春ドラマの雑感いろいろ②〜月9・水10・金9・土10〜

 

こんばんは!りんころです。

今週までで視聴したドラマの一部の感想を、掲載していこうと思います。

 

※タイトルをクリックすると、その感想のページに飛びます。

・366日 5話

・ブルーモーメント 3話

・イップス 5話

・街並み照らすヤツら 2話 ※先週の感想

前回は割と長文になってしまったので、マイペースに続けるためにも、

今回からもう少しざっくりとした感想にさせていただきますm(_ _)m

 

 

366日 5話(5/6放送分)

 

いろいろ言いたい事はあるけれど、後回しにするとして(笑)

今回は珍しく(珍しく)、ここは良かったと思える部分があったかな。

それは…遥斗(眞栄田郷敦)にこっそり花を置いてきていた少年・翔(中村羽叶)の描き方。

 

翔が外を歩いている時に、病院から抜け出してきた遥斗をたまたま見かけるんですけど、

その後の行動がとてもスマートだったのです。

彼の後を追わずに、病院にすぐさま駆けつけては、事情を知っている人に

遥斗を見かけた旨を報告する。

 

子供絡みのエピソードは下手したら、そのままこっそり追いかけては

横断歩道で足を滑らせ車に轢かれかけて二次騒動…という展開もやりかねなかっただけに、

安易に「子供=幼い・危なっかしい」の固定観念が先行した

描き方にしなかった所には好感が持てました。

 

子供の中には、ちゃんと考えて行動して、大人への頼り方も上手い子だっているんですよね。

その結果…翔に影響を受け、「もっとしっかりしなきゃ」と遥斗も罪悪感を覚えるようになる。

負のエピソードを新たに生み出さなくたって、登場人物の変化・成長は描ける。

同級生たち含めて、ただでさえみんな後悔や傷を抱えて生きているので、

子供まで巻き込まれる事なく安心しました(笑)

 

あとはもう…ここからはツッコミどころが盛りだくさん。

・病院を舞台にした話は、どうしても脱出劇を描かないといけないルールでもあるのか!?

・回復スピードがとてつもなく速い。父とのキャッチボールは体が覚えていたにしても…

 序盤で高次脳機能障害だと診断されてから、まさか1話内で運動出来るまでになるとは。

・で、その温かいシーンも、後ろでいつも意味深な表情を浮かべる看護師が

 映っている事によって、あまり集中して見られないというw

そして、極め付けは…

遥斗も記憶喪失なんかーーい!!!(笑)

なんで今期だけでこんなにも被るのか。

本作は系統こそ違うけれども…登場人物を記憶喪失の設定にさせる事で

「失われた◯年前の記憶を取り戻す」という縦軸が作りやすくなって、

それで考察好きの視聴者も取り込もうとする狙いがあって盛り込んでいるのか。

分かりませんが…視聴者の中には何本もドラマを見ている人もいるので、

各局で会議に集まって「今期はこのコンセプトで行きます!」と意見交換するなどして

もうちょっと上手い事やれないかなぁとは思いますね。

 

まぁ何はともあれ、今回で辛い状況からは少し脱却出来そうな気はしています。

キャッチボールをしていた時に遥斗に光がほのかに照らされていたように、

希望に繋がる話になると願いたいです。

歌が歌なので、ハッピーエンドでは終わらなそうではあるんですけど…。

 

 

ブルーモーメント 3話(5/8放送分)

 

見ていてあまりにも違和感を覚えるため、原作を軽く調べてみたら…

まぁなんと、オリジナルキャラクターが6人もいたんですね。

・SDM 気象研究所・予報研究部部長の上野(平岩紙

・SDM 情報班チーフの山形(岡部大)

・SDM 対策本部車ドライバー兼料理人の丸山(仁村紗和

・前回で退場したレスキュー隊員の佐竹(音尾琢真

総務大臣の立花(真矢ミキ)

・今回からSDMに加入となった医療班チーフの汐見(夏帆

 

もうびっくりですよ。通りで、何の仕事をしているのかも曖昧であれば、

仕事をしているように見えない訳だ!と。

モヤモヤが晴れてスッキリしましたよ。

総務大臣の政治パートと、塩見の過去の出来事でトラウマを抱えた描写に至っては、

やけに重点的に描き過ぎていて、メインの救助活動とは空気感が違ってきてますからね。

個人的には、本作の「SDMに就く以上は、いろいろ抱えてる方が普通じゃない?」

という台詞が、変に湿っぽくしようとしていなくて好きではあるんですけど、

実際は各々の登場人物の過去を掘り下げていて、そこも矛盾を感じるという…(汗)

 

原作を改変したからには、早いうちにSDMのメンバーのメイン回を作って

ここの役割を明確にしたら、チームの頼もしさも増すと思うんですけど…

まぁ…一番のツッコミどころは、

突っ立っている人、手が止まっている人が異常に多い事かな(苦笑)

せめて、搬送されてきた患者を目の前にしている医者たちは治療をしましょうよ。

悠長に決意の言葉を語る前に、手を動かす。

まずはそこからな気がします。

他の改善点は…指示を受けている人が立ち止まっているなら、

医者やレスキュー隊の面々が行き来して忙しそうに治療している様子をバックで映すとかかなぁ。

災害救助を描くドラマで緊迫感を味わえないって、本当に致命的ですからね。

 

次回はどうやら、灯(本田翼)がなぜ危険な行動に出たのかが分かるようですが…

彼女自身にネームバリューがあるとは思えず、

5年も経ってなんで今更記事にする必要が?という疑問が先行してしまって、

そこにはあまり興味が湧かないんですよねぇ。

ミステリー要素で、そのジャンルのファンも取り込みたいんでしょうけど…。

 

 

イップス 5話(5/10放送分)

 

渡部篤郎さんという事で期待していましたが…

しっとりとした余韻が残るような、良い回でした。

やっぱり、大御所俳優さんがゲストだと空気が引き締まりますね。

 

補足として…別に、今までのゲストを否定する訳ではないんですけど、

ここまで比較的、若い役者さんのご出演が続いていたのが気になって。

5話じゃなくて初回の時点で、今回の渡部篤郎さん、田中要次さんのような

話題性・知名度の高い役者さんを押さえられていたら

本作ももうちょっと注目されたのかもしれませんし、

回ごとにメリハリをつけるという意味でも、必要だったかと思います。

 

もちろん、キャスト面だけでなく、内容にも満足していて。

いや、どう見てもすぐにバレるでしょ!と思えるような短絡的な犯行が続いただけに、

今回は…まぁ、本作ではそう描かれなかったものの、慧(染谷将太)を目の前に

再び描かせてみたら、絵のタッチが違うのが丸分かりだったでしょうし、

服装(ネクタイの色)の情報を共有出来ていなかったという

詰めの甘さがあったのは確かなんですけど。

アリバイ作成としてもう1人法廷画家を用意し絵を描いてもらい、

防犯カメラがついていない階段で交替するといったやり方には

手の込んだ事をしているな…という印象を持ち、

このトリックをミコ(篠原涼子)と森野(バカリズム)がどう見抜いていくんだろう?と

興味深く見られました。

 

そして、個人的に倒叙ミステリーでもう1つ重要視しているのが、

犯人が先に分かるからこそ「どこか共感出来て、憎めない犯人に思えるかどうか」で。

共感出来る人物に描けていたのは、初回と今回くらいだと思っています。

板野(渡部篤郎)の場合は、動機の描写は少なかったものの…

ああ、切ないなぁと感じられたのは、

篤郎さんと役の相性の良さが大きかったのかもしれません。

 

額縁に飾られている写真の妻の表情は笑顔なのに、

いざ彼女の絵を描こうとすると、いつも悲しそうな顔に出来上がってしまう。

15年経った今、杉本(田中要次)が犯罪遺族のための団体を立ち上げたと知っていても、

当時の犯人が原因で妻を亡くし、利益を優先した彼の弁護により

犯人に相応の罰が下らなかった苦い過去がある以上は、

前に進めず、憎しみの念が募っていく気持ちも分かります。

 

杉本を殺せば絵が描けると思っていたのに…それでも描けなかった事で

「そうか、もう妻は戻って来ないんだ」という現実を突きつけられる。

その時の板野の表情がね…年を重ねて落ち着いた篤郎さんの雰囲気も相まって

妙な悲哀感が感じられて、刺さるものがありました。

 

森野がイップスになったきっかけを探る縦軸については、

別にシリアス要素を持って来なくても…なんて、あまり肯定的に捉えてはいないんですが、

まさか誘拐事件に発展するとは。

正直、今回のエピソードだけで終わって欲しかった感じは否めませんが。

まぁでも…今までの中では最も満足度の高い内容だったと思います。

 

 

街並み照らすヤツら 2話(5/4放送分)

 

うーん…見ていて真っ先に気になるのは、やっぱりナレーションかなぁ。

何でもかんでも台詞に起こし過ぎなんですよね。

途中から頻度が減ってくるのでまだマシですが、

特に前半は、極端に言えばラジオドラマレベル。

コミカルのつもりなのかもしれませんが、

洒落のきいたツッコミでもなければ、いちいち説明臭いので、

個人的にはあまり面白い演出には思えないのです。

 

今回の内容で言えば…正義(森本慎太郎)がもっと妻の異変に気づいて

いてもたってもいられなくなる心理描写があっても良いと思いますし、

正義の「俺だけが幸せになって良いのか?」

「妻を幸せにして店を立て直すのが本来の目的なんじゃないのか?」という

葛藤からの覚悟までをテンポ良く展開していけば、

話の進みの遅さを感じずに済んだのかもしれません。

実際、彼が(終盤を除いて)偽装強盗にほとんど関わっていなかったために、

「正義の日常」と「荒木(浜野謙太)率いる仲間たちと女子高生が結託して行う

第2弾偽装強盗計画」の2つのドラマを無理くり繋ぎ合わせている印象を受けましたから。

 

でも、もしかしたら、次回から話が動きそうで…。

龍一(皆川猿時)が偽装強盗計画を街中に言いふらした事で、

風向きが変わる可能性は大いにあります。

最新話までに早く3話を見なきゃ(笑)

 

 

***

 

ちなみに、以下の3本のドラマはリタイアする事にしました。

元々期待が高いのに、まだ1話も見ていない深夜ドラマもある上に

どんどん録画が溜まっていくので(汗)

 

 

・Re:リベンジ-欲望の果てに-(フジ木10)

2話でリタイア…って事になるのかな。

裏の木村拓哉さんのドラマが始まった日で、

その放送回があまり集中して見られていなかったので

後で見返そうとしたんですけど…イマイチ見る気が湧かず。

 

海斗(赤楚衛二)が父・智信(光石研)を軽蔑するようになったきっかけである

葬式のエピソードも、市子(余貴美子)の言動が原因だった訳で

智信は何も悪い事してませんし。

あんなに"良いお父さん"なのに、どこに恨む要素が?と共感出来ずじまいで…。

ついでに言えば、根拠もなく頑なに大友(錦戸亮)を敵と見做しているのもよく分からず、

主人公が魅力的に映らないんです。

 

私にとって復讐モノは、主人公への共感が最も重要視するポイントになってくるので、

早い段階で違和感が募っていった以上は、これから先、払拭出来る可能性は低いのかなと。

 

OPは洋画ちっくで洒落てますし、主題歌も盛り上げてくれているんですけどね。

最新話まで見ている視聴者の感想にも特に変化がないので、

このまましれっと…って感じです。

 

 

・9ボーダー(TBS金10)

4話でリタイアを決意。

火10での放送だったら「やっぱりこうなるよね」と思って早々に切っていたのに、

金10ってだけでなんでここまで見続けてしまったのか、後悔を覚えるくらいです(苦笑)

ああ…「アンナチュラル」「MIU404」「最愛」と、

良作が生まれていた頃が懐かしいなぁ…(遠い目)

 

理由は1つ。三角関係に嫉妬、胸キュン演出といった恋愛要素を

切り刻んで盛り込んでいるために、3姉妹(今回で言えば七苗(川口春奈))が

将来の自分に真剣に向き合っているように見えません。

本当、全てのモヤモヤを集約したらこの1点に尽きます。

 

松下洸平さんは好きな俳優さんではあるんですけどね…

コウタロウという役だけは、なんであんなに

声の録り方がASMRっぽく聞こえるんでしょうね。

もうちょっと具体的に言えば…シーンとした空間で、相手の耳元に直接囁きかけている感じ。

後ろでいきなり歌い出す所なんかも、「えっ何?」って感想が先に出てきてしまって、

全然ときめきませんでしたとさ(笑)

 

 

花咲舞が黙ってない(日テレ土9)

2話でリタイア。

去年夏に放送された「ハヤブサ消防団」で、

池井戸潤原作はミステリーも面白い!という事を知ってしまったからなぁ…。

主人公が物申す勧善懲悪テイストで、またこの路線に戻るのか〜…と

思えてしまったんですよね。

 

主人公の実家がお店で、そこでダベるくだりがコミカルパートになっている所も、

挿入歌の曲調も、1話での男尊女卑の描き方も、いかにも「元祖水10」らしさが漂っていて

ありきたりに感じてしまったと言いますか。

数年前だったら普通に楽しめたのかもしれません。

決してつまらない訳ではないんですけど…視聴意欲がどうも湧かなくて(汗)

 

***

 

視聴した作品のストックが溜まったら、遅くても土日辺りでまた投稿させていただきます。

しばらくは、このパターンが続くかな…?

 

 

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