2021年08月一覧

ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 特別編(8/4) 感想|総集編かと思いきや…?

 

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実質8割程度は1,2話総集編という作りでも、

元が面白いと、また同じシーンを見ても面白いもんなんですよねぇ。

感想を書くかどうか迷いましたが、執筆対象の月9と火9のドラマがお休みで暇していたのと、

上手い構成だな〜と感心させられる部分があったので…

書きたい所だけざっくりと書いちゃいましょ。

 

今回の特別編は、1話の振り返りでも触れられていた藤(戸田恵梨香)の台詞

「警察官なんてみんなしょうもなくて普通の人間だよ。

でも、制服着てる時は必死に警察官の面構えしようとしてるだけ」

全て集約出来そうな内容だった気がします。

上司や中堅は常に仕事の事を考えている完璧集団って訳ではなく、

案外、勤務中にあれこれ妄想を繰り広げたり、

自分にご褒美をあげるために目の前の仕事に没頭したりという

"普通の人"の感覚も併せ持っている。

 

度々挿入される町山署の面々の心の声が飛び交うシーンは

単純に「おまけエピソードかな?」と捉えていた分、

それらを最終的に1日の出来事として表現し、2話での女子会のシーンに繋げた事で、

牧高(西野七瀬)も見えない所で苦労してやっとお酒が飲める時間が来たんだねぇ…

他のみんなもお疲れ様だったねぇ…などと、

これまでより更に登場人物に共感したくなる仕上がりになっていたのが、

警察官の活躍を描く作品としてよく出来ていると思わされました。

 

みんなの「拝啓お父ちゃん」

山田(山田裕貴)と藤(戸田恵梨香)バージョンも聞いてみたいですね(笑)

次回も特別編となると…聞けたりするのかも?

 

最後に、本作から逸れた話をしますが…最近は芸能人の感染者も増えましたよねぇ。

放送延期になったり、リモートを取り入れてなるべく接触を減らした作品が生まれたりした

去年とは違って、今年のドラマスケジュールはほぼほぼ以前の形に戻ってきてはいるけれど、

今度は水疱瘡並みに感染力の高いらしいデルタ株が猛威を振るっているので

役者さんも気が気じゃないでしょう。

誰がかかってもおかしくない世の中。

私の知っている限りだと、月9は来期のドラマ「ラジエーションハウス」の撮影が

既に行われているように、ここ何作かは撮り溜めしてから放送するスタイルをとっているし、

木10の前期のドラマ「レンアイ漫画家」も確かそうだったかな。

撮っては放送、また撮っては放送の繰り返しだと、

その分誰かが感染した時に撮影が中断になって、特別編にするか再放送にするか臨時で対応する

手間も出てくるから、もうどこの局もしばらくは撮り溜めてからにした方が

良いんじゃないかなぁと思ってしまいますね。

 

 

↓1話の感想はこちら↓

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TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 5話 感想|2人のヒーローに救われる

 

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前から日曜劇場に出てみたかった…というか、

本当は池井戸作品への出演をご所望だったのかなぁ…桂文珍さん。

すんごいイキイキと演じられているんですもん。

 

その役がまるで「半沢直樹」をテンプレートにしたような、

いや…そんな言動したら好感度が下がるって考えたら分かるやろ!!とツッコミたくなるくらい

頭の悪い政治家として描かれているから、

途中までは、医者を上げるためにここまで露骨に悪役に仕立て上げる必要があるのか…とか、

政治絡みの陰謀論も相変わらず要らないなぁ…とか、

ネガティブな感情の方が残っていたんですが。

海外アクション映画のヒーローのごとく現れる喜多見(鈴木亮平)や、

揺らぎつつも医者の使命を全うした音羽賀来賢人)の活躍を見ていたら、

そんな事はどうでも良いか〜なんて思えてしまいました(笑)

 

初回でも少し触れたけれど、

喜多見って不快感を与えない程度に

周りを巻き込む力に長けているんですよねぇ。

かつ、オブラートに皮肉も込める。だから気持ち良い余韻が残るというか。

ただ…「良かったですね!大した怪我はありませんよ!」「協力したら一躍ヒーローですよ!」

この台詞が最高過ぎて、ちょっとだけ撃退出来た気分になれたものの、

防犯カメラには記録が残っているだろうから…

また何か悪さをしたら、弱みにつけ込むための手段として保存しておく事をお勧めしますけどねw

 

あと書き残したい事としては…

前回の感想では、臓器移植の管理医や千住(要潤)、

高輪(仲里依紗)、駒場橋本さとし)といった

"TOKYO MERに所属していない・直接関わりのない"側の人々の変化を通して

「職業や分野は違えど、目の前の命を救いたいという想いは共通している

『熱きヒーロー達の物語』」と内容を表現しましたが、

今回は喜多見と音羽の動きをメインにし、前回とは少し対比させて、

「"TOKYO MERの仲間同士"だからこそ

目の前の命を救う事に全力をかける2人のヒーローの物語」

に仕上がった内容になっていたような気がします。

 

音羽さんに任せます」「あなたは、医者ですから」

と言われてから、ゆっくり目線を上げてハッと気付かされる表情を見せるまでの"間"で、

ああ、もう彼は覚醒した。もう彼は大丈夫だ…と自然と安心させられる

賀来さんの説得力を持たせた演技はやっぱり凄い。

 

でも、賀来さんと同じくらい、女優・佐藤栞里さんへの好感度も上がって。

偏見ですみませんが、ドラマであるあるの「タレント枠」だろうと思い込んでいたので…

機転が利いて、自分を犠牲にしてまで命を救う事に尽くす健気な役が

あんなにも馴染むとは思いもしませんでした。

もしかしたら、本作をきっかけに、役者のお仕事も増えて行くのかもしれません。

 

そんな印象に残る部分が多かった今回から一転、次回は山を舞台にした事故の話に。

喜多見が野生のクマと格闘しているシーンを見てみたい…なんて

勝手に期待してしまいますが…どうかな?(笑)

 

 

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ザ・ハイスクール ヒーローズ 1話 感想|ニチアサへのリスペクト強め

 

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仮面ライダー戦隊シリーズを手掛けてきた脚本家やプロデューサーが集っているし、

制作に東映も関わっているので、

自由でクオリティの高い仕上がりになるんだろうな〜とは思っていましたが…

いやはや、コスチュームと言い、映像の質感と言い、歌詞付きの踊るEDと言い

想像以上に作り込まれていましたなぁ。

私が戦隊モノを見ていたのはマジレンジャーくらいまでだから

最近のヒーロー事情には疎いんですけど、とりあえず、

日曜の朝9時台にやっているニチアサを、学園モノ(部活青春モノ)と

7:3の割合でアレンジして出来たものを深夜枠に持ってきた

っていうのがよく伝わる内容でした(笑)

 

憧れのアカレンジャーへのリスペクトを立て襟に残し、

高校生が主体のドラマらしく制服がベースになっているスーツデザインも、

普段の戦隊モノでは見られないようなユニークさがあって面白いし。

ジャニーズのTHE・アイドルっぽさとエンディングも

「楽しませる」という意味合いでは結構利害が一致しているのかも。

既に6人揃っているし、1年間ではなく10話程度だろうから、

流石に前期と後期でエンディングを切り替える事はないとは考えつつ…

それに似たからくりがあったら楽しそうとか、つい想像が膨らんでしまいますね。

 

子供や長年のファンである大きなお友達だけでなく、

子供と一緒に見るお母さん世代も恐らくターゲットにした辺り、

ジャニーズも良い所に目をつけたなぁと思わされました。

 

ただ、そういった世代には受けそうでも、

いちドラマ好きの私から見たら…内容自体はいたって普通だったかなぁ。

つまらなくはないけど、面白いともはっきり言えない感じ。

先ほどの「ニチアサを〜持ってきたっていうのがよく伝わる内容でした」という文章も

ここにも関係していたから書いたものであって、

戦隊モノなら「新たな戦士が加入」「嫉妬や憎悪の感情を利用して闇落ち(敵化)させる」

「支配力のある組織の存在」「追加戦士として後に合流するのを匂わせる人物」、

学園モノなら「部員集め」「廃部の危機」「仲間と共に熱心に物事に打ち込む姿」など、

両者それぞれで王道のエピソードを繋ぎ合わせる内容になっているために、

結果的に"見た事ある"という印象が強く残ってしまうんですよねぇ。

 

さらに、本枠「オシドラサタデー」が「土曜ナイトドラマ」枠を吸収合併する形で

今期から1時間放送になった事がどう影響をもたらすのか。

初回は初期設定も兼ねているからまだ良いものの、

回によっては、戦隊モノなら30分で終わる内容が1時間に間延びする回が出てきそうで

少し心配ではあります…。

 

魔人アプリを勝手に他人のスマホに送りつけている飛馬(浮所飛貴)と学園長との関係性や、

アプリでヒーローになったり魔人になったり出来る謎の仕組みと

気になる部分はあるし、"あるあるドラマ"としても楽しめそうですが、

今後も感想を書くかどうかは不明です。

来週の感想がなかったら、視聴のみにしたって事でお察しください!