2021年01月一覧

俺の家の話 2話 感想|10分で忘れる…をネタに出来る強さ(笑)

 

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勢いが加速してきましたねぇ…

初回は「俺の家の話」だけあって

主人公の生い立ちや家族事情について紹介するくだりがあったために、

序盤が大人しくて中盤から徐々に"らしさ"が見えて来る…という印象を持っていたけれど。

そんな初期設定が済んだ今回は、終始クスクス笑える小ネタが満載でした。

YO YO!俺のじいちゃん要介護!から始まり、

「ヘルパー 夜這い むちむち」の検索まで。

特に10分前の事を忘れるくだりなんて本来笑っちゃいけない所なんですけど、

西田敏行さんが気持ち良いくらいにカラッとした演技をされるもんだから可笑しくて(笑)

一歩間違えたら顰蹙を買う恐れのある「認知症あるある」を可哀想と思わせる以外で見せるには、

ある程度の潔さがないと成立出来ないんだろうなぁ…と実感しましたよ。

 

そして、さくら(戸田恵梨香)の後妻業疑惑の件。

これは…彼女の言う通り、自分の仕事を全うしているだけですね。この意見はごもっともだ。

Aさん、Bさんと名付けて何人ものおじいさんから遺産をガッポリもらっているのは

はたから見れば詐欺行為ととれるでしょうけど、

後妻業というのは「遺産をもらうために死へと導く」職業であって、

彼女は死に導くよりもむしろ命を長く生かしてきたから、決して不正を働いたとは言えない。

さくらがヘルパーになった動機も特に明かされませんでした。

でも、少なからず分かるのは…"父親"くらい歳の離れた人と共に過ごす形で

その人と"家族"にもなりたかったし、誰かからの"愛情"を欲しかったんじゃないかな…という事。

寿一(長瀬智也)が息子の才能に関して悟っていた

「親でありながら、俺は親離れ出来ていない。いびつな男だ。」じゃないけれど。

寿一が25年間実家に帰らなかったのにもかかわらず、"家族"から逃れられなかったように、

彼女もまた家族という"思い出"から抜け出せない一人なのではないかとふと考えさせられました。

そう考えると、ぱっと見はコメディでテーマは介護でも、

軸はちゃんと"ホームドラマ"なんですね。

クビにはならなそうだったから、今後も寿一達と関わりながら

寿三郎(西田敏行)の世話をしていく事で、少しずつ人との向き合い方が変わっていく所も

さり気なく描かれていくんだろうな。

 

それにしても、本作以外にも言える事ですが、

最近のドラマは中盤や最終章まで引っ張りそうなネタを

早々に解決している傾向にありますね。(視聴者に考察させるためにそうする所もあるけれど)

さくらの後妻業疑惑なんて、まだまだ引っ張ろうと思えば引っ張れたでしょうに、

2話で言及してしまうとは驚きました。

縦軸以上に"描きたいモノ"があるんだ…という

脚本家の意欲やメッセージ性が感じ取れて、良いですね。

 

話の内容に戻るとして…最後の寿三郎の倒れ方は、

きっとこんな風に孤独死するケースもあるんだろうと思えるシーン。

寿一が試合で苦戦している時の歩き方と、

寿三郎の足のおぼつかない歩き方を交互に映してシンクロさせるけど、

後者はドラマのように劇的に立ち上がるなんて事はなかった…という

"理想と現実"を見せられたのが、余計に胸に来ました。

予告では無事そうで何よりでしたが、

寿一は介護の失敗によりプロレスとの繋がりを完全に断つ事になるのか、

はたまた二足のわらじを履くのか…来週も楽しみです!

 

 

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知ってるワイフ 4話 感想|澪に近づくならまずは離婚を!

 

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いや〜…凄いな。

回を重ねるごとに元春(大倉忠義)がかっこ悪い人に見えてくる(笑)

澪(広瀬アリス)への嫉妬とか、動揺する気持ちとか、揺れ動く感情とか…

もろ顔に出てしまっている所がとんでもなくダメダメである。

でも、ちょっと表現は違うかもしれないけど、

主人公を(全然冴えないという意味合いで)あそこまで当て馬っぽく描くのも

随分潔いなぁと思いますよ。

変に主人公を立てたり、彼の考え方を肯定するような描写・演出をしたりしないからこそ、

いざ"何か"に気づいた時のショックを同じ目線で味わえる面白さがあると言いますか。

どん底まで印象が下がったら…もう後は上がるしかないってやつですね。

 

今回の元春にとっての最大の"気づき"は「俺が彼女を鬼にした」という事。

いや、今更か!とツッコミたくもなってしまうけれど、

初回から散々おぼっちゃん気質を見せてきた彼の事だから、

ここでようやく気づくのも妥当なのかな…とは思いました。

で、その時に着ていた、ちょっとヨレた地味目なTシャツが

また良い仕事するんですよ。

キチッとした銀行でのシーンとか、洒落た店で3人で食事するシーンとか、

私服だからというのもあるけど

他の2人と随分浮いているような違和感を覚えたのは、恐らく意図してのものだったみたい。

元春がいかにちっぽけな人間であるかを際立たせていた気がします。

 

今までに得た大切なものを犠牲にしてまで手に入れた世界で

今度こそ幸せに満ちた生活を送るはずだったのに、

自分は昔と変わらず、自分自身も澪も沙也佳(瀧本美織)も

誰一人幸せに出来ていないという現実を思い知る…。

それに気づいた時に一気に襲ってきた感情を

どう整理して良いのか分からないような"心の揺らぎ"を

大倉さんがあまりにも丁寧に演じるから、

好き同士だったはずなのに結婚生活が上手くいかなかった人って

きっとこうやって絶望感を味わうんだろうなぁ…というのがよく伝わるし、

結婚経験もしていないのにグサッとも来る。

 

仕事で疲れているのを言い訳に相手を想いやれず、

「俺はこんなに頑張ってるんだから」を押し付ける所には

ちょっと思い当たる節もありましたし、

絶対何か抱えている泣き方だというのも、澪の様子を見れば分かる。

 

そして、前回の感想で「久恵(片平なぎさ)も同じく

タイムスリップ経験者なのか」と書きましたが、

良治(生瀬勝久)とのシーンを見てみると、

もしかしたら良治は元春と同じ「妻を変えるためにタイムスリップしてきた」立場で、

久恵は澪と同じ立場なのかとも考えられますね。

そしたら、「会っていないはずなのになぜか昔から知っている感じがする」のも

辻褄が合いそうですし。久恵もまた夢を見ているのかも?

ここもどんどん気になってきましたな。

 

最後に、これは本作の良し悪しを言っているんじゃなくて、

単純に元春へのツッコミなんですけど…

澪に未練があって近づきたいんなら、

まず現妻と離婚して独身になってからにして!

と言いたいです(笑)

既婚者が違う女性に近づいたら、普通に浮気ですしねぇ。

頭を触る手もなぜか離そうとしないw

沙也加も言えないまま何か悩みを抱えているのが分かりましたし、

堪忍袋の緒が切れる前に早くケジメをつけた方が…

 

 

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にじいろカルテ 2話 感想|スーパードクターじゃない…の意味が分かる

 

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本作の公式サイトのイントロページには

「全然スーパードクターじゃない3人の笑って泣ける、チーム医療ドラマ!」と書かれている。

視聴リスト&期待度の記事を作る際に目を通した時は、

この枠で「ドクターX」が以前放送されていた事から

普通に「技量が足りなくて経験も浅い未熟な医師」を指しているのかと思っていましたが、

今回の内容を見ると、それは違っていたようですね。

 

本来ならあらすじで軽くおさらいする所を、カミングアウトしてからのくだりを

アバンであえてノーカットで流す構成にしたのが効いていました。

言葉をつっかえて泣きながら自身の病気を告白する真空(高畑充希)の姿を

冒頭で見せる事で、「そういえば、初回からこれは意外だったよね」などと

視聴者が印象に残っているシーンを再び思い出させて。

そこから、料理が出来なかったり、優しいあまりに何人もの患者を待たせてしまったり、

お願いをすぐに引き受けてしまったり、「自分が悪いんです」と予防線を張ったり…と

いろんな形で彼女の"ポンコツ"っぷりを見せていく。

初回での村人達が「これは夢か?現実か?」と思うくらい寛容的な性格で、

その強烈さが物語の核を食ってしまったような感覚を覚えていた分、

通常放送となった今回は、主に主人公を通して、一見頼れてしっかりしてそうな存在だけど、

案外周りが思っているよりも"完璧じゃない"を描く話なのだというのが掴めた気がします。

 

「スーパードクター」が人間の内面的な部分を指していて、ファンタジーな雰囲気と相まって

これまでの医療ドラマとはまた違った作品を生み出そうとしているのだと分かった今、

緊急搬送や救急車での対応といった"医者のお仕事要素"は

わざわざ取り入れなくても良いのかもしれませんね。

現実的な面が絡んできちゃうと、一気に従来の医療ドラマっぽさが増してしまいますし、

"完璧じゃない"所は前半での日常的なシーンだけでも十分提示出来ていますから。

あ…でも、朔(井浦新)が真空に対して言った「先輩なんだからちゃんと怒らせろ!」は

印象に残りましたけども。

 

にしても…真空と朔と太陽(北村匠海)の3人による

ワンシチュエーション(施設内だけで繰り広げられる)形式でも

成立出来そうですよねぇ、本作。

それくらい、3人の会話は聞いていて楽しいし、時間があっという間にも感じられてしまう。

3色のおにぎりも妙に美味しそうだった。

最近のドラマは、飯テロジャンルじゃなくてもご飯が美味しそうに見えるものが多い。

 

 

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モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜 1話 感想|家族再生の物語でもある?

 

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脚本家は橋部敦子さんで、今期は2本書かれています。

世間からはちょっとダメな子扱いされている主人公を否定したりせず、

第二の母のように見守って可愛がりながらその人の成長を描く作風(個人的イメージ)が

どちらにも共通しているものの。

「知ってるワイフ」は更に恋愛模様や「夫婦あるある」を織り交ぜて

胸がチクっとする切ない物語へと昇華させた冒険的な作品ならば、

本作は初回の段階では"らしさ"が存分に発揮された王道の作品なのかな?という印象を受けました。

近い作品を挙げるならば、「僕らは奇跡でできている」のような

優しさに満ちた雰囲気が感じられましたね。

最大の理解者がおじいちゃんっていう所も似ています。

 

初回の内容はやはり30分で短いからなのか、

人物紹介や主人公の置かれている背景を紹介し、

最後に本作が「自分自身が生まれ変わる物語」である事を提示した

所謂プロローグ的な内容だったと言えばそれまでなのですが。

とりあえず、小さい頃からそばで見ていても「うちの妹は変わっているから恥ずかしい」

なんて言わない兄・俊祐(工藤阿須加)の温厚な性格には救われますし、

父・伸寛(田辺誠一)も物腰柔らかそうで、

家族パートで心がギスギスする事はなさそうだという安心感は得られました。

と同時に、母の過干渉な性格が、

家族をなぁなぁな関係にしてしまったんだろうなぁ…というのも2人から何となく伝わりました。

 

娘を一番信じてやらなきゃいけないのは親なのに!って思う気持ちもあるけれど、

うちの子が「変な子と呼ばれる」「ひきこもり」「登校拒否」「仕事が続かない」

人生を送ってきたら、自分の育て方が間違えたのかと不安になって

全力で接しようとしてしまうのも分かる気がします。

ただの悪い人だとは思えないから、グサッとも来る。

母の描写や、大人になっても全員で暮らしているほど仲睦まじい家族の描写には

ちょっとした遊川脚本っぽさを感じさせたり。

萌子美(小芝風花)が自分と向き合う事によって自信がついて、

彼女の成長に周りも影響されていって、それぞれの"良さ"を受け入れていく…

表向きは「主人公の成長物語」だろうけど、実は「家族再生の物語」でもあるのだろうかと

考えさせられました。

 

小芝風花さんは「トクサツガガガ」をはじめ、「美食探偵」「妖怪シェアハウス」など

基本的に明るくて可愛げのある役を演じるイメージがありますが、

本作では佇まいからガラッと違っていて、

少し俯きがちで声にも暗さを帯びた内気な役も演じ分け出来るのか…

という新たな発見を得られましたね。

今まで演じてきた役を集めて、ぜひ乙女ゲーを作って欲しいくらい(笑)

毎回新たな作品でお見かけするたび、凄いなぁ…と思わされる女優さんですね。

 

 

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青のSP−学校内警察・嶋田隆平− 3話 感想|学校の飲み物には油断禁物

 

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説教タイムは健在なんだけれども、それでも今回に限っては抵抗を感じなかったのは…

隆平(藤原竜也)の言葉がぐう正論だったからでしょうかね。特に教師への言葉。

「(何か理由があるのだと思い込む事で)自分には責任がない事を確かめたいのか?」

「導けてないからこうなったんだろ」

いや…本当それな!案件でしたよ。

 

事実、佐々木(宮世琉弥)の窃盗だって重要な犯罪だし、前からやらかしているというのに

本人が謝ったからもう騒ぎにしなくて良いか!と言って

終わりにしようとする校長(高橋克実)がいる。

毎回事件が起きる学校なんてあり得ないって思っていましたが…

あんな簡単に見逃してくれるんじゃあ、生徒達も教師達を甘く見て、

犯罪に手を染めがちになるのも多少無理はないのかも…ですね。

警察が来る来ないに関係なく、何か起きては頭首である自分の名誉を守るために

きっと隠蔽し続けてきたんだろうなぁと。これまでの学校での過ごし方がある程度想像出来ます。

そもそも、子供に犯罪をやってはダメだと教える権利は保護者にもある。

今後二度と今回のような事件が起きないためにしっかり注意するよう促すのも、

教師のやるべき事ではないんでしょうかねぇ。

 

前回は話の中心を教師に移した事で、育児に対する理解のなさから違和感を覚えましたが。

今回は校長以外の教師には特定の誰かにスポットを当てるのではなく、

ほぼ扱いを平等にしたお陰で「警察が生徒と向き合う」ドラマである事が明確になり、

見やすくなりました。

明確になったために、隆平が生徒に銃を打ち付けてまで説教するくだりにも

共感出来る仕上がりになっていたのではないかと思っています。

また、前半で指紋採取や照合など"警察らしい仕事"をガッツリ取り入れたのも、

「学校内に警察が常駐している"異色感"」が際立っていて

本作ならではの面白さに拍車がかかっていたような気がしました。

 

それにしても…前回もそうでしたが、

犯人は早い段階で分かってしまうものの、動機は想像の斜め上を行きますよね(笑)

ドラッグのやり過ぎで現実と妄想の区別がつかなくなったんじゃないというのには驚愕もん。

いや、怖いわ!お陰で窃盗していた佐々木の件が霞んだわ。

…あ、だから「そんなに重要な事ではない」と捉えてお咎めなしにしたのかしら?w

 

ハーブティー水筒の次は、薬入りスポドリですし…

この街にいたら私物から学校と関係のない周りの人々まで

見張っていなきゃいけないと思うと気の毒です。

もうバッタもんの防犯カメラも…やめよう?(笑)

 

 

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アノニマス〜警視庁"指殺人"対策室〜 1話 感想|"あるある"が詰まった刑事たち

 

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SNSによる誹謗中傷をテーマにした作品は既にありふれているから、

よほどの事がない限り、話だけで差別化を図るのは恐らく難しい。

だから、サスペンスとして静かな緊張感に襲われるような演出で魅せて欲しいという所、

また、公式サイトには「クセの強いメンバーとともに〜事件を解決に導いていきます」と

書かれている通り、一人一人のキャラ立ちやチームワークによる面白さが

活きた作品にもなれば良いな…という所にも期待をして、初回を見てみました。

 

しかし、蓋を開けてみれば、主に回想が映画を思わせる

カット割りや映像になっていたのには惹かれたものの、

それ以外は、空回りがちな新人女性刑事とか、ネットに精通している若者とか、

"落ちこぼれ"が集って新チームが作られるとあるあるの倉庫室っぽい部屋が用意されるだとか、

過去に相棒を失いがちの主人公とか…

全体的に「なんかテレビ朝日でやりそうなドラマだな」という既視感が

強く残った印象で終わってしまいました。

 

誹謗中傷を扱った割には、犯人のアカウントの特定、

被害者家族の家の前に悪口だらけの張り紙が貼られるなど、

事件が解決するまでの"一連の流れ"を見せられているだけで、ここにも真新しさはなく。

登場人物それぞれの立場から「なぜその行為に至ったのか?」「なぜそう感じたのか?」と

"人物に変化をもたらすまで"の背景をもっと深掘りして欲しかったです。

 

それに、「クセの強いメンバーと共に」と言っても、

基本的には碓氷(関水渚)と2人で行動しているので、

その2人が"バディ"として活躍する作品に映って

他のメンバーは"ちょい役"で終わりそうというのもありますし…

初回から主人公の過去を台詞や回想を通して色濃く出していく辺り、

今後どう展開されるかはまだ分からない状態のまま書きますが、

誹謗中傷を扱ったふりした刑事ドラマになってしまいそうな予感もさせられました。

 

元も子もない事を書きますが、

お馴染みの設定ではなく、メンバー同士でのやり取りでその人の個性、チーム全体の個性を

際立たせる点では、福田靖脚本だったら。

(「緊急取調室」の雰囲気に引っ張られているのもありますが)

登場人物の二面性や、人間関係から生まれる"闇""憎悪"を描き出す点では

井上由美子脚本だったら、本作にもっとハマれたのかなぁと思います。

 

序盤でも書いたように、雰囲気や映像は悪くありませんし、

久しぶりに拝見した香取慎吾さんの演技に

以前にはなかった威厳が感じられたのが良かったので、

もう少し様子見するつもりではいますが。

月曜日は深夜に見ている番組があり、月9か月10のどちらかの感想を書く事にしているため、

本作の感想は初回のみとします。

 


監察医 朝顔(2021) 11話 感想|つぐみちゃんまで巻き込まないで!

 

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万が一、桑原(風間俊介)が遺体として運ばれる展開になるのだけは嫌だったから、

登場人物の目線に立って見れば、本当に無事で良かったって安心するんですが…

今度はつぐみ(加藤柚凪)の番…ですか。

小さい子供まで巻き込まないで欲しかったなぁ。

車に轢かれそうな予告を見せた所で

どうせ最後は助かるオチになるのは分かりきっているんだからさ。

次から次へと家族の誰かを不幸にさせる流れにしているのが

尺稼ぎのためだとしか思えないのが辛い。

 

 

平(時任三郎)の痴呆の悪化の件も…

知るのが怖いから、自分が記憶障がいを患っている事を認めたくないから

病院に行きたくないという気持ちも分かるし、

朝顔上野樹里)だって、父にそんな思いがあるのが分かるから

安易に「心配だから検査に行ってこよう」なんて言えないんだとも思います。

そこで躊躇うのは理解出来る。

でも、頻繁にボケを繰り返しているのを見て、あれだけ不安そうにしていたにもかかわらず

美幸(大竹しのぶ)の「だったらどうなの?」に対してすんなり引き下がってしまう朝顔の姿と、

後半での近隣の住民達によるクレームに対して"自分達が今ここで仕事をする理由"を

自分なりの言葉で伝える朝顔の姿に、

"朝顔らしさ"で矛盾が生じているように感じるのは気のせいでしょうか。

「いつも通りだよ」と言ってあの進行具合。

父本人はもちろん、美幸からも記憶障がいである事も告げられていないままなので、

このまま見過ごそうとしているんじゃないかと疑ってしまうのも不思議ではないはず。

美幸が怖かったからなのか?

私だったら「他人の事にまで口出さないで!」って思っちゃうけど、

父に検査を勧めたら怒鳴られたから何も言い返せなかったのか?

理由は分かりませんが、朝顔には仕事においても家庭においても

"プライド"を持って目の前の事に向き合っているイメージがあったので、

今回のあっさりした対応にはちょっと違和感を覚えました。

 

大学のゼッケンを着て、ご遺体を預かる施設を作るまでの過程、想いは

前作の焼き回しと言えばそれまでなんですが、本作の"原点"を感じさせたかなぁ。

しんどい気持ちにさせるのは、事件だけで十分満足してますよ。

平の件もまだ引っ張りそうですし…

運転中にボケて事故らないかどうかも心配です。

とりあえず、まだ自覚症状がある内に、運転免許を返上させてあげて欲しい(泣)

 

 

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監察医 朝顔(2021) 11話 感想|つぐみちゃんまで巻き込まないで!

 

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万が一、桑原(風間俊介)が遺体として運ばれる展開になるのだけは嫌だったから、

登場人物の目線に立って見れば、本当に無事で良かったって安心するんですが…

今度はつぐみ(加藤柚凪)の番…ですか。

小さい子供まで巻き込まないで欲しかったなぁ。

車に轢かれそうな予告を見せた所で

どうせ最後は助かるオチになるのは分かりきっているんだからさ。

次から次へと家族の誰かを不幸にさせる流れにしているのが

尺稼ぎのためだとしか思えないのが辛い。

 

 

平(時任三郎)の痴呆の悪化の件も…

知るのが怖いから、自分が記憶障がいを患っている事を認めたくないから

病院に行きたくないという気持ちも分かるし、

朝顔上野樹里)だって、父にそんな思いがあるのが分かるから

安易に「心配だから検査に行ってこよう」なんて言えないんだとも思います。

そこで躊躇うのは理解出来る。

でも、頻繁にボケを繰り返しているのを見て、あれだけ不安そうにしていたにもかかわらず

美幸(大竹しのぶ)の「だったらどうなの?」に対してすんなり引き下がってしまう朝顔の姿と、

後半での近隣の住民達によるクレームに対して"自分達が今ここで仕事をする理由"を

自分なりの言葉で伝える朝顔の姿に、

"朝顔らしさ"で矛盾が生じているように感じるのは気のせいでしょうか。

「いつも通りだよ」と言ってあの進行具合。

父本人はもちろん、美幸からも記憶障がいである事も告げられていないままなので、

このまま見過ごそうとしているんじゃないかと疑ってしまうのも不思議ではないはず。

美幸が怖かったからなのか?

私だったら「他人の事にまで口出さないで!」って思っちゃうけど、

父に検査を勧めたら怒鳴られたから何も言い返せなかったのか?

理由は分かりませんが、朝顔には仕事においても家庭においても

"プライド"を持って目の前の事に向き合っているイメージがあったので、

今回のあっさりした対応にはちょっと違和感を覚えました。

 

大学のゼッケンを着て、ご遺体を預かる施設を作るまでの過程、想いは

前作の焼き回しと言えばそれまでなんですが、本作の"原点"を感じさせたかなぁ。

しんどい気持ちにさせるのは、事件だけで十分満足してますよ。

平の件もまだ引っ張りそうですし…

運転中にボケて事故らないかどうかも心配です。

とりあえず、まだ自覚症状がある内に、運転免許を返上させてあげて欲しい(泣)

 

 

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君と世界が終わる日に 2話 感想|Huluへ誘導したい気満々だよねぇ…

 

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本当は1話の感想に追記として残す形で終わらせようとしたのですが、

それなりに文章が多くなったので、投稿する事にしました。

 

さて、結論から言ってしまうと。

芳根京子さんが次回から出演されるので、もう少し見続けるつもりではいますが…

感想の方は今回で終了とさせていただきます。

 

ゾンビドラマなら、ゾンビの持つ脅威で容赦なく怖がらせていって欲しいし、

登場人物達が息つく間もなくなるくらいのスピード感で物語を展開していって欲しいのに、

結局、一昔前の映画みたいに「泣かせ系」「情熱」に走ってしまうのが残念でなりません。

それも前回の流れと同じで、ただバタバタ混乱させているだけですし。

たまにある民法ドラマの悪い癖が滲み出てしまったようでした。

 

あと、高齢者の延命について言及するつもりで取り入れたんでしょうが、

「老人をそんな簡単に死なせて良いのか!」などと言って、変に社会的要素を持ち込むのも蛇足でしたよね…

年齢関係なしに、ゾンビに噛まれてしまった以上は

もう残念ながら諦めるしかない訳でさ(汗)

 

ゾンビではない所で闘いが起きそうな次回予告を見る限り、

これでHuluまで話を引き延ばす可能性も大いにあり得ますし。

「あなたの番です」で途中から新キャラが加わったように、

本作もキャラを入れ替え制にして繋げる事だってあるのかもしれません。

日韓共同研究の件といい、首藤(滝藤賢一)の奥さんが亡くなった秘密といい、

来美(中条あやみ)への嫉妬を匂わせた佳奈恵(飯豊まりえ)といい、

サブストーリーもてんこ盛りで…

本当にその作品みたいに大風呂敷を広げた終わり方になりそうで、嫌な予感しかしません。

 

そして、これはシーズン2までやるような連ドラ向きではなかったと思いますね。

来美が生きていたのが分かるまでも、あまりにも早過ぎましたよ。

「ゾンビサバイバル×ラブストーリー×ミステリー」という謳い文句で、

「ラブストーリー」と入っている割には、そう感じさせる描写は基本的に

響と来美が別々の場所で戦っているのを交互に見せているだけですから…。

 

 

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天国と地獄 〜サイコな2人〜 2話 感想|まだぎこちなさが残る感じ。

 

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事件の方は、視聴者の想像力を試されているような展開になってきましたね。

 

殺したとは自ら一度も発していない事から、

日高(高橋一生)が真犯人じゃない結末もあり得そうですし。

でも、入れ替わった彩子(綾瀬はるか)をナッツで殺そうとしたのを見ると、

自分が犯人だからこのまま逃げ切るつもりなのか?と思わなくもない。

(中盤からの魅せ方が強い印象の森下脚本の事だから、前者だとは予想してます。)

2人の秘密をすんなり受け入れた八巻(溝端淳平)もやけに怪しい。

日高は経験者で、連続殺人犯と言うからには

何度も誰かと入れ替わって殺してきた事で自分の身を守り続けてきたのか?とか、

中身は事件の被害者と入れ替わったままになっている可能性も?とか。

どんなパターンになってもおかしくなさそうな先の読めない面白さが増した点で、

前回よりも本作に対する興味が湧いてきた感じはしました。

 

ただ、個人的にはまだ絶賛するまでには到達しておらず、

シリアスな事件を描く中で所々コミカルなネタを挿む作りに

"ぎこちなさ"の方を覚えてしまうのも事実。

前回は刑事ドラマの印象が強く残っただけに、今回は別のドラマみたいになっちゃってるし。

それに、もう1つの初期設定である「入れ替わりあるある」で30分近くを割くのは…

構成に締まりがないと言いますか(汗)

3話からが本番だと捉えて、そのうち「独特な世界観が良いね!」なんて言って

慣れる時が来たら良いかなぁ…と思っています。

 

あと、ちょっと気になる事を最後に書くとすれば…

日高になった彩子には、語尾の伸ばし具合や危うさを含ませた目つきからし

時々"日高"が見え隠れするのですが、

彩子になった日高の方には"らしさ"は感じられず、

ただの女々しい人みたいになってしまっているような気がするんですよね。

もちろん、走り方や声色で女性を再現されている高橋一生さんの演技力は凄い。

でも、入れ替わる前の彩子には、正義感が強くて、

猪突猛進が故に先走った行動をして空回りしがちなイメージが付いていた分、

その後の彩子を見ていると、お世辞にもそんな性格には見えない。

 

警察と犯罪者が入れ替わったという設定は面白いし、

物語も二転三転しそうな可能性は秘めている。

それだけに、"入れ替わった後"の2人にもっと一貫性を持たせた方が

完成度が増すんじゃないかとも思いました。

 

 

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