集団パフォーマンス…またやりおった〜!(笑)
期待していたものを最後にしっかり見せてもらえた感じですね。
トントン牧場ならぬトントン拍子で、終盤で一気に説明台詞やら回想やらで終わらせたのも、
全ての犯人は本作の生み出し人でした!で強引に繋げるのも、
ミステリーを扱う作品としてはタブーではあるんですけども。
あの舞台仕立てにしたのも、「これはあくまでも"作り話"ですよ〜」
「だから肩の力抜いて楽しんで下さいね〜」って視聴者を納得させるためであって、
タブーである事をあえて逆手に取った作戦だったのかもしれませんねぇ。
だって、「説明し過ぎなんじゃないの?」「ちょっとどんどん出てくるじゃん」
「もう見てる人も大分整理出来てると思うから」←何となくしか出来てません…w
といったメタ台詞が続々と飛び交う辺りね…
もうツッコんで!って促しているようなもんですから(笑)
そして、個人的にちょっと意外だったのは、
オダギリジョーさんのスタイリッシュな雰囲気を、大オチで自ら披露してきた所。
これは先入観が絡んでくるんですが…
元々の整った容姿とか、そこから漏れ出るミステリアスな一面だとか、
そういう「かっこいい」部分は、ご本人はあまり出す気はなくて
(どちらかと言うと人間臭くありたい…みたいな?イメージ)、
監督や脚本家に求められて初めて"かっこいい自分"を演じられているんじゃないかと
思っていたので、最後の最後にあんなお姿を見られるとは思いもしませんでした。
それってつまりは、"監督・オダギリジョー"さんが"役者・オダギリジョー"さんを、
おふざけと洗練さのどちらの世界にも住む役者さんだって
自己分析しているって事にもなる訳で。
今後自身の制作した作品が増えていくにあたって、本作が、自己研究を高めるための
貴重な資料になるんじゃないかと思うと、それはそれで興味深いです。
続編に関しては…今回ばかりは、可能性が低いんじゃないですかねぇ。
神々廻(橋爪功)は偽物でまだ捕まってはいないものの、
前作から続いていた謎も回収してしまったし、犯人も分かってしまったので…
訳の分からない作りだったなりに、
この段階である程度ピリオドをつけられそうな内容だった気がします。
正直言うと、もう一回見返さなければならないほど
情報が頭に入ってこない事の方が多かったですが(笑)
こんな豪華キャスティング二度とない!見られるのは今だけ!!な
お祭り感・プレミア感を楽しむ作品ではあるので、その点では今回も満足出来ました。
それにしても、松たか子さんと松田兄弟、本当に贅沢なキャスティングをしましたねぇ…
松田兄弟は最終回は3秒くらいのご出演でしたし、
松たか子さんに至っては歌って終わりでしたからw
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