてるんだって話なんですよね。

もうここは最終回までツッコみ続ける事になるんだろうか…(汗)

 

ちょっと根暗そうな雰囲気を醸し出すただの説明係だと思っていた羽倉に

突然付け加えられたボンボン設定。

父はベテランで横暴な医師。別の道を進んだ息子に反感を覚え、口をきかない関係性…

ベタですねぇ。

どうしてベタなドラマって、自分とは違う職業を見下す設定が多いんでしょうか。

おまけに「薬剤師は医者の奴隷」だと言い出す始末。

なんで?脳外科医こそ、再発防止薬とか血流改善薬とか

自身の治療だけでは賄いきれないような補助薬に助けられているんじゃないの?

息子が医者の道から薬剤師の道に乗り換えただけで「奴隷」と言うほど嫌っちゃうの?

最後は「全て薬剤師のおかげ」な結末も含めて、特に腑に落ちません。

 

プロであればあるほど、多剤服用したら認知症と似た症状が出ると

理解しているはずなのに…と思っていたら、

「ダブルチェックをするのが薬剤師の仕事」に繋げたかったからなのは分かりました。

でも、父の抱える病には他にも原因があるかもしれないのに

"薬のせい"で片付けちゃうのも何だかなぁ。

この世界では、精神的、肉体的、いかなる病も主人公の作る薬で治してしまいそうだと

考えてしまっても不思議じゃないです(苦笑)

 

まぁ、いつもネガティブな感想になっちゃうので、

最後に唯一良かった点を挙げるとするなら…

相手に不快感を与える薬剤師の言動がなくなったって所くらいかな。

そこがないだけで大分見やすくはなりました。

調子に乗った羽倉が瀬野(田中圭)に「お前上司なめてんだろ」と言われて

フフっと笑い合うシーンなんて良いじゃないですか。

仕事に追われてゆとりのない状態の会話じゃなくて、

もっとそういう"素"の会話も見たいです。

 

 

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未解決の女 警視庁文書捜査官 Season2 1話 感想|最後は宮川一朗太さんで魅せる。

 

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同じ局だからデカデカと出せるジャイアンの画像とか、

古賀(沢村一樹)と桑部(山内圭哉)が心の声で喧嘩し合ったりだとか、

こんなに随所にくだけた要素が入る作品だったっけ?という戸惑いが(笑)

まぁ、6係の中でも明るい矢代(波瑠)に合わせたのでしょうねぇ。

それにしても…第1シーズンの時は実験的な印象が強かったので

まさかSPを経て第2シーズンまで続編があるとは思いもしませんでしたし、

クールな役が多いイメージのある波瑠さんが

ここまで正反対の「自分が自分が」キャラの主人公に馴染んだのが意外で、

少し感慨深いものがあります。

 

内容自体は、2時間拡大SPにしたのが原因なのか、

本来見所となる"文書捜査"の部分が脇役に追いやられて

全体的によくある刑事ドラマの展開に偏ってしまったため、そこまで引き込まれず。

劇場に主要人物が集合して真相を解説するシーンに30分くらい時間をとってましたけど、

あれが2サスあるあるの崖のシーンに見えちゃって(笑)

(死ぬな!と止めに入る所まで一緒ですし。)

「もーいちど ころす しょーしたい」というメモ書きに

「コロスという名のショーをもう一度やりたい」意味合いを持ってくるのも

ちょっと無茶があるような…「ステージに立ちたい」じゃないのか?とも思ったりしましたが…

 

炎をまとわせギラギラした幸坂(宮川一朗太)の目のカットが印象的で、

主人公を食うかのような気迫に圧倒させられるほどの宮川一朗太さん劇場を堪能したので、

無理くりな話でもここに満足したから良いかなぁ…♪という気分で見終えた初回でありました。

 

ポスタービジュアルに財津(高田純次)がいないと思っていたら

初回で退場だったのですね。

「うっかり殉職なんて困るしね」なんて言っていたので消されなくて良かった。

各登場人物が安定感を見せる中、最後の最後に男らしさを見せて去っていく姿が

かっこよくありつつも、切ないです。

 

とりあえず初期設定として、今シーズンはこんな顔ぶれ、

こんなスタイルでやっていきますよ〜というのをザッと示した感じ。

いきものがかりの主題歌も結末と早速リンクしていて、すんなり受け入れられたなぁ。

 

次回から通常運転。掛け合いが大好きな矢代&鳴海(鈴木京香)のコンビを再び楽しみます!!

 

 

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ハケンの品格(2020) 8話(最終回) 感想|もう続編は無理だと思う。

 

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雑だったなぁ。

いや、コロナの影響で、本来予定していた10話を8話に減らしたり、

脚本を書き変えなければならなかったりで大変だったんだろうとは察しますよ?

でもこれは…雑過ぎでしょ(笑)

なぜアジフライに固執するのかも分からなければ、恋愛ターンも投げっぱなし。

前回まで一応重点的に描かれていたリストラ問題もそっちのけにして

AIと囲碁対決とアジフライでこねくり回すくらいだったら、

普通に「大前(篠原涼子)がクビ!?」というエピソードに絞った話にすれば良かったのにさ。

演歌で締められて「働く事は、生きる事だ」なんて迷言を聞かされてもなぁ…

脚本家が途中で仕事を投げ出したのかと困惑するレベル…。

 

さて、ざっくり総括に入るとして(もう?w)…

13年後の続編。

「時代に合わせる」って凄く大切な事だと身にしみて感じる作品でした。

多くの視聴者が期待したでしょうが、いざ蓋を開けてみれば

内容や展開は初代のコピー版。

ホチキス対決が囲碁対決に変わっただけ。

仕事サボって後ろでうじゃうじゃと突っ立っている社員達の描写は一緒。

ハケンを色眼鏡で見て差別する上層部。いつも頼られてばかりの大前さん…。

当時と全く変わらないこれらの要素だけでも時代遅れ感を漂わせていたのに、

更にコロナ禍が重なっちゃって、色々と気の毒でしたね。

 

社長だけがクビになって元々仕事の出来ない社員だけが生き残ったラストを見る限りは

また同じ事を繰り返していくって訳で、今回の評判も考えると

もう続編は作らない方が賢明かと思われます。

人気作は人気作のままで終わらせたら良かったのに。勿体ないなぁ。

いっその事、倒産危機の状態にあるS&Fを、大前が筆頭に

チーム全体で面白おかしく立て直していくサクセスストーリーにしてみた方が

ウケたのかもしれません。

 

次回作のタイトルを借りるとするならば、

最終回はどうかしていた

って事で。ほな、さいなら!

ああ、本当に東海林(大泉洋)とのやり取りを見るためだけに

見続けたドラマになってしまった…(遠い目)

 

 

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妖怪シェアハウス 1話 感想|新たな眼帯枠、現る。

 

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松本まりかさんが楽しそうに演じられているのが伝わる時点で

視聴継続しようと決めていたのですが、

劇画タッチの漫画風エピソードから謎歌ミュージカルへの転調っぷりを見て

その気持ちは確信に変わりました(笑)

妖怪の見た目は怖いものの、人間以上に世話焼きで温かい心の持ち主である点で

ギャップを感じさせるところとか、

お岩さん(松本まりか)の付けている眼帯から出るキラキラのエフェクトのチープ感とか、

子供も楽しめるような見やすい作りに仕上がっていながらも。

夜空の青と鮮やかな光のライティングの対比を効かせた映像、ゆらゆらとさせた照明など、

妖怪ならではのおどろおどろしい世界観もちゃんと作りこまれている所が良いですね。

 

最終的には誰の力も借りず、主人公の澪(小芝風花)が自身で相手を成敗する所も痛快さがあり、

今後もダメんず達(ダメんず限定なのかな?w)を

やっつける流れになるのかどうか分かりませんが、役者の方々のイキイキとした演技や

妖怪と人間でのやり取りだけでも十分に楽しめそう。

 

強いて言うなら、妖怪の出番がある時はコメディらしさが出せているものの、

そうでない時は真面目でちょっと堅めな印象が出てしまっているので、

主人公が一人で活躍する場面も含めて、全体的に振り切った演出になってくれると

ホラーコメディとして成立した作品になるかなぁと思います。

例えば、これはベタですが、元彼をスリッパで叩いて終わりではなく、

アソコを蹴って「チーン…」というSEを追加してみたりだとか。

もっと随所に遊び心を取り入れても良いのかもしれません。

 

とは言え…これは視聴決定!

前作に引き続き偶然にも眼帯枠が誕生しましたけど、同じあざといキャラながらも

こちらの方がいやらしさを感じさせない所も好みです。←比べるでない(笑)

 

 

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竜の道 二つの顔の復讐者 2話 感想|迂闊の道を辿る運命に?

 

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いつものラブホ(みたいな照明の)部屋でやり取りしていれば

砂川(今野浩喜)に聞かれる事はなかっただろうにねぇ…。

今回の話、これに尽きますw

前回は曽根村(西郷輝彦)に復讐計画をベラベラ喋っていて

意外に根性なしかと思っていたら、今度は火9枠あるあるになりつつある

路地裏でうっかり大きな声で秘密を漏らしてしまう展開。

見た目や身振りはヤクザのイキったオーラを纏わせる割に脇が甘いから、

あんまり頭の切れる人には見えないんですよねぇ。

粗があり過ぎてやっている事に対して凄味を感じないというか…。

前回はもう少し賢く描かれていたような印象だったのですが、

2話にして路線変更したのでしょうか。

ボロが出る所は後にして、賢い双子による復讐物語をもう少し見ていたかったなぁ。

 

肝心の復讐計画も真意がよく分かりません。

霧島(遠藤憲一)を会社ごと潰したいのであれば、今回発覚した新サービスに関する不祥事を

砂川を利用して表に出せば良いだけの話ですし、

殺したいほど憎んでいるのであれば、会場でバッタリ会った勢いで刺せば良かったはず。

まぁ、話数の都合もありますし、まずは小さい所からじわじわと攻めていくつもりなんでしょうが、

今の状態では会社を助けているように見えてしまってるんですよね。

計画内容自体もこぢんまりしているから、

もっと「そこまでする!?」っていう容赦ない展開があると

復讐モノも盛り上がりそうな気がします。

じわじわと相手を追い詰める描写もないので醍醐味も薄く、

個人的にはその点もちょっと物足りない感じです。

 

妹との事は…のちのち三角関係に発展して

あの前回の冒頭のシーンに繋がっていくのかもしれませんが、

あんまりそこを積極的に描かなくても良いのかなと。

しばらくは霧島家の人々と尾上寛之さんの物騒なキャストの動向を楽しみます(笑)

 

 

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SUITS/スーツ2 4話 感想|上杉を上手く扱えていない感じ…

 

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予定通り月9歴代最長話数になるのかどうか分かりませんが、

早い段階で「復讐編」なんて銘打たない方が良かったんじゃないですかねぇ。

今回だけを見るとまるで冨樫(高嶋政宏)にそれが当てはまって、

当時の判決の恨みで甲斐(織田裕二)を陥れようとしているみたいですもん。

上杉(吉田鋼太郎)がファームに危機をもたらす存在として活躍するのは

終盤だけだとすると…最初から分かりやすく正体を見せない方が

物語全体に程良く緊張感が出て、「シーズン1とは違う」という雰囲気を

漂わせる事が出来たんじゃないかと思います。

 

内容の方は、前回より案件自体も構成も複雑さは少し緩和されてきた印象ですが、

特に何の共通点も繋がりもないエピソードを複数取り入れて

1時間を充実させているように見せる作りは、

やはりシーズン1の頃の作りに逆行しているとしか感じられず。

うーん、真琴(新木優子)が大輔(中島裕翔)に未練を感じている描写と

2人が当時付き合っていた頃の関係性を仄めかすやり取りってまだ要るのかな?

原作は海外ドラマなので、そういった恋愛絡みをいきなり盛り込むのも

海外では日常茶飯事なのかもしれませんけど、本作はあくまでも日本が舞台なのであって。

しかも日本のドラマの方がその盛り込み方や演出が不自然な作品が多いために、

本作も物語上で浮いている要素になってしまっている感が否めません。

 

ファン以外の視聴者が特に興味をもっていない事を積極的に描く前に、

大輔の"記憶力に長けている"という設定をもっと映像表現で魅せて欲しいです。

せっかく演技力がある方なのに、放送再開してから

どうも主演の癖の強い演技と蟹江のインパクトのお陰で

目立たないキャラクターになっている気も…。

 

 

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