天国と地獄 〜サイコな2人〜 6話 感想|「東朔也」を押さえておけばOK

 

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ひとつ思ったのは…

あ…コロナ禍の設定、忘れていなかったんだ…という所。

なので、1話以来自分の中で勝手になかった事にしようとしていた

中途半端な取り入れ方による違和感が、またぶり返してきちゃいましたよ(苦笑)

だって、コロナ禍の世界線である事を表すマスクの着用が

初回の電車のシーンだけで、それ以降は匂わせる要素もなければ

普通に中でも外でも顔を出していましたからね。で、今回の「濃厚接触」ですよ。

私が最近ドラマを見ていく上で注目している点で

「コロナ禍を取り入れているかいないか」

「物語を描く上で、なぜコロナを取り入れようと考えたのか」も含まれているので…。

今回の台詞が今後に向けてのキーワードになっていくのでもないならば、

わざわざコロナ禍に関係した言葉を使う必要もないし、

別の嘘のつき方でも良かったんじゃないか?と思ってしまいました。

細くてすみませんね(汗)

 

さて、ミステリーの方は…

謎に謎を重ねている作りなので、点と点が繋がる爽快感がないまま

どんどん構造が複雑になってきていると言えばそれまでなのですが。

着実に真相には近づいてきていますね。

そして、同ジャンルである「あなたの番です」「危険なビーナス」

(某原案者の事情も含めて)キャスティングで犯人が分かってしまったし、

「テセウスの船」は家族愛で引き延ばし、設定をこねくり回し過ぎて

途中から多くの矛盾点を生じさせてしまったのを考えると、

本作の展開の仕方はよく練られているとも思います。

いかにもサイコパスやりそうな分かりやすいキャストもいないし。

今回は4人の男性が登場してきたけれども、

中でも最後に「東朔也(あずまさくや)」という名前、

その名前が死亡届に載っているかを調べる彩子<日高>(綾瀬はるか)の様子を見せた事で、

考察が苦手な視聴者にも「今回はこの名前をよく覚えておいてくださいね」と提示してくれる

親切設計にもなっている。

でも…考察した所でそれが確実なものかどうかも分からない。

毎回必ず"新たな謎"が見つかるから。

下手すれば「最終回だけ見れば良いや」で終わってしまいがちなミステリーもので、

来週も、再来週も…1つも残さず続きを見たい、真相を知りたいと思わせる作品って

中々ない気がします。

 

ちなみに、足りない頭で考えるとするならば…

満月になると誰かと入れ替わり、新月になるとお互いが元の姿に戻る仕組みで、

東朔也は日高と事前に入れ替わっていて、

新月の日に果たして本当にそうなるのか、事件の犯人は現れるのかを確かめるために

彩子<日高>があの家で待ち伏せしていた…とかですかね?

日高<彩子>(高橋一生)と八巻(溝端淳平)の元から

逃げて行ったあの男が、多分、東朔也=φ。東とは共犯者で、彼は主犯?

ああ、書いてても訳分からん!(笑)

過程を見守るのが一番良いのかもしれませんけどねぇ。

ただ、今の所あまり噛み合っていない主題歌に説得力を感じられるような、

壮大で複雑で、ほんの悲しさを見せる結末に辿り着いてくれる事を期待したいです。

 

 

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