小ネタを飛び越えて…もはやキーアイテムになってましたね、満面破顔茶。
それくらいには過度に強調されていたためか、
今回は円(橋本環奈)の描写について「ん?」と思う所が出てきてしまいました。
疫病神体質から逃れたい一心だったのも分かりますし、
中西(徳重聡)がプライベートで買ったものではあるんですけど…
えっと…確か円って、前々回の張り込み用物件の家賃とか、今回の同定調査の見積もりとか、
目的に対して金額が釣り合っているかを物凄く気にする人でしたよね?
なのに、お茶が15,000円である事に疑いの目を持たなければ、
買ってしばらくしてから考え直す様子もなかったのが個人的には気になって。
そこが、主人公の設定にちょっとだけブレを感じさせましたね。
内容自体も、もつ鍋募金強盗事件と中西が詐欺にあった件、
そして学生たちによるブラックバイトなど
事件を複数盛り込んだために、ゴチャゴチャして見えたと言いますか…(汗)
まぁ、2つ目と3つ目に関しては満面破顔茶で共通させていたので良いんですが、
そのお茶のインパクトがあまりにも強かったのもあり、
あれ…元々何の事件を追ってたんだっけ?同定調査って何だったっけ?
そもそも、なんで宇佐美に会ってたんだっけ?と、
見て行くうちにだんだん頭がこんがらがって来ちゃったんですよねぇ。
今回の話はマルチ商法を通して、成人年齢が18歳に下がった事で
引き起こされる問題を提唱するという社会派の要素も含まれていただけに、
シンプルに1本の事件に絞って展開した方が、
何を描きたいのかも明確で見やすかった気がします。
小ネタもそうなんですけど、無駄な描写が多いのが勿体ないんですよね、本作って。
せっかく「経費から事件解決の糸口を見つけていく」という
興味深いコンセプトになっているのに、今回は経費も関係なかったような…?(汗)
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