ええ〜〜…宮越(大谷亮介)の件は最終章まで引っ張るんか〜い!
それなら、ますます前後編にした意味がないような(笑)
本題である取り調べシーンにしても、15分過ぎになって開始するという遅さ。
前回と合わせると約80分間待たされた事になる訳で…
前回に収まりきらなかった分を描いているのか?とも思える事件捜査のシーンや、
ホワイトボードを通して事件内容をまとめるくだりが盛り込まれるもんだから、
いつまで経っても前菜ばっかりで、心待ちにしていたメインディッシュの女優対決が
中々来ないもどかしさを感じてしまいましたよ…。
桃井かおりさんの演技を味わうのも考慮したら、
一気に2時間で描ききってしまった方が余韻を味わえたかもしれないのに、
この構成は勿体ないです。
でも、内容はどうであれ、やっぱり長年キャリアを積まれているお2人は凄いな…と。
会話の応酬だけで自然と「2人の生き様の対比」や「大國の変化の兆し」を
浮かび上がらせるなんて、早々出来ない事でしょう。
過去の栄光やカリスマ時代の自分に囚われ、
「勝利か死か」という言葉がダサいのを自覚していない悲しい元活動家と、
笑ったり喋ったり、ドーナツを食べて美味しいと言ったりしている方が幸せだと胸を張る警察官。
真壁(天海祐希)とぶつかっているうちに当時の輝きを取り戻し、
自信に満ち溢れた姿を見せる大國には、どえらいものを見せつけられた感覚を覚えました。
彼女の人生はまだ始まったばかりなのだと思える
ラストのドーナツ差し入れシーンも、個人的には爽やかさがあって好み。
ところで、気になるのは…
あの50年前の回想…桃井かおりさんご本人なんですかね?
顔はおそらくCGを使っているとして、話し方もご本人な気がしたんですけど…
そこらへんの詳細を知りたいです(笑)
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