う〜ん…今回の解決法にはモヤモヤしますね…。
仲間の輪から外れがちな人物が不祥事を起こすという展開は、学園モノではありがち。
だからこそ、何年も前から取り扱われているベタなエピソードを
最終章に入る直前であえて盛り込む意図を知りたかったし、
1対1で向き合う形で部員の変化を描く本作ならば、西条(村上虹郎)が手を出した事に対して
喝を入れてくれるのを期待していたんですが…
何だか遠回しに「理由があれば手を出しても正当化される」風な内容になっていたのが
気になってしまいました。
あ…もう今回の感想に関しては、ネタバレ多めです。
「何も聞かないで本当にごめん」
そうやって部員の気持ちに配慮してあげるのも、顧問としては必要だと思いますよ。
でも、他の部員たちが「人を殴る事は禁物」という認識でいるほど
タブーとされている意味や、その行動を犯した重みを改めて伝えないと、
極端に言えば、大人が裏で動く事で彼を甘やかした…と捉えられても仕方ないんですよねぇ。
せめて、上の台詞を言った上で「でも…」と注意を付け足すくだりがあれば
まだ受け入れられたかもしれませんが、
なぜか殴った理由が桐沢(木村拓哉)のせいにされたり、
西条を病気に遭わせた張本人や担任が謝罪の意を示すシーンがないまま
なぁなぁで終わったりしたのも含めて、釈然としませんでした。
まぁ、今後が気の毒なのは、いつ誰が聞いているか分からない学校の廊下で
カミングアウトさせられた事で、さらにいじめが加速して行きそうな
澤(山崎竜太郎)もそうなんですけども…(汗)
しかし、それ以上に個人的に違和感を覚えるのは、やっぱり"キャラ変"について。
キャラ変というか…過去の描写がない事になっていると言った方が近いんでしょうか。
水野(山田杏奈)も最初から反対側についてましたけど、
そもそも、彼女も母を守るために父を殴ろうと考えていたのを踏まえれば
西条に理解を示してもおかしくないはずですよね?
むしろ、俺は桃介を許したい…という友部(佐久本宝)の想いも、
水野から発していれば"成長"や"大人の度量"が感じられたのに。
って…そんな所にツッコんだら、既に何回もリング外で殴っている桐沢の件があるので、
そこは都合良く流すんだ?っていう別の疑問が出てくるんですが…(苦笑)
回を重ねるごとに粗削りな部分が目立っている気がします。
西条の反省も、教師たちやいじめっ子へのお咎めも、根本的な所では何も解決していないし、
大目玉には決勝戦があるのに…
店を開業してみるだの、折原(満島ひかり)との恋模様がヒートアップするだの、
ボクシング部以外のエピソードで話を膨らませようとしている辺り、
残り2話で上手くまとまるのかどうかも心配です。
このタイミングで西条のボクシング人生についても進めなくちゃなりませんからね。
恋愛はせめて…学内でのゴタゴタをしっかり済ませてからにして〜。
じゃないと、モヤモヤするポイントが多くて、興味が持てません(汗)
最後に、本作の内容とは少し脱線した話を。
(※素人の意見なので、ゴシップネタに興味のない方はスルーでお願いします!)
10話放送予定だったはずが、視聴率を理由に1話省略した…という旨の
ネット記事が出たようですが、それが削除されている事、テレ朝側から抗議があった事から
ガセなのではないか?という記事も何件か出回っていますね。
↓一応例として…
木村拓哉に連ドラ〝1話カット〟報道 テレビ朝日が完全否定する3つの理由
ジャニーズ大激怒!? 『未来への10カウント』打ち切り報道“連続削除”の真相
まぁ…この枠は某有名シリーズもの以外は基本的に9話(たまに8話)構成なので、
私も打ち切り説は嘘だと思っております。
「10カウント」なので、10話あると期待した視聴者もいらっしゃるでしょうが…
普段からこの枠のドラマを見ている私からしたら、特に驚きはないかなぁと。
しかし、この手の記事って、役者さんが本当に気の毒になります。
評判が悪いor視聴率が悪い理由が内容云々じゃなくて、
役者さんの顔をサムネに使ったり、名前をタイトルに使ったりして
印象操作をする記事は過去にも何件も見かけましたが、
まさか、木村拓哉さんに以前から"視聴率男"のイメージがあると
世間から認知されているのを利用して、あえて下げた記事を作って「打ち切り」などと煽って
PV数を稼ごうとする所が出てくるとは…(汗)
テレビ誌もチェックしていて、最終回の次の週が空欄になっているならまだ分かるんですが、
ちゃんと前時間のドラマの最終回拡大SPとして記載されてますからね。
予定通り9話でしょう。全く、ひどい話ですよ。
…あ、感想じゃない内容で文章量が多くなってしまった…w
真実かどうか定かでないネット記事に関しては、普段はこういったオープンな場所では
言及しないようにしているんですけど、ついつい言いたくなっちゃって…。
↓次回の感想はこちら↓
↓前回の感想はこちら↓