そうか。次回に続くのか。…でも、なぜか不満はない。
いつもの生配信やアクションシーンがなかったのが
前後編である事を物語っていると思うんですが、特に間延び感は覚えなかったし、
むしろ生配信に関してはない方が
人の命を弄ぶ罪の重さと残酷さを感じられたような気がしています(苦笑)
何と言うかなぁ…変なマスク被って"悪のヒーロー"気取りでいると、
厨二病っぽいイメージが勝ってしまうんでしょうかねぇ。せっかくの山場なんですけどね。
しかし、それ以上に、今回のメインはリナ(高橋メアリージュン)、
担当の脚本家は初めての女性2人(武井彩さん・掛須夏美さん)という事で、
自然と女性の気持ちに寄り添う仕上がりになったのが
見応えに繋がった一番の理由だったのかもしれません。
両者の組み合わせの親和性は高く。
強く生きているように見えるけど実は繊細…という女性の心境を映し出すために
あえて多くを語らせない人物描写が、
メアリージュンさんの目で感情を訴えかける演技と
絶妙な化学反応を起こしていた印象がありました。
親友がかつて勤めていた場所に潜入すると知った時の、目に闇が宿った感じ…
それから過去を思い出しては怯えているように映り…
店主(役名不詳・内田慈)といよいよ対面する時には、
笑顔を貼り付けながらも復讐心や憎悪が湧き出て…と、
台詞はなくとも、演技そのものが台詞になっているのが伝わってくる、
いろんな顔を見せるメアリージュンさんを堪能したとも言えるでしょう。
元々役者のイメージはなかったんですけど、
彼女が主体の話は、毎回何かしらのインパクトが残るんですよね。
好きな役者さんの1人ですし、リナ役が彼女で良かったとさえ思います。
改めてそう実感出来た1時間でした。
一方で、大山(渡部篤郎)の動きは、もう正体を掴むのも時間の問題…って所まで来ていて
結構飛ばしまくっているのが意外です。
全部で何話あるのか知りませんが、そんなに進めちゃって終盤持つ?と若干不安になるほど。
今回のラストでアバランチのマークが傾いているのも気になったんですけど…
回を重ねるごとに徐々に傾いていって
最終回になったら反転するのかどうかにも、今後注目しながら見ていきたいですね。
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